直面する撮り過ぎ問題
ミラーレスの液晶ファインダーで目視するようにスムーズに映像が見えるには、30コマ/秒が必要なのかもしれない。あわよくば60コマ/秒。少なくとも24コマ/秒。
映画をかじったことがある人ならすぐに理解できるだろう。
今、スポーツ新聞カメラマンには直面する問題がある。「撮り過ぎ問題」だ。
SONY α9系がにわかに人気である。撮影枚数は20コマ/秒。ボクシングとか1ラウンドで1000コマなんてあっという間。その撮影データをパソコンに直接落とした場合、そのパソコンがフリーズしてしまう事があるらしい。現場ではさほど高性能なパソコンは使用していない。
するとどうなるのか…
パソコンは元よりカメラそのものもフリーズしてしまう。そこから逃げるには…
接続してあるUSBケーブルをぶっこ抜くしかない。
当然送れなかったデータは消える。そしてなんとカメラ内のメディアにもその送れなかったデータと同じデータも消滅するらしい…(「らしい」である)
その辺の怪談より100倍背筋の凍るお話である。
撮影可能枚数を制限すればいいじゃないか?!
果たしてそれでいいファインダー像が得られるだろうか。パラパラ漫画にならなければいいが…
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