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雨を操る事はできるのか

アメリカ西海岸の山火事。ワシントン、オレゴン、カリフォルニアと北から南までの広範囲で点々と85以上の箇所で燃えています。

カリフォルニアは特に冬の乾燥した時期になると恒例行事のように山火事が発生するのですが、今回のものは今までのものとはレベルが違うようで、過去最大のものになっているとの事。

気になるのは以下の文面。

Recent trends show a clear pattern: California's 10 largest wildfires ever have all occurred since the year 2000. Five of those 10 happened this year.

最近の傾向では、カリフォルニアの過去最大の10件の山火事がすべて2000年以降に発生していて、その10件の内5件が今年発生したという事。気候変動が原因として考えられていて、カリフォルニアの気候がより乾燥して温度が上がっていっているという事らしい。

昨年から今年の初め頃まで続いていたオーストラリアの大火事、新型コロナ騒動前の事で随分前の事のような感じがしますが、今年の出来事ですね。最終的には記録的な大雨が降って鎮火したという事でした。

都市伝説界隈の話で出てくる気象兵器というものがあるのですが、気象兵器を使って大雨降らせて火事を鎮火できないのかという話が出てきてもよいと思いますけどどうなんでしょう。オーストラリアの大雨は気象兵器を使ったのかという事も含めて気になりますよね。

Cloud Seeding(雲の種まきって感じなのかな)

人口降雨 (Cloud Seeding) について調べてみた所、結論として現実的には自由に雨雲を操れるというレベルではないような感じですね。実際は人口降雨を雲のない状態からは作る事は難しいという事のようです。

オーストラリアの大火事では、人工降雨のオプションはないという事も書かれています。干ばつエリアで雲がないという事が原因のようですね。

ただUAEでは人口降雨を活発に利用しているようで、今年に入ってから何度もオペレーションを行っているようです。

中国が大規模に行っているのは有名かもしれません。中国の話を広げると例の三峡ダム決壊するかというような大雨の事も出て来ますが、ここではそれの話題は置いておきます。

又、軍事的には気象兵器は使用してはいけないというような含みの条約が1970年代にすでにあるようで、多くの国が加入してるみたいですね。

そう考えると、雲のない所に雨を降らす事はできないという事が前提なので、残念ながらタイミングよく人工降雨を振らせて西海岸の火事を鎮火する事はできないという事になりそうです。気候変動というのがここ10年くらいで活発に起こってきていて、それが起因して火事や大雨を起こしているという事が言えそうなので、オーストラリアの時のように大雨が降るのを待つという事になってしまうのでしょうか。

余談ですが、人口降雨(Cloud Seeding)は民間企業でも行われて、雨の少ない地域では期待されている技術でもあるという事もあるのですが、警鐘を鳴らしている所もありました。

アメリカの場合、ジェット気流が西から東に流れているので、雨の少ないカリフォルニアなどでクラウドシーディングが起こなわれた場合、その影響がジェット気流にのって東の方に来て、洪水やストームを引き起こす可能があるとか、有害物質を含んでるとかという事のようです。

妄想

小学生レベルの理科の話になるかもしれませんが、地球上の水分の量って一定なのではと考えると、人口で雨を降らせた場合、どこかで使われるはずだった水分が別のどこかで人口雨で使われてるって事になって、本来降るはずの場所で雨が降らなくなってるとかって事にはならないのかな。そういう事を危惧しての70年代の条約のようにも思うのですが、最近の活動を見てると中国やUAEの事もあり、それなりに人口雨が使われてるっぽいですよね。

将来的に技術が確立されてきた際には、雨ビジネスなんて事にもなってきて、世界の雨スケジュール表なんてもので降水スケジュールを管理するような時代って事にもなるかもしれないですね。うちは最近雨間に合ってるから、どこかにお譲りしますよってなって、こっちは最近水不足気味なので、その雨頂きますって感じに。ただ、Cloud Seeding自体は随分前からあるものらしいので、実は今の感じくらいにしかできないのかもしれないという気もしますね。

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※これらの話はサラリーマンが気になった事をさら~っと調べた事を元に妄想した話ですので、間違った情報があるかもしれませんが温かい目で見ていただけますとうれしいです。

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