見出し画像

素人が書くボートレース撮影のすゝめ①

 この記事を書いている2020年6月現在は半分くらいのレース場が営業再開あるいは近日中の営業再開を発表。
 そしてG2以上の開催は依然として無観客の状況です。

 舟券はテレボートでも購入可能で、しかもここ最近の売上はコロナ騒動の時よりもむしろ上がっているんじゃないかという状況。
 しかし、本場でしか楽しめないことはネット投票ではもちろん楽しめません。例えば旅打ちそのものもそうですし、レース場のグルメも然り。そしてレースの撮影もその1つです。

・・・というわけで、本格的に再開するその日に備えて?ボートレースの楽しみ方の1つとしてボートレース撮影のすゝめを書こうかなと思います。

0.前置き

・Canonユーザーなので、今後も用語や機器などはCanonで書きます。逆にいえば他機種の書き方には疎いです。
・あくまでこれまでの経験をもとに書くので個人差がありますので悪しからず。

1.ボートレース撮影のメリット、デメリット

 競馬も趣味で撮影していますが、メリット、デメリットほぼ共通しているのかなぁと思います。

★メリット
・見に行ったレースの写真が手元に残る

画像1

 今はPCやスマホでリプレイをいつでも見ることができますが、まだスクリーンショットで写真を残すには画質も粗いですし、大体は何かのテロップが残ってしまいます。
 そこで、本場でレースを撮影すれば機器を問わず観賞用、実用などと自分だけのレースの写真を残すことができます。以前入り待ちした際に本人にお願いして写真にサインを頂きました。宝物です。

・混雑していないので撮影しやすい
 これは競馬と比較しての事ですが、SGの優勝戦や都市圏を主とした場のプレミアムG1、G1、女子戦の優勝戦等を除けば、気軽に最前列や好きな位置で撮影することができます。
 競馬(特にJRA)だと前日から並ばないと最前列で撮れない、いい席で観戦できないとかありますからねぇ。
 詳しい場事情にもまた追々触れていけたらと。

★デメリット
・機材を持ち運ぶ必要がある

 これは撮影を趣味にする人の宿命。小さいレンズで気軽に楽しむのであれば特に気にならないですが、本格的に楽しむとなるとどうしても機材が大きくなります。
 また、機材も盗まれたらいけないので常に持ち運ぶ必要が。友人などと行くのであれば荷物番を任せることも可能ですし、ロッカーや手荷物預かり所に預けるというのもありますがこれも時と場合によりけり。高価なカメラレンズ持ってたら尚更自分で持ってないと不安に駆られます。
 ちなみに、昨年友人にカメラレンズを貸したら、友人が使用先でカメラの部品を壊しました。修理費5万前後、全額友人負担ですがこれ自分がってなったら、〇にたくなる。

・カメラ沼、レンズ沼にはまる

画像2

 写真を撮り出した頃は、「わー撮れたー!」で済みますが、撮っていっとき経つと、「もう少し寄りで撮りたいなぁ」とか、「もう少し連写が欲しいなぁ」という欲が出ます。むしろ出なかったらその写真で満足しているって事です。(個人によって満足の度合いは異なりますし、お金にも優しいので良いことです)
 上位のカメラやレンズに手を出すとお金がなくなりますが、出した分の満足感は得られます。つまりカメラ・レンズは合法麻薬です。

・舟券に集中できなくなる
 すぐに予想して、買い目も金額も決めて買える人は問題ないですが、レースが終わった後に軽く写真整理したりしてるとあっという間に締切がやってきます。
 他の場の場外発売やってる時なんて更に忙しくなります・・・。どうでも良い話、カメラを買ってから回収率も落ちました(選手責任)

 メリットもデメリットもありますが、「ボートレースの写真撮ってみたい!」っていう方は始めて損はないです!最悪飽きたら売ることのできる時代なので。
 ただ、カメラ沼、レンズ沼にはまってもわしは知らん。


2.必要な物

 ボートレースを撮影するにあたり、必要な物をまとめました。

①カメラ、レンズ
 これなくして写真は撮れません。スマホもカメラついてなかったら撮れないし。最近は風景に関してはスマホでもきれいに撮れますよね。スマホが望遠にも対応したらいよいよ一眼いらなくなっちゃう・・・。
 個人的に思う必要スペックについては後記します。

②カメラバッグ
 カメラを裸で持っていくわけにはいかないので、カメラバッグが必要。カメラやレンズに傷がついたり衝撃で動かなくなったりすると修理費がかかるので、安価でもいいからクッション性のあるカメラバッグを買うことをお薦めします。いや買おう。

③記録媒体
 いわゆる写真データを格納するやつ。1回撮影行くたびにPCに取り込むのであれば1度の外出で撮影する写真が入る量ほどの容量のSDカードやCF、CFastカードを買えばいいですが、整理はしつつずっと写真を入れておく派の方はある程度の量は必要かもしれないです。

④撮影許可
 競馬と違うのは、ボートレースは大体撮影許可が必要なんです。申請することで許可証として腕章とかがもらえます。
 本当はスマホとかで水面撮るのも撮影許可が必要ですが、まぁそこまでは注意されない感じ。ただ、一眼レフとレンズを構えてたらさすがに警備員に「許可してください」と問われます。
 許可がいるので、レース発走ギリギリに行くと許可の時間を取られてバタバタするかもしれないので時間に余裕を持って行きましょう。

