鈴木茂☆大滝詠一を唄う Vol.8/
(敬称略)
はっぴいえんどにおける
鈴木茂の立ち位置について
ビートルズとジョージ・ハリスンのそれに
なぞらえて語ることが
わりとよくされているように
思います。
たしかに
「2人の天才を擁する4人組バンドの
一番年下のリード・ギタリスト」
「バンドの後期(あるいは解散後)に
その才能を開花させた」
「歌伴にこそ、その真価を発揮するギタリスト」
等々。
偶然でかたずけられそうもないような
運命的な類似を
感じないでもありません。
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「鈴木茂☆大滝詠一を唄う Vol.8」を
観ました。
詳細なライブ・レポートを書けるほどの
知識がありませんし
そんなもの(笑)を書く前提で観ても
全然楽しめないので
小学校低学年生の絵日記レベルの
「個人的感想」メモです。
①日本橋三井ホール。
初めていきましたが
こじんまりした良い雰囲気の会場です。
前の方の席は
固定席ではなくて
パイプ椅子っぽいやつなんで
そこがいまいち。
②「機材トラブル」というアナウンスがあり
開演が30分ほど遅れました。
「Each Time」からの数曲で
大瀧詠一のヴォーカル・トラックを使いましたので
(たぶん)その関係でしょう。
本番でも
最初は失敗してましたから(笑)。
NHK「SONGS」でも
大瀧詠一のヴォーカル・トラックと
同期する演奏を
やってましたけど
あれは収録。
生演奏で使うのは
(きっと)
ものすごく大変だと思います。
③ヴォーカル・トラックといっても
コーラスも使ってましたし
ストリングス(のトラック)も
使ってたんじゃないでしょうか?
もう少し
バンドのサウンドとの
ミキシング(?)が
自然な感じだったら
もっと良かった、と思います。
なんたって
大瀧詠一のヴォーカル・トラックの
「声量」「音圧」が凄いので
バンド・メンバーだけの曲と
印象がガラッと
変わってしまいます。
④鈴木茂のギターは
ファイアーバードと
フィエスタレッドのストラト
2本のみ。
金閣、銀閣ですか。
ロンバケの曲は
ファイアーバードしか
使いませんでした。
ストラトは
レプリカのやつかもしれません。
⑤「はいからはくち」のアレンジ。
ガレージっぽくて(?)恰好よかった。
最近はこのアレンジなんでしょうか。
⑥「Hey Joe」のド頭フレーズから
「花いちもんめ」のイントロ・リフ。
強烈すぎて悶絶(笑)。
⑦助っ人ヴォーカル(&ギター)は
田中拡邦(ママレイドラグ)、
笹倉慎介(TOKYO ROCK BEGINNINGSで大瀧詠一役)、
鈴木雄大。
歌はもちろんだけど
アコギは大変だったと思います。
2時間延々と
ローコードで
8ビート・ストローク。
本当に指痛くなるはず。
⑧リズム隊(ドラム&ベース)は
大瀧詠一御用達の
上原”ユカリ”裕
”ミッチー”⻑岡道夫。
鈴木茂は上原裕を
「村八分の上原裕。
京都が生んだ天才ドラマー。」と紹介。
※上原裕の
「リズム&ドラム・マガジン」
福生スタジオの記事。
最高すぎて
何回も読み返して
そのたび笑ってます。
⑨鈴木茂は
いろいろなインタビューなどで
「大瀧さんは
(ストリングスをたくさん使わずに)
もっとコンボでやって欲しかった。」という
趣旨の発言をしてました。
大瀧詠一が存命なら
松本隆の周年記念の
風街ライブに
いやいや(笑)でも出演して
「4人の」はっぴいえんどが
観れたかもしれません。
(1985年のリベンジで。)
(おまけ)
ジョージ・ハリスンが存命だとして
「George Harrison Sings John Lennon」
(ジョージ・ハリスン☆ジョン・レノンを唄う)という
タイトルで
アルバム「イマジン」を全曲を演奏する、なんて
ライブをやるかっていうと
「やらないだろうなぁ。」と思います。
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大滝詠一を唄う Vol.8
2024 年 3 ⽉ 23 ⽇(⼟)
16:15 開場/17:00 開演
⽇本橋三井ホール(COREDO 室町 1 5F)
鈴⽊茂(Gt, Vo)上原ユカリ裕(Ds)ミッチー⻑岡道夫(Ba)
エルトン永⽥(Key) 外崎銀河(Key)
ゲスト︓⽥中拡邦<ママレイドラグ>(Gt, Vo)
鈴⽊雄⼤(Gt, Vo) 笹倉慎介(Gt, Vo)
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