家族のようなもん

                 『家族のようなもん』


カズヤ:V系ロックファンの、YouTuber。朗読劇動画の投稿で、再生数を稼ぎ、不労所得収入を、得ている。


ハルカ:演劇ユニット、『風』で、活動している、舞台女優。『風』のメンバーは、自分と、ソフィアのみである。


ユイ:OLをしながら、舞台女優もしている女性。性欲が、かなり強い。男女問わず、女性らしい人を、好む傾向にある。


アサヒ:コスプレイヤーとしての、投稿写真で、生活している女性。一途な男性が、好みだが、カズヤに関しては、特別である。


フウカ:天才子役と、言われた女優。現在は、舞台を中心に、活動していて、ほとんど、舞台女優として、認知されている。


ソフィア:芸能事務所に、所属している、ミュージカル女優。インド人と、ハーフである。有名とは、言い難い。


【シーン1】

 ここは、とあるライブ会場。ここでは、ソフィアが、ライブをやっていて、歌を披露していた。客の中には、カズヤがいて、ライブ会場の、大きさは、カラオケの、パーティルーム並であった・・・・。


ソフィア「いっくよおぉ~!!♪」


ライブの客達「ソフィアぁ~!!!♪♪」


 こうして、このライブ会場は、かなり、盛り上がっていた・・・・。


【シーン2】

 ここは、夜の、とあるファミレス。ここの、とあるテーブルに、カズヤとアサヒが、座っていて、料理を、食べながら、会話していた・・・・。


アサヒ「へえ~♪そんなに、良かったんだぁ~♪?そのソフィアさんって、人のライブ♪」


カズヤ「そうなんだよねぇ~♪あんな♪美しい歌、初めて♪♪」


アサヒ「そんなにかぁ~♪♪」


カズヤ「うん♪♪これまで、V系を始め、様々な音楽を、聴いてきたけど、衝撃だった♪」


アサヒ「へぇ~♪」


カズヤ「いやぁ~♪また聴きたいねぇ~♪♪」


アサヒ「アサヒも♪聴きたぁ~い♪♪」


カズヤ「次は!♪連れてってあげるよ♪」


アサヒ「ホントぉ~♪?」


カズヤ「ホントホント♪」


アサヒ「楽しみにしてるぅ~♪♪」


カズヤ「後悔させないよ♪」


アサヒ「うん♪♪」


 こうして、この後も、カズヤとアサヒの、会話は、弾んでいた・・・・。


【シーン3】

 ここは、演劇ユニット『風』専用の、稽古場。ここで、ハルカとソフィアは、休憩していて、その間、二人で、会話していた・・・・。


ハルカ「・・・・東京・・・行かないんだ・・・・?」


ソフィア「・・・・まあね・・・・」


ハルカ「・・・・嬉しいけど・・・何で・・・・??」


ソフィア「・・・・うん・・・東京に行って、観劇したけど・・・別に、そこまで、レベル高くなかった・・・・」


ハルカ「そうなのぉ~!!?」


ソフィア「・・・・うん・・・正直、ハルちゃんの台本とか、こっちに、在住の、カズヤって人の、朗読劇の方が、レベル高いし、地元の方が、温かい・・・・」


ハルカ「・・・・ああっ・・・温かいは、分かるかも・・・・」


ソフィア「でしょ!!?」


ハルカ「・・・・うん・・・・」


ソフィア「・・・・だから、東京行かない・・・・」


ハルカ「・・・・そっかぁ~・・・まあ!♪・・・残ってくれるなら♪・・・いっか♪♪・・・・」


ソフィア「・・・・うん・・・・」


 この後、ハルカは、一息つく・・・・。


ハルカ「・・・・よしっ!!台本書くよぉ~!♪・・・・」


 この後、ソフィアの方も、一息つく・・・・。


ソフィア「・・・・やっぱ♪ハルちゃんがいい♪♪・・・・」


ハルカ「そう言って貰えて♪嬉しい♪♪」


 この後、ハルカとソフィアは、互いの顔を、互いに見つめ、無邪気に、笑い合っていた・・・・。


【シーン4】

 ここは、フウカの自宅。ここの、フウカの寝室の、ベッドの上で、フウカとユイは、互いに、一矢纏わぬ姿で、レズプレイセックスを、していた・・・・。


【シーン5】~セックス後、・・・・~

