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立つひと/座るひと/ドゥービーブラザーズ/2023金沢

(敬称略)

この件
いつも楽しんで読ませていただいている
「レシーブ二郎の音楽日記」でも
取り上げられていますが。

2023年4月に
金沢でドゥービー・ブラザーズを
観たときのはなしです。

4曲目でPAが飛んだり
多少のトラブルはありましたが
大好きなバンドなのでノープレ。

ライブ自体は最高に
楽しかったです。

トム・ジョンストンと
マイケル・マクドナルドが
同じステージにいる姿を
観ることができる喜び。

マーク・ルッソのサックスは
おまけというには
素晴らしすぎだし。

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ですが
このライブ
ちょっと考えさせられることがありました。

わたしの席は
10数列目の真ん中。

とても良い席でした。

5~6列目くらいかな
わたしの右斜め前あたりの席の男性。

後ろからだからよくわからないけど
50歳くらいかな。

5曲目あたりから立ち上がって
全身でドゥービーを観る喜びを
表してました。

すると。。。

すぐ後ろの席の男性が
立っている男性の背中をトントンして
「立ち上がると見えないよ。」という感じで
声をかけていたようです。

立っていた男性は
後ろを振り返ると
「なんで座ってるんだよ。
あなたも立って見なよ。」みたいな
手振りをしてました。

後ろの男性は
しばらくすると席を離れ
どこかへ。

やがて
スーツを着た
会場のスタッフ(ウドーのひとらしい)が
立っている男性のところにきて
何やら耳打ちしています。

立っている男性は
納得できない様子で
首を横に振って
立ち続けています。

ライブの中盤くらいかな
立っている男性の
後ろの席の男性は
席を離れて
それから戻ってきませんでした。

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わたしは
両方のひとの
気持ちが分かるんです。

「嬉しくて楽しくて
最初から
立ち上がらずにはいられない。」

「せっかくだから
座ってゆっくり観たい。
立ち上がるのは終盤でいい。」

どちらのひとも
ライブを楽しみたい気持ちは
同じはず。

ドゥービーみたいに
活動歴が長いバンドは
メンバーと一緒に
年をとってきたファンも
たくさんいます。

ライブの最中ずっと立ってるのは
しんどいというひとも
いるでしょう。

まだまだ足腰丈夫で
2時間立ちっぱなし
踊りっぱなしでも
全然平気な人も
いるでしょう。

今回は
座って観ていたいひとの目の前に
立って踊りたいひとがいた
ということでしょうか。

この手の話
ネットとかの
ライブ観戦記事で
たまに見かけてましたが
それを実際に近くで目撃したわけです。

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ライブで
乗りのいい曲を演るときに
観客に向かって
「立ちなよ。」みたいに
煽るミュージシャンがいます。

そうすると
まぁ普通
みんな立ち上がります。

そういうときに
座っていると
廻りの視線が気になりますよね。

きっと。

躊躇せず
立ち上がれるように
しっかり
足腰を鍛えておかなければと
思うのは
わたしだけじゃないでしょう。

たぶん。

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2023年4月22日(土)
金沢歌劇座

セトリ
1.Nobody
2.Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)
3.Here to Love You
4.Dependin' on You
5.Rockin' Down the Highway
6.Easy
7.South City Midnight Lady
8.Clear as the Driven Snow
9.It Keeps You Runnin'
10.Another Park, Another Sunday
11.Eyes of Silver
12.Better Days
13.Don't Ya Mess With Me
14.Real Love
15,World Gone Crazy
16.Minute by Minute
17.Without You
18.Jesus Is Just Alright
19.What a Fool Believes
20.Long Train Runnin'
21.China Grove
(Encore)
22.Black Water
23.Takin' It to the Streets
24Listen to the Music

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