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リトルイタリー

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昔の体験を書き留めたいと思いました。こんな人もいたんだくらいに感じていただければと幸いです。落ちも何もないただの羅列です。

今から20年くらい前、アメリカに留学していました。最初は寮に入り、ドイツ人とお友達になりニューヨークに行ったときのお話です。ベンとトーマスというドイツ人に誘われて初めてニューヨークに行くことになりました、おそらくガソリン代の割り勘要員だったと思います。

  トーマスが運転しマンハッタンの西側にあるドミトリーに到着、夕方についたのですぐにご飯を食べにリトルイタリーに行きました。映画などでも見ていたので、ネオン、町並みに感動、高くなさそうな店に入りたかったのですが、ベンとトーマスはいつもパスタを食べているのでイタリアンはパス、チャイナタウンで中華を食べて帰りました。

  次の日、おなじドミトリーに日本人の女性の方がいるのに気がつきました。話してみるとくみさんという名前で、お医者さんの彼を追いかけて、ニューヨークまで来たと、画家を目指しているのでソーホーで道具を買ったが、彼と昨夜行ったリトルイタリーのお店に忘れて来てしまったとのことでした。そしてそのお店で彼に振られてしまった。今思えば、彼は国境なき医師だったのかもしれません。
 
 よく覚えていませんが、不憫に感じたのか一緒に忘れ物を探すことになりました。ベンとトーマスはクラブに繰り出し、ワタシはくみさんと忘れ物探しです。昨夜行ったおみせを覚えてないので、何軒も回って忘れ物の絵画道具がないか確認して歩きました。ワタシもお人よしでしたね。そしてあったんです、昨夜、ワタシが入りたいなあと思ったお店に。日本人は思い付くこと一緒なんだと。なんだかよく分からない気持ちが込み上げて来ました。

  次の日もくみさんからハドソン川沿いのこの公園行きたいなあとか言われましたが、行き方だけ教えて、ベンとトーマスとそのまま大学まで戻りました。

  今思い返してもなんだったんでしょうね。
  色々旅行中の日本人の方を留学中にお助けしました。そのエピソードも今後書いていきたいと思います。

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