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【目黒観光講座】碑文谷八幡宮/New York Kitchen ARAI/カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)/圓融寺

昨日は目黒観光講座でした。今回の場所は全て初めての場所、スタートの大岡山東住区センターも初で集合時間ギリギリに到着。
実は大岡山東住区センター前は竹林が美しくて引っ掛かり

目黒には竹林が多いのは筍ご飯が・・・とご説明があり探してみると ↓

まさに碑文谷村がこの辺りでしょうか?

写真を撮ったりしていて開始1分前に到着、焦りました。

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今回は「佐々木昌孝先生による座学」から講座は始まりました。

座学

佐々木昌孝先生のお師匠、中川武先生のエピソードを交えながらの建築史・圓融寺・碑文谷八幡宮・カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)の建物の造りや天井や屋根の違いなど見どころを伺いました。
その他にも五重塔の見方として写真だけではわからない大きさの例えが興味深く、「シュッとした五重塔」と例えられていたのが楽しくて実家が池上のため池上本門寺の五重塔はどんな感じだったか改めて見てみたくなりました。感覚で捉えてもいいのがいいですね。その中にもそう見えたのには理由があって〜と柱の位置関係のご説明もあり納得したりと写真でみているのではわからない大きさの違いをイメージできました。

中でも一般の方に建築史を伝えるにはというシートがあり面白くて!神社仏閣以外に茶室やお城や「まちや」と「みんか」(都内で見れないのはまちや)という話で映画『まちや紳士録』を思い出し、もう一度みたくなったり。

神社仏閣などの場は「作り手の想いを知り荘厳さが非日常を味わう空間であることを感じる」という言葉が印象的でした。

碑文谷八幡宮

虹梁の話や、木割のき太い、き細いなどの呼び方などに始まり、両折(もろおれ)の扉などをみてみるのもユニークで面白いとのこと。

本堂はもっと奥にあるそうで右手には碑文谷の地名の由来(諸説あり)とされる「碑文石」が納められています。

New York Kitchen ARAIにて
ハンバーグ・チキンプレート(デザートの盛り合わせ付)ランチ

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

写真下の左手にある塔最上部には鐘があり、ラ・ミ・ドの音色を奏でる、カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)。

壁や天井のフレスコ画はフェラーリ修道士の7年にわたり描いた労作とのこと(パンフレットより)

神殿のドーム型が印象的な作り

「江戸のサンタマリア」レプリカ

各所にある様々な大理石 ↓

葡萄と稲穂がモチーフに描かれた照明
教会の前は「サレジオ通り」

圓融寺

圓融寺案内を圓融寺住職である阿 純章氏より慈覚大師 円仁さんと圓融寺の歴史について話いただきました。

仁王門 

東京都指定有形文化財の木造金剛力士(仁王)像は黒漆(元は朱)で錫の金の目の入った稀な仁王様、今まで黒が故になかなかみづらかったのですが、現在照明を奥の壁に当てることで見えやすくなったそうです、それは修復の際に台座を変えることで仁王様を自立して建てられるようになったから出そうです。
ガラスの効果も相まってより反射しても見えやすくなったのに写真撮り忘れました(涙)
これはもう一度行こう!という思し召し?

釈迦堂

重要文化財(国指定)の釈迦堂。ここでは釈迦三尊を拝み、宮大工の佐々木嘉平さんのエピソードを聞きました。詳しくは、目黒観光大百科(ダイジェスト版)P27にありますが、実際に釈迦堂に入らせていただき圓融寺住職から幼少期の思い出と共にお聞きする機会に恵まれるのはありがたいこととしみじみお話をうかがいました。

釈迦堂

こちらは昔、茅葺きでした東北の茅葺き職人にお願いし泊まり込みでメンテナンスしていましたが、職人も減ったことから銅板葺きに変わったそうです。住職は小さい頃の記憶で茅葺きだった景色を見られておられたそうです。

庭園

今回は普段入れないお庭も見せていただけることにちょうど梅の時期と相まって四季を感じられる時間となりました。

しかもそっと咲く福寿草も!

圓融寺板碑 拝観

900ほどある板碑のうち40%くらい(%、うる覚え)は、こちらにあると言われる圓融寺。
そのいくつかを拝観。そして上のお写真が目黒区指定文化財の圓融寺板碑第1号。

以上、圓融寺にて解散となりました。

座学から始まったおかげで、見学ポイントの増えたように感じて興味深く巡ることができました、ありがとうございます。


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