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【個人作品】小惑星探査機MUSES-C(はやぶさ) by zepto

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Zeptoです。記事二本目です。今回は僕のレゴ歴的にも初めて再現モデルを作ってみました。知名度の高い日本の小惑星(イトカワ)探査機です。前述の通り(読んでいない方は1つ目の記事、戦闘機(こちらをクリック)の鑑賞をお勧めします。)、筆者はメカ好きなので、機械を作ることにしました。モデルはたまたまPCの横にあった「はやぶさ」の模型です。これは落として壊したので細部は想像とインターネットに頼っての制作です。 それらしく見えることを意識しています。
 それでは以下より作品解説です。

前面

再突入カプセル(真ん中の丸い物)はディッシュとラウンドプレートを重ね、機体内部の側面ポッチに貼り付けています。実物はもう少し半球に近いです。また、本来ほぼ左右対称のはずなのに突起の形に違いが出て、組み方も違うということになってしまいました。しかし、それは下にある灰色突起や上の左右非対称さを表したかったからです。全体の形状は揃えています。細かい突起は、1:クリップで挟む、2:側面ポッチで張り付ける、3;壁に直接埋め込む、などの方法で表現しています。作者は細かいところを無駄に気にします。そのため最初はかなり大きくなりそうでしたが、6×6×9くらいに収まっています。
機体の下面に飛び出しているのは着陸及び採集用の機器です。サンプラーホーン(黒い部分)は円柱+ディッシュ、ラウンドプレートを使用しています。因みに先が微妙に飛び出しているのですが、それもバーを刺して表現しています。 この部分は最初に作ったためディテールにこだわり、0.5ポッチずらしを多用した結果、内部が不安定になる元凶となりました。この理由はサンプルケースの再現です。
 下面についている突起は、センサー、プロジェクタ、などです。

左右並びに太陽電池パネル

左右の電子機器は、主に側面ポッチのブロック、薄い側面ポッチ付きプレート(ブラケット)、そのまま灰色のブロック、などで表現しています。 この厚さの違いは、実際にもある微妙な段差を再現するためのものです。なお、写真では設計のためすべてプレートで作っていますが、リアルビルド時にはプレート三枚=ブロック一個の定理を使って、まとめていきます。
リアルビルドをするときには、本体内部が中途半端で壊れそうなので、強化したいです。この原因は、前面の複雑なつくりと、横面の縦組み横組みの混在にあります。これも例にもれず長方形と正方形のディテールをリアルにするためです。

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↑意外と複雑&スカスカな「はやぶさ」内部。

H型の太陽光パネルは、横組みでくっつけてある側面ポッチの穴に刺しています。第一弾ではプレート同士の間隔が微妙で、三枚の板同士が接続されていなかったのですが、一つずらして組み、パネルの裏に0.5ポッチを使うことで強度が上がり、ディテールもアップしました。
このように、色々と工夫してみたりすると、外見と強度が両方満たされることがあります。
途中の連結している横棒は、クリップ付きのバーです。

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↑はやぶさを下から見るとこうなる。

イオンエンジン

背面についている推進装置。この作品で特に時間をかけた部分その1です。7種類の中からよさそうなものを選びました。構造としては、側面ポッチにつけられたプレートに、中心にのみスタッド(ポッチ)のついた2×2プレートを貼り、灰色と黒の面積比を表しています。
4つのスラスターはそのまま1×1ラウンドプレートです。

上面

高利得アンテナ(パラボラ)、低利得アンテナとサンセンサー(上に出ている部分)、中利得アンテナ(機体の前後の角の突起)が存在します。
 高利得アンテナを上下逆にくっつけるには、バーで機体内部に刺して固定しています。ここが一番「はやぶさ」らしく見えると思います。そして低利得アンテナ。この作品で時間をかけたポイント二つ目。三つに分けられるパーツ(しかも1ポッチ)があまりないので悩んだ結果、ここには植物の茎を反対向きに使用しました。あとはプレート。
実物より少し閉じていますが、実際にも多少動かすことが可能なので、見た目としては構わ
ないと思います。パラボラも本来は受信のため動きます。

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↑アンテナの構造

使用パーツ:411パーツ
設計時間:3.5時間

おまけ

僕は宇宙関連が好きです。人工衛星、望遠鏡などの作りが好きなので。というわけで、これから人工衛星シリーズが始まるかもしれません。ロケットだとサターンⅤ(アポロ11号)やH‐ⅡA(日本)などが好きです。
 ただ、ロケットはとても大きくなりそうなので、MUSESシリーズなどの人工衛星を作ろうと思います。MUSES-Aが「ひてん」、MUSES―Bが「はるか」、MUSES―Cが「はやぶさ」です。
 「はやぶさ」が通信途絶していたのにイトカワから帰ってきたのは凄いです。2020年には「はやぶさ2」も帰還しましたね。
 そんな感じで、話し続けると長文がさらに長文になるので、ここで。

今回の記事も最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

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