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アイ歌上映会&吉浦監督トークショー&アニメージュとジブリ展&ラーメン屋さんハシゴ@博多の思い出

去る5月28日、博多にて開催されていた「アニメージュとジブリ展」にて「トップクリエーターズトークショーVol1・アイの歌声を聴かせて特別上映会・吉浦康裕監督スペシャルトークショー」が開催されました。事前応募、抽選による招待制でしたが、幸運にも無事当選し、この日の予定すべてを投げうって博多行きの始発新幹線に乗り込んだのでした…その時の備忘録です。

会場は博多駅からほど近く…ジブリ展の看板がテンションを高めてくれます。東京会場には行けなかったので、こちらも楽しみ。

会場に入り、チケットを購入後まずは「アイ歌上映会&吉浦監督トークショー」の会場へ。

アイ歌上映会&吉浦監督トークショー

という訳で、アイ歌鑑賞47回目@福岡アニメージュとジブリ展!

会場の「あじびホール」は会議室というか、プレゼン用ルームというか、専用の劇場という訳ではなかったので音響はステレオ2ch、スピーカーもフロント2本のみ、映像は配信用(ヘルメット着用厳守バージョン)…という感じだったと思います。勿論、専門設備を備えた映画館には敵いませんが、スクリーンは結構大きく、久々のアイ歌を堪能できました。

アイ歌鑑賞後は、吉浦監督トークショー! 司会はアニメージュプラス編集長の治郎丸さん。以下、当日のメモからいくつか(ほんの一部だけ…解読できたもの)、まずは監督の地元の福岡トーク。

・今回応募してきた方の半分は県外w

・福岡では3年間演劇部に所属。今作ではキャラの掛け合い、緩急を重視しているが、演劇部顧問の影響は大きい

・「ペイル・コクーン」や「イヴの時間」など、福岡の風景、地下街、(当時あった)店をモチーフにしている

等々。続いて「アニメージュとジブリ展」の話題へ。

・80年代のクリエイター、雑誌の熱気…雑誌の作品やクリエーターを応援する熱量がすごい、うらやましい

そして(あるとは思ってなかった!)質問コーナー。皆様、毎回興味深い質問をされている…ここで印象に残ったのが「アイ歌とSNS」的な質問で、司会の治郎丸さんが非常に正確に、アイ歌公開当初からのSNSの動き、アイ歌民の皆様の盛り上げを把握されていた事。やっぱり嬉しい…無駄じゃなかったのね、私達のしてきたこと…

質問者(観客)の中には「イヴの時間」の宣伝に携わっていた方や、吉浦監督の学校(しかも演劇部だったかな?)の先輩もいて、おお~地元感すげえ、いいわいいわ~♪となりました。

で、幸運にも自分も指名されたので、恐らくこの機会でしかできないであろう質問をさせて頂きました。

「スタジオジブリ作品で、クリエーターとして最も感銘を受けた作品と、その立場を離れて、全くの一個人として最も好きな作品はなんでしょうか?」

「その2つは同じ作品です」と吉浦監督。その作品は…

「カリオストロの城」だそうです! (正しくはジブリ以前の作品ですが、という注釈付きで)

その理由について4つ位挙げて頂きましたが…虫が這った様なメモが解読できない…ダメだろ自分…あやふやな記憶で書くのはよろしくないけど、かろうじて解読できた単語を残しますと…

「手練手管」←吉浦監督、ジブリ展でカリオストロの原画を見たお話をされていたけど、それ関係かなあ…

「1枚のボードに収まる」←これは、カリオストロの舞台構成が奇麗だ、というお話だったと思います

そんなこんなで、あっという間にトークショーは終了。やっぱりアイ歌鑑賞&監督トークは良いものです。ここまででも福岡に来た価値がありました。

アニメージュとジブリ展

その後は下に降りて、アニメージュとジブリ展本会場へ。以下、撮影可能エリアの写真となります。

エントランスの歴代アニメージュ表紙オブジェ…うおお、ナウシカにラピュタにオネアミス…! すごい時代だ…

ポスター用セル…個人的には、これを見るとやっぱりサウンドトラックのジャケットを思い出します。そういえば、今のアニメって「原画展」「背景美術展示」はあるけどセル画の展示ってなくなっちゃったから、そういう点ではちょっと寂しいですね…

吉浦監督もトークショーでおススメされていた、民族衣装学に則って再現したナウシカの服…だったかな。触ったら腐海の胞子が舞いそうでちょっと怖い…(勿論おさわり禁止)

ラピュタ! ちゃんと木の根の中で飛行石が青く光ってたり、シータとパズーがグライダー型凧に乗ったりしています。ラピュタを後ろから見るのは結構レア?

