勇者よ!!伝説になれ!Ⅳ
『勇者よ!!伝説になれ!Ⅳ』
ショウ:勇者アユムの、血を引く少年。剣も、魔法も、気功術も使えるが、勇者アユムと同じく、短気で、パワーに頼りがち。細かいことが、苦手。幼馴染の少女、サヤカに、剣の指導を受けるが、細かい事は、一向に、上達しない。
サヤカ:ショウの、幼馴染の、少女の1人。剣の腕は、たつが、それ以外、魔法も、気功術も使えない。剣は、パワーも、テクニックも抜群。幼い頃から、ショウに、恋心を、抱いている。もう1人の、幼馴染の少女、レイカとは、恋のライバル。
レイカ:ショウの、もう1人の、幼馴染の少女。賢者で、攻撃魔法、回復魔法、補助魔法、どれも、完璧に使える。サヤカと同じく、幼い頃から、ショウに、恋心を、抱いていて、サヤカとは、恋のライバル。
ミリ:ルーブル王国の王女。ショウに、勇者の御加護を、与える。回復魔法と補助魔法に、長けている。
ハ・デス:かつて、世界を、支配していた、大魔王で、再び世界を、支配しようと、復活する。強大な、闇の力を、持っており、闇属性の、気功術に、長けている。
【シーン1】過去のシーン
ここは、ルーブル王国の、城下町、ルビーの、とある公園内。ここで、まだ幼い、ショウとサヤカは、オモチャの剣で、チャンバラごっこを、していた。こうして、チャンバラごっこの末、サヤカが、ショウに、勝利する・・・・。
ショウ「毎回思うけど!お前!すげえなぁ~!!♪剣で!!勇者の血を引く!俺に!勝つなんて!♪」
サヤカ「私には!♪これしかないもの♪♪」
ショウ「いやっ!悔しい!!もう一回勝負だ!!!!」
こう言いながら、ショウは、弾き飛ばされた、オモチャの剣を、拾い、再び、サヤカに向かって、構える・・・・。これに対して、サヤカは、笑みが、溢れる・・・・。
サヤカ「はい♪♪」
こう言って、サヤカも、オモチャの剣を、構える・・・・。
ショウ「よぉ~し♪♪」
こうして、ショウとサヤカは、互いに、間合いを、図っていた・・・・。こんな、ショウとサヤカの様子を、レイカは、遠くから、見ていた・・・・。
【シーン2】現在のシーン
ここは、ルーブル王国の、城下町、ルビーの、とある剣の、鍛錬所。ここで、成長した、ショウとサヤカは、真剣で、剣の鍛錬を、行っていた。ショウは、勇者の聖剣、『エクスカリバー』で、サヤカは、聖剣、『水の剣アクアリウム』である。2人は、激しい剣撃戦を、繰り広げていた。その様子を、レイカが、遠くから、見ていた。小さい頃のように・・・・。そして、・・・・。
サヤカ「はあ~っ!!」
ショウ「!!?」
ショウの剣は、サヤカに、弾き飛ばされ、サヤカは、ショウに、自らの、聖剣の、切っ先を、向ける・・・・。この後、少しして、ショウは、笑みを溢す・・・・。
ショウ「いやぁ~!!♪参った参った!♪さすがっ!!♪♪」
サヤカ「いえいえ♪それほどでも♪」
ショウ「いやぁ~!♪小さい頃から!剣だけは!!サヤカに敵わねぇなぁ~!!♪」
サヤカ「・・・・私には・・・剣だけですから・・・・♪♪」
ショウ「いやいや♪剣だけじゃないよ♪サヤカは♪笑顔だって♪♪かわいい♪♪」
サヤカ「・・・・そんな♪・・・誉めすぎです♪・・・・」
ショウ「そんな事ねえってぇ~!♪実際かわいい♪♪」
サヤカ「そんなぁ~♪♪」
こんなやり取りを、している、ショウとサヤカの元に、レイカが、水筒とタオルを、二つずつ持って、近付いて行く・・・・。
レイカ「2人共♪♪お疲れ様♪」
ショウ「おおっ!!♪レイカちゃぁ~ん♪♪いつも、ありがとな♪♪」
