デビットさんのお見舞いへ
ことの始まりは、4月の終わりだった。
突然、デビットが「いま病院にいる」と電話して来た。この時はニュージャージーの病院だった。それまでに、確か通風だから食べちゃいけないモノはあれやこれや!とは言っていたけど、この時も既に「足のつま先が燃える様に痛い」と言っていて、更に「人工透析が必要だから、その為に体内に器具を設置する手術が必要なんだ」と言っていた。私の家族や周りにこういう状況の人があまり居なかったので、最初は良くわからなかった。
5月になっても中々病院から出て来ないので、(本人が直ぐ病院から出られるからと言うので、行くのが遅くなり)とうとう病院を訪ねた。足が本当に痛そうで、そのせいか自分で自分の事をやるのが大変な状況になりつつあった。病院からサウスキャロライナに住んでる妹さんにビデオチャットでかけて彼女も初めて事の状況がシリアスと感じて、サウスキャロライナからニュージャージーに会いに来る!と言った。妹さんが二人いるんだけど、もう定年でお家に居るから!と言って直ぐに飛んで来てくれた。
最初は病院に入院しながら人工透析を受けていたんだけど、大腸の内視鏡の検査をする為に何も食べずに準備したのにCovid Test で陽性が出てしまい、このタイミングで病院からナーシングホームへ移った。このナーシングホームから人工透析をする場所まで車で5-6分の近い距離なのに、契約していたCar Service の会社が何度も遅れて、そのおかげで人工透析が受けられず救急で病院に駆け込んだ事もあったりした。
私もこのナーシングホームにお見舞いに行っていて人工透析のお迎えの車(オーダーしていた配車会社)が来たら帰ろうと思ったら、待てども待てども来ず、焦って私がUberを呼び来た車で予定時間3分前に駆け込む!という恐ろしい状況を体験した。この時は本当は前日が予定日で既に同じ状況で受けられなかった次の日だった。そしてその次の日も通常の予定日だったがイヤな予感がして、配車が来る時間にデビットに電話したらやはり来てない!となってて、ダブっても良いからUberを遠隔で呼んだら、結局私が呼んだUberでギリギリ間に合った!という、もうこのあり得ない状況にまた妹さん達が飛んで来た。そして、「デビットをチャールストンに連れて帰る!」と言った。凄い勢いで二人は引っ越しの準備をして、家を片付けて、息子をバンで呼び寄せて荷物を運んで貰い、彼らは飛行機で6月18日にNY(NJ)から引き上げてチャールストン・サウスキャロライナに帰郷したのだった。
しかしながら、人工透析が身体に合わないのか、2週間に1度位の頻度で病院に入退院を繰り返していて、電話で話す声も元気が無く、5日前位に電話で話した時に、「もう長くは無いかも知れない」なんて恐ろしい事を言い出したので、これは会って励さなきゃイカンと思い、急遽飛行機を取って来ることにした。飛行機を取ったのは3日前くらいです。
昨日は立ち上がる事も出来なかったそうですが、「明日サウスキャロライナに会いに行くから!」と伝えたら、本日は頑張ってこの歩行器で2回も歩くエクササイズをしてるの見せてくれました!
まだ相変わらず通風の足が痛くて、「足の2と3の指がしんでる」と言っていました。
今日はFaceTimeで日本の母トシ子さんや寛二さんとも話したり、デビットが踊っていたタップの動画を見せたり、ジャズの音源を聴いたり!
頭や記憶はしっかりしてます!!
昨年レコーディングでデビットがコンガを叩いた三木智子ちゃんの “Destination Moon” も一緒に聴きました!
通風と肝臓病(だから人工透析が必要)と戦っています!
頑張れ!デビットさん!!!
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