なないろパレット製作秘話 〜MIX編〜


こんにちは!ナナイログラム、ミックス担当のナエギノです!
お話をする前にまずは曲を聞いてください!


いかがでしたか?リスナーとしてここすきポイントを色々言いたいのはぐっと押さえて今回はミックスのお話をしていこうと思います!

曲ができるまではCiδerくんが丁寧にお話をしているので気になる方はそちらから

ミックスってなに?

怒られるのを覚悟で大まかに説明すると作詞、作曲、編曲でできた素材を飾り付ける作業だと思います!

生花なんかが近いのではないでしょうか?
主役となる花があって、それを引き立たせるには他の花をどのように配置するか考えていきつつ、全体を俯瞰で見た時のバランスも考えて3Dで配置していく………
(まぁ生花やった事ないので知らないんですけど)

音楽は高低差と左右差の2Dの表現だと思われがちですが、しっかりと奥行きが存在しています。
整ったスピーカーで聞いた時のシンガーが目の前に現れる感覚は感動するものがあります。機会があれば是非。

ファーストインプレッション

ラフミックス(作家さんがイメージを伝える為にミックスしたもの)をもらった時の感想は
「むちゃくちゃ整ってる………」でした。

こっからどうしようかな〜、やる事なくない?
と思いつつも聞いているとやりたい事が見えてくるものです。

この曲はラフミックスからも、ストリングスを聞かせたい!という意志がありありと伝わってきていたので、出来るだけストリングスを聴かせるぞ!!!という意志の元、細かく整えて現在の形になりました。

先にまとめ

作詞は爆速かつ、綺麗なワードがメロに乗っかり、作曲はハイクオリティなアニソンが来て、プレッシャーがすごい中のバトンをいただいて、試行錯誤しながらできた作品です。

すごーく勉強になったし、成長させてもらいました。同時進行のミトさんもプレッシャーとか感じていたんでしょうか?笑

ここ2作品はまず、丁寧にそのまま整えていくイメージでミックスしていますが、一回振り切ったミックスして、怒られて修正とかもやっていきたいですね。

今回はミックス編でしたが作品の感想や、ナナイログラムの出会い編についても書いていきたいなぁと思います。

専門的な話

ミックスの話ってどうしても専門的な話が多くなってしまうので分けました。
人によってはここからが本題かもしれませんね笑


ストリングスは実際何をしたの?

ストリングスは聞かせたいけれど、歌モノにおいては歌が埋もれる事は避けたい。
つまり歌>ストリングスのバランスですね。

こういう時は単純に音量で調節したり、EQで歌の帯域をストリングスから削ったりしますが、
ストリングスの音質変化を最小限にしつつ、しっかり主張したい時にはサイドチェインでリダクションする事があります。

具体的には歌が鳴っている時だけストリングスから歌の帯域を削るということです。

こちらの動画はダイナミックEQを使っ
歌が鳴っている時だけカラオケから歌の帯域を削っています。つまりカラオケをストリングスに変えれば同じ処理ができますね。

ダイナミックEQを持ってない方はフリーで高品質、NOVAをどうぞ

実際のところ、使用したのはダイナミックEQではなく、soothe2を使用しました。

こちらは自動で歌の帯域を削ってくれて、ダイナミックEQよりしっかり追従してくれます。

似たような事ができるプラグインに、
smart:comp、neutron4があります。
それぞれ似たような事ができるだけで、全然違う機能を持っているのでご購入される方は全部調べてください笑

なないろパレットの後に購入した機材の話

DTMerとりあえず全員持っとけスピーカーです。
なんと1290円。

音楽制作は良い環境で行いたいですが、実際に音楽を聴く人が同じ環境で聴いてくれるわけではないので、こういうモノで確認します。

また、低音や高音で誤魔化してミックスしてないか?
低音楽器が環境によって消失しないか?等を確認するのにも良いです。

この環境下でカッコいい音は出なくない?と思うかもしれませんがBTSのDynamiteとか聞くと、大きく印象が変わらなくてびっくりします。

もっと早く出会えてたらよかったな〜と思ったのでここで共有させていただきます。

まとめ

というわけで今回はここまで。
ミックスについては随時勉強していますので、どんどん成長して作品もnoteも充実させていきたいと思います!!

今後ともナナイログラムをよろしくお願いします!!

#ボカロ
#DTM
#MIX

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?