レイカ「・・・・いえっ♪・・・そんな♪♪・・・・」
サヤカ「いえいえ♪いつも、ありがと♪♪」
レイカ「・・・・いえっ♪これくらい♪・・・・」
ショウ「いやいや♪♪大助かりだよ♪」
サヤカ「ホントホント♪♪」
レイカ「・・・・そんな♪♪・・・・」
この後、ショウとサヤカは、水分補給する・・・・。
ショウ「よしっ!!水分補給もしたし!サヤカ!!♪もうひと勝負だ!♪」
この後、サヤカは、クスクスと笑う・・・・。
サヤカ「はい♪♪」
この後、ショウとサヤカは、再び、互いに、自らの聖剣を、構えた・・・・。
【シーン3】
ここは、とある岩山。ここに、漆黒の雷が、落ちていく。そうしていく内に、漆黒の雷が、落ちていった場所の、地中から、かつて、大魔王ハ・デスが、根城にしていた、暗黒城が、生えて来る。そのまま、しばらくして、暗黒城が、完全に姿を現す。その最上階には、かつて、世界を支配していた、大魔王ハ・デスの姿があり、高々と、高笑いしていた・・・・。
ハ・デス「我は!!またまた、復活した!この世界を!もう一度!!我が手に!!!」
この後、この暗黒城付近にあった、この暗雲は、瞬く間に、世界中に、広がっていった・・・・。
【シーン4】
ここは、とある街。この上空に、暗雲が、広がっていく、所であった・・・・。
一般男性①「・・・・あれっ?天気が・・・・」
一般女性①「ホント、急に雲行きが、怪しくなってきたわねぇ~・・・・」
一般男性②「あんなに、晴れてたのに」
一般女性②「ホントホント」
一般女性③「ホントよねぇ~」
一般女性④「うん!・・・・」
こんな話を、一般民衆がしてると、この暗雲から、黒い雷が、次々に、落ちていき、それらの、落ちてきた場所から、次々に、モンスターが、現れていく・・・・。
一般男性③「!何だ!?あれ!」
一般男性④「!!モンスターだぁ~!!モンスターが!現れたぞぉ~!」
一般男性①「!!ホントだぁ~!!逃げるぞぉ~!」
一般女性①「みんなぁ~!!!!逃げるのよぉ~!!」
一般女性②「そうよ!!逃げましょう!」
こうして、一般民衆は、モンスターから、逃げ惑っていた。この現象は、世界中に、広まっていた・・・・。
【シーン5】
ここは、ルーブル王国の、城下町、ルビーの、とある剣の、鍛錬所。ショウとサヤカは、真剣で、剣の鍛錬を、行っていた。その勝負は、一進一退で、ショウとサヤカは、激しい剣撃戦を、繰り広げていた・・・・。激しい剣撃戦を、繰り広げていたが、こんな、ルーブル王国の、剣の鍛錬所の空にも、暗雲が、広まっていた。そのため、ショウとサヤカも、剣を止める・・・・。
レイカ「・・・・あれっ?・・・天気が・・・・」
サヤカ「・・・・ホントねぇ~・・・・」
こんな中、ショウに、戦慄が、走る・・・・。
ショウ「・・・・この現象は、まさか・・・・」
サヤカ「?どうしたんですか??ショウ様?」
この後、ショウは、誰もいない方向に、自らの聖剣、『エクスカリバー』を、構える・・・・。
ショウ「・・・・サヤカ・・・レイカ・・・構ろ・・・・」
これを聞いて、サヤカとレイカは、『寝耳に水』と言った、表情になる・・・・」
サヤカ「!えっ!?えっ!?」
レイカ「?どういうことですか??ショウ様」
このセリフを、聞いている、ショウの方は、緊張感たっぷりであった・・・・。
ショウ「・・・・我が家の文献で、読んだことがある。もし、この現象が、文献に、載ってる現象なら、この現象は・・・・」
サヤカ「?この現象は??」
レイカ「?・・・・何ですか・・・・??」
