AI時代〜人間らしさとは?〜

              『AI時代~人間らしさとは?~』


カズヤ:売れない小説家をしてる、中年男性。貧乏ながらも、やってけてるが、出会いもなく、退屈な人生を、送っている。ケンカっ早い面もあり、不良ではなかったが、不良と、互角の、ケンカの強さだった。


アキヒロ:こちらも、不良ではなかったが、カズヤの、ケンカ友達。剣に関する、スポーツの、スペシャリストで、剣道、フェンシング、スポーツチャンバラに、長けていた、スポーツ選手だった。現在は、抵抗軍にいて、メンバーに、剣道を、教えている。


コウタ:不良並みに、ケンカの強かった、勉強もできる、プレイボーイ。現在は、抵抗軍にいて、武器、弾薬、爆発物の、知識も豊富で、昔の知識だが、ネットにも、詳しい。情報集めも、担当している。


ヨシテル:不良だった、抵抗軍のメンバー。高校時代、カズヤとは、ケンカ友達だった。難しい知識とかは、苦手だが、銃、剣などの武器の、使い方を、誰にも習うことなく、自己流で、習得している。


ミユキ:抵抗軍のメンバーの女性。成績も良く、普通にも、就職できたが、つまらないという理由で、抵抗軍に、席を置いている。男癖が悪く。抵抗軍の男性と、セックスを、楽しんでいる。コウタよりも、ネットに、詳しく、情報集めも、コウタより、正確。


ソフィア:インド人とハーフの女性。歌が好きで、ミュージカルが好き。だが、頭が、悪く、就職できず、ミュージカル女優の、夢を断念。現在は、抵抗軍に、席を置いている。飲み込みが、早く、武器、弾薬、爆発物の使用法を、すぐに、マスターした。


カツマサ:表現者として、映画、舞台、作家として、活躍している、売れっ子作家であり、俳優。表現者としての、拘りや、プライドがあり、酷いと思った作品には、容赦なく、ネット上で、批判する。


トモヤ:努力で、就職に、成功したことのあるが、就職先の、上司に、暴力をふるい、それが、原因で、仕事を、クビになった、中年男性。現在は、抵抗軍に所属していて、就職していた時の、スキルを使い、情報収集にも、貢献している。


ショウ:セイジの弟。貧乏が、原因で、アイドルに、振られ続けたため、抵抗軍に、身を置き、プレイボーイとして、セックスを、楽しみつつ、自分を振った、アイドル達に、復讐を、誓う。武器、弾薬、爆発物には、長けているが、情報収集は、苦手。


セイジ:ショウの兄。カズヤの、現在の、友達でもある。一応、作家だが、カズヤよりも、売れていない。その代わり、器用に、バイトをしていて、カズヤより、お金はある。アイドルに、告白し続けるが、見事に、振られ続けている。


モモハ:一流の、演技力、歌唱力を持ち、ダンスにも、長けている、一流芸能人。まだまだ、新人だが、将来有望と、期待されている。アイドルとしても、活動している。


ミヤビ:ダンスが、大好きな、アイドル。世界進出を、目標にしている。だが、不真面目で、口が悪い。


ナツミ:元演劇部で、舞台で、活躍していた、アイドル。真面目ではあるが、本心は、ミヤビと、同じようだ。


メイ:ブレイクダンスを、売りにしているアイドル。運動神経抜群で、頭もいい。天然な所があるが、本心は、ミヤビ、ナツミと、同じようだ。


ユウヘイ:売れない小説家で、声優。モテモテで、小説のファンも、かなり、付いている。かなりの、女好きでもある。


【シーン1】~過去のシーン~

 ここは、とある中学校の、体育館裏。ここで、カズヤとアキヒロは、殴り合いの、ケンカをしていた・・・・。


アキヒロ「勇者が!!全てって!言いよろうが!!!」


カズヤ「んなわけないやん!!人には!様々な価値観が!あるし!!」


アキヒロ「勇者が!!好きな奴以外!ロクな奴!!おらんやん!」


カズヤ「お前が!!!そう思いよるだけやろ!!?中学生にもなって!!まだ!!!そんな感じなん!!?」


アキヒロ「当たり前やん!!!みんな!!意地悪言ってばっかやん!!!!」


カズヤ「相手から!!!したら!!相手の方が!!!そう思いよるって!!」


アキヒロ「どういうことよ!!?」


カズヤ「相手は!!!勇者以外!!好きな物があって!それを!!お前に!否定されたんやけん!俺からしたら!お前が!!意地悪いって!!」


アキヒロ「違うもん!!違うもん!!」


カズヤ「いい加減にしろ!!!!」


アキヒロ「カズヤも!!意地悪い!!!」


 この後、カズヤは、一息付き、カズヤとアキヒロの、殴り合いが終わる・・・・。


カズヤ「・・・・勝手に、そう思っときぃ~・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、アキヒロに、そっぽ向いて、この場を、去ろうとする・・・・。これに対して、アキヒロは、更に、激怒する・・・・。


アキヒロ「昔から!!ムカつくったい!!!!」


 この後、アキヒロは、再び、カズヤに、殴りかかる・・・・。


カズヤ「・・・・マジ!!いい加減にしろ!!!!」


 こう言いながら、カズヤは、再び、反撃した・・・・。


【シーン2】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、体育館裏。ここで、カズヤとヨシテルは、殴り合いの、ケンカをしていた・・・・。


ヨシテル「いいねぇ~♪やっぱ♪お前♪いいよ♪♪」


カズヤ「・・・・このっ!!・・・・」


 この殴り合いの、ケンカは、ヨシテルの方が、押していた・・・・。


【シーン3】~過去のシーン~

 ここは、とある都会の、電車の駅の、巨大スクリーンの前。ここで、カズヤは、待ち合わせをしていて、度々、スマホで、時間を、確認していた・・・・。


カズヤ「・・・・そろそろかな?・・・・」


 こうして、ふと前を見ると、ソフィアが、こっちに、手を振ってる・・・・。カズヤの方も、手を上げてる・・・・。こうして、ソフィアが、カズヤに、駆け寄り、2人は、合流する・・・・。


ソフィア「待った♪?」


カズヤ「・・・・いやっ♪♪全然♪・・・・」


ソフィア「あっ♪それなら♪♪良かった♪・・・・行こっか♪?・・・・」


カズヤ「・・・・だね♪・・・・」


 こうして、カズヤとソフィアは、デートに、出発した・・・・。


CMのナレーション「皆さん。知ってますか?これから先、AIが、仕事に、導入されると、今の雇用の、49%が、仕事を、失うと、言われています。そうなったら、皆さん、どうしますか?そこで、我が社では、・・・・」


【シーン4】~現在のシーン~

 この時代は、未来都市。車は、AIによる、自動運転で、様々な所で、AIが、活躍してる。ここは、AIの生産工場。ここは、一応、人の主導の、部分があるが、大方、AIの生産メインである。ここに、抵抗軍である、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウが、武装して、突入する所だった。この工場には、AIによる、ロボット警備兵が、幾つもいる・・・・。


トモヤ「・・・・よし、作戦通り、行くぞ・・・コウタは、ミユキ、ショウ、ヨシテルを連れて、左から、回れ。アキヒロ、ソフィアは、俺に続いて、右から、行くぞ・・・・」


トモヤ以外「・・・・はい・・・・」


トモヤ「・・・・よし・・・ゴー!!・・・・」


 この後、コウタ、ミユキ、ショウ、ヨシテルの4人は、このAIの生産工場の、左側から、トモヤ、アキヒロ、ソフィアの3人は、右側から、それぞれ、突入する・・・・。


武装AIロボット①「・・・・シ・ン・ニュ・ウ・シャ・ハッ・ケ・ン・・・・」


 この声を合図に、コウタ班と、トモヤ班に、大量の、武装AIロボットが、向かって行き、その武装AIロボットそれぞれが、両手のマシンガンを、コウタ班と、トモヤ班に向かって、乱射していく・・・・。これに対して、コウタと、トモヤは、ほぼ同時に、舌打ちしてしまう・・・・。


トモヤ「隠れろ!!」


コウタ「身を隠せ!!」


 コウタと、トモヤの、この指示に従い、残りのミユキ、ショウ、ヨシテル、アキヒロ、ソフィアは、物陰に身を隠し、手持ちの、マシンガンで、反撃する・・・・。


ショウ「・・・・いつもいつも、多いなぁ~・・・・」


ヨシテル「いつもな♪」


アキヒロ「でも♪いつも通りさ♪♪」


コウタ「・・・・よ~し♪・・・・」


 この後、コウタは、手に持つ、とある小型装置の、スイッチを押す。すると、その小型装置から。特殊な電磁波が、放たれ、その電磁波で、これらの、武装AIロボットの、動きが止まる・・・・。


コウタ「楽勝♪♪」


 この後、コウタ班と、トモヤ班は、先に進んで行き、あっちこっちに、小型爆弾を、大量に、設置していく・・・・。やがて、爆弾を、設置し終え、班のリーダー、コウタとトモヤは、指で、OKサインを出し、このAIの生産工場から、手際良く、素早い撤退をする・・・・。やがて、コウタ班と、トモヤ班は、このAIの生産工場から、離れた所の、狭い路地裏で、合流する・・・・。


トモヤ「・・・・全員いるな・・・・?」


ミユキ「・・・・います・・・・」


ショウ「います」


ヨシテル「います」


アキヒロ「います!!」


ソフィア「・・・・います・・・・」


トモヤ「・・・・よし・・・コウタ!!・・・・」


コウタ「おっしゃ!♪派手にいくぜぇ~♪♪・・・・」


 この後、コウタは、このAIの生産工場に、仕掛けてきた、大量の、小型爆弾の、起爆装置のスイッチを、押した。すると、先程のAIの生産工場は、大爆発し、このAIの生産工場は、大破した・・・・。


コウタ「よっしゃああぁぁ~!!♪」


 コウタは、得意気に、こう言った・・・・。


トモヤ「・・・・よし・・・引き上げるぞ・・・・」


トモヤ以外「はい!!」


 こうして、トモヤ達、抵抗軍は、この場を、跡にした・・・・。


【シーン5】

 ここは、AI時代には、似付かわしくない、木造のボロアパート。このアパートの、一部屋に、カズヤは、住んでいて、使い古している、ノートパソコンで、小説を、執筆していた・・・・。一応、ネットは、繋がっていて、原稿は、出版社に、送っており、売れないながらも、そこそこに、暮らしていた・・・・。そうして、執筆していくと、カズヤは、伸びをしていた・・・・。


