マタニティライフと、ヤクザの世界
なんだかすごいお題にみえますね。。。
「ヤクザと家族」
という映画をみました。
心にくる映画だったので、紹介したいな。。。
と、思い、ブログに綴っています。
普通の幸せの、普通って何?
映画の後半に、
「普通に暮らしてみたかった。ちょっと退屈でもいいから、普通に。」
そんな言葉があった。
普通じゃないを知ると、普通がわかる。
普通とは、、、
と考え出したらキリがないし、禅問答のようになってゆくので、深入りはせず、今回は、映画の感想なので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります^_^
普通。って、何か自分が普通ではないな。と感じた時に湧いてくる言葉のような気がしています。
私は、ヤクザの世界を知らないから、普通ではないのかどうなのかはわかりません。
しかし、私の人生が普通とは違っていた。ということは、自分で感じています。
きっと、多くのひとは経験しないであろう経験をしていることも、わかっています。
だから、普通の幸せに憧れたり、普通にこだわることって少しだけわかるような気がして、なんだか、ジンときた言葉でした。
けれど、きっと一人一人の人生があって、どれが普通で、どれが普通ではないかなんて、それぞれの捉え方次第だし、これが普通です。という答えはないと思います。
私の人生が、私自身が普通とは少しずれてるな。と、感じてるだけであって、あるひとから見たら、普通なのかもしれない。
あ、ほらね。
こうして、とりとめのない感じにしてしまう。。。
とにかく、普通ではないと感じたときに、自分の思う普通を認識して、比べてしまう。ということって、ある事だと思うんです。
それにしても、映画の彼はやっぱり色々あって、苦しみが伝わってきました。
自分自身のした選択1つで、人生そのものが変わる。
その時した選択は、その時は、ベストだと思っていても、後々、後悔することだってあると思う。
こんなふうに、人生について、ジッと考える映画でした。
時代の移り変わり
今って、とっても変化が早いな。と、感じています。
それも、このコロナウイルスというものが流行ってからというもの、変化が加速している。
今までの感覚が、当たり前ではなかったんだと感じたこと。
改めて大切なことはなんなのかを再確認したり、生活のリズム、価値観。
社会のリズム、、、
色んなことが目まぐるしく変化しているような気がします。
この映画は、ヤクザの世界がメインなので、ヤクザの世界の変化にフォーカスされていて、たしかに。と感じることも多々。
私たちヤクザの世界とは縁のない人からみた、ヤクザの世界というのも、ずいぶんイメージが変わってきてるのではないかな?
変化とともに、今まで正義だと思っていたことが、変わっていったり、
ポリシーを持ってしていたことが、どうにもこうにもいかなくなり妥協したり、、、
その妥協を、つつかれると結構キツイ。。。
だって、自分が一番悔しいと感じてるから。
そんな風にして、時代の移り変わりと共に、ヤクザの世界を描いていて、私は、ヤクザの世界にはいないけれど共感できる場面があったり、本当によく自分内側を見つめる映画でした。
家族。の在り方。
この映画は、家族というものがテーマにありました。
家族って、色んな形があって、家族だからこその幸せがあって、家族だからこその難しさがあって、それこそ、普通の幸せ。の定義と同じくらい、家族の定義って1つに絞れない気がしています。
私は、父を赤ちゃんの時に亡くしているので、写真でしか顔を見た記憶がないし、声や話し方、どんな香りがするのか、、、
五感で感じ取れるものは何も知らない。
けれど、知らなくても、私にとっては父は父で、お墓参りはしょっちゅう行くし、何かあったときに、お父さんならなんて言ってくれるのかな?と、思いを馳せることもある。
実際には、なんにもしてくれてないけれど、私の命がいまここに在るのは、父がいたからだし、何にもないとはどうも思えなくて、父は確かにここにいる。と感じている。
一緒に居ることだけが家族ではないし、でも、家族だからこそ、一緒に居られないのは寂しさにも繋がっていて、映画の中では、血のつながりはないけれど、家族だと感じている人もいた。
血のつながりがあるから家族。
それだけではない、人との絆ってあるんだと思う。
いま、私のお腹の中では、赤ちゃんが育まれているので、ますます家族とは。。。と、考えるようになった。
理想はあっても、正解はない。
やっぱり、これからも、大切なことを見失わないように、今。を大切に思い切り生きていたい。
この世に産まれてきてくれた、2人の娘。
これから産まれてきてくれる、我が子。
私がこの世に産まれてきたのは、母、父、ご先祖さま。
たくさんの命があって、今がある。
そんなとりとめのない大切なことをみに沁みて感じながら、家族、生きること、色んな思いを馳せました。
殴り合い、殺し合いのシーンもあり、健やかなマタニティライフにはもしかしたら、向いていないかもしれません。
刺激的すぎるのは避けたい。
というときは、オススメしませんが、人間の表と裏を直視できる、素晴らしい映画だと思います。
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