ショウ「・・・・大魔王の・・・復活だ・・・・」
これを聞いて、サヤカとレイカは、更に、怪訝な表情になる・・・・。
サヤカ「・・・・えっ!?・・・・」
レイカ「・・・・大魔王!?・・・・」
この後、上空の暗雲から、黒い雷が、次々に落ち、その落ちた場所から、次々に、モンスターが、現れてくる・・・・。
サヤカ「!モンスター!!」
レイカ「ホントに!大魔王が!?」
ショウ「間違いない!!これは!大魔王ハ・デスの!復活だ!!」
レイカ「・・・・大魔王・・・ハ・デス・・・・」
ショウ「!来る!!」
この後、そのモンスター達は、ショウ、サヤカ、レイカの3人に、襲い掛かって来る・・・・。そんな、モンスター達を、ショウとサヤカは、それぞれの剣、『エクスカリバー』、『水の剣アクアリウム』で、レイカは、攻撃魔法で、迎え撃つ・・・・。
ショウ「・・・・次から次へと・・・文献通りだな・・・・」
サヤカ「・・・・負けないわ・・・・」
レイカ「ショウ様には!手を!出させない!!」
このまま、しばらくして、ルーブル王国の、騎士団の者達が、この、剣の鍛錬所に、到着し、ショウ、サヤカ、レイカと共に、モンスター達を、迎え撃つ・・・・。
騎士団員①「ショウ様!!大丈夫ですか!?」
ショウ「ああっ!!大丈夫だ!助かった!♪」
騎士団員②「ショウ様、サヤカ様、レイカ様。こちらへ・・・・」
ショウ「おうっ!」
この後、ショウとサヤカは、それぞれの聖剣を、鞘に収める・・・・。
ショウとレイカ「雷よ!!」
この呪文により、稲妻が発生して、現時点での、襲い来る、モンスター達を、全滅させた・・・・。
ショウ「・・・・行くぞ!!・・・モンスターが、また、多くなる前に!・・・・」
騎士団員①「はい!!」
こうして、ショウ、サヤカ、レイカ達と、騎士団員達は、この場を跡にした・・・・。
【シーン6】
ここは、暗黒城の、最上階。ここに、復活した、大魔王ハ・デスが、高笑いをしていた・・・・。
ハ・デス「恐怖に!平伏すがいい!!人間共よ!今回こそ!!世界を!我が手に!」
この後も、ハ・デスは、高々と、高笑いしていた・・・・。
【シーン7】
ここは、ルーブル王国の、王宮の、王の間。ここの玉座に、ルーブル王と、娘で、王女の、ミリがいた。そんな、王達に対して、ショウ、サヤカ、レイカと、他の騎士団の者達は、平伏していた・・・・。
王「・・・・よく来たな・・・勇者アユムの、血を引く者、ショウよ・・・・」
ショウ「・・・・はいっ!!国王様!・・・・」
この跡、王は、咳払いをする・・・・。
王「知っての通り、大魔王ハ・デスは、復活し、世界は、再び、奴に、支配された。奴を倒せるのは、勇者の血を引く、そなただけだ」
ショウ「はい!!国王様!」
王「・・・・やってくれるな?ショウ殿・・・・」
ショウ「はい!!もちろんです!」
王「・・・・ありがとう・・・今、世界を、救えるのは、勇者アユムの、血を引く、ショウ!!そなただけだ!」
ショウ「はいっ!!!!」
王「・・・・ではっ・・・ミリや、ショウ殿に、御加護を・・・・」
ミリ「・・・・はい・・・・」
こう言った後、ミリは、立ち上がり、魔法の杖を、手にする・・・・。
ショウ「?御加護??」
王「そうじゃ♪♪勇者となる、そなたに、勇者としての、御加護を、与えるのじゃ♪」
これを聞いて、ショウは、神妙な面持ちになる・・・・。
ショウ「・・・・勇者としての・・・御加護・・・・」
王「・・・・ではっ・・・ミリや・・・・」
ミリ「・・・・はい・・・・」