カズヤ「・・・・ちょっと、休憩♪・・・・」


 こうして、カズヤは、小説の、執筆の休憩に入った・・・・。このまま、ボーッとする・・・・。


カズヤ「・・・・あ~あ、売れっ子で、金持ちは、いいよなぁ~・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・俺なんて、小説の収入は、平凡で、AIの発達で、バイトも、できねえからなぁ~・・・・」


 この後も、カズヤは、しばらく、ボーッとした後、小説を書くため、気合いを入れる・・・・。


カズヤ「よしっ!やるか!♪」


 この後、カズヤは、小説の執筆を、再開した・・・・。


【シーン6】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


【シーン7】~過去のシーン~

 ここは、とある中学校の、体育館裏。ここで、カズヤとアキヒロは、殴り合いの、ケンカをしていた・・・・。


アキヒロ「勇者が!!全てって!言いよろうが!!!」


カズヤ「んなわけないやん!!人には!様々な価値観が!あるし!!」


アキヒロ「勇者が!!好きな奴以外!ロクな奴!!おらんやん!」


カズヤ「お前が!!!そう思いよるだけやろ!!?中学生にもなって!!まだ!!!そんな感じなん!!?」


アキヒロ「当たり前やん!!!みんな!!意地悪言ってばっかやん!!!!」


カズヤ「相手から!!!したら!!相手の方が!!!そう思いよるって!!」


アキヒロ「どういうことよ!!?」


カズヤ「相手は!!!勇者以外!!好きな物があって!それを!!お前に!否定されたんやけん!俺からしたら!お前が!!意地悪いって!!」


アキヒロ「違うもん!!違うもん!!」


カズヤ「いい加減にしろ!!!!」


アキヒロ「カズヤも!!意地悪い!!!」


 この後、カズヤとアキヒロの、殴り合いが終わる・・・・。


カズヤ「・・・・勝手に、そう思っときぃ~・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、アキヒロに、そっぽ向いて、この場を、去ろうとする・・・・。これに対して、アキヒロは、更に、激怒する・・・・。


アキヒロ「昔から!!ムカつくったい!!!!」


 この後、アキヒロは、再び、カズヤに、殴りかかる・・・・。


カズヤ「・・・・マジ!!いい加減にしろ!!!!」


 こう言いながら、カズヤは、再び、反撃した・・・・。


【シーン8】~現在のシーン~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


【シーン9】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、体育館裏。ここで、カズヤとヨシテルは、殴り合いの、ケンカをしていた・・・・。


ヨシテル「いいねぇ~♪やっぱ♪お前♪いいよ♪♪」


カズヤ「・・・・このっ!!・・・・」


 この殴り合いの、ケンカは、ヨシテルの方が、押していた・・・・。


【シーン10】~現在のシーン~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


【シーン11】~過去のシーン~

 ここは、とある都会の、電車の駅の、巨大スクリーンの前。ここで、カズヤは、待ち合わせをしていて、度々、スマホで、時間を、確認していた・・・・。


カズヤ「・・・・そろそろかな?・・・・」


 こうして、ふと前を見ると、ソフィアが、こっちに、手を振ってる・・・・。カズヤの方も、手を上げてる・・・・。こうして、ソフィアが、カズヤに、駆け寄り、2人は、合流する・・・・。


ソフィア「待った♪?」


カズヤ「・・・・いやっ♪♪全然♪・・・・」


ソフィア「あっ♪それなら♪♪良かった♪・・・・行こっか♪?・・・・」


カズヤ「・・・・だね♪・・・・」


 こうして、カズヤとソフィアは、デートに、出発した・・・・。


【シーン12】~現在のシーン~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


【シーン13】~過去のシーン~

 ここは、とあるクラブの個室。ここで、コウタとミユキは、情熱的に、セックスしていた・・・・。


【シーン14】~現在のシーン~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


【シーン15】~過去のシーン~

 ここは、とあるラブホの一室。この部屋の、ベッドの上で、ミユキとショウは、情熱的に、セックスしていた・・・・。


【シーン16】~現在のシーン~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


【シーン17】~過去のシーン~

 ここは、とある会社の、部長室。ここに、トモヤと、上司の部長はいて、部長が、トモヤに、説教していた・・・・。


部長「何回言ったら!!!分かるんだ!!君は!!」


トモヤ「・・・・すみません・・・・」


 この後も、この部長の、怒りは、収まる気配が無い・・・・・


部長「・・・・君はねぇ~・・・仕事は!!できるんだ!仕事は!・・・でもね・・・失礼すぎるよ!・・・ホントに・・・礼儀作法は、できてるんだ。礼儀作法は・・・でもね!!女性問題だよ!!!女性問題!!・・・上司の娘と、寝たり。取引先の、役員の、恋人を、奪ったり・・・表に出ないけどね!!・・・いつも!!!苦情が来てるんだ!!苦情が!!・・・だから、今後は!!・・・・・」


 こんな、部長の、説教を、聞いてる内に、トモヤは、イライラしていく。そして、遂に、上司である、この部長を、殴り飛ばしてしまう・・・・。


部長「・・・・なっ!何するんだ!!?君は!!」


トモヤ「・・・・もう、我慢できんし・・・・」


 これを聞いて、この部長は、動揺を、隠せない・・・・。


部長「・・・・なっ!・・・何を言っとるんだ!!・・・・」


 この後、トモヤは、この部長を、見下す・・・・。


トモヤ「・・・・言ったまんまやし・・・・」


 こう言われ、この部長は、怒りが、頂点に、達する・・・・。


部長「・・・・もっ!・・・もういい!・・・クビ!・・・クビだ!!・・・貴様は!クビ!!・・・・」


 こう言われながらも、トモヤは、この部長を、見下しながら、この部屋の、出口へ向かって、歩き出す・・・・。


トモヤ「・・・・言われんでも、辞めるし。こんな会社・・・・」


 こう言った後、トモヤは、この部屋から、出て行った・・・・。


部長「・・・・まったく・・・痛たたた・・・・」


 こう言いながら、この部長は、ゆっくり、立ち上がった・・・・。


【シーン18】~現在のシーン~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


【シーン19】~過去のシーン~

 ここは、とある町の中の、とある建物の地下にある、地下アイドル達の、ライブ会場。ここでは、アイドルである、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人による、ライブが、行われていた。このライブを、ショウは、立ち見席から、見ていて、乗っていた・・・・。


メイ「みんなぁ~♪♪行っくよぉ~♪」


ライブの観客達「うわああああぁぁぁぁ~!!!!メイちゃぁ~ん!!♪」


【シーン20】~過去のシーン~

 ここは、地下アイドル達の、ライブ会場の、関係者出入り口。ここから、少し離れた所に、ショウは、花束を持って、モモハが、出て来るのを、待っていた・・・・。


ショウ「・・・・ああ~♪モモハちゃん♪早く出て来ないかなぁ~♪♪・・・・」


 こう言いながら、ショウは、花束を持って、出入り口のドアを、行ったり来たりしていた。すると、この出入り口の、ドアが開く・・・・。


ショウ「!!出て来た!!♪」


 こうして、この出入り口のドアから、モモハが、出て来る。それを見て、ショウは、こんなモモハの所に、早歩きで、近付いていく・・・・。


ショウ「・・・・あっ!あの!!・・・・」


 こう言われ、モモハは、立ち止まり、ショウの方に、振り向く。こんなショウを見て、モモハは、苦笑いする・・・・。


モモハ「・・・・はっ・・・はい・・・・」


 モモハの近くまで来た、ショウは、すっかり、緊張してしまい、つい咳払いをする・・・・。


ショウ「・・・・あっあの・・・実は、僕・・・・」


 この後、しばらく間があく・・・・。


モモハ「?・・・・なっ何でしょう・・・・??」


 こう言われ、ショウは、更に、緊張する・・・・。この後も、しばらく、間があく・・・・。


ショウ「モモハさん!!」


モモハ「!はっ!はい!!」


 こう言われ、モモハの方も、緊張してしまう・・・・。この後も、しばらく、間があいてしまう・・・・。


ショウ「・・・・実は、僕・・・モモハさん・・・あなたのことが、・・・・」


 こう言われ、モモハは、キョトンッ!としてしまう・・・・。


モモハ「・・・・はっはい・・・・?」


 この後も、しばらく、間があく・・・・。


ショウ「・・・・あなたのことが!!・・・あなたのことが!!・・・好きなんです!!!!・・・・」


 こう言われ、モモハは、困ったような顔をする・・・・。この後、しばらく、間があいた後、一息つく・・・・。


モモハ「・・・・ゴメン・・・なさい・・・・」


 これを聞いて、ショウは、意気消沈してしまう・・・・。


ショウ「・・・・やっぱり・・・ダメですか・・・・」


モモハ「・・・・ダメと言うか・・・私は、アイドルで、・・・私は、ファンの皆様のものです・・・あなただけ、特別ってわけには・・・・」


 これを聞いて、ショウは、更に、意気消沈してしまう・・・・。


モモハ「・・・・気持ちは、嬉しいけど・・・その気持ちには、・・・ちょっと・・・・」


 これを聞いて、ショウは、不貞腐れてしまう・・・・。


ショウ「もういいよ!!!!」


 こう叫んだ後、ショウは、走り去って、この場を、跡にした・・・・。この後、モモハは、一息つく・・・・。


モモハ「・・・・これだから、夢中になり過ぎる、ファンには、困る・・・・」


 この後、モモハは、一息ついた後、歩いて、この場を、跡にした・・・・。


【シーン21】~現在のシーン~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、アキヒロ、コウタ、ヨシテル、ミユキ、ソフィア、トモヤ、ショウの、7人が、談笑している・・・・。


ナレーション(トモヤの声で)「この時代は、AIが、主流になり、バカには、就職できなくなった世界。この時代は、みんな、暴力は、おろか、悪口を言う者も、礼儀知らずも、白い目で見られ、バカだと、尚更、住みにくい時代。AIを、操り、頭のいい者の、天下の時代であった。ここは、バカの集まる、抵抗軍の、アジト。みんな、この時代に、適応できなかった、はぐれ者達だ・・・・」