⑤現像ソフト
 写真を撮ったら大体綺麗に現像します。普通に撮っても大体綺麗ですが、現像ソフトがあれば更に綺麗になります。
 無料ソフトから有料ソフトまで。「写真撮影にハマった!」って思ったら有料版も試せばいいと思いますし、無理に最初から買う必要はないです。無料でスマホアプリもたくさんありますし。


3.必要スペック

画像3

EOS 7D MarkII

 馬やモータースポーツなどの動体を撮るためのカメラもあれば、風景や人物を撮るためのカメラもあるので、高価でもボート撮影に向かないカメラがあります。
 ということで、個人的に思うボート撮影に必要なスペックを書いてみます。あくまで個人的な考えですので悪しからず。

(2020/6/21追記)
 ③レンズの焦点距離において、APS-Cはフルサイズの1.4倍ズームされると書きましたが、1.6倍でした・・・。勘違いとはいえ大きな間違いを書いていました・・・。下記では訂正されていますが、申し訳ありませんでした。

①カメラのメーカー
 Canon、Nikon、SONYなどいろいろなメーカーがありますが、別にどこでもいいと思います。強いて言えばレンズの種類が多いところがいいと思います。
 カメラといえばCanonってイメージがする!っていうのと、カメラ教えてくれたTwitterのフォロワーさんがCanonだったからってので自分はCanonです。
 ただ、ミラーレスカメラの時代が訪れつつあるので、ミラーレスがいいならSONYがいいかもしれないです。昨年のCP+ではマジでSONYに乗り換えようと思ってた。だけど総入れ替えは面倒なのでCanonに落ち着いています。むしろ最初に買ったメーカーから別のメーカーに買えるのは結構大変かも。

②カメラのセンサー
 最初から動体向きのフルサイズのカメラを買えるのはもはや神。デビュー機は無難にAPS-Cのセンサーのモデルを。(APS-Cの意味は後述。)

③レンズの焦点距離
 理科の授業でも出てきたかもな、「焦点距離」とはいわゆるレンズがどこまで遠くのものを撮れるかと言えるようなものです。大きいほどより遠くの被写体を綺麗に撮影可能です。

画像4

焦点距離200mm(APS-C換算320mm) ※トリミングなし

画像5

 焦点距離420mm(APS-C換算672mm) ※トリミングなし

 結論から言うと、APS-Cセンサーのカメラに200mmのレンズが最低限かなあと思います。今はデジカメも進歩してるのでトリミング(切り取り)しても結構綺麗に映っています。(ちなみに2枚の写真はスタンドのほぼ同じ位置から撮っています)

★そもそもAPS-Cってなんぞや!?っていう方へ。
・APS-C→1.6倍ズームしてくれる代わりに画質がちょっと粗くなる
・フルサイズ→1.6倍のズームしてくれないけど画質は綺麗なまま
 どちらもセンサーの種名です。

 つまりはAPS-Cの方が焦点距離が稼ぐことができ、より近くに寄ることができます。「APS-Cは画質が粗くなる」とありますが、フルサイズの写真と比べても気にならないレベルです。現像の時にちょっと差が出るくらい。
 しかも、フルサイズ機は高いです。なので最初はAPS-Cカメラでいいと思います。詳しい機種とかはは次回の時にでも。

画像6

※ズームレンズは焦点距離の変更可能も、一番長い値で撮ることがほとんど

 ・・・少々話が逸れましたが、レースの写真を撮るのであればAPS-Cセンサーのカメラに200mmは欲しいところ。上記の写真は平和島ですが、これより遠い水面もあるので200mmでもボートがまめつぶになるレース場もあるだなも。
 300mmあれば安心ですが、望遠レンズ(焦点距離が長いレンズ)もかなり高い買い物です。おすすめレンズとかも機会があれば。

④カメラの連写枚数
 カメラの連写枚数は最低6コマ/秒は欲しいです。レースでは大抵カメラでボートを追いかけながらシャッターを撮り続ける流し撮りをしますが、1秒間に撮れる枚数が少ないと肝心のベストショットが撮れないことも。最大で1秒間14コマ撮るカメラもありますが、あれはもはや別物。
 ちなみに、撮った後の写真整理では、連続で撮った写真の中からいる写真を選別するので、6コマ/秒で10秒撮ったら60枚残る計算。個人の経験則ではこの中から残っても10枚未満です・・・。

⑤その他
 後はいつでもスマホで見られるようにWi-Fi搭載のカメラや、何かしらスマホに画像データを転送できる機能が備わっていると心強いかなと思います。 


 今回はここで一区切りで。ボートネタで思いついたのが撮影のことだったのでつらづらと書いてみました。今後は24場の撮影事情とかもまとめられたらと思います・・・あ、23場か。

 大村周年は90億の売上達成とのことで・・・。無観客でこの売上となると、G2以上の無観客解除は一時見合わせになりそうですね。ただ、焦る必要もないですし、本場で見られる最高峰のレースはオールレディースやヴィーナスシリーズということにしておきましょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?