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フジロック延期に思うこと

2度の情報漏れを経て公式が遂にフジロックの中止を延期として発表しましたね。ライター業務に関わったことがある者として、この2度の情報漏れに怒りを覚えました。情報過多な現代になって、情報をいち早く届けたい発信者側のエゴが目立ちます。それはPV数でその情報の評価がされる世の中だからなのかな?と思っています。そして、大規模なデモ含めたコロナ騒動で、うやむやになっているように感じました。目の前の問題をすり替えてはいけない時なのに、大きなチカラで混乱に巻き込まれているような、そんな危機感があります。

さて、フジロックの中止に関して話を移したいと思います。ファンの間では、Xデーとして6月5日に何らかの発表があるだろうと言われていました。そして当日開催延期という表記で、発表されました。

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何故この日がXデーとなったか…それはフジロックの森プロジェクトにてクラウドファンディングを行なっており、その締め切り日が6月4日までだったので、ファンの間でXデーとされていました。私的には、好きな人はそんな事気にせず応援したい気持ちでクラウドファンディングに参加すると思うのですが、クラウドファンディングを成功させたいからと言う人も見かけました。こう思わせてしまったのは、悲しいことだけど好きな人はそんなことどーでも良いと思ってます。会場が快適になれば嬉しいです。

この延期発表の後、大将のコメントがありました

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これを読んで涙が出たフジロックファンも多いでしょう。私は関係者周りから、日高さんは絶対に今年フジロックを開催したいんだ!と言ってると聞かされていました。それを聞いていたのもあり、このコメントは本当に胸が張り裂けそうになりました。ごめんって言わないで欲しい。分かってる…こんな時言い訳したりかっこつけたりしない日高さんがとても好きです。フジロックは変わった、ビジネスライクだと言う人もいます。しかし、日高さんは昔と変わらずファンの目線で、フジロックを見てくれていると思う。悔しいという気持ちを言葉にして、代弁してくれました。行けない事実と日高さんのコメントで、涙腺崩壊しました。どこにもぶつけられない自粛の苛立ち・不安…を来年フジロックで笑って浄化させたい。と数日経って、ようやく思えるようになりました。

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コロナ騒動に乗じて、大規模なデモが行われている、世界中で。私は平和を願う気持ちを利用した、略奪行為や暴力は反対です。それが保守的と非難されようが、秩序が保てない国にはなって欲しくない。NGOヴィレッジに出演してる人もデモに賛同してたりするんだけど、そこはやり方を考え直して欲しい。攻撃的なデモは何も解決しない。昔のように情報が無い、抵抗する手段がない訳じゃないのに、結局暴力で解決しようとするのは幼稚だと思う。ダダをこねておもちゃを買ってもらう子供のように見える。それを難しい言葉やアートを利用し、インテリジェントに発信しないで。戦争に反対してるのに、いつ間にか加担してることに気づいて欲しい。と個人的に思っています。

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来年苗場でフジロックが開催されますように。その為にも、深く考えもせず偏った報道に賛同するだけでは無く、日本人として何ができるかをフジロックを待ちながら、思考していきたい。暴力はパッションを生み出し一時的な高揚感や一体感を得られるかもしれないけど、それ以上のものが体験できるから、私は音楽を聴き、フェスに行く。

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