【シーン22】

 ここは、とあるラーメン屋。ここに、カズヤ、カツマサ、セイジ、ユウヘイは、それぞれ、ラーメンを、食べながら、会話していた・・・・。


セイジ「何で?僕の作品って、売れないんだろうぅ~♪?」


カツマサ「・・・・ふざけ過ぎです・・・・」


セイジ「ふざけ過ぎぃ~♪??」


カツマサ「・・・・ええっ、間違いなく・・・・」


セイジ「だってぇ~、笑いで、夢を与えないとぉ~♪・・・・」


カツマサ「・・・・あなたは、俳優としては、それなりですが、作家としては、表現者としては、最低です。断言できます・・・・」


セイジ「そんなぁ~♪・・・・」


カズヤ「・・・・ふざけ過ぎなのは、認めた方がいい・・・・」


セイジ「ええ~♪??」


カツマサ「・・・・だから、カズヤさんより、売れないんですよ・・・・」


セイジ「そうなのぉ~♪??」


カズヤ「・・・・どう見ても・・・・」


ユウヘイ「・・・・正直・・・・」


セイジ「ええ~♪??」


カズヤ「・・・・正直、・・・もっと、真面目にならないと・・・・」


セイジ「だってぇ~、不真面目にならないとぉ~、何も浮かばないもぉ~ん♪・・・・」


カズヤ「・・・・真剣に、物事を、考えるクセが、無いだけ・・・・」


セイジ「ええ~♪??」


ユウヘイ「・・・・ってか、・・・笑ネタも・・・どこかで見たような、ネタばかり・・・・」


カズヤ「それっ!」


カツマサ「・・・・全くです・・・・」


セイジ「ええ~♪??」


カズヤ「売れるわけない!」


ユウヘイ「ホントに!」


カツマサ「全く!」


セイジ「ええ~♪??・・・・まあ、・・・いいけどぉ~・・・・」


 この後、しばらくして、セイジは、咳払いをする・・・・。


セイジ「と♪ころ♪♪で♪さ♪」


 これを聞いて、カズヤ、カツマサ、ユウヘイの3人は、怪訝な顔をする・・・・。


カズヤ「・・・・何っ?また合コン??・・・・」


セイジ「何で分かったとぉ~♪?」


カズヤ「・・・・いや、いつものことやし・・・・」


カツマサ「・・・・うん・・・・」


ユウヘイ「・・・・ホント・・・・」


 これを聞いて、セイジは、更に、ニヤニヤしている・・・・。


セイジ「それなら♪♪話は♪早い♪みんな♪来てくんない♪?」


 これを聞いて、カズヤ、カツマサ、ユウヘイは、呆れたように、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・合コンに、ふけるくらいなら、真面目に作家やんな・・・・」


カツマサ「・・・・全くです・・・・」


ユウヘイ「・・・・アイドルとかじゃないと、行きたくないんだけど・・・・」


 これを聞いて、セイジは、ニンマリとする・・・・。


セイジ「ゆ♪う♪へ♪い♪さん♪♪」


ユウヘイ「・・・・何です・・・・?」


 これを聞いて、セイジは、妙に、ニコニコする・・・・。


セイジ「・・・・相手は♪・・・その♪・・・アイドルですよ♪♪・・・・」


 これを聞いて、急に、ユウヘイの、テンションが上がる・・・・。


ユウヘイ「ええ~!!♪マジでぇ~!♪」


セイジ「ホントホント!!♪」


ユウヘイ「マジかぁ~♪それなら!♪行くよぉ~♪♪」


セイジ「よしっ!!♪・・・・それで♪・・・お二方は♪・・・どうします♪?・・・・」


カズヤ「・・・・行かないよ・・・・」


セイジ「ええ~!!?何でぇ~!?」


カズヤ「・・・・合コンだけは、お断り・・・・」


セイジ「何で何でぇ~!!?」


カズヤ「・・・・恋人作りたいだけの、集会は、時間の無駄・・・俺は、恋愛は、真剣に、考えてるから・・・・」


 これを聞いて、セイジは、ニヤぁ~っとする・・・・。


セイジ「大丈夫ですよぉ~♪カズヤ君♪今回の合コンは♪向こうは♪お見合いくらい♪真剣に♪♪臨みたいって♪向こうも♪おっしゃっていてぇ~♪・・・・ねぇ~♪♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、セイジを、怪訝な顔で、睨みつける・・・・。


カズヤ「ホントかぁ~??」


セイジ「ホントホント♪」


 これを聞いて、カズヤは、ムスッ!とした表情で、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・まあ・・・詐欺くさい気がするけど・・・顔出すか・・・・」


セイジ「よしぃ~!!♪・・・・っで?カツマサさんは♪どうします♪?・・・・」


 こう言いながら、セイジは、妙に、ニヤニヤして、カツマサは、気持ち悪さを、覚えるが、その圧迫感に負け、一息つく・・・・。


カツマサ「・・・・いいですよ!顔出してあげましょう!!・・・・」


セイジ「よしっ!♪決まりぃ~!♪♪」


ユウヘイ「決まりだねぇ~♪♪」


 こうして、セイジと、ユウヘイが、ハイテンションな中、カズヤと、カツマサは、呆れ果てていた・・・・。


【シーン23】

 ここは、とあるライブ会場の、楽屋の中。ここで、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人は、私服に、着替えながら、会話していた・・・・。


モモハ「お疲れぇ~♪」


 モモハは、ミヤビ、ナツミ、メイ達に、こう挨拶した・・・・。


ミヤビ「・・・・お疲れ・・・・」


ナツミ「お疲れ!♪」


メイ「・・・・お疲れさん♪・・・・」


 ミヤビ、ナツミ、メイの3人も、こう返す・・・・。


モモハ「・・・・いやぁ~、相変わらず、妙な熱気やねぇ~・・・・」


ミヤビ「・・・・そうやね・・・・」


ナツミ「・・・・うん・・・・」


メイ「・・・・ホントホント・・・・」


モモハ「・・・・いやぁ~、こっちは、働き口が無くて、生活費のためだけなのにぃ~・・・・」


ミヤビ「それぇ~!!」


ナツミ「ねえ~!♪」


メイ「うん!!それぇ~!」


ミヤビ「もう!!キモぉ~い!!!!」


モモハ「ねぇ~!!」


ナツミ「うん」


メイ「・・・・何か・・・疲れる・・・・」


ミヤビ「ねえ!!」


モモハ「・・・・うん・・・・」


ナツミ「・・・・ホント・・・・」


 この後、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人は、ほぼ同時に、深く、ため息をついた・・・・。この後、しばらくして、メイは、現金そうに、ニンマリとする・・・・。


メイ「と・こ・ろ・で・さ♪」


ミヤビ「?どうした??メイちゃん」


 この後、メイは、更に、ニコやかになる・・・・。


メイ「こ・ん・ど・さ♪」


ミヤビ「?うん??」


モモハ「?何ぃ~??」


ナツミ「?どうしたとぉ~??」


 この後、メイは、更に、ニヤニヤする・・・・。


メイ「4対4の!♪合コンセッティングしたんだけど♪」


ミヤビ「!ホントぉ~!!?」


メイ「ホントホント♪」


モモハ「合コンかぁ~♪」


ナツミ「いいね♪気分転換に♪」


メイ「でしょう♪♪?」


ミヤビ「えっ!?相手は!イケメン!!?」


メイ「イケメンもいるよ♪」


ミヤビ「!!ホントにぃ~!♪?」


メイ「2人ね♪」


ミヤビ「ええ~!!行くぅ~♪」


モモハ「私もぉ~♪♪」


ナツミ「私もぉ~♪」


メイ「よしっ!決まり!♪」


モモハ「だね♪♪」


ナツミ「うん♪」


ミヤビ「ああ~♪イケメンかぁ~♪♪楽しみぃ~♪」


ナツミ「それぇ~♪♪」


 この後、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人は、互いに、見つめ合い、無邪気に、笑い合った・・・・。


【シーン24】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、柔剣道場で、アキヒロは、大勢の、抵抗軍の、メンバー達に、剣道を、教えていた・・・・。


アキヒロ「そう!!剣は!大振りしない!!小振りで!!一瞬の隙を!突くのだ!」


この場の抵抗軍メンバー「はい!!アキヒロ先生!」


アキヒロ「手首だぞぉ~!手首を!しっかり使うんだ!!」


この場の抵抗軍メンバー「はい!!」


 こうして、アキヒロによる、剣道の稽古は、続いていった・・・・。


【シーン25】~稽古終了後、・・・・~

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、柔剣道場の、アキヒロの目の前で、剣道を、習っていた、抵抗軍のメンバーは、キレイに、整列していた・・・・。


アキヒロ「気をつけ!!礼!!!」


この場の抵抗軍メンバー「ありがとうございましたぁ~!!!!」


アキヒロ「解散!!!!」


 こうして、この日の、剣道の練習を終え、抵抗軍メンバーは、散り散りに動く。アキヒロも、タオルで、汗を拭きながら、この柔剣道場の、出口の方に、歩いて行き、このまま、この柔剣道場を出る。すると、・・・・。


