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真夏の縦スジの話 前編
恥ずかしいメモや個人的なノートを会社やカフェ、自宅に忘れるという経験は誰でもあると思う
しかし、だいたい一週間のうちに回収したり片がつくことが多いはずだ
これからお話しすることはその恥ずかしいものを回収する期間が一年にも及ぶ哀しくもエロいストーリーだ
夏休み、姉の家に卑猥な縦スジを描いたジャンプを置き忘れた僕は 夏が近づくたび憂鬱になる。
という話をしよう
6歳から19歳くらいまで
毎年、お盆休みには東北に里帰りをしていた
4つ歳の離れた親戚の姉はいわゆる可愛い部類ではなく地味な顔をしていた
私たちは仲がよく、15歳くらいになっても裏庭の川で花火をしたり、近くの酒屋さんにサンダルをはいてキンキンに冷えた瓶の三ツ矢サイダーを買ってきてはイッキ飲みしたり、凍らせたチューペットを膝で半分に折って食べたり(綺麗に割れないと地獄)
毎年夏休みはそんなことを繰り返していた
いま思えばそんなことすらかけがえのない日常なのだけれど 当時はそんなことはつゆ知らず
怠惰に過ごしていたのである
と 綺麗な話はここまで
で、半月近くも里帰りをしていると
途中で
やることが無くなってくる訳ですよ
当時はポケベルやiモードが流行る少し前、、
小中学生のポケットにはカギと財布だけ、、
日中は姉ちゃんも学校でいないから
じいさんばあさんと一緒に
みのもんたのおもいッきりテレビの怪談を見ながら、そうめん、スイカ🍉をたべ、隣りの部屋でウォークマンにSPEEDのRIZE、ミスチルのボレロなどを入れイヤホンで聴いてすごした。
寛子も多香子も可愛かったなあ。
やがてそれにも飽きてくると
自転車を借りて田んぼみちを駆け抜けたり、川に向かって石を投げたり、寂れた商店街、お土産屋さんを見て回ったりする
商店街周りも終盤に差し掛かると
ハイレグの姉ちゃんが🍻ビールジョッキをもっているポスターがいつも目に入る
10〜15才当時はあのハイレグの中には何があるんだろうと、そればかりを考えていた中学時代
━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ヘアヌード!
という週刊誌の見出しを見るだけで股間を濡らしていた少年は多い
今みたいに手軽にエロを摂取できる環境はなかなかにないのだ
ハイレグ山脈に、うっそうとした茂みがあることは大体想像できていたが、その先の山あり 谷ありにどんな秘宝が隠されているかは当時は知る由もなかった
僕はいつもポスターの前で自転車にまたがったまま立ち止まり、水着のキワと股間の境い目に目を凝らして その先を夢見たりしていた
それと同時に
風呂で脳内再生できるようインプット
もさせていたのだから
中学生のハードディスクは高性能で大容量なのだ
風呂の中で時間をかけてハイレグを思い出し、、 時間をかけて色んなシチュエーションでいたす
あるときは水着を横にずらしくいこませたり、あるときは水着の上からなぞってみたり
ハードディスク内のお姉さんはビールジョッキをもちながらとても感じてくれた。
中学生にはこれが至福であった
お盆休みの終盤、あまりに僕の風呂(オ○ニー)が長い為、(オメェ、フロ、ナゲぇなあ)と言われ
一番最後に入るように言われたのも良い思い出である
中学生は
遠く離れた地にいると
非常にエロに敏感になる。
自意識過剰ではなく
えろ識過剰である。
えろ識過剰はとても手ごわい
些細な言葉をその持て余す妄想力で
増幅させ
当時の筆者の愚息(ぐそく)に
これでもか!と
オ○ニーを させようとしてくるのだ
テレビのナレーションでたまに言う
「あの、アイドルが、産まれたままの姿に!」とか
「スッポンポン」という言葉にも愚息は
よく反応したし、
ノストラダムスの恐怖の大王関連で世間がなんとなく不安になっている中でも
美女の縦スジ というワードだけで
愚息は無視してお構いなくお元気になる
コレが世にいう
ダイオウグソクムシである
そうなのだ
あの当時の中学生は
動画が写真が気軽に見れないから、
町の中やテレビ、雑誌に散らばっている沢山の
言葉から、想像、妄想してきたのである。
エロの進化論をみんなが辿ってきた
エロの嗅覚もゴール前のクリロナ級にとても発達していた。
縦スジの話が出たところで
後編に続く。
後編はまた来週 木曜23時!
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