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化け猫あんずちゃんを観てきた

夏休み真っ只中。
去年も暑かったけど、今年はもっと暑い!!!
図書館やショッピングモールを避暑地としています。

娘とふたり、映画でも観ようかとなりました。
娘は「化け猫あんずちゃんがみたい!!」と。

い〜ね〜(二足歩行の猫、好きだよ。てか原付乗ってる)。
出てくる女の子もちょうど娘と同じ小学5年生だしね。

そんなわけで観てきましたよ。
感想は…
観に行って良かった〜!!!

わたしは開始早々涙ぐんでしまった(たぶんこんな人はあんまりいないと思う)。そこからずっとタオルが離せなかったです。最近、ジブリとかもそうだけど、田舎の風景が目の前に広がるだけでじーんときてしまうのよね〜。たぶん子どものころ過ごしたノスタルジックな風景と重なっちゃうんだろうな〜。
でもいかにもお涙ちょうだい系じゃなくて、笑いがメインだからそれで緩急がついて涙を誘うのよね。あと、スラダンもそうだったけど、母子のストーリーにはつい感情移入してしまうのよね。
(お母さんとかりんちゃんのラストシーン良かった。一体どんな裁きを受けるの!?とは思うけど、あのお母さんならきっと大丈夫なんだろうなって)

この映画は「ロトスコープ」(実写で撮影したものをトレースしてアニメーションに描き起こす)という手法を使って制作されたらしい。
どおりで音がリアルだと思った。

おもしろシーン満載。
わたしたちが行った時はほかのお客さんは4〜5人で、その中でいちばん後ろの席だったので、周りをさほど気にせず、ふふふ、くくくと笑って観られました。

アニメの元となった実写との比較動画もおもしろいです。(森山未來さん、ベージュのTシャツ&短パン&猫耳カチューシャ)

ちなみにわたしの小学生のころの夏の思い出は、幼なじみとせみをとったことです。(女子2人)
幼なじみは、捕まえたせみの背中に必ず絵の具をちょんと塗っていました。たぶん次またそのせみを見つけた時にわかるようにしるしをつけてたんだと思います。

夏の不思議体験ではないですが、人生で唯一の不思議体験はわたしが小学生の頃、家族で手品番組を観ていたときのこと。幼児だった妹が画面のマジシャンがやるのと同じように一円玉を指ではさんで、きれいに二つに折りたたんだことです。

このことはいまだに家族みんな覚えていて、実家にその1円玉がまだあります。この出来事を思い出すたび、人の“純粋なエネルギー″があればできないことはないのではと思ってしまいます。

まあそれはさておき、化け猫あんずちゃん、とってもおすすめです。

パンフレットに、りんたろうさんというおじいさんのアニメーション映画監督のインタビューが載ってました。

「テーマを剥き出しにして「さぁ、見ろ!」と言わんばかりの作品が多い中で、この『化け猫あんずちゃん』は現在のアニメーション界に、ほっこりと一石を投じる稀有な作品です」

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シュールさを大切にしながらも、普通のアニメーション映画にはしないぞ、という心意気も伝わってくる映画。
まだ観てない方、迷われてる方、ぜひ夏の不思議体験をしに映画館へどうぞ〜。



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