ヨシテル「お~い♪アキヒロぉ~♪」


 こう言われ、アキヒロは、ヨシテルに気付く・・・・。


アキヒロ「おう!!ヨシテル!どうした!?」


 これを聞いて、ヨシテルは、ニコッ!とする・・・・。


ヨシテル「いやさ♪お前、カズヤって!知ってるだろ!?」


 これを聞いて、アキヒロは、顔が、引き攣る・・・・。


アキヒロ「・・・・うん・・・知ってる・・・・」


 この後、ヨシテルは、ニヤニヤする・・・・。


ヨシテル「・・・・いやね♪何か♪・・・あいつ、・・・結構、ケンカ強くてね♪・・・・」


アキヒロ「・・・・知ってる・・・中学の時、よくケンカしとったけん・・・・」


ヨシテル「やろう?俺も、高校の時、よくケンカしとってさ♪」


アキヒロ「!!そうとぉ~!!?」


ヨシテル「そうなんよねぇ~♪いやぁ~♪♪世間は♪狭いねぇ~♪♪」


アキヒロ「確かに♪♪」


 この後、アキヒロとヨシテルは、無邪気に、笑い合った・・・・。


ヨシテル「それでさぁ~♪一応♪♪気になって♪あいつのこと、調べたっちゃけど、あいつ、何しようと思うぅ~♪?」


アキヒロ「?さあ??」


 この後、ヨシテルは、面白おかしそうに笑う・・・・。


ヨシテル「小説家よ!!小説家!売れない小説家!」


 これを聞いて、アキヒロは、何となく、納得する・・・・。


アキヒロ「・・・・ああっ・・・そうなんや・・・確かに、あいつの夢、物語を、紡ぐことやったけんね・・・・」


ヨシテル「ああね♪」


アキヒロ「・・・・うん・・・そうやった・・・・」


 この後も、ヨシテルは、面白おかしそうに、笑っていた・・・・。


ヨシテル「いやぁ~♪あいつの小説♪♪ミユキに言わせると!♪面白いらしくてな♪」


アキヒロ「・・・・へえ~・・・・」


 アキヒロは、気のない感じで、こう返事した・・・・。


ヨシテル「何かな!♪同時に!あいつの小説が♪なぜ売れないかも♪分かったってさ♪何でだと思う?」


アキヒロ「・・・・さあ~・・・・」


 この後、ヨシテルは、得意気な笑みを、見せる・・・・。


ヨシテル「・・・・実はさ♪・・・頭いい奴ウケ、してないだけで♪クオリティは、高いってさ♪♪・・・・」


アキヒロ「・・・・へえ~・・・そうったい・・・意外・・・・」


ヨシテル「分かる♪あいつ♪頭良かったけんね♪♪」


アキヒロ「・・・・それ・・・・」


ヨシテル「それをな♪♪ミユキに伝えたらな♪ミユキの奴♪『作品見る限り、頭の良さは、中途半端。コウタよりも、頭悪い』ってさ♪♪」


アキヒロ「・・・・ああね♪・・・・」


ヨシテル「いやぁ~♪頭良さそうな!♪アイツやったけど♪意外に!♪バカやったみたい♪」


アキヒロ「・・・・意外・・・・」


ヨシテル「分かる♪♪」


アキヒロ「・・・・うん・・・・」


 この後、アキヒロは、深く、ため息をつく・・・・。


ヨシテル「アイツ!♪作家♪やめりゃあ~♪♪いいのに♪」


アキヒロ「・・・・何か・・・言いたいこと、分かるけど、・・・俺・・・アイツ好かん・・・・」


ヨシテル「そうったい♪」


アキヒロ「・・・・うん・・・何か・・・コウタよりも、バカやったかも、しれんけど・・・俺・・・コウタの方が、好き・・・・」


ヨシテル「まあねぇ~♪♪」


アキヒロ「やろっ!!?」


ヨシテル「・・・・うん♪・・・分かるわ♪・・・・」


 この後、アキヒロは、深く、ため息をつく・・・・。


アキヒロ「・・・・何か・・・頭いいの、ひけらかさんかった、良かったけどね・・・・」


ヨシテル「分かる!♪そういうとこあった!♪」


アキヒロ「・・・・うん・・・・」


 この後、ヨシテルは、ニヤニヤしていた・・・・。


ヨシテル「・・・・俺♪・・・アイツ♪仲間に入れてぇ~♪・・・・」


アキヒロ「・・・・俺は、反対・・・・」


 この後も、ヨシテルは、ニヤニヤしていた・・・・。


ヨシテル「・・・・まあ、言いたいこと分かるよ♪・・・・」


アキヒロ「・・・・うん・・・大して、頭良くないのに、頭ひけらかす・・・一番好かん!!・・・・」


ヨシテル「・・・・まあまあまあ♪・・・俺は、強いってだけで、十分♪・・・・」


アキヒロ「・・・・勝手にしとき・・・頭も、コウタがおれば、十分っちゃろ?ケンカも、中途半端。頭も、中途半端。しかも偉そう。俺、アイツと、ソリが合わんけん・・・・」


ヨシテル「・・・・まあ♪・・・任せとって♪♪・・・・」


アキヒロ「・・・・いいけど・・・・」


 こう言いながら、アキヒロは、一息付いた・・・・。


ヨシテル「・・・・よぉ~し♪・・・・」


 こう言いながら、ヨシテルは、得意気に、ニヤニヤしていた・・・・。


【シーン26】

 ここは、とある居酒屋。ここでは、カズヤ、カツマサ、セイジ、ユウヘイの、4人の男性陣と、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの、4人の女性陣の、4体4の、合コンが、行われていた・・・・。


ミヤビ「うわぁ~♪♪ホントに♪イケメンだぁ~♪」


セイジ「どもぉ~♪♪」


ミヤビ「アンタじゃない!!」


セイジ「はい!!失礼しましたぁ~!!」


ミヤビ「・・・・もう・・・こっちの2人に、決まってんじゃん・・・・」


 こう言いながら、ミヤビは、カズヤと、ユウヘイを指す・・・・。


セイジ「・・・・いやぁ~♪・・・・」


 この場の、この様子を見て、カズヤとユウヘイは、つい、苦笑いしてしまう・・・・。


ユウヘイ「・・・・まあ・・・アイドルってだけあって、・・・皆さん・・・カワイイですね・・・・」


 ユウヘイは、苦笑いしたまま、こう言った・・・・。


ミヤビ「いやぁ~♪♪それほどでもぉ~♪♪♪」


 ミヤビの、この様子に、男性陣は、4人共、タジタジで、苦笑いしていた・・・・。


ミヤビ「皆さん!!小説家なんですよね!!?」


 この発言に対しても、男性陣4人は、苦笑いしたままだった・・・・。


セイジ「・・・・一応・・・・」


カズヤ「・・・・まあ・・・・」


ユウヘイ「売れてないけどね!!♪」


カツマサ「・・・・僕以外・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・実際に、売れてるのは、カツマサさんだけ・・・・」


セイジ「まあねぇ~♪♪」


ユウヘイ「・・・・正直・・・・」


ミヤビ「でも!!小説書けるって!すごいですね!?」


カズヤ「・・・・まあ・・・・」


ユウヘイ「・・・・うん・・・・」


セイジ「・・・・売れては、・・・無いんだけど・・・ね・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・・」


 この後、カツマサは、咳払いをする・・・・。


カツマサ「・・・・まあ・・・3人共、売れてないことは、売れてないです・・・理由も、三者三様・・・カズヤさんは、作品は、いいですが、この時代の、読者に、受けていない。ユウヘイさんは、斬新過ぎて、読者に、理解されてない。セイジさんは、面白くないギャグ、入れ込んでるだけ、話にならない・・・そんなとこです・・・・」


 このカツマサの話を、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人は、あっけらかんと、聞いていた・・・・。


ミヤビ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


メイ「・・・・なっなるほど・・・・」


ナツミ「・・・・いろいろ、あるんですね♪・・・・」


モモハ「勉強に!♪なりましたぁ~♪♪」


 この後、カツマサは、一息つく・・・・。


カツマサ「・・・・まあ・・・我々は、絶滅危惧種のように、なってしまっている、純粋な、表現者仲間です・・・・」


 これを聞いても、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人は、やはり、呆然としていた・・・・。


ミヤビ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


 この後、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人は、しばらく、呆然としていて、店内の、雑音が、虚しく、響き渡っていた・・・・。


セイジ「・・・・せっ席替えタぁ~イム♪・・・・」


 この後、呆然としていた、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの4人は、ハッ!と我に返り、テンションを、無理やり上げる・・・・。


ミヤビ「よっ!♪待ってました♪」


 こうして、合コンが、行われている、このテーブルで、席替えが、行われていた。その結果、カズヤの隣に、ミヤビが、・・・カツマサの隣に、モモハが、・・・セイジの隣に、メイが、・・・ユウヘイの隣に、ナツミが、それぞれ、座った・・・・。こうして、男女が、隣同士になった、このテーブルでは、それぞれの、ペアで、話が、盛り上がっていた。カズヤとミヤビも、例外ではない・・・・。


ミヤビ「よろしくね!♪」


 このミヤビのセリフに、カズヤは、苦笑いであった・・・・。


カズヤ「・・・・よっ・・・よろしく・・・・」


ミヤビ「もう!♪堅ぁ~い♪♪」


 このセリフにも、カズヤは、やはり、苦笑いであった・・・・。


カズヤ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


ミヤビ「やっぱ!♪イケメンだわぁ~♪♪」


 こう言いながら、ミヤビは、無邪気に、笑っていた・・・・。


カズヤ(どこが!!真剣なんだ!)


 こう思いながらも、カズヤは、満更、悪い気は、しないでいた・・・・。


【シーン27】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、ボロのテーブルを囲って、トモヤ、コウタ、ショウ、ヨシテルの4人は、会話していた・・・・。


コウタ「・・・・ああ~っ・・・俺よりバカのくせに、頭側ぁ~・・・・」


ヨシテル「そうなんよねぇ~♪ミユキが言うには♪・・・・」


ショウ「・・・・いやさぁ~・・・俺の兄貴も、そうなんよね・・・・」


コウタ「・・・・ああね・・・・」


トモヤ「・・・・まあ、でも・・・戦力は、欲しいね。実際、・・・・」


ヨシテル「やろう♪?」


コウタ「・・・・そうやけど・・・面倒い・・・・」


ヨシテル「・・・・まあねぇ~♪・・・・」


ショウ「・・・・でもさぁ~・・・俺も、正直、兄貴も、入れたいっちゃけど・・・・」


ヨシテル「ああね」


コウタ「・・・・面倒い・・・・」


ヨシテル「そう言うなって!♪」


コウタ「・・・・いやっ・・・面倒いもんは・・・面倒い・・・・」


ミユキ「・・・・どうも、ショウの兄貴と、カズヤも、知り合いらしいよ・・・・」


 こう言いながら、ミユキも、この部屋に、入って来る・・・・。


ショウ「えっ?そうったい?」


ミユキ「・・・・うん・・・今、カズヤと共に、合コン中・・・・」


ショウ「ああね」


 この後、トモヤ、ヨシテル、コウタ、ショウは、しばらく、深く、考え込む・・・・。


ショウ「・・・・どうする・・・・?」


ヨシテル「仲間入れよ♪♪」


トモヤ「・・・・簡単に、言うけどさぁ~・・・・」


コウタ「・・・・面倒そう・・・・」


ヨシテル「いやいや♪いけるよ!♪ショウの兄貴は、知らんけど」


ショウ「・・・・いや、・・・入れたいけど・・・俺の兄貴は、情けないっちゃん・・・・」


コウタ「・・・・ますます、面倒い・・・・」


ミユキ「・・・・入れるだけ、入れてみれば・・・面倒臭そうやけど・・・・」


 これを聞いて、トモヤとコウタは、深く、ため息をつく・・・・。


トモヤ「・・・・試しに・・・入れてみる・・・・?」


コウタ「・・・・面倒いけど・・・・」


ヨシテル「よしぃ~っ!!♪」


ショウ「決まりやね♪」


トモヤ「・・・・ああ・・・・」


コウタ「・・・・みたいやね・・・・」


 これを聞いて、ミユキは、深く、ため息をついた・・・・。


ミユキ「・・・・いいけどね・・・・」


 こう言いながら、ミユキは、この部屋を出た・・・・。


ヨシテル「・・・・じゃあ・・・どういう手順でいく・・・・♪?」


コウタ「・・・・そうやねぇ~♪♪・・・・」


 この後、コウタは、この場で、しばらく、考え込んでいた・・・・。


【シーン28】

 ここは、とある町の中の、とある道。ここを、カズヤとミヤビは、手を繋いで、並んで、歩いていた・・・・。


カズヤ「・・・・いやぁ~♪積極的だねぇ~♪♪・・・・」


ミヤビ「イケメンだから♪♪」


 こう言いながら、ミヤビは、無邪気な笑みを、見せていた・・・・。このまま、しばらくして、カズヤとミヤビは、ラブホの前で、立ち止まる・・・・。


ミヤビ「行こ♪♪」


 カズヤの方は、多少戸惑うが、一息ついて、落ち着く・・・・。


カズヤ「・・・・ああ・・・・」


 この後、カズヤとミヤビは、このラブホ内に、入って行った・・・・。


【シーン29】

 ここは、とある町の中の、とある道。ここを、セイジとメイは、手を繋いで、並んで、歩いていた・・・・。しばらく、2人は、黙っている。セイジは、緊張から、メイは、流されるままに、・・・・。