この後、ミリの持っている、魔法の杖が、光出し、その光が、ショウに、向かって行き、ショウを、包み込む・・・・。
ショウ「・・・・これは・・・・」
ショウを、包み込んだ光が、ショウの中に、入っていった・・・・。
王「・・・・これが、勇者の御加護じゃ・・・・」
ショウ「・・・・何だか、温かい・・・・」
王「・・・・うむ・・・その御加護により、攻撃力、防御力が、格段に、アップするのじゃ・・・・」
ショウ「そうなのか!!?すげぇ~!!♪」
王「・・・・そうじゃ・・・そして、今日から、こう名乗るがいい。『勇者ショウ』と・・・・」
これを聞いて、ショウは、感激する・・・・。
ショウ「はい!!♪」
レイカ「あのっ!王様!!」
王「ショウ殿に、ついて行くなら、好きにするといい♪」
こんな予想外な、返答を聞いて、レイカは、意外そうな顔になる・・・・。
レイカ「?・・・・へっ・・・・??」
こんな、レイカの、反応を見て、王は、微笑む・・・・。
王「歴代♪勇者殿は、お供を連れておる♪♪」
これを聞いて、レイカは、笑顔になる・・・・。
レイカ「じゃあ!!♪」
王「うむっ♪♪ついて行きなさい♪」
これを聞いて、レイカは、嬉しそうに、真剣な表情になる・・・・。
レイカ「はい!!♪」
サヤカ「王様!!レイカが!ついて行くなら!私も!!」
王「うむっ♪好きにしなさい♪♪」
これを聞いて、サヤカも、満面の笑みを、浮かべる・・・・。
サヤカ「はい!!♪」
ショウ「・・・・俺は、心強いけど・・・いいのか?サヤカ、レイカ」
サヤカ「もちろんです!!♪」
レイカ「ショウ様に♪どこまでも♪♪ついて行ければ♪幸せです♪♪」
こう言いながら、サヤカとレイカは、ショウの方に、振り向く・・・・。
ショウ「・・・・サヤカ♪・・・レイカ♪・・・・」
こう言いながら、ショウの表情に、笑顔が滲み出る・・・・。
ショウ「よぉ~し!!♪世界を救いに行くぞ!!!サヤカ!!レイカ!!」
サヤカ「はい!!♪ショウ様!♪」
レイカ「どこまでも!ついて行きます!♪」
ショウ「よしっ♪♪・・・・ではっ!・・・王様!!・・・・」
王「うむっ♪」
ミリ「・・・・お気をつけて・・・・」
ショウ「もちろん!!♪」
こうして、ショウ、サヤカ、レイカは、この王の間を、跡にした・・・・。
【シーン8】
ここは、とある森の中。ここを、ショウ、サヤカ、レイカは、暗雲からの、黒い雷からの、モンスター達を、3人で協力しながら、倒していき、進んで行った・・・・。
ショウ「・・・・文献によると、この先が、暗黒城だな・・・・♪」
サヤカとレイカ「はい!!♪」
ずっと、その調子で、進んで行き、この森を、抜けると、暗黒城が、見えた・・・・。
レイカ「・・・・これが・・・暗黒城・・・・」
サヤカ「・・・・なんて・・・不気味な、威圧感・・・・」
こんなことを、言いながら、サヤカとレイカは、絶句していた・・・・。
ショウ「よぉ~し♪行くぜぇ~♪♪大魔王倒しに♪」
これに対して、サヤカとレイカは、コクンッ!と頷いた・・・・。
【シーン9】
ショウと、サヤカと、レイカが、暗黒城近くに、辿り着いたのを、気で知った、大魔王ハ・デスは、嬉しそうに、不敵な笑みを、浮かべていた・・・・。
ハ・デス「・・・・この気・・・巫女の、勇者への、ご加護が、宿っている上、気の性質が、かつて、私を倒した、勇者アユムの物に、近い。・・・間違いないな・・・この者は!勇者だ!!」
この後、大魔王ハ・デスは、震えるように、徐々に、高笑いをする・・・・。
ハ・デス「いいだろう!!来るがいい!!!!勇者よ!」