 ここは、フウカの自宅。ここの、フウカの寝室の、ベッドの上で、フウカとユイは、互いに、一矢纏わぬ姿で、並んで、横になっていた・・・・。


フウカ「・・・・やっぱ・・・OLの仕事って、大変・・・・?」


ユイ「・・・・まあね・・・ほとんど、ブラックだし、覚えることも、多いし、マナーに、うるさいし、茶は、出さないかんし・・・・」


フウカ「・・・・ああっ・・・・」


ユイ「・・・・そっちは・・・・?」


フウカ「・・・・事務所は、事務所で、大変よ・・・マナーだけには、うるさい・・・・」


ユイ「・・・・ああっ・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


フウカ「・・・・なんか・・・ずっと、こうしてたい・・・・」


ユイ「・・・・うん・・・・」


 こうして、フウカとユイの、静寂な時が、過ぎて行った・・・・。


【シーン6】

 ここは、カズヤの自宅。ここの、自分の部屋の、机の上の、ノートパソコンで、カズヤは、ソフィア関連の情報を、ネットサーフィンしていた・・・・。


カズヤ「・・・・ああっ・・・どっかで、ソフィアのライブ無いかなぁ~・・・・?」


 こうして、ネットサーフィンしていると、・・・・。


カズヤ「!おっ!?」


 とあるページで、カズヤは、ソフィアのライブ情報を、発見する。場所は、前のライブ会場と、同じ場所だ・・・・。


カズヤ「ソフィアのライブだ♪♪」


 この後、カズヤは、スマホを取り出し、LINE電話を、かける。相手は、アサヒだ・・・・。


【シーン7】

 ここは、アサヒの自宅。ここの、自分の部屋で、アサヒは、自分の、iPadで、ネトゲーをしていた。すると、アサヒのスマホに、LINEの、着信が入る・・・・。


アサヒ「?誰だろ??」


 相手を、確認すると、カズヤであった・・・・。


アサヒ「!おっ!カズヤだ!♪」


 アサヒは、ルンルンで、電話に出る・・・・。


アサヒ「もしもしぃ~?カズヤぁ~?」


カズヤ「ああっ♪俺だよ♪」


アサヒ「?どうしたとぉ~??」


カズヤ「アサヒちゃん、この間、ソフィアのライブ、見に行きたいって、言ってたじゃん?」


アサヒ「うん♪♪言った♪」


カズヤ「そのライブがねぇ~♪来月の、15日にあるんだけど、空いてる♪?」


アサヒ「!うん!♪空いてるぅ~♪」


カズヤ「良かった!♪じゃあ♪チケット、2枚買うね♪」


アサヒ「うん♪♪お願ぁ~い♪」


カズヤ「OK♪♪じゃあ♪また♪」


アサヒ「うん♪♪」


 こうして、カズヤとアサヒの、通話が切れた・・・・。


アサヒ「やったぁ~♪♪デートだぁ~♪・・・・ああっ♪楽しみだなぁ~♪♪・・・・」


 こう言いながら、アサヒは、ウキウキしていた・・・・。


【シーン8】

 ここは、カズヤの自宅。ここの、自分の部屋の、机の上の、ノートパソコンで、カズヤは、ソフィアの、ライブの、2名分の予約をした・・・・。


カズヤ「・・・・よしっ♪予約完了♪♪・・・・」


 この後、カズヤは、陽気に、上を見ていた・・・・。


カズヤ「・・・・また、あの歌声が、聴けるのか♪・・・・」


 こうして、カズヤの方も、このライブを、楽しみにしていた・・・・。


【シーン9】

 ここは、演劇ユニット『風』の事務所。ここで、ハルカとソフィアは、全ての服を、脱ぎ散らかした状態で、レズプレイセックスを、していた・・・・。


【シーン10】

 ここは、演劇ユニット『風』の事務所。ここで、ハルカとソフィアは、一矢纏わぬ姿で、床に並んで、横になっていた・・・・。


ハルカ「・・・・ライブか・・・・」


ソフィア「・・・・うん・・・いつもの如く・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


ソフィア「・・・・やっぱ、歌は好きだな♪・・・・」


