ステイヤーズS回顧

予想、馬券回顧。

ユーキャンスマイルが思っていたよりも走らなかったのは予想外だったがそれ以外は概ね予想通りの結果だった。
今年もステイゴールド系ワンツー。やはりステイゴールド系が走る。
ステイゴールド系のオルフェーヴルとゴールドシップが走るのはただステイゴールドだからというつもりも無く、
メジロマックイーンの血であったりノーザンテーストの血を強く受けている産駒だったからこそこういった成績になっていると感じている。
馬券としてはアイアンバローズが3着ならもう少し跳ねたがそれでも馬連と3連複を的中。十分な内容だった。
また、注目しておきたいのが5,6着のメロディーレーンとエドノフェリーチェ。
この2頭も同様にステイゴールド系産駒ではあるが、この程度の能力でも3着にあわやというところは覚えておくべき。
それだけ条件が向いていたということで牝馬の2キロ貰いも結果的に効いていたと思う、来年以降も適性さえ合いそうなら牝馬は意識して購入しておきたい。

レース回顧

13.1-12.1-13.8-13.0-12.8-12.6-12.3-12.9-12.9-12.8-13.3-13.0-12.3-11.8-11.5-12.0-11.7-12.4
64.8-63.5-61.9-36.1

ドボドボのステイヤー戦だったが長距離は騎手というように特に1,2着の騎手とそれ以外の意識の差が浮き彫りになったレースだった。
位置取り次第で3着以下はいくらでも入れ替わっただろう。

上位2頭は道中から内を意識し溜めての競馬だった。
勝負所で他の騎手が焦って促す中落ち着いて脚を延ばす競馬をしていたのが印象的だった。
特に4コーナーで先頭に立つ位置にいた騎手たちはあまりこのレースを理解していない印象。
ペースが遅かろうが早かろうが3600mはどの馬にも辛く、その距離で早めの競馬は愚策。

勝ったシルヴァーソニックは中途半端にディアスティマが空けていたおかげで内を縫ってこれた。
番手の馬は避けたがるポジションなのでレーンの好判断だった。
ジャパンカップでも勝負所で内に進路を切る競馬をしていたがマイルCSのセリフォスは大外一気と変幻自在。
重賞はとりあえずレーンは入れておいて損はないので来年以降も注目したい。
天皇賞ではアクシデントもあったが能力自体は見た通りの内容で長距離戦では健在。

競馬だけで言えば強かったのは2着のプリュムドール
流石にあそこからは外へ出すしかなかった。それでも重賞初挑戦とは思えないほどの脚で次走以降もステイヤー戦は注目しておきたい。
阪神大賞典でも十分勝ち負けになる。
ただ、馬のキャラクターとして勝ちに遠い部分もあるのでアタマで毎回狙えるかというと微妙なところである。

3着以下ではあまり特筆すべき馬はいないが
4着アイアンバローズは外枠で壁も作れず、かかりっぱなしでなだめられず消耗しきっていた。
まともなら勝ち負けまであっただろうからある意味プリュムドールとしては救われた形。
まともに競馬ができるなら次戦以降も狙っておきたい。
7着ユーキャンスマイルは限界が来たかという内容、それでももう少し我慢すれば変わった気はするが。そろそろ引退を考える時期。
9着の逃げたディアスティマは登坂3回のレースで逃げは流石に厳しい、来年の春天は京都なので意外と面白い存在かもしれないとひそかに期待している。
状態次第だが長距離戦線であればまだまだ見限れない。

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