過去と今

2020年8月。今日はとても暑い日です。

熱中症アラートなるものが発令されてます。

今 私は無職です。

毎日朝起きてからその日にやりたいこと、したいことをゆる〜っとしながら生きています。


一年前の私は、、、とある繁華街のクラブのママをしてました。

なりたくてなったというよりは組織的に”ママという立場が必要”という感じでした。

それでも自分がやると決めて引き受けたことです。

数字に追われ、時間に追われ、見栄を張りながらプレッシャーに押しつぶされそうになるのを毎日お酒でごまかしていた日々でした。

頑張ったらいつかきっと楽になるはず!て思ってました。


そんなある日 仲の良いお友達がお店に遊びに来てくれることになりました。

その子は昔一緒に働いてて、その後結婚をし水商売を辞めた子でした。

なんだかんだで旦那さんと上手くいかず離婚が決まり、久々に華やかな街で飲みたいということで当時仲の良かったお客様と一緒に遊びに来てくれました。

私の誕生日の直後だったのもあってシャンパンを下ろしていただくことになりました。

その時に友達がシャンパンリストを見ながら言ったのです。

『うわ!たっか!!!』

この一言が決め手でした。

よし!辞めよう!と。

なぜそんなことを思ったのか上手く説明はできないけど、ずっと違和感があったんだと思います。

水商売がおかしいとかではなく、そこにいる自分がおかしかったのです。

私は”普通”という感覚忘れているんだなって。

そこからは退店日を話し合いで決めて、あっと言う間にコロナで自粛。

あっけなく終わってしまったのもなんだか私らしい終わり方です。


そして今 とても幸せです。


中年の独身、無職という世間からしたらとんでもなく低スペックな人間だけど毎日なんの制限もなくゆったりと過ごす時間が本当に幸せです。

長い人生こんな時間があっても悪くないよね。

これが今の私です。









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