セイジ「・・・・いやぁ~♪・・・嬉しいなぁ~♪♪・・・・」


メイ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


 この後も、しばらく、セイジの、緊張は続き、このまま、間があく・・・・。そして、メイは、何だか、退屈そうにする・・・・。


セイジ「・・・・やっぱ・・・カワイイね♪♪」


メイ「・・・・はっはあ・・・・」


 この後、少し間があく・・・・。


セイジ「いやぁ~♪さすが!♪アイドル♪」


 これを聞いても、メイは、退屈そうに、している・・・・。


メイ「・・・・あっありがとうございます・・・・」


セイジ「!いやいや♪ホント!!かわいいって!♪」


 この後、少し間があく・・・・。


メイ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


 この雰囲気のまま、しばらく、歩いて行き、2人は、漫画喫茶の前に、辿り着く・・・・。


セイジ「・・・・ここ・・・入らない・・・・??」


 この後、少し間があく・・・・。


メイ「・・・・いいですよ・・・・♪」


セイジ「よしっ!!♪」


 この後、セイジの緊張からか、この漫画喫茶の前で、しばらく、突っ立っている・・・・。


メイ「・・・・あっあの・・・・」


セイジ「!はっ!・・・はい!!・・・・」


 この後、メイは、苦笑いしながら、セイジの方を見る・・・・。


メイ「・・・・はっ入りません??・・・・」


 これを聞いて、セイジは、慌てて、笑顔を、つくろう・・・・。


セイジ「そっ!そうですね!!・・・はっ!入りましょう!!・・・・」


メイ「・・・・はい♪・・・・」


 この後、セイジとメイは、目の前の、漫画喫茶に、入って行った・・・・。


【シーン30】

 ここは、とあるラブホの一室。この中に、カズヤとミヤビは、繰り返し、キスをしながら、入って行く。そのまま、2人は、互いが互いの服を、脱がせて行きながら、ベッドインして、そのまま、情熱的に、セックスを、始めた・・・・。


【シーン31】

 ここは、とある漫画喫茶の一室。この狭い一室に、セイジは、椅子に座り、目の前で、立っているメイの顔を、見つめていた・・・・。


セイジ「・・・・ホントに・・・いいの・・・・??」


 こんなセイジを、メイは、愛くるしい表情で、見つめ、そのまま、コクンッ!と頷いた・・・・。


メイ「・・・・そのために、来たのよ・・・・♪」


 これを聞いて、セイジは、満面の笑みを、浮かべていた・・・・。


セイジ「そうだよねぇ~!!♪そのために!!来たんだよねぇ~!♪」


 こう言いながら、セイジは、勢いよく、自らの服を、脱いでいく・・・・。そんなセイジの、様子を見て、メイも、自らの服を、脱いでいく・・・・。そして、2人は共に、一矢纏わぬ姿になる。セイジは、照れているが、メイは、人形のように、愛くるしく、無表情であった・・・・。


メイ「・・・・シよ♪・・・・」


セイジ「・・・・うん♪♪・・・・」


 セイジが、満面の笑みで、こう答えると、メイは、セイジの方に、近寄り、そのまま、2人は、濃厚な口付けを、交わし始めた・・・・。


【シーン32】

 ここは、とあるラブホの一室。この中の、ベッドの上で、カズヤとミヤビは、一矢纏わぬ姿で、並んで、横になっていた・・・・。


ミヤビ「ああっ♪♪良かったよ♪」


 これを聞いて、しばらくして、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・そりゃあ・・・良かったけど・・・・」


ミヤビ「?けど??」


 この後、カズヤは、何って言うか、考え込む・・・・。


カズヤ「・・・・何って言うかぁ~・・・?イケメンだったら、誰でも良いの??・・・・」


ミヤビ「まあねぇ~♪」


 これを聞いて、カズヤは、呆れたように、深く、ため息をついた・・・・。


カズヤ「・・・・呆れた・・・・」


ミヤビ「だって♪ファンは♪ブサメンばっかやもん♪♪」


 これを聞いて、カズヤは、ハッ!として、しばらく、考え込む・・・・。


カズヤ「・・・・そっか・・・・」


 カズヤは、同情気味に、こう言った・・・・。


ミヤビ「・・・・うん♪♪・・・・」


 こう言っている、ミヤビだが、その姿は、どこか、暗い部分も、あるように見えた・・・・。


【シーン33】

 ここは、とある漫画喫茶の一室。この狭い一室で、セイジとメイは、それぞれが、服を着ている所であった・・・・。


セイジ「いやぁ~♪♪良かったよぉ~♪」


メイ「・・・・そっ・・・・」


 メイは、そっけなく、こう言う・・・・。


セイジ「・・・・でも・・・良かったの?・・・僕なんかで・・・・」


メイ「・・・・うん・・・・」


セイジ「ホントぉ~!♪?じゃあ!♪付き合うぅ~♪?」


メイ「・・・・いやっそれはいい・・・・」


セイジ「・・・・だよねぇ~・・・・」


メイ「・・・・うん・・・ファンよりマシだけど・・・ファンっぽ過ぎる・・・・」


セイジ「・・・・ああっ・・・そうなんだ・・・・」


メイ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらく、呆然とする・・・・。


セイジ「・・・・じゃあ・・・お別れ・・・・??」


メイ「・・・・そうね・・・もっと、マシな男なら、この先の、合コンで、会えそうだし・・・・」


 これを聞いて、セイジは、ガックリ、肩を落とす・・・・。


セイジ「・・・・だよね・・・・」


メイ「・・・・うん・・・・」


 この後、セイジは、呆然とし、メイは、淡々としていた・・・・。


【シーン34】

 ここは、とある都会の中の、とある道路を走る、抵抗軍の、車の中。この時代、車にも、AIが搭載されており、運転も、自動なのが、主流なのだが、抵抗軍の車は、ボロの中古車を、直した物で、運転も、手動であった。この車の中には、ヨシテルとコウタが、乗っていた。運転は、コウタが、している・・・・。


コウタ「・・・・要するに、不良だった、お前と、同じくらい、ケンカが、強くて、頭は、俺より、バカって?・・・・」


ヨシテル「それっ!!抵抗軍向きやろ!?」


コウタ「・・・・まあね・・・・」


 こう言いながら、コウタは、ニヤニヤする・・・・。


ヨシテル「とにかく!拉致って!入れようぜ!♪」


コウタ「やね♪♪」


 この後、ヨシテルとコウタは、ニヤニヤが、止まらなかった・・・・。


【シーン35】

 ここは、とある都会の中の、とある別の道路を走る、抵抗軍の、別の中古車の中。この車の中に、ショウとトモヤは、乗っていた。運転は、トモヤが、している・・・・。


トモヤ「・・・・お前の兄貴、・・・やばいね・・・・」


ショウ「やろう!?・・・・いや、・・・マジ・・・アイドルオタクなんよ・・・・」


トモヤ「・・・・うん・・・分かる・・・けど、それって・・・足手まといやない・・・・」


ショウ「・・・・分かる・・・兄貴・・・完全に、ダメ男やけん・・・・」


トモヤ「・・・・大丈夫と・・・・??」


ショウ「・・・・俺が、鍛えるけん・・・・」


 この後、トモヤは、しばらく、考え込む・・・・。


トモヤ「・・・・俺は、責任持てない・・・責任持てよ・・・・」


ショウ「・・・・おうっ!・・・・」


 こんな会話をしながら、トモヤとショウは、神妙な面持ちでいた・・・・。


【シーン36】

 ここは、とあるラブホの、外の、出入り口付近。この出入り口から、カズヤとミヤビが、出て来る・・・・。


ミヤビ「ビックリでしょ!!?いきなり!!婚姻届を!握手会で!出して来るんだもん!ブサメンが!」


 これを聞いて、カズヤは、腹を抱えて笑う・・・・。


カズヤ「・・・・ああね♪・・・・」


ミヤビ「あの時は!AIの護衛ロボットが!押さえてくれて!収まったけどさぁ~!ホント!!常識無いよね!」


カズヤ「・・・・うん・・・すごい、妄想癖だよね?・・・・」


ミヤビ「それっ!マジで!!キモいと!」


カズヤ「・・・・ヤバいヤバい♪・・・・」


ミヤビ「・・・・ありえんやったぁ~・・・・」


カズヤ「・・・・確かに♪・・・・」


 この後、カズヤとミヤビは、互いに、向き合いながら、無邪気に、笑い合った・・・・。


ミヤビ「あ~あ!♪また!アイドル活動か!♪」


カズヤ「・・・・大変やね・・・・」


ミヤビ「そうよ!!こっちは!生活のために!!アイドルやってんだから!」


カズヤ「・・・・俺の作家も、生活のためだよ♪・・・・」


ミヤビ「お互い様か!♪」


カズヤ「・・・・だね♪・・・・」


 この後も、カズヤとミヤビは、ケラケラと、無邪気に、笑い合った・・・・。


ミヤビ「・・・・じゃっ!・・・・」


カズヤ「・・・・じゃっ♪・・・・」


 この後、カズヤとミヤビは、切なそうに、見つめ合いながら、名残惜しそうに、互いに、反対方向に、歩き出そうと、していた。すると、そんな、2人の近くに、コウタとヨシテルを、乗せた中古車が止まり、その中古車から、そのコウタとヨシテルが、降りてきて、カズヤとミヤビに、それぞれ、手刀を、繰り出す・・・・。


