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レイジー「赤頭巾ちゃん御用心」/「そんなに恥じることはない」と言いたい

(敬称略)

Charの「闘牛士」と
レイジーの「赤頭巾ちゃん・・・」は
1978年。

高崎晃は
初期レイジー(特に「赤頭巾ちゃん・・・」)を
唾棄すべき黒歴史と
とらえているらしいです。

色んなところで
そう言っているので
本当なのでしょう。

デビュー前
西日本では
「パープルのコピーを演ったら
紫(バンド)より上手い。」という
評判だったと
どこかで読んだことがあります。

それが
あの曲
あの衣装
あの振り付け、では。

記憶から消したくなるのも
分からないではありません。

きっと
ものすごく
つらくて
恥ずかしい思いもしたんでしょう。

故郷の大阪の
仲間の連中あたりから
キツイ言葉で
いじられたりしたんじゃないですか。

※例のプロデューサーの功罪については
「ヤバイうわさ話」レベルだったものが
最近
公に語られるようになりましたね。

みんながみんな
オメガトライブみたいに
「物分かりがいい」わけじゃないし
「やってられっか」と
ケツまくりたくなるのも
仕方ないじゃないですか。

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それでも
わたしは
「赤頭巾ちゃん・・・」を
「そんなに恥じることはない」と
思っているのです。

たしかに
「宇宙船地球号」は
素晴らしい。

でも
(初期の)レイジーも
ものすごく
格好よかった。

「レッツゴー・ヤング」の映像とかを
YouTubeで観て
あらためてそう思っています。

アコギで「22才の別れ」とか
弾いてた少年(わたし)が
(分割払いの通信販売で!!)
エレキ・ギターを入手する
「きっかけ」になったのは
間違いなく
Charとレイジーを
テレビで観たからです。

(ムスタングを買おうか
フライングVも欲しい、と
悩みました。
もちろん安物のコピー・モデルですけど。)

月刊明星の歌本をみて
コードをなぞるんですが
あれ
結構「嘘(間違い)」があるんですよね。

まぁ
歌本は
弾き語りを想定してるでしょうから
歌メロを外さない程度に
小難しいコードを
簡略化してたんだと
思っています。

(9thだの♭5だの書かれても
困るってこと。)

イントロとか間奏とかは
コードが載ってないので
ああでもないこうでもないと
随分悩んで耳コピしました。

(今見ると
当時合ってるつもりだったヤツが
すっげぇ間違いだらけで
笑えます。)

わたしだけじゃなく
日本全国に
そういう少年(少女)が
たくさんいたと思います。

何年か後
「ラウドネスの高崎晃」に憧れて
ESP買って
精進したヒトと
熱量では変わらなかったと
思いたいです。









イアン・ギラン(Ian Gillan)が選ぶ
「お気に入りのディープ・パープル(Deep Purple)の隠れた名曲 5選」。
英Classic Rock誌の企画の中で選んでいます。

Mary Long (Who Do We Think We Are, 1973)

「まず、選んだこれらの曲は明日には全部変わっているかもしれないと
言っておくよ。

俺が“Mary Long”を気に入っているのは、誰もそんな曲を
書いたことがなかったから。
俺は20代で、自分の意見に満ち溢れていたんだ」

※メアリー・ロングという名前は、イギリスの保守活動家
メアリー・ホワイトハウスとロングフォード卿をミックスしたもので、
その冒頭は「メアリー・ロングは偽善者だ/彼女は俺たちにするなと
言うことをすべてする」というものでした。

Rapture Of The Deep (Rapture Of The Deep, 2005)

「“Rapture”は“Pictures Of Home”(『Machine Head』収録)のような曲と
よく似ていると思う。
スティーヴ・モーズとドン・エイリーの
素晴らしいコラボレーションだった。
“Rapture Of The Deep”は少しオリエンタルな感じがする。
リフも素晴らしいし、歌詞もかなりいいと思う(笑)」

Razzle Dazzle (Bananas, 2003)

「これを選んだのは、この曲を好きではないイアン・ペイスを
困らせるため。
俺は素晴らしいと思う。
でも、イアンはドラムの後ろに座っているという、
まったく違う視点を持っているからね」

Into The Fire (In Rock, 1970)

「“Into The Fire”は、俺らがやった曲の中でずっと好きな曲のひとつだよ。
今でもこの曲を歌うのが大好きなんだ。
純粋で、騒々しくて、奔放なロックンロール。
ミドルテンポのロックンロールだけどね」

Lazy (Machine Head, 1972)

「アルバムから何かを選んで(『Machine Head』について)話そうと
思うんだか・・・“Lazy”にしよう。

(インタビュアーがイアンに、スタジオ・ヴァージョンのことなのか、
それとも『Made In Japan』に収録されている
長くてゆるいテイクのことなのかと尋ねると、
ギランはしばらく考え込んだ後、微笑みながらこう答えています)

両方だよ」

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