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アイコン/ママ・キャス

(敬称略)

ママ・キャスは
「ヒッピー」
「フラワー・ムーブメント」の
アイコンのひとりだと考えて
間違いないんじゃないでしょうか?

YouTubeでママパパの動画を観てると
思わず
「ニッコリ」している自分に気づきます。

ママ・キャスというヒトには
どうでもいいことで
くよくよしてるのが
馬鹿馬鹿しいと思わせるような
そんな力(魅力)が
備わっていたように感じます。

「ハム・サンドイッチ」の件は
どこかで読んだか聞いたかした
記憶がありますが
出来すぎたハナシなので
都市伝説の類だと思っていました。

ネットの記事によると
関係者が
「よかれ」と思って
「工作」したのが
「裏目」にでたようです。

「ヒッピー嫌い」のフランク・ザッパに至っては
「ウィー・アー・ターニング・アゲイン」で
辛辣におちょくってますし。

皮肉屋のオヤジには
恰好の「ネタ」だったわけで。

また困ったことに、
これが名曲なんです。

ママ・キャスの家族は
ずいぶんつらい思いをしたようです。

こんなのが続くと
やっぱし
めげちゃいますよね。

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ママス&パパス(The Mamas and The Papas)のママ・キャスこと
キャス・エリオット(Cass Elliot、Mama Cass)が1974年に亡くなった時、「ハムサンドを喉に詰まらせて死んだ」という噂が広まりました。
これは事実ではありませんが、なぜこのような噂が出たのでしょうか? 
彼女の娘が真相を突き止めました。
キャスの当時のマネージャーが彼女のレガシーを守るために
作り出したものだという。
娘が回顧録でこの話を書いています。

1974年7月29日、キャスはメイフェアのアパートで、
32歳で亡くなりました。
ロンドン・パラディウムでの二週間の公演を終えたばかりでした。
検視の結果、死因は心筋梗塞で、体内から薬物は検出されませんでした。

キャスの死については亡くなった直後から
「ハムサンドを喉に詰まらせて死んだ」という噂が広まり、
彼女の死は半世紀近くにわたって映画や楽曲で
ジョークの題材にされました。

キャスの娘、オーウェン・エリオット=クーゲルは
英BBCの取材に応じて、母の死因について明確なメッセージを
伝えています

「ハムサンドはあったけど、彼女は食べなかったし、
喉に詰まらせもしなかった。
ジョークはもうたくさんよ」

キャスが亡くなった時、オーウェンは7歳でした。
オーウェンは母の50回目の命日を前に、追悼の意を込めて、
またサンドイッチにまつわる誤解を正すために
回顧録『My Mama, Cass』を書きました。
海外で5月9日に発売されます。

オーウェンはBBCのインタビューの中で、
50年間もハムサンド伝説とともに生きなければならなかったことを
語っています。

「悔しさを通り越して、計り知れないものがある。

幼い頃、学校の友達は私の母親が誰なのか知らなかったけれど、
放課後に何人かの子供たちと遊んでいると、
友達の親が私に“ねえ、お母さんは本当にハムサンドを喉に詰まらせて
死んだの?”みたいなことを言うことがよくあった。

それはとても恐ろしい話、事実でないことはわかっていたから。
そのような噂が広まるのはとても残酷なことだと感じた。
それは私を苦しめたわ」

オーウェンは、母親の死までの数日間に何があったかを調べました。

オーウェンによると、キャスは、ミック・ジャガーの誕生日パーティーに
一晩中出席した後、彼女に敬意を表して開かれたブランチに直行し、
その後、米国人ジャーナリストが主催するアフタヌーン・ティーを
楽しむ予定でした。

「アパートに戻ったときには、翌日の夕方になっていました。
彼女はお腹が空いていたので、ダンサーがアパートにあった唯一のもの、
ハムでサンドイッチを作って枕元に置いていったのです。
でも、彼女は一口も食べなかった」

この本では、オーウェンが何十年も後になってようやく、
ハムサンド神話の本当の起源を突き止めた経緯も明かされています。

オーウェンは母親の友人でジャーナリストのスー・キャメロンと
昼食をとっていたとき、キャスの死についての話もしました。

「私は“あの話がどこから来たのか、本当に知りたいわ”と言うと、
彼女は食べるのをやめてナイフとフォークを置き、
私の目を見て“私がやったのよ”と言いました」

キャメロンは続けて、1974年にキャスの訃報を聞いたとき、
ロンドンにいるキャスのマネージャー、アラン・カーに電話をかけて、
何が起こったのかを確かめたと説明しました。
オーウェンはこう述べています。

「母の仲間の多くが薬物の過剰摂取で亡くなっていたので、
カーはどうしても彼女を守りたかった。
そして、そこにはサンドイッチがあったのです」

カーはその場で「ハムサンドを喉に詰まらせた」という話をでっち上げ、
詳細が出るまで憶測を抑えるために、キャメロンに
ハリウッド・リポーター誌に記事にするよう頼みました。

オーウェンにとって、真実を知ることは大きな救いだったという。

「アラン・カーはクライアントのレガシーを守りたかった。
奇妙な形ではあるけど、それは実現したのよ。
今は理解できたし、納得もしているわ」


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