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まぶしいおじさん

とても見晴らしのいい畑に囲まれた家。

鹿が出たりリスが出たり、いろんな生き物が動いているとすぐにわかるくらいひらけている。

そんな家だから、とおくで人が作業してたって

すぐにわかるのだ。

昔の昔は家に鍵なんてかけていない家が多かったけど、

空き巣がおおくなってどこの家も警戒するようになった。


おじさんっておひさんのことだったよ


今、まぶしいおじさんが現実に入ってきたら、そりゃもうびっくりして腰をぬかすだろう。


「じょっぴんかけたか」

亡くなった大好きな祖母が、遠出するときによく言っていた。

「じょっぴん」は北海道弁で「鍵」

今は言われなくても毎日かけてる。なんなら近所を回るだけのときもかけてる。

これで多分、あやしいおじさんは入ってこないだろう。


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