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今、この子が気持ちよく過ごせるようにお手伝いする。それが私のおむつなし育児。

 自然な排泄をサポートする育児

「おむつなし」というとずっとおむつをつけずお尻を丸出しにしている状態と勘違いされますが、そうではありません。おむつなし育児ではおむつとの上手なお付き合いを推奨しています。

おむつが一般的になる前、おむつなし育児は当たり前に行われていました。今でも途上国などではおむつを使わないのは普通のことです。

人間も動物なので、おむつの中いう閉鎖空間ではなく、開放空間で排泄したいと思うのが自然なことです。子育てをしていると、おむつを変えようとおむつを開けた瞬間におしっこをする・・・という経験は子育てあるあるだと思います。

生まれた時からおむつの中という閉鎖空間での排泄に慣れてしまう(というより、大人に慣らされる)と、開放空間で排泄するという本来の能力が失われてしまいます。また、性能のいい紙おむつをずっとつけていると、排泄感覚が養われにくくなります。おしっこをしても、高性能ポリマーがさっと吸収してサラサラな状態を保ってくれるからです。赤ちゃんのデリケートなお尻にはいい事のように思われますが、「おしっこしたら濡れるんだ」ということを学習することができないのです。

おむつなし育児では、おむつに頼り過ぎないことで、排泄感覚の自然な発達を促せるとしています。

 おむつ外れを早くする事が目的ではない

おむつなし育児をする目的は何でしょうか。

私自身は「おむつ外れが早くなるかも・・・」という邪な気持ちで始めましたが、本を読み直し、アドバイザー講座を受けた事でおむつなし育児をする目的が変わりました。

今、この子が気持ちよく過ごせるようにお手伝いする。

回り回って、ここに落ち着きました。

大人だったらおむつの中で排泄したくないし、汚れたらすぐ取り替えたい。

この子は明確に訴えられないだけで、気持ち悪いことには代わりはないんだ。私が手助けすることで気持ちよく過ごせるなら、そうしよう。

そう思えるようになりました。

おむつ外れが早くなるという期待は密かに持っていますが、1歳5ヶ月の娘はまだまだそんな気配はありません。それでも、今を生きているこの子が気持ちよく過ごせるように心を寄せる、その想いを大事にしています。

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