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米国国防総省から資格をもらった

1 はじめに

何言っているんだこいつ、と思われるかもしれないが本当なので信じてほしい。

今回取得した国防総省必修取扱注意情報講習(DoD Mandatory Controlled Unclassified Information (CUI) Training)の修了資格は、国防総省の取扱注意情報(国家安全保障上の秘密にあたらないが保護を要する情報)を取り扱う全職員及び民間企業の社員に取得が義務付けられているもので、なぜか下記サイトから誰でも教育を受講できる。

2 受験の経緯

そもそもなぜこんなのを見つけたのか。現在自衛隊在職時の失業給付を受けており、求職活動の実績が必要なのだが、これは就職に有利な資格も対象になる。

しかし、通常の資格は受験時期的に間に合わず、CBT受験ができる資格も、勉強期間と費用(特にベンダー資格)から考えて現実的ではないと考え、オンラインで取得できる無料の資格を探していたのだが、いかんせん日本語では数が少ない。

そこで、Google翻訳の力を借りて受験しようと英語圏の試験を探していたところ、なぜかこれがヒットしてしまったという次第だ。

3 受験

講習なのでまず初めにCUI制度の概要、法的根拠及び取り扱い方法などのレクチャーを受けるのだが、これは主に動画となる。ただし、画面左の目次画面をいじると、今受けている説明の概要がテキストで表示されるため、ウェブページ翻訳を駆使すれば大まかな内容はつかめる。

区切りのいいところで内容の確認テストがあるのだが、これは翻訳に引っかからないため、各位読解力を駆使してなんとか読み解くかスマホからカメラ入力で翻訳するかで乗り切ってほしい。このテストはわりあいシンプルな文章なので中学校レベルの読解力があればなんとか乗り切れると思うが。

そして30コマ弱(とはいっても個々の内容は1分程度の動画なのですぐに終わる)のレクチャーを終えると、修了試験を受けることができる。こちらの方は選択肢が長いため、私のような英弱はカメラ翻訳の力を借りたほうがよい。

合格基準は正答率70%以上だが、嫌らしい引っ掛けはないため、これまでのレクチャーをそれなりに真面目に聞いて確認テストをほぼ正解できたのなら、特に問題なく合格となると思う。なお、最初から受講する必要があるらしいが何回でもリトライできるので安心してほしい。

そして合格すると、このような感じの修了証書をダウンロードできる。

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下手な民間資格の証書よりかっこいいし何より無料なので非常に良い。

4 おわりに

曲がりなりにもアメリカ連邦政府公認の国家資格(実用性ほぼ皆無)なので履歴書に書けないこともないし、順調に受講が進めば1時間以内には終わるので、話のネタに取ってみてもいいかもしれない。

ただし、あくまでCUI取扱者向けの講習(試験終了時の所属機関選択時にも連邦政府機関しか選べなかった)なのでまあそのあたりはうまくやってほしい。当の国防総省は気にしてないんじゃないか(気にしていたらこんな堂々とやらないだろ)とは思うが。

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