初期作品サントラ・イメージアルバムのレコード! 懐かしくて涙が出そう…間違いなく今の自分を作った、子供の頃から今に至るまで聴き続けている名曲の数々。レコード、カセット、CDと形を変えて、今も(iPodとしての)iPadに入っています。

ラピュタと言えばラピュタドリンク?! いやあ、当時振りに瓶、缶を見ました! これも懐かしい…あの謎の黄色い液体が見えるようです。頭の中でCMが自動再生されました。もしも~空を~と~べたな~らあ~♪

これもすごい…! 30数年間、数えきれない位観たラピュタの「現物」がここに。同時に、今のアニメと(ここだけを見たら)変わってないなあ、とも思ったり。デジタル作画、彩色、3DCG、そしてどうなるかはわからないけどAIによる自動描画の登場…時代が移ろっても、日本的手描き2Dアニメの良さは引き継いでいってもらいたいです。

ラピュタの当時の記事。撮影可能ゾーン外でしたが、手描きイラスト満載のスタジオ訪問レポート記事もあって、まさに吉浦監督がおっしゃっていた通り、当時の熱気を追体験出来ました。(勿論良い意味で)同人誌的なノリというか…でもまあ今でも同人誌にはそんな「応援スピリット」みたいなものが受け継がれているんじゃないかな、と思っております。

ところで、当時のアニメージュ(自分の記憶の中にある最古のアニメージュは「魔女の宅急便」時代のものですが)では、確か巻末に「セル画販売コーナー」みたいなものがあったように思うのですが…

「魔女の宅急便」映画に使用したセル画1枚3000円(おまけセル付)

みたいな感じで通信販売があった記憶があり…もしそうであれば、これは買わなかったことをスーパーウルトラ大後悔する案件であります…

博多駅周辺ラーメン店めぐり

アイ歌&ジブリ展がメインではありますが、博多に来たからにはスーパーラーメンタイム! 限界まで行きます!

と言っても、博多ラーメンについて自分は超初心者…なので「知る人ぞ知る地元の名店」というよりは「まずはここ行っとけ」な有名店をハシゴする事にしました。以下、簡単な感想…ちなみに自分は「熱いスープに入った生のネギ」が好きではない、という特殊な癖の持ち主でして、ラーメンは「ネギ抜き」にてオーダーしております。

エントリーナンバー1番、お昼ご飯その1、ジブリ展会場からも近い「博多元気一杯!!」さん。店名を掲げた看板が無く、店頭に青いバケツが出ていたら営業中という一見ハードルが高そうなお店。実際昔はハードルが高かったけど、今はフレンドリーなお店に変わったそうです。

いやあ、このバケツを見たらユーニード~を思い出しちゃいます。プリ~ンセス~は~うた~をう~たあって~踊っていた~の~♪ ←ここのお掃除ロボが大好き!

そんな博多元気一杯!!さんのラーメンは…超超濃厚とんこつラーメン。安直な例えでアレですが「天下一品」こってりの豚骨バージョン、みたいな。もうスーパーウルトラどろっどろな豚骨ポタージュスープ。これは唯一無二。でも変な臭みもなく、もりもりと食べられます。これはめっちゃすごい。アイ歌と言えばカレーでしょ…という謎の風習にも乗っ取って、カレー味変トッピングも投入。極上の豚骨スープで頂くカレー…至福のひとときでした。

エントリーナンバー2番、お昼ごはんその2、博多一双さん。豚骨カプチーノで有名なお店。カップラーメンもあったなあ…なんて思いながら食べますと…当たり前だけど全然カップ麺と違うw 見た目ほど泡感は感じず、でも確かにカプチーノ的な口当たりで、まろやかさはしっかりと伝わりました。

エントリーナンバー3番、おやつ…長浜ナンバーワンさん。う~ん、写真で撮るとなんかあんまりおいしそうな色に写らない…けど、めっちゃおいしいです。特に半熟煮卵がグーでした。ナンバーワンさん、東京にも支店があるらしいけど、絶妙に行きにくい場所なのよねえ…いつかは行きたいですが…

帰る前の最後の一杯、お夕飯のエントリーナンバー4番は博多純情ラーメンShin Shinさん。さすがにおなかがヤバめ…も、見た目以上にびっくりするくらいの細麺と、しっかり豚骨しながらあっさり、さっぱり目のスープでおいしく頂けました。元気一杯さんとは逆のベクトルで、めっちゃすごい。

いやあ、どのお店もおいしくて、しかもこちらには無いタイプのラーメンばっかりで大変堪能いたしました。勿論こちらにもおいしい豚骨ラーメンのお店はいっぱいあるけど、博多で食べるラーメンの唯一無二感はものすごいです。上記4店、全部また行きたい…

そんなに豚骨ラーメンばかり食べたら健康に良くない? いやあ、この誘惑には抗えません…わかっちゃいるけどついつい読んじゃう、恐怖新聞みたいなもんです(?)

という訳で、とりとめのない博多訪問記ではありましたが、今振り返ってみて思うのは、もっと博多ラーメンを開拓したい、という事であります!

あとはやっぱりアニメージュとジブリ展。ジブリ作品が好きな方、80年代の熱気に懐かしさを覚える方はぜひ観に行って頂きたいです(2022年8月現在、まだ全国を巡回中)。

以上、博多訪問記でした。いやあ、九州って食べ物おいしいよね…いいなあ…