カズヤ「!うっ!?」


ミヤビ「!うっ!?」


 その手刀で、カズヤも、ミヤビも、気絶し、地面に、倒れた・・・・。


コウタ「・・・・こいつが、カズヤって奴か?・・・・」


ヨシテル「やねっ♪♪オマケもおるけど♪」


コウタ「・・・・まあ・・・な・・・・」


 この後、コウタは、しばらく、考え込む・・・・。


コウタ「・・・・っで、どうする?・・・・」


ヨシテル「2人共♪連れてこうぜ♪こっちも♪悪くねえやろ♪?」


コウタ「確かに♪♪」


ヨシテル「よ~し♪」


 この後、ヨシテルとコウタは、カズヤとミヤビを、それぞれ、自分達の、乗って来た中古車に、運んで行き、2人を乗せた後、自分達も乗り、そのまま、出発した・・・・。


【シーン37】

 ここは、外の、漫画喫茶の、出入り口付近。この出入り口から、セイジとメイが、出て来る・・・・。


メイ「・・・・あ~あ・・・もっと、イケメンが、良かったなぁ~・・・・」


セイジ「何だよぉ~♪♪そう言うなら♪遠慮したのにぃ~♪・・・・」


メイ「・・・・いいよ・・・とりあえず、セックスしたかった・・・・」


 これを聞いて、セイジは、ガックリとはする・・・・。


セイジ「・・・・まあ・・・いいんだけどさ・・・・」


 この後、セイジとメイは、立ち止まり、メイは、一息つく・・・・。


メイ「・・・・あ~あ・・・また、アイドル生活か・・・・」


セイジ「いいじゃぁ~ん♪♪」


 これを聞いて、メイは、深く、ため息をつく・・・・。


メイ「・・・・いやっ、アイドルも、大変だよぉ~、・・・ホント・・・・」


セイジ「そうとぉ~??」


メイ「そうよ!!」


セイジ「・・・・へぇ~・・・そっかぁ~・・・・」


 これを聞いて、メイは、不機嫌そうに、一息つく・・・・。


メイ「・・・・所詮、アイドルファンね・・・・」


セイジ「・・・・すんませぇ~ん♪・・・・」


メイ「・・・・全く・・・・」


 こう言いながら、メイは、呆れ果てていた・・・・。この後、しばらく、間があく・・・・。


セイジ「・・・・お別れかぁ~・・・・」


メイ「・・・・そうね・・・・」


 この後も、しばらく、間があく・・・・。


メイ「・・・・じゃあ・・・・」


 メイは、不機嫌そうに、こう言う・・・・。


セイジ「・・・・うん・・・・」


 セイジは、怯えた感じで、こう言った・・・・。この後、セイジとメイは、互いに、反対方向に、歩き出そうと、していた。すると、そんな、2人の近くに、トモヤとショウを、乗せた中古車が止まり、その中古車から、そのトモヤとショウが、降りてきて、セイジとメイに、それぞれ、手刀を、繰り出す・・・・。


セイジ「!うっ!?」


メイ「!うっ!?」


 その手刀で、セイジも、メイも、気絶し、地面に、倒れた・・・・。


トモヤ「・・・・?こいつか??・・・お前の兄貴って・・・・」


ショウ「・・・・ああっ・・・ホント・・・どうしょうもない兄貴だよ・・・・」


トモヤ「・・・・そっか・・・っで、・・・こっちの女は??・・・・」


ショウ「・・・知らね・・・どうせ、アイドルを、ナンパしてたんだろ?・・・・」


トモヤ「・・・・ああね・・・っで、どうする?・・・・」


ショウ「どっちも、運ぼうぜ。アイドルがいりゃ、兄貴も、満足だろ・・・・」


トモヤ「・・・・そんなもん・・・・?」


ショウ「・・・・まあ、・・・俺も、そうだったから・・・・」


 この後、トモヤは、深く、ため息をついた・・・・。


トモヤ「・・・・まあ・・・連れてこうかね・・・・」


ショウ「お~し♪♪」


 この後、トモヤとショウは、セイジとメイを、それぞれ、自分達の、乗って来た中古車に、運んで行き、2人を乗せた後、自分達も乗り、そのまま、出発した・・・・。


【シーン38】~次の日、・・・・~

 ここは、カツマサの、自宅の中。ここで、カツマサは、お気に入りの、アニソンを、聴きながら、ベッドの上で、ゆっくり、横になっていた・・・・。


カツマサ「・・・・ああっ・・・昨日は、久々に、いい気分転換になったわ・・・・」


 こう言いながら、カツマサは、昨日のことを、思い出していた・・・・。


【シーン39】~昨日のこと、・・・・~

 ここは、とある居酒屋。ここでは、カズヤ、カツマサ、セイジ、ユウヘイの、4人の男性陣と、モモハ、ミヤビ、ナツミ、メイの、4人の女性陣の、4体4の、合コンが、行われていた・・・・。

もう、席替えタイムも終わり、カツマサの隣には、モモハが、座っていた・・・・。


カツマサ「・・・・なるほど・・・いずれは、本格派女優にと?・・・・」


モモハ「はい!!所詮!アイドルって!言われないように!」


カツマサ「・・・・ふむ・・・・」


 この後、カツマサは、しばらく、考え込む・・・・。


モモハ「・・・・何か・・・ありますか?・・・心掛けとか・・・・」


カツマサ「・・・・いえっ・・・心掛けは、ありません。ただ、忘れなければ、ならない物は、あります・・・・」


モモハ「!何でしょう!?」


カツマサ「・・・・それは、ファンサービスと言う、嘘ですね・・・・」


 これを聞いて、モモハは、驚きを、隠せない・・・・。


モモハ「・・・・ファンサービス・・・ですか・・・・??」


カツマサ「・・・・ええっ・・・ファンへの対応では、ファンサービスは、構いませんが、演技中は、やめた方が、いいでしょう・・・・」


モモハ「・・・・えっ?・・・演じるって、・・・ファンサービスとは、違うんですか??・・・・」


カツマサ「・・・・違います・・・・」


モモハ「・・・・?えっ??・・・・」


 この後、モモハは、しばらく、考え込む・・・・。


モモハ「・・・・どう・・・違うんですか・・・・??」


 これを聞いて、カツマサは、咳払いをする・・・・。


カツマサ「・・・・まず、・・・ファンサービスとは、ファンに、夢を与えるための、嘘です・・・・」


 これを聞いて、モモハは、惚ける・・・・。


モモハ「・・・・はっはあ・・・・」


 この後、カツマサは、一息つく・・・・。


カツマサ「・・・・演技とは、嘘をつくことでは、ありません。嘘を、ホントにすることです・・・・」


モモハ「・・・・嘘を・・・ホントにすること・・・・」


カツマサ「・・・・そうです・・・演技とは、・・・ホントの思いを、偽る事では、ありません・・・自分の嘘を、自分自身も、信じ込む事です・・・・」


 これを聞いて、モモハは、驚きを、隠せない・・・・。


モモハ「・・・・自分の嘘を・・・自分自身も、信じ込むこと・・・・」


カツマサ「そうです♪嘘で、セリフを、喋らない・・・大事な事です♪・・・・」


 これを聞いて、モモハは、半信半疑であった・・・・。


モモハ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


 この後、カツマサは、一息つく・・・・。


カツマサ「・・・・まあ、・・・アイドル女優と、言われない為には、必要な事ですね・・・・」


モモハ「・・・・はあ・・・・」


 この後、カツマサは、不敵な笑みを、浮かべる・・・・。


カツマサ「・・・・まあ、・・・分かるには、師匠が、必要ですよ・・・・」


モモハ「・・・・師匠・・・ですか・・・・」


カツマサ「はい♪♪」


 カツマサは、満面の笑みで、こう答えた・・・・。


【シーン40】~昨日のこと、・・・・~

 ここは、とあるラブホの、一部屋。ここで、カツマサとモモハは、ベッドの上で、互いに、一糸纏わぬ姿で、セックスしていた・・・・。


【シーン41】~今日のシーン、・・・・~

 ここは、カツマサの、自宅の中。ここで、カツマサは、お気に入りの、アニソンを、聴きながら、こんな昨日のことを、思い出し、ベッドの上で、ゆっくり、横になっていた。やがて、カツマサは、一息つく・・・・。


カツマサ「・・・・合コンって、何となく、抵抗があったけど、あの子は、良かったなぁ~・・・・」


 この後、カツマサは、しばらく、物思いに、耽った後、いつものように、ふと、リモコンで、テレビをつけ、ニュースを、見始めた・・・・。


ニュースキャスター「・・・・次のニュースです。昨日、行方不明者が、4人追加されました。名前は、カズヤさん、セイジさん、ミヤビさん、メイさんの4人です・・・・」


 このニュースを聞いて、カツマサは、耳を疑い、しばらく、呆然とする・・・・。


ニュースキャスター「・・・・この所、行方不明者が、続出していて、いずれも、何とか、生活している人達で、警察では、全力で、捜査しています・・・・」


 これを聞いて、カツマサは、更に、耳を疑う・・・・。


カツマサ「・・・・はっ!!?・・・・」


 この後、カツマサは、しばらく、考え込む・・・・。そのまま、しばらくして、カツマサの、スマホが鳴る・・・・。


カツマサ「!・・・・えっ・・・・!?」


 カツマサが、スマホを、確認すると、相手は、ユウヘイだった・・・・。カツマサは、恐る恐る、着信に出る・・・・。


カツマサ「・・・・もしもし・・・・」


ユウヘイ「・・・・あっ、もしもし・・・カツマサ君?・・・・」


カツマサ「・・・・ええっ・・・僕です・・・・」


ユウヘイ「あっ!良かったわぁ~!!行方不明じゃない!」


カツマサ「・・・・同感です・・・・」


ユウヘイ「ねえっ!!ニュース見たぁ~!!?」


カツマサ「・・・・ええっ・・・見ました・・・・」


ユウヘイ「カズヤ君とセイジさん!・・・・電話かけたけど!ホントに!!出ないんだよね!」


カツマサ「・・・・そうですか・・・・」


ユウヘイ「何か!!ヤバくない!!?」


カツマサ「・・・・ええっ・・・ちょっと・・・危機を感じますね・・・・」


ユウヘイ「どうする!!?探す!!??」


カツマサ「・・・・そうですね・・・とりあえず、昨日の、合コン現場を、見てみましょう・・・・」


ユウヘイ「だよね!!?」


カツマサ「・・・・ですね・・・あと、警察にも、知らせましょう・・・・」


ユウヘイ「だね!!とりあえず!警察に!知らせて!合コン現場も!見ないと!」


カツマサ「・・・・ですね・・・・」


ユウヘイ「じゃあ!!!後で!!」


カツマサ「・・・・ええっ・・・・」


 この後、カツマサの、スマホの、通話が、切れた・・・・。この後、カツマサは、深く、ため息をつく・・・・。


カツマサ「・・・・どこ行ったんだ・・・・??」


 この後、カツマサは、しばらく、考え込む・・・・。


カツマサ「・・・・何事も無きゃ、いいけど・・・・」


 こう言いながら、カツマサは、外用の服に、着替え始めた・・・・。


【シーン42】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、地下牢に、カズヤ、セイジ、ミヤビ、メイの4人は、それぞれ、別々に、入れられていた・・・・。


