見出し画像

ライブ配信を続ける理由

きっかけ

2020年。ある日突然、1ヶ月間仕事がなくなった。
ライブ活動もできなくなった。
なんだか分からないウイルスに、言葉にできない不安を抱えて。

退職して単身海外へ

時は遡り、2015年。
会社を辞めて1人ニューヨークへ歌の修行に向かった。
英語が出来なくても飛び込みたかった。
現地でも、帰国後の仕事も、何のあてもなく。
周りの大人には、会社員を続けるべき、と言われた。
現地のオープンマイクで歌ったら、鼻で笑われたり、”歌わせてやったんだから感謝しろ”、と言われたりした。
このままじゃ歌で生きていけない、と思った。悔しかった。

国際支援から学んだこと

2016年〜2018年、ゴスペル教室で働いたご縁から、国際支援先のスリランカとカンボジアを度々訪れた。
悲惨で生々しい歴史の跡に、呆然と涙が止まらなかった。
現地の人々は、明日のご飯を確保するのに精一杯。教育すら受けられない。
現地の人たちには、自分のやりたいことを選ぶ余裕なんてないと知った。

日本にいる自分は、雨風しのげる家があって、捻れば水が出てくる環境にいて。
私が思う「歌う人生を送りたい」と思うことが、どれだけ恵まれている事なのか、、。
ただ、私の小さな力でも、その国の人には大きな助けになることを、肌で感じた。

根っこにあるもの

孤独だった10代。音楽が心の支えだった。
「若くして売れたいと思わない」「今の自分は悪い大人に騙される」そう思い込んで挑戦しなかった。
本当は、否定される覚悟がないだけだった。

中学3年生の頃、SONOMIさんの「ひとりじゃないのよ」を聞いて救われた。
自分も「歌」で誰かの力になりたいと思った。

未成年で自立してない以上、常識を身につけてから歌の実力をつけた方がいいと考えた。

仕事しながらクラブで歌っては、自主イベントを開催して縁を繋いで、10分の持ち時間に何週間も前から緊張した。
練習して準備して本番を迎えて。毎月のように全力をぶつけてた。

25歳で大手アパレルの管理職を辞めて、安定よりも夢を追う人生を選んだ。

歌で社会貢献がしたい、歌い続ける人生にしたい、という軸は変わらなかった。この時に初めてオリジナル曲ができた。

ライブ配信との出会い

2020年。英語塾の講師業も、ライブ活動も全てストップ。
これは歌えなくなるぞ、と思った。
知人のシンガーさんが「このアプリでなんとか生きてます」とSNSに書いていた。

配信当初は、"ライブができなくても歌う毎日を送ること"、が目標だった。
仕事になると思ってないから、ランクなんて分からない。半年間はD帯。締め時間前にすら配信しない。
プライベートを優先していたし、イヤホンもない地声の歌は、今思えば自分の為だった。

初めてのイベント。ポコチャレでハードにエントリー。
よく分からないまま人が来ない。全く進まなくて困り果て、達成した時は嬉しさのあまり号泣した。
ポコチャに詳しい方はきっと、「なんでぽこチャレで?」となっているだろう。
当時はそれくらい何もよく分かってなかった。
(実質ハードは大変だった)

初めての食べ物イベントに参加で、3位に入賞した時。
イベラスのおそろしさと、ライブ配信の世界の勢いに圧倒された。
自宅にいるのに、信じられないほどの緊張と高揚で、その先にある達成感はライブ同等のものだった。

憧れのC帯になって。
初めて機材環境を整えた。ようやく、歌枠!と自信を持っていえるようになった。

B帯になった時。
どうすればこの感謝や思いを還元できるか、配信を通してみんなと夢を叶えたい、と思った。

目指す場所

1人でも多くの方と歌を通して繋がりたい。
目標の「100人規模の会場でワンマンライブ」を実現したい。
夢のBillboard、bluenoteの会場で思い描く最高のライブを現実にしたい。
そして、縁があった遠い国の友人たちの助けになりたい。

応援してくれてる皆さんが
「あの子は僕(私)が応援したんだよ」
そう自慢してほしい。

だから私はみんなでS帯を目指す。
いつかお会いする、と思って対話を続ける。
アイテムを投げる人だけを優先したくない。
みんなナディラーだから。
みんなが主役の配信がしたい。

18歳からの社会経験を思い返すと、私はどんな仕事でも自分なりの立場を作り出してきた。
カンボジアでは木の板に寝て、スリランカには1ヶ月住んで。何もストレスはなかった。(もちろん、たくさん助けてもらった。)
物理的に不便な環境下でも、都度楽しめることを見つけて生きていけるタイプ。

だからこそ。選ばずに安定した仕事をやっていけるなら、選んで不安定なやりたいことをやると決めた。

年齢を考えて、願って叶った第1子。3月に出産して、今も絶賛育児中。
可愛くて幸せで、たくさんの愛を教えてくれた。
ママと夢の両立も、やってみないと分からない。
時間が思い通りにいかなくても、やめない限り失敗じゃない、そう言ってくれる仲間がいるから。

今の私には配信しかない。
一度きりの人生、"なにかを成そうとし続ける人間"でありたい。

ここまで読んでくれて、本当にありがとう✩.*˚
不器用な私に関わってくれる皆さんに感謝です。

歌と配信を通して、皆さんが1日でも多く笑顔で過ごせますように。

各種SNSはこちら↓

ポコチャで見つけてくれた皆さんありがとう♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?