第15期灘大学開講
灘区って本当は灘区じゃないんですよね。歴史的には本来の灘の中心は御影、住吉、魚崎あたりなので、このあたりは西灘区の方がしっくりくる。でもさまざまな紆余曲折があって灘区になったわけです。(そのあたりの紆余曲折はむちゃくちゃ面白いんだけどまた別の機会に)
そんなこんなで、あの灘中、灘高は灘区ではなく東灘区にある。でも灘大はない。これはチャンスということでこっそり灘区につくったのが灘大学だ。早いもので今年で創立15年をむかえる。まずは校歌を聞いていただこう。
灘大学校歌(神戸の東南)
一、神戸の東南 ミカゲの隣
聳ゆる摩耶が嶺 われらが母校
われらが日ごろの 抱負を知るや
灘愛の精神 灘の独立
現世を忘れぬ クミンの理想
かがやく灘区の 行手を見よや
ナダダィ ナダダィ ナダダィ ナダダィ
ナダダィ ナダダィ ナダダィ
二、東西古今の 文化のうしほ
一つに渦巻く 大灘国の
灘なる使命を 担ひて立てる
灘区の行手は 窮り知らず
やがてもクミンの 理想の灘は
あまねく天下に 輝き布かん
ナダダィ ナダダィ ナダダィ ナダダィ
ナダダィ ナダダィ ナダダィ
三、あれ見よかしこの 敏馬の森は
心のふるさと われらが母校
集り散じて 人は変れど
仰ぐは同じき 理想の灘区
いざ声そろへて 空もとどろに
われらが母校の 名をばたたへん
ナダダィ ナダダィ ナダダィ ナダダィ
ナダダィ ナダダィ ナダダィ
お気づきでしょうが、ワセダの校歌のパクリです。
今年の入学受付が始まりました。プログラムはこんな感じ。
10/5[灘市場学]灘の市場、歴史と未来
かつて灘区には14の市場があった。現在は水道筋にわずかに残っているだけ。その水道筋の畑原市場もマンションになってしまいそうな今、灘の市場の過去と未来について考えようというプログラム。
11/2[灘秘宝館]摩耶山天上寺秘蔵宝物展
灘区屈指の古刹、天上寺。昭和51年の大火をくぐり抜けた貴重な宝物を伊藤副貫主の解説付きで堪能するプログラム。
11/30[自主調査研究活動]灘大学生自主研究発表会
灘大生の自主研究発表会。今回はウルトラセブンの灘ロケ作品「ウルトラ警備隊西へ」の中に登場する、どうしても特定できなかったシーンの解明レポートと、もう一つは西郷を代表する酒造メーカー「忠勇」の歴史についてのレポート。
1/18[灘建築学]戦後の庁舎建築にみる公共のかたち+旧灘区庁舎見学
震災後、灘区役所は六甲道の再開発ビルに移転、地味ながらも存在感のあった庁舎建築をテーマに灘区出身の笠原一人さん(京都工芸繊維大学助教)がわかりやすく講義。近々取り壊される旧灘区庁舎の見学会もあり。
2/15[灘インフラ学]六甲山の水道
蛇口をひねれば水が出る。普段当たり前だと思っていることを標高700〜900mの六甲山上で実現するにはどうすればいいか?日本有数の山上水道の知られざる歴史と知恵に光を当てます。
3/7[灘映画学]白羽弥仁さんトーク
「She’s Rain」「劇場版神戸在住」など神戸を舞台にした映画を撮られてきた灘区在住の映画監督、白羽弥仁さんをお招きしてのトークセッション。スクリーンに映る神戸とは?灘とは?ロケ秘話も含めてお伺いします。
いかがでしょう。あなたの琴線に触れるプログラムはありましたか?入学方法は以下のとおりです。定員40名。申込多数の場合は抽選になりますのでご了承ください。
■申込方法
入学希望の方は、E-mailに「灘大学入学希望」と明記し、住所、参加人数(グループ申込は2名まで)、氏名、電話番号、灘百選の会の会員・非会員を選択・記入の上、nadaku@office.city.kobe.lg.jp までお申し込みください。
■受講料
全6講座 「灘百選の会」会員 1,500円 非会員 3,000円
※受講料は第一回目の会場にてお支払いください※受講料の払い戻しはできません