セイジ「・・・・ちょっとぉ~~・・・何、ここぉ~・・・・??」


 こう言いながら、セイジは、すっかり、怯え切っていた・・・・。


カズヤ「・・・・さあな・・・地下であることは、間違いない・・・・」


セイジ「ちょっとぉ~!!よく!!!そんなに!!冷静に!・・・・」


カズヤ「・・・・こんなとこで、パニックになって、どうする・・・・?」


セイジ「・・・・でもさぁ~~・・・・」


メイ「・・・・どうする気だろ?・・・私達を・・・・」


セイジ「あんたも!冷静ね!!」


 この後、メイは、深く、ため息をつく・・・・。


メイ「・・・・うるさいなぁ~・・・やっぱ、アイドルファンレベルね・・・・」


セイジ「・・・・そう言われてもぉ~~・・・・」


ミヤビ「・・・・ホントなら、ライブのはずだったんだけど、・・・・」


 これを聞いて、セイジは、ガクッ!と肩を落とす・・・・。


セイジ「・・・・もういい・・・・」


 こう言いながら、セイジは、イジイジと、いじけていた・・・・。これを見て、メイは、再び、深く、ため息をついた・・・・。


メイ「・・・・全く・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


セイジ「・・・・あ~あ、・・・帰りたい・・・・」


ミヤビ「・・・・右に同じ・・・・」


カズヤ「・・・・俺も・・・・」


メイ「・・・・私も・・・・」


 この後、しばらくして、上の階から、足音が、聞こえて来る・・・・。


ミヤビ「!?誰だろ!!?」


カズヤ「・・・・攫った犯人だろ?・・・たぶん・・・・」


ミヤビ「・・・・だよね?・・・・」


メイ「・・・・だと思う・・・・」


セイジ「もう!!ここから!出して欲しいぃ~!!」


 やがて、足音の主が、姿を現す・・・・。それは、3人いて、アキヒロ、ヨシテル、ショウの3人であった・・・・。


カズヤ「!!お前達は!!!」


セイジ「!?えっ!!?ショウ!!?」


 この後、アキヒロ、ヨシテル、ショウの3人は、牢内にいる、カズヤとセイジの、目の前で(牢の外とは言え、・・・・)、立ち止まった・・・・。


アキヒロ「・・・・久しぶり・・・・」


 カズヤとセイジは、目の前の、光景が、まだ信じられず、思わず、呆然としていた・・・・。


ヨシテル「・・・・どうも、お二人さん・・・ようこそ!!抵抗軍へ!・・・・」


 これを聞いて、カズヤ、セイジ、ミヤビ、メイの4人は、思わず、耳を疑う・・・・。


ミヤビ「・・・・抵抗軍・・・抵抗軍って、あの?・・・・」


ヨシテル「そうだよぉ~ん♪抵抗軍だよぉ~ん♪」


ミヤビ「ふざけないでくれる!!?」


ヨシテル「ふざけてるかもねぇ~♪♪」


ミヤビ「・・・・このっ!!」


 ミヤビは、怒りを、露わにしているが、牢の中じゃ、どうしようもない・・・・。


ヨシテル「おうおう♪♪いい根性してるねぇ~♪こりゃあ♪抵抗軍向きだわ♪♪」


 これを聞いて、ミヤビは、目が点になる・・・・。


ミヤビ「?はあ~??」


 これを聞いて、ヨシテルは、得意気な笑みを、浮かべる・・・・。


ヨシテル「お前達を!ここに連れて来たのは!お前達を、抵抗軍に!入れるためさぁ~!♪」


 これを聞いて、牢の中の、カズヤ、セイジ、ミヤビ、メイは、驚きを隠せない・・・・。


カズヤとセイジとミヤビとメイ「ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!??」


 カズヤ、セイジ、ミヤビ、メイの4人は、開いた口が、塞がらない・・・・。この後、アキヒロとショウは、エロそうな笑みを、浮かべる・・・・。これを見て、ミヤビとメイは、背中が、ゾクッ!とする・・・・。


ミヤビ「・・・・なっ・・・何・・・・?」


メイ「・・・・なっ・・・何でしょう・・・・?」


 この後、アキヒロ、ショウ、ヨシテルの、ニヤニヤが、止まらない・・・・。


ヨシテル「さぁ~て♪何でしょうねぇ~♪?」


 こう言ってる間に、アキヒロとショウは、ミヤビとメイの、それぞれの、牢の鍵を開け、それぞれ、牢の中に入る・・・・。これを見て、ミヤビとメイは、不安気な、表情になる・・・・。


ミヤビ「・・・・ちょっちょっと・・・何・・・・?」


メイ「・・・・何・・・ですか・・・・?」


 近付いて来る、アキヒロとショウに対して、ミヤビとメイは、一歩ずつ一歩ずつ、後退りしていく・・・・。


ミヤビ「マジ!何!!?来んな!!」


メイ「来ないで!!!」


 この後、ミヤビとメイは、後が、なくなる・・・・。そして、アキヒロとショウの、ニヤニヤが、止まらない。そして、アキヒロとショウは、追い詰めた、ミヤビとメイに、襲い掛かる・・・・。


ミヤビ「!!ちょっと!何っ!!?」


メイ「いやああああぁぁぁぁ~!!!!」


 ミヤビとメイが、こう叫ぶ中、アキヒロとショウは、2人の服を、無理矢理、脱がせていく・・・・。


ミヤビ「何!!?ちょっと!!やめて!!!」


メイ「いやっ!!!!」


カズヤ「!!おいっ!やめろよ!!!嫌がってるじゃないか!!」


セイジ「ああ~、僕の、アイドルちゃんがぁ~・・・・」


カズヤ「!!そんなこと!言ってる場合か!!」


セイジ「場合だもぉ~ん・・・・」


 このセイジのセリフに、カズヤは、怒りと呆れた感情が、入り混じった、思いになる・・・・。


ミヤビ「やめてええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


メイ「いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


 この叫びで、カズヤは、ハッ!とする・・・・。


カズヤ「おいっ!!!やめろ!!!!レイプじゃないか!!!」


セイジ「僕の!!アイドルちゃんが!犯されたぁ~!!!!」


ショウ「・・・・兄貴・・・そして、カズヤさんとか言ったか、・・・これが、俺ら肉体派の、頭脳派に対する、復讐だ・・・・」


カズヤ「何!!訳の分からないこと!言ってんだぁ~!やめろぉ~!!!」


アキヒロ「いいんだよ!!みんな!勇者を!バカにした罰だ!!」


ショウ「これが!!アイドル!メイの!体かぁ~!!♪気持ちいい~♪♪」


ヨシテル「終わったら!次!俺な!♪」


アキヒロとショウ「もっちろぉ~ん♪♪」


ミヤビとメイ「いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こうして、この部屋中に、ミヤビとメイの、絶叫が、こだまし、カズヤは、悔しそうにし、セイジは、オナニーを、始めた・・・・。


【シーン43】

 ここは、とあるラーメン屋。ここに、カツマサ、ユウヘイ、モモハ、ナツミの、4人はいた。4人とも、ラーメンを、食べながら、会話している・・・・。


ナツミ「・・・・まさか・・・行方不明に、なるなんて・・・・」


ユウヘイ「・・・・全くです・・・・」


モモハ「・・・・うん・・・・」


カツマサ「・・・・そうですね・・・・」


 この後も、カツマサ、ユウヘイ、モモハ、ナツミの4人は、ラーメンを、食べ進める・・・・。


ナツミ「・・・・どうしよう・・・・」


カツマサ「どうするたって、警察に任せるしか、ありませんよ」


ナツミ「・・・・だけど・・・・」


 この後、ユウヘイ、モモハ、ナツミの3人は、しばらく、考え込み、カツマサは、相変わらず、ラーメンを、食べ進めていた・・・・。


【シーン44】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、地下牢に、カズヤ、セイジ、ミヤビ、メイの4人は、それぞれ、別々に、入れられていた・・・・。ミヤビは、泣いている・・・・。


ミヤビ「・・・・どうして、こんなことに、・・・・」


 この後も、しばらく、ミヤビの、泣き声が、グスグス響く・・・・。


セイジ「・・・・何か、・・・お二人の、レイプされてる所には、興奮したんだけどさ・・・でも、・・・帰りたいなぁ~・・・・」


ミヤビ「キモッ!!」


セイジ「・・・・いやぁ~・・・そう言われてもなぁ~・・・・」


メイ「・・・・やっぱ、ギリギリ、アイドルファンじゃないだけ・・・・」


セイジ「・・・・ええ~っ?・・・でもぉ~・・・男なんて、そんなもんじゃない??・・・・」


 これを聞いて、カズヤ、ミヤビ、メイの3人は、呆れたように、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・そこは、思ってても、言わない所やね・・・・」


セイジ「ええ~??・・・・」


カズヤ「・・・・だから、売れないんだよ・・・小説・・・・」


セイジ「ええ~??」


 この後、カズヤは、深く、ため息をついた・・・・。


ミヤビ「・・・・まあ、ここから出たいのは、私も、同じ・・・・」


メイ「・・・・私も・・・・」


カズヤ「・・・・俺も・・・・」


ミユキ「・・・・出れるわよ・・・セイジって、奴以外・・・・」


 こんな、ミユキの声が、上の階段から、響いて来る。足音と共に、・・・・。


ミヤビ「!?えっ!!?」


メイ「ホント!!?