この後、世界を、覆っていた暗雲は、少しずつ少しずつ、暗黒城の、上空に、集まっていき、その暗雲が、暗黒城の上空に、集まりきった後、その暗雲から、たくさんの、黒い雷が、落ちていき、それらの、落ちた場所から、次々に、モンスターが、現れていく・・・・。
サヤカ「・・・・気付かれたね・・・・」
レイカ「・・・・うん・・・・」
ショウ「関係ねぇ~ぜぇ~!!♪何たって!♪♪俺は!♪勇者だからな♪♪」
サヤカとレイカ「はいっ!!♪」
サヤカとレイカは、無邪気に、こう答えた・・・・。
ショウ「・・・・さぁ~て♪・・・やってやるぜぇ~っ!♪
サヤカ「行きましょう♪♪世界を取り戻しに♪」
レイカ「打倒!!大魔王ハ・デス!ですね!!♪」
ショウ「おおぉぉ~っ!!!!」
この後、ショウは、一呼吸置く・・・・。
ショウ「行くぞおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
こんな感じに、叫びながら、ショウは、モンスターの方に、突っ込んで行き、サヤカとレイカは、それに、続いていく・・・・。こうして、ショウ、サヤカ、レイカの、3人は、暗黒城の方に、真っ直ぐに、進んで行き、大勢のモンスターが、いる中、ショウは、『エクスカリバー』で、サヤカは、『水の剣アクアリウム』で。レイカは、攻撃魔法で、撃退していく・・・・。レイカの方は、ショウとサヤカを、回復魔法で、回復させながらだが、・・・・。そうして、暗黒城の、入り口に辿り着く・・・・。
レイカ「ショウ様!!ここは!食い止めます!だから!!先に行ってて下さい!!」
ショウ「!?レイカ!!?」
サヤカ「私も食い止めます!!」
ショウ「??サヤカまで!??」
レイカ「ショウ様♪♪」
この後、ショウは、呆気を取られる・・・・。
ショウ「?どうしたんだ??サヤカ、レイカ??」
レイカ「私達では、大魔王は、倒せません」
サヤカ「大魔王を、倒せるのは、勇者の血を引く、勇者様だけです。私達は、いいから・・・・」
ショウ「しかしっ!!!!・・・・」
サヤカ「・・・・ショウ様♪」
このセリフを聞いて、ショウは、一旦、落ち着く・・・・。
ショウ「・・・・えっ!?・・・・」
サヤカ「・・・・私の剣の腕・・・知ってますよね・・・・?」
この後、ショウは、落ち着くように、軽く一息をつく・・・・。
ショウ「・・・・じゃあっ!・・・任せた!!」
サヤカとレイカ「はいっ!!!!」
ショウ「・・・・生きろよ!!・・・2人共!・・・・」
サヤカとレイカ「はいっ!!♪もちろんです♪♪」
ショウ「・・・・信じてるぞ・・・・」
サヤカとレイカ「はい♪♪」
この後、ショウは、暗黒城の、大きな階段を、駆け上がって行った・・・・。
サヤカ「・・・・やるよ・・・レイカ・・・・」
レイカ「当然!♪ショウ様のためですもの♪♪」
サヤカ「そうよね♪♪」
レイカ「うん♪♪」
この後、サヤカとレイカは、それぞれ、剣と魔法で、暗黒城の、入り口に、向かって来る、モンスター達を、迎え撃つ、体勢になった・・・・。
【シーン10】
ここは、暗黒城の、最上階。ここで、大魔王ハ・デスは、勇者ショウを、待ち構えていた。そして、ショウが、最上階に、辿り着く・・・・。
大魔王ハ・デス「・・・・来たか・・・勇者アユムの、血を引きし者よ・・・・」
ショウ「・・・・大魔王・・・ハ・デス!!・・・・」
大魔王ハ・デス「・・・・貴様・・・名前は、・・・・?」
ショウ「ショウ!!勇者ショウだ!!♪」
大魔王ハ・デス「ほおっ♪勇者ショウとな♪?」
ショウ「そうだ!!!!」
