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エクストラノートの結果

レース結果

4/29 東京12R 14人気9着

2月の阪神D2000mから10週開けての出走。
道中はいつも通りのポジションとなっている後方からの競馬。
3角から動き始め直線では反応は示していたものの最後は脚色が一緒になり9着に終わった。

未勝利時代にもそこそこの競馬ができていた事や自身のスタイルからも府中のD2100mは向くと陣営は考えており、概ねその意見には賛成だった。中間のウッド追い切りでも何のハロン通過も自己ベストタイムをマークしており体調は抜群人気薄ながら結果も期待できると踏んでいた。
しかし、思った様な結果は得られなかった。

まず叩き良化型であることがそこまで走ることが出来なかった原因の一つ。
当日のパドックからも馬体は過去最高と言って良いくらいで特にここに来てトモに厚みが増しており馬体減ではあったが充実度が伺え、調教タイムが飛躍的に向上した事とも整合性が取れていた。ただ、毛ヅヤはまだまだと言ったところで10月の1勝クラスを勝った状態が100とすると毛ヅヤは8分くらいに映った。昨年9月から中央初勝利までの一月半で4走しパフォーマンスを向上し続けていた点からも叩き良化型であることは間違いないのだが、2勝クラスともなるとレース数も限られ距離適性的にも出られるレースは少ない、あと1,2走できれば状態も本物になって来るはずで叩き1戦目の今回はこの内容でも仕方ない部分もあった。ただ、掲示板を確保出来ないうちはいつまで経っても間隔を詰めて使うことが出来ないので次走以降は掲示板確保は命題となってくる。

次に使える脚の短さ。
新潟競馬で後方から差し切ったので長く良い脚を使えるタイプに見られがちだが意外と使える脚は一瞬。新潟はアールの大きさからコーナで加速し辛く、向正面である程度前と差を埋められていればコーナーで離される事もない。それ故に使える脚が短い馬でも脚を使う事なく差を埋めて直線に向く事ができる。しかし、府中や阪神などはコーナーも大回りで他に比べて緩やかに回ってこられる為、前にいる馬との差をコーナーで埋め辛く差が縮まらないまま直線を迎えることになる。直線でしっかり脚を使い続けるタイプであれば問題ないがエクストラノートは現状そこまでの持続力がないので今回の様な競馬になってしまう。もちろん展開に左右されてしまうが福島や函館、小倉のD1700mで追い込む競馬が理想と言えるだろう。

最後に気性。
元々奥手だった事もあるが、レースぶりを見ていても自ら脚を使おうとする意志が感じられるタイプでは無く、周りに合わせてしまいがち。現状のレースでの後方待機の形も他の馬に抜かれる、寄られると止めてしまう事が大きく関係している。1勝クラスを勝ったレースは間を割ってこられたので改善はしつつあるがまだまだ併走馬に合わせてしまう様子が垣間見える、調教ではしっかりと脚を使う練習をしているが、陣営もそこはおそらく理解しているはずでまだ解消される余地は残されている。6歳ではあるがそこが解消され大人になって来ればより良い脚を披露できるはずなので引き続き陣営には尽力していただきたい。

ウダウダと書き連ねたがレース後の鼻出血も負けた大きな要因の一つで、簡易検査では肺からのものでは無い様子。おそらくは外傷性か何かだろうと考えているがそれがなければもう少し良いレースが出来ていた事も十分に考えられる。まずは鼻出血が一過性のものであることを祈るばかり。

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