大切なのは「まっとう」だってこと/ジェームス・テイラー2024年来日公演
(敬称略)
大昔のギター・マガジンに
ラリー・コリエルが
ジェームス・テイラーのライブについて
書いている記事が載っていました。
(たしか)ギター・マガジンが
当時(?)提携していた
米国のギター雑誌からの
転載だったと思います。
ラリー・コリエルが
ジェームス・テイラーのライブの
オープニング・アクトをしていたときのはなし。
ビデオになってる「フラッグ」のツァーですね。
(それにしても凄いな。
ラリー・コリエルがオープニング・アクト!)
ジェームス・テイラーの弾き語りで始まり
そこにドン・グロルニックのピアノが加わり
徐々にステージ上に
ミュージシャンが増えていく様を
語っています。
ラリー・コリエルは
このバンドを
「ひとくみのドラム・セットのようだ。」と
書いていたと記憶しています。
ラリー・コリエルのような
ミュージシャンの言葉だと
「重み」がありますね。
ジェームス・テイラーは
ツァーにも
レコーディング時と同様の
メンバーを連れて出られる
数少ないミュージシャンの
ひとりでしょう。
これは単純に
金があるとか
そんなはなしとは
ちょっと違うように思います。
何が違うのか
上手く説明できませんが。
※スティーブ・ガッドについては
「リズム&ドラム・マガジン」のWEB記事が
素晴らしいです。
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ジェームス・テイラーのライブを
「また」観ることができるとは
思っていなかったので
大袈裟に言えば
「奇跡」のように感じました。
前回
キャロル・キングと一緒の武道館も
「奇跡」だと思ったのですが。
(2010年だったのかぁ。
2011年3月以前のことは
紀元前の出来事のように思えてしまいます。)
毎度おなじみの言い訳(笑)ですが
ネットに素晴らしい観戦記事が
たくさん載っていますので
わたしのは
メモ書きレベルです。
※noteの能地祐子の記事が
最高に好きです。
こういうのがもっと読みたい!!!
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①「Your Smiling Face」でやる
「必殺カポずらし」の技。
今回も
もちろんやってました。
ほかのミュージシャンがやってるのを
見たことがないし
「たぶん誰も真似しないだろうなぁ」と。
②ディーン・パークスが
ペダルスチール弾いてましたが
「他であったっけ?」と思って
Discogsで検索したら
スティーリー・ダンの
「East St. Louis Toodle-Oo」が
ヒットしました。
アルバム(Pretzel Logic)には
個別クレジット載って無かったと
思うんですけど。
③あたりまえすぎて
小学生並みの感想ですが。
ジェームス・テイラーは
本当に
惚れ惚れするような
ギター・プレイです。
ジェームス・テイラーのギターは
たくさんたくさんコピーしました。
イントロだけとか
いいかげんなものですけど。
昔
かぐや姫とか
さだまさしとかの
曲が載った
アコギの教則本で
スリーフィンガーや
アルペジオを練習しました。
少し弾けるようになると
後ろの方に載ってる
「君の友達」や
「ブラックバード」に挑戦しました。
本当に弾きたかったのは
当然(!)そっちだったので。
④Youtubeに
2023年の米国でのライブが
アップしてますが
パーカッションとSAXが映っています。
映像が小さくて分からないのですが
誰だったんだろう?
アーノルド・マッカラーが
出てるやつもあがってます。
(R.I.P. デビッド・ラズリー)
ジャクソン・ブラウンが
ゲスト扱いのやつも上がってて
「いいなぁ。」と
観ながらブツブツ言ってます。
⑤物販では
パンフがなくて
代わりに(?)
「DIG」の特集本を売ってました。
そんなのアマゾンで買ってるって(怒)。
⑥キャリアの長いミュージシャンが
頑張って新作を作っても
ライブで観客が聴きたがるのは
結局「昔のヒット曲」だと
悩んだり
愚痴ったりしてるのを
聞いたり読んだりします。
ジェームス・テイラーも
そんなことを言ったか
歌うかしてたかと。
最近のインタビューではこんなことを。
問「ライブで観客からリクエストされることが多いと思いますが、
「ヒット」曲を歌い続けることに飽きることはありますか?」
答「ヒット曲はいくつかあるので、味気ない、魂が抜けてしまったなどと
感じることがあれば、1~2年のツアー期間であれば
ローテーションすることが可能だ。
曲を受け止める側である観客のエネルギーには
凄まじいパワーが宿っていて、そんな彼らの想いにも答えたいし、
私自身もまるでその時代に戻ったかのような気分になる。
平均して毎年50ショーぐらい行っていて…
去年は例外で100以上ものショーを行ったけれど、
そこまで頻繁ではないから、飽きることはないよ。
そして先ほど話したが、バンドは私の家族同様なので、
彼らと過ごすのも大好きだし。」
「ヒット曲はいくつかある」(笑)。
⑦ほぼ同時期に
エルビス・コステロが来日しました。
いろいろな事情で(泣)
両方は行けませんので(泣)
泣く泣く(しつこい)
エルビス・コステロを
諦めました。
BARKSのライブ・レポートを見て
また泣いています。
(だからしつこいって。)
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※ジェームス・テイラーのライブを観て
わたしが好きなのは
「まっとう」なミュージシャンが演る
「まっとう」な音楽なんだと
今更ながら思いました。
何が「まっとう」なのか
上手く説明できませんが。
(そればっかじゃん。)
セトリ
Something in the Way She Move
Rainy Day Man
That's Why I'm Here
Yellow and Rose
Anywhere Like Heaven
Never Die Young
Country Road
Sweet Baby James
Handy Man
Long Ago and Far Away
Sun on the Moon
(休憩)
Carolina in My Mind
Mexico
Steamroller Blues
Fire and Rain
Up on the Roof
Shower the People
You've Got a Friend
How Sweet It Is
(アンコール)
Shed a Little Light
Your Smiling Face
You Can Close Your Eyes
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