ミユキ「・・・・本当よ・・・・」


 こう言い終えた頃には、ミユキは、階段から降り、姿を現す。後ろには、ソフィアがいる・・・・。


ミヤビ「・・・・ああ~、良かった・・・やっと、ここから出れるぅ~・・・・」


メイ「・・・・あたしもぉ~・・・・」


カズヤ「・・・・俺も・・・・」


セイジ「何で!!?僕だけぇ~!?」


カズヤ「!?ソフィア!!?」


 カズヤは、ソフィアの、存在に気付く・・・・。


ソフィア「・・・・久しぶりね・・・・」


 思わぬ再会に、カズヤは、思わず、目を疑う・・・・。


カズヤ「・・・・何で・・・ここに・・・・??」


 これを聞いて、ソフィアは、一息つく・・・・。


ソフィア「・・・・抵抗軍の、一員なの・・・AI時代の、今だと、やってけなくて・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、驚きを隠せない・・・・。


カズヤ「・・・・そう・・・なのか・・・・?」


ソフィア「・・・・まあ・・・・」


 この後、カズヤは、深く、ため息をついた・・・・。


カズヤ「・・・・そっか・・・・」


ソフィア「・・・・まあ・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・っで、・・・ホントに、ここから出られるのか・・・・??」


ソフィア「・・・・選択次第ね・・・・」


カズヤ「!?選択!!?」


ソフィア「・・・・そっ・・・選択・・・・」


 この後、ミユキは、咳払いをする・・・・。


ミユキ「・・・・ここから、出す条件は、一つだけ・・・抵抗軍に、加わりなさい・・・・」


 これを聞いて、カズヤ、セイジ、ミヤビ、メイの4人は、驚きを、隠せなかった・・・・。


カズヤ「・・・・それが、・・・条件?・・・・」


ミユキ「・・・・そうよ・・・・」


セイジ「入りまぁ~す!!入りまぁ~す!!」


ミユキ「・・・・あんたは、ダメよ。絶対、すぐ裏切るから・・・・」


セイジ「・・・・そんなぁ~~・・・・」


ソフィア「・・・・あんたの、面倒は、弟の、ショウが、見てくれる・・・・」


セイジ「・・・・ええ~~!!?・・・・」


ミユキ「・・・・ショウが、鍛えてやるって、言ってんだ・・・兄貴思いの弟に、感謝するこった・・・・」


セイジ「・・・・そんなぁ~~・・・・」


 こんな会話の、続く中、カズヤ、ミヤビ、メイの3人は、しばらく、その場で、考え込む・・・・。


ミユキ「・・・・っで、どうすんの・・・・??」


カズヤ「・・・・それはぁ~・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


ミヤビ「・・・・あたし・・・やる!!・・・・」


メイ「!!ミヤビぃ~!!?」


ミヤビ「だって!!それしか無いんでしょ!!?ここから!出る方法!」


メイ「・・・・それはぁ~・・・・」


 この後、メイは、しばらく、考え込む・・・・。


カズヤ「・・・・俺も・・・やる!!・・・・」


メイ「!!あなたもぉ~!!?」


カズヤ「・・・・それしか・・・無さそうだし・・・・」


 この後、メイは、カズヤとミヤビを、見比べる・・・・。


ミユキ「・・・・っで?あんたは??・・・・」


 この後、メイは、冷や汗を、かきながら、しばらく、考え込む。そして、・・・・。


メイ「・・・・私も・・・やります・・・・」


 これを聞いて、ミユキは、歩的な笑みを、浮かべた・・・・。


ミユキ「よしっ♪決まり♪♪」


 この後、ソフィアは、カズヤとミヤビとメイの、牢の鍵を開け、3人共、牢から出す・・・・。


ミユキ「・・・・行きましょ・・・・」


カズヤ「・・・・ああっ・・・・」


 こうして、ミユキ、ソフィア、カズヤ、ミヤビ、メイの、5人は、このフロアから、階段で、上がって行き、姿を消した・・・・。


セイジ「・・・・あの・・・ちょっと・・・この部屋に、1人だけって、・・・いくら何でも!寂しいんですけど!!・・・ねえ!・・・ちょっとぉ~!・・・行かないでええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」


 このフロアーで、こんなセイジの、絶叫が、響き渡った・・・・。


【シーン45】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、とある一室に、ミユキ、ソフィア、カズヤ、ミヤビ、メイの5人は、入って来る。ベッドもあり、どうやら、ここは、寝室のようだ・・・・。


カズヤ「・・・・ここは・・・・??」


ミユキ「・・・・誰でも、使える、フリーの寝室よ・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。


カズヤ「?誰でも??」


ミユキ「・・・・ええっ・・・そうよ・・・個人個人の、寝室は、他の部屋に、割り振られてるわ・・・・」


 これを聞いて、カズヤ、ミヤビ、メイは、唖然としている・・・・。


ミユキ「・・・・抵抗軍には、ルールもある。それの中の、1つを、説明するね♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤ、ミヤビ、メイは、怪訝な顔をする・・・・。


カズヤ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


ミヤビ「・・・・ルールね・・・・」


 この後、ミユキは、得意気な笑みを、浮かべる・・・・。


ミユキ「・・・・ここでは、男女は、恋愛というより、誰と、どういう肉体関係も、自由よ♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤ、ミヤビ、メイは、一瞬、言葉を失う・・・・・


カズヤとミヤビとメイ「ええぇぇ~!!!??」


 カズヤ、ミヤビ、メイは、驚きのあまり、開いた口が、塞がらない・・・・。


ミヤビ「・・・・自由・・・ですか・・・・??」


 これを聞いて、ミユキは、更に、得意気な笑みを、浮かべた・・・・。


ミユキ「ええっそうよ・・・みんな、ヤりたい時に、ヤって、妊娠したら、中絶もせず、子供を産む。親が誰でもね♪・・・・」


ミヤビ「何でぇ~!!?そこは!普通、恋愛禁止でしょ!!?」


ミユキ「・・・・ちゃんと、理由は、あるわよ・・・・」


ミヤビ「?どんな理由が??」


 この後、ミユキは、一息つく・・・・。


ミユキ「抵抗軍は、戦力は、なるだけ、欲しいの♪だから♪産んだ子も♪いずれは♪戦力と、考えられ♪しっかり♪育てるのよ♪♪」


 これを聞いて、カズヤ、ミヤビ、メイは、更に、唖然としてしまう・・・・。


ミヤビ「・・・・理屈は・・・分かるけど・・・・」


メイ「・・・・うん・・・・」


カズヤ「・・・・でもな・・・・」


 カズヤ、ミヤビ、メイの、この反応を見て、ミユキ、ソフィアは、クスクスと笑う・・・・。


ミユキ「・・・・さあっ♪欲に任せて♪・・・・」


ソフィア「・・・・楽しみましょ♪?・・・・」


 こんな、ミユキとソフィアに、カズヤは、戸惑い、苦笑いする・・・・。


カズヤ「・・・・いっいいのかなぁ~♪・・・・」


 こうカズヤが、言ってる間に、ソフィアは、カズヤの方に、近付く・・・・。


ソフィア「・・・・いいのよ・・・ここでは、・・・・」


 こう言いながら、ソフィアは、カズヤに、口付けをした・・・・。この光景に、ミヤビとメイは、戸惑う・・・・。


メイ「・・・・私達・・・お邪魔じゃあ~・・・・」


ミユキ「・・・・何言ってんの?これから、5Pを、楽しむのよ・・・・」


 こんな、ミユキの、あまりにも、突拍子もない発言に、ミヤビとメイは、目を点にして、互いに、顔を見合わせる・・・・。


ミヤビとメイ「ええええぇぇぇぇ~!!!??」


 驚きのあまり、ミヤビとメイは、絶叫した・・・・。


【シーン46】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、とある一室の、ベッドの上で、ミユキ、ソフィア、カズヤ、ミヤビ、メイの5人は、既に、一矢纏わぬ姿で、5Pセックスを、楽しんでいた・・・・。


【シーン47】

 このシーンでは、カズヤ、ミヤビ、メイの3人が、他の、抵抗軍の兵士と共に、兵士としての、軍事訓練のシーンが、次々に、流れていった・・・・。


【シーン48】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、とある一室で、カズヤ、ミヤビ、メイを含む、訓練生達の、訓練終了を、祝ったパーティが、行われていた・・・・。カズヤの、近くには、アキヒロと、ヨシテルがいる・・・・。


ヨシテル「いやぁ~♪良かったよぉ~♪無事、訓練を終えて♪」


カズヤ「・・・・まあ♪・・・・」


アキヒロ「・・・・これで、立派な、抵抗軍の、一員だな♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、微笑む・・・・。


カズヤ「ああ♪」


 こうして、パーティは、続いていった・・・・。


【シーン49】

 このシーンでは、トモヤ、コウタ、アキヒロ、ヨシテル、ショウ、ミユキ、ソフィア、カズヤ、ミヤビ、メイの10名の、抵抗軍兵士の、日々の、軍事的な、抵抗活動の様子が、次々に、流れていった・・・・。


【シーン50】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、とある一室の、ベッドの上で、カズヤとソフィアは、互いに、一矢纏わぬ姿で、セックスしていた・・・・。


カズヤ「・・・・ああっ♪幸せ♪・・・・」


ソフィア「・・・・私もよ♪・・・・」


 こうして、カズヤとソフィアの、セックスは、続いていった・・・・。


【シーン51】

 ここは、AIを束ねる、マザーコンピューター。ここでは、マザーコンピューターが、全力で、抵抗軍の、捜索に、躍起になっていた。そして、・・・・。


マザーコンピューター「・・・・テ・イ・コ・ウ・グ・ン・ハッ・ケ・ン・・・・」


 この後、このマザーコンピューターは、警報を、鳴らしながら、軍事AIロボットを、次々に、出動させていった・・・・。


【シーン52】

 ここは、抵抗軍のアジトの、地下洞窟。ここの、とある一室の、ベッドの上で、カズヤとソフィアは、互いに、一矢纏わぬ姿で、並んで、横になっていた・・・・。


カズヤ「・・・・こうなるとは、思わなかったな・・・・」


ソフィア「・・・・私もよ・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・抵抗軍に、入る前は、貧乏過ぎて、虚しい毎日だったから、今の方が、いいな・・・・」


 これを聞いて、ソフィアは、クスクス笑う・・・・。


ソフィア「それは♪良かった♪♪」


 この後、カズヤは、ソフィアに、微笑む・・・・。


カズヤ「・・・・案外、人間らしいって、こういう事かもな♪・・・・」


ソフィア「ねっ♪」


 この後、カズヤとソフィアは、互いに、微笑み合いながら、互いの顔を、見つめ合っていた・・・・。しばらく、そうしていると、このアジトの、警報が鳴る・・・・。


カズヤ「!何だ!?」


 こう言いながら、カズヤとソフィアは、急いで、服を、着始める・・・・。


抵抗軍兵士①「敵襲!!敵襲!!AIロボットが!攻めて来たぞぉ~!」


カズヤ「!えっ!?」


ソフィア「嘘!!?」


 この後、カズヤとソフィアは、服を着終え、マシンガンで、武装した・・・・。この部屋を出ると、あっちこっちから、武装AIロボットが、このアジトの、抵抗軍兵士を、次々に、射殺していっていた・・・・。


ソフィア「・・・・そんな・・・・」


カズヤ「クソッタレぇ~!!!!」


 カズヤとソフィアも、マシンガンで、応戦するが、敵の数が、多過ぎた・・・・。


カズヤ「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


 抵抗軍の、抵抗虚しく、このアジトの抵抗軍は、全滅した・・・・。


ナレーション(カズヤの声で)「人間らしさって、一体、何なんだろうね?・・・・」

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