この後、大魔王ハ・デスは、高々と、高笑いする・・・・・
大魔王ハ・デス「いいだろう!!来るが良い!!!!」
ショウ「言われなくても!!!!」
こう言いながら、ショウは、光属性の、気功術の気を、自らの聖剣、『エクスカリバー』に宿らせ、大魔王ハ・デスの方に、駆け出して行く・・・・。
大魔王ハ・デス「はああぁぁ~っ!!!!」
こう叫びながら、大魔王ハ・デスは、突っ込んで来る、ショウに、闇属性の、気功術の、気による、エネルギー砲を、放った。
ショウ「はああぁぁ~っ!!!!」
こう叫びながら、ショウは、この大魔王ハ・デスの、闇属性の、エネルギー砲を、斬る。その事に、大魔王ハ・デスは、驚きを、隠せなかった・・・・。
大魔王ハ・デス「・・・・なるほど・・・だがっ!!・・・はああぁぁ~っ!!」
この後も、大魔王ハ・デスは、再び、闇属性の、エネルギー砲を、放つが、ショウは、再び、それを斬る・・・・。
大魔王ハ・デス「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
こう叫びながら、大魔王ハ・デスは、連続で、その闇属性の、エネルギー砲を、放っていく。だが、それらの、エネルギー砲も、ショウは、全部、斬っていきながら、大魔王ハ・デスの方に、前進していく。そして、・・・・。
ショウ「はああぁぁ~っ!!!!」
大魔王ハ・デスとの、間合いが、0になった時、ショウは、光属性の気を、宿らせた、聖剣、『エクスカリバー』で、ハ・デスに、斬りかかる。それに対して、大魔王ハ・デスは、闇属性の、気功術の気による、黒く、透明なバリヤーを、張り、そのバリヤーで、ショウの、斬撃を、受ける。
ショウ「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
こう叫びながら、ショウは、構わず、力を入れ、ハ・デスの、闇属性のバリヤーを、押していく。それによって、その闇属性のバリヤーに、ヒビが、入っていく・・・・。
ショウ「がああぁぁ~っ!!!!」
そして、この叫び声と共に、ハ・デスの、バリヤーが割れる・・・・。
大魔王ハ・デス「瞬間移動っ!!」
この呪文と共に、大魔王ハ・デスは、テレポートする・・・・。
ショウ「!?どこだ!!?」
ショウが、こう言った直後、ショウは、後ろから、闇属性の、エネルギー砲を、まともに、喰らう・・・・。
ショウ「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
闇属性の、エネルギー砲により、ショウは、大ダメージを負い、吹っ飛ばされ、床に転がる・・・・。
ショウ「・・・・くっそ・・・・」
こう言いながら、ショウは、ゆっくり立ち上がりながら、エネルギー砲の来た、後ろの方に、振り向く。すると、そこには、大魔王ハ・デスがいた・・・・。
大魔王ハ・デス「はあぁ~っ!!はあぁ~っ!!はあぁ~っ!!はあぁ~っ!!」
こう叫びながら、大魔王ハ・デスは、闇属性の、エネルギー砲を、連続で、放っていく。
ショウ「!くそっ!!」
それに対して、ショウは、それらのエネルギー砲を、自らの左側に、駆け出しながら、躱していく。この様子を見て、大魔王ハ・デスは、勝ち誇ったように、高笑いする・・・・。
大魔王ハ・デス「どうした!どうしたぁ~!!勇者の力は!そんなもんかぁ~!!!」
ショウ「くっ!」
悔しそうに、こう言いながらも、ショウは、駆けていって、躱し続ける・・・・。
ショウ(さすが!!大魔王!だがなぁ~!!!!)
