3人目だって、やっぱり痛い出産。幸福感と心配事。
ついにこの日がやってきた。陣痛が。。。
7月15日早朝。
きましたきました。あの痛み。。。
陣痛と、出産の時の痛みって、痛かった!という記憶しか残っていなくて、時と共に、どんな痛みだったのかを忘れてしまう。
私は、それはきっと神様の優しさなんじゃないかと思っています。
だって、陣痛も出産の痛みもものすごく痛いから、鮮明に覚えていたら、2人目、3人目って出産しようと思わなくなってしまいそうだから。。。
しかし、いざ陣痛がはじまると、本能なのか、あ、きたな。と、わかるものなんだ。
検診のときに、陣痛がきたら早そうだから、すぐに連絡くださいと言われていたので、すぐに助産院に連絡をして、来てください。と言われ、登録しておいた、陣痛タクシーを呼び、いざ産院へ。
痛みが加速するにつれて、人の手の優しさが身に染みる。
産院へついて、内診をし、子宮口が4センチ開いていることを確認。
着替えて、トイレに行き、美味しそうな朝ごはんを作っていただいたけれど、おむすび一個しか食べられず、時間ごとに強くなる陣痛を、「痛い。痛い。」と言いながら、耐える。
助産院でお勉強中の、大学院生が、ずっと寄り添ってくれ、背中、腰をさすってくれ、陣痛が強くなるにつれ、おしりのあたりに、手を当ててくれる。
この、おしりの当たりに手を当ててくれる行為が、陣痛が少し和らぎ、安心感を覚えました。
いよいよ、ピーク!!
痛みがどんどんどんどん強くなってきて、痛くて痛くて涙がでてきた。
そうして、助産師さんたちが集まってきてくれ、院長先生に、「イキみたくなったら、そのタイミングでいきんでいいからね。」と、優しく言われ、、、
何度かいきみ、破水。
痛みはピーク。自分でもどうしていいのかわからないくらいに、痛い。
痛いとしか言えない。
そして、何度かのイキみで、「頭が出てきたから、もういきまなくていいよー」と、呼吸法を教わり、言われるがままに、ハッハッと呼吸。
赤ちゃんの泣き声が聞こえ、パートナーが隣にいてくれているのが見え、呼吸を整えながら、徐々に我にかえってゆく。。。
この経験は、絶対に忘れたくないから、こうしてブログに綴っています。
にしても、振り返ると、ちゃんと覚えていて、自分でも驚いています。
自分の出産を鮮明に覚えている。
あれだけの強い痛みの中、自分の意識や、感覚をハッキリと覚えているのは、
院長先生の、「イキみたくなったら、いきんでね。」
という言葉。
この言葉を聞いた瞬間に、私は、私のお産なんだ!
と、感じたんです。
いきんで!という言葉を言ってもらえると思っていた。
でも、自分の感覚を研ぎ澄ませて、自分でお産するんだ。
と、痛くて我を忘れそうだった私が、自分自身の感覚に集中することに意識を向けられたんです。
もちろん、痛いものは痛いし、冷静ではいられないけれど、いきむタイミングも、赤ちゃんと私の共同ファイトで、今!がすごくよくわかる。
上手く言葉にできないけれど、全部自分自身がタイミングをわかっている。
自分自身が決めている。
誰のものでもなく、私のお産であり、私の生き様。
今回の出産を通して、全ては、自分主体。
そこに、助けてくれたり、関わって下さる方々がいてくれてこそ、出産だし、人生なんだって。いま、しみじみ感じています。
自分主体だけれども、自分一人ではどうにもならない。
助けてくれる人がいて、関わってくれる人がいて、そうやって、人に助けられて生きています。
妊娠中のケアから、出産、そして、産後。
本当にたくさんの方々がいてくれるからこそ、今の幸せを感じることができています。
ありがたすぎて、涙が出てきます。
そして、産後の心の不安定感も、いま、夜になると感じています。
突然、不安になったり、突然涙がでてきたり、、、
先のことを考えて、しかも、悪い方向に。
夜、眠れなくなることもあります。
妊娠、出産て、本当に大仕事です。
命懸けです。
ゆっくり休むことは大切。
そして、心のケアも大切。
大切な人たちに、助けてもらいながら、生きているんですね。
いつも強気な私も、今は、とても弱々です。
前向きでいたいのに、いられないこともあります。
それでも、家族や友人、みんながいてくれる。
回復したら、私が誰かの助けになれるようになりたい!
いま、そう強く感じています。
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