いつかまたはない

大学3年か4年のときに何回か飲みにいった地元の酒場の店主が突然亡くなりました。

若い女性なんて全然来ない、酒飲まない人はお断り、でも料理が美味しくて温かい店っていうか、家でした。
実家でガンダムばっか見て育ったって言ったら、英才教育じゃんって言われたのをずっと覚えてて、今でも自分はガンダムの英才教育受けてましたって会社のおじさんとかに言ってます。

また行きたいなーとずっと思ってたけど、
男友達とか先輩と一緒に行ったもんだから、大学生のノリで飲み歩いてると思われてたら、あんまりよく思われてないだろうなと思って、社会人になってシナシナに疲れ果てて地元に帰った時とか、万が一自分に子供ができて子供が居ようが飲みにいきてー!!ってなったときに、あの店に似合う酒飲みになった時に行こう、いつかまた行こう思ってました。

地元で仲良くしてくれる飲み屋だったり、飲み屋でお友達になってくれた人、よく考えてみたらそんな人たちと繋がり始めた一番最初のお店でした。

何でそんなくだらない理由で勿体ぶってたんだろう、何で何でって思うけど、こういうことを亡くなってから言うのってどうしようもないことだし、ずるいよなぁと。
お店もバンドもアイドルも友達も親も結局やってんのは人間なんだから、突然消える可能性は全然あるもんね。
っていう風に冷静に受け入れられるようになったら大人なんだろうけど、頭でわかってても一人で悶々と後悔し続けてる。
歳取ると身近な人が亡くなるってことはしばしばあるけど、まあ後悔してもしょうがないか!なんて思える日は来ない。
いつかまたなんてあるかわからないから今行け、嫌われてるかもなんて本人から嫌いだと言われたわけじゃないんだから、行かない理由にならないわな。

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