ショウ「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ショウは、全身の、光属性の、気功術の気を高め、全身の、運動神経を高め、次々に来る、大魔王ハ・デスの、闇属性の、気功術による、漆黒のエネルギー砲を、素早く、躱していきながら、大魔王ハ・デスの方に、突っ込んで行く・・・・。
ショウ「うらああぁぁ~っ!!!!」
大魔王ハ・デスとの間合いを、ゼロにしたショウは、自らの聖剣、『エクスカリバー』に、自らの、気功術の気を、溜めて、大魔王ハ・デスに、斬りかかる
大魔王ハ・デス「無駄だ!!バリヤー!!!」
この呪文によって、大魔王ハ・デスは、自らの目の前に、闇属性の、半透明な、漆黒のバリヤーを張り、その斬撃を受ける・・・・。
ショウ「こんなものぉ~!!何度だって!!!破ってやるううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
こう叫びながら、ショウは、構わず、その闇属性の、バリヤーを、押していく・・・・。
ショウ「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そのまま、ショウが、ハ・デスのバリヤーを、押していくと、そのハ・デスの、バリヤーに、ヒビが入る・・・・。
大魔王ハ・デス「無駄だ!瞬間移動っ!!」
ショウの斬撃が、当たる直前、ハ・デスは、テレポートする。
ショウ「・・・・二度も同じ手を・・・喰うかああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
こう言いながら、ショウは、自らの、後方に、光属性の、エネルギー砲を放つ。すると、そこに、テレポート後の、大魔王ハ・デスが、現れる。
大魔王ハ・デス「!!何っ!!?はああぁぁ~!!!!」
咄嗟に、大魔王ハ・デスは、闇属性の、エネルギー砲を放って、ショウの、光属性の、エネルギー砲を、受ける・・・・。
ショウ「うらああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
大魔王ハ・デス「・・・・あっ!・・・あっ!!・・・あっ!!!・・・ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
だが、受けきれず、強大な、ショウの、光属性の、エネルギー砲を喰らう・・・・。
大魔王ハ・デス「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
大魔王ハ・デスの、断末魔の叫び声が、こだまする・・・・。こうして、大魔王ハ・デスは、消滅した・・・・。ショウは、渾身の力を、発揮し、そのまま、崩れるように、床に腰を落とす・・・・。
ショウ「・・・・終わった・・・・」
ショウは、清々しい気持ちで、天井を見上げた・・・・。
【シーン11】
ここは、暗黒城の外。ここでは、レイカとサヤカが、大量のモンスター達と、戦っていたが、大魔王ハ・デスの、消滅と同時に、全てのモンスターが、消滅した・・・・。
レイカ「・・・・やりましたね♪・・・ショウ様♪♪・・・・」
サヤカ「・・・・私達も♪・・・生きてます♪♪・・・・」
こうして、大魔王ハ・デスとの戦いは、幕を終えた・・・・。
【シーン12】
ここは、ルーブル王国内の、城下町ルビーの、とある教会。ここに大勢の、ルーブル王国の、貴族達が大勢、集まっていた。勇者ショウの、結婚式に、出席するためだ・・・・。
貴族①「いやぁ~♪♪久しいですな♪」
貴族②「ええっ♪」
貴族①「最近は、どうですか?」
貴族②「大魔王が、いなくなって以来、平和なもんですよ♪」
貴族①「ですな♪♪」
貴族②「ええっ♪」
この後、この2人の貴族は、上品に、笑い合っていた・・・・。
神父「それでは、これより、結婚式を、執り行います。今回の婚礼は、・・・・えぇ~・・・普通はしない、婚礼で、皆さん、戸惑ってるかも、知れませんが、・・・・まあ・・・盛大に祝いましょう♪・・・ではっ!新郎新婦の!!入場です!♪どうぞぉ~!!♪」
この挨拶の後、新郎新婦が、入場する。それは、ショウ、レイカ、サヤカの3人だった。皆、事前に、知っていたため、温かく、盛大な拍手で、迎えられた。こうして、ショウは、レイカ、サヤカの、2人の妻を、娶った・・・・。
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