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令和の特攻隊 ウイルスを怖がってはいけないか

2043年に高齢者人口はピークを迎えると予測され、医師の半分を往診医としてかかりつけ医にする方向で医療政策は進んでいるようです。
私も今年度から週何回か往診医として勤務させていただきました。
往診医としてのやりがいを語りたいところですが、私が真っ先に感じたのは、労働環境の過酷さでした。
7.8月は国連事務総長が「今年は温暖化は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」と警鐘と警鐘を鳴らす程の猛暑を時として40度を超え話題になりました。
往診先の高齢者住宅は、認認介護のご家庭も多く、ご自宅は高齢者が自宅の気温上昇を認識できずエアコンを入れないため、室内がサウナさながらに高温になっていることも多いのが実情です。そのようなお宅で私は診察をしながら、一瞬意識が遠のいたこともありました。

ある残暑の厳しい日、私は発熱往診に呼ばれました。
90代独居の高齢者がヘルパーが介入した際発熱があり、往診を依頼したのです。
看護師と往診し抗原検査をすると結果は陽性でした。
家族希望で18000円する海外の製薬会社のラブゲリオを公費で処方、熱で食事も進まないということで点滴をしました。
遠方から駆けつけてきた娘さんに相談し、患者さんは発熱で歩行が不安定なので、ヘルパーの回数を増やし訪問看護師さんを毎日入れることになりました。
早速、患者さんが尿意を訴えたため、防御服を着た若いヘルパーさんと看護師さんが、患者さんを抱きかかえる様にしてトイレまでつれてゆきました。
私は目頭が熱くなりました。非難を承知で正直に書くと、高齢者のコロナのために、仕事とはいえコロナ患者さんの下の世話をする姿がかわいそうでならなかったのです。
ヘルパーさんや看護師さんにも家族があり、特に子供や高齢者のいる人は、N95 マスクをして介護、看護をし本当に苦しさに耐えているのです。もしかしたら、患者さんよりも苦しいかもしれない、と思いました。
一時コロナで医療機関がぼろ儲けをしていると話題にありました。
しかし、現場のスタッフは少しばかり給料が高くなっても身の保証のない立場で基本的に使い捨ての駒です。、万が一コロナに罹患して重症化し、血栓症などで後遺症が出ても、労災も出ませんし、全て自己責任なのです。
こういう介護、看護、医療体制は、持続可能ではない、今後温暖化により、コロナよりも
たちが悪い感染症、病原性が高い感染症が流行を繰り返した場合、誰も対応出来なくなると思います。結核のように隔離病棟にしてくれればいいですが、そんなベッドを国が確保できるとは思いません。そういう最悪の事態を想定してか、医療従事者の保険診療離れが進み、
美容医療へ人材が流出する動きも分からなくもありません。
コロナインフルは今年大流行する可能性が高いと見ています。
そこで私が皆さんにお勧めしたいのは、やはり普段から自分の免疫力を高めて置くこと
だと思います。これは生活習慣病に気を付けるほか、以前投稿したビタミンC健康法をお読みいただき実践して頂きたいと思うのです。
私は往診後、帰宅すると自らが熱中症になり割れるような頭痛で眠れない、全身倦怠感がとれない、当然原稿を書く気力もないどころかこのまま生きるために必死でした。
ポストコロナを満喫していただきたいと思う一方で、次に来る感染症に備えていただきたいただきたいと思います。
※真は発熱往診の際の私の写真です。誹謗中傷はご浅慮下さい。
#.コロナ#.感染症#.インフル#.医療#.看護師#.ポストコロナ#.ビタミンC#免疫力

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