ハルカ「・・・・それが、ソフィアちゃんらしいね♪・・・・」


ソフィア「・・・・だよね♪?・・・・」


ハルカ「・・・・うん♪・・・・」


 こうして、静寂な夜は、流れていった・・・・。


【シーン11】~ライブ当日、・・・・~

 ここは、とあるライブ会場の、受付。ここでは、この日のライブの、受付が、行われていて、客も、そこそこいて、並んでいた。その中に、カズヤとアサヒもいる・・・・。


受付「こんばんはぁ~♪」


カズヤ「カズヤです♪2名で、予約してるんですけど・・・・」


受付「!あっ!はい、・・・・えっと・・・あっ!ありました!・・・カズヤ様・・・ですね?・・・・」


カズヤ「はい」


受付「・・・・はい♪一枚、1500円ですね♪・・・こちらが、ドリンクチケットです♪好きな飲み物を、お選び下さい♪・・・・」


カズヤ「はい♪♪」


受付「・・・・では、ごゆっくり♪・・・・」


カズヤ「はい♪♪」


 この後、カズヤとアサヒは、このライブ会場内に、入って行った・・・・。


アサヒ「?ドリンクチケットぉ~??」


カズヤ「ワンドリンクオーダー制なんだよ。アサヒちゃんも、一つ選びぃ~♪」


アサヒ「うん♪♪」


【シーン12】

 ここは、とあるライブ会場の中。ここでは、大勢の客と共に、飲み物を、選び終えた、カズヤとアサヒが、その飲み物を、飲みながら、ライブが、始まるのを、待っていた。カズヤの飲み物は、ビールで、アサヒの飲み物は、カルピスソーダである・・・・。


アサヒ「・・・・早く♪聴いてみたいなぁ~♪♪・・・・」


カズヤ「・・・・いやっ♪・・・ホント!♪・・・いいよ♪・・・うん♪・・・・」


 これを聞いて、アサヒは、無邪気な笑顔を見せた・・・・。この後すぐ、目の前のステージに、ソフィアが立つ・・・・。


カズヤ「!おっ!♪始まるぞ♪」


アサヒ「あの人が♪ソフィアさん♪?」


カズヤ「そうだよ♪」


アサヒ「・・・・キレイ・・・・♪」


カズヤ「だよね♪?」


アサヒ「うん♪♪」


カズヤ「美しいのは♪外見だけじゃないよ♪歌声だって♪♪」


アサヒ「歌姫だもんね♪♪」


カズヤ「うん♪♪」


 この後、ソフィアは、マイクを手に、喋り始める・・・・。


ソフィア「・・・・皆さん・・・こんばんは・・・・」


客達「こんばんはぁ~!!!♪♪」


ソフィア「こんな寒い中、このライブに、足を運んで頂き、ありがとうございます」


客達「はぁ~い!!♪」


ソフィア「・・・・実は、私、ソフィアは、東京に、上京する予定でしたが、取り止めにしました・・・・」


客達「そうなのぉ~♪♪?」


ソフィア「・・・・私、ソフィア・・・この地元で、歌い続けます・・・・」


客達「おお~っ♪♪」


 この後、ソフィアは、無邪気な笑顔になる・・・・。


ソフィア「私はぁ~!!♪地元に!♪ファンがいる限り♪歌い続けまぁ~す!!♪♪」


客達「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!♪♪」


ソフィア「それじゃあ!!♪一曲目!♪歌います!♪『ホーム』!!♪」


 こうして、ソフィアの、一曲目の、オケが、始まり、このライブ会場は、大いに、盛り上がりを見せた・・・・。


客達「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こうして、ソフィアの歌声が、美しく、響き渡った・・・・。


アサヒ「・・・・キレイ♪・・・・」


カズヤ「・・・・でしょ♪?・・・・」


アサヒ「・・・・うん♪♪・・・・」


 こうして、カズヤとアサヒも、ソフィアの曲を、しんみり聴いていた・・・・。


【シーン13】

 ここは、フウカの自宅。ここの、フウカの寝室の、ベッドの上で、フウカとユイは、互いに、一矢纏わぬ姿で、並んで、横になっていた・・・・。


フウカ「・・・・ホント、この前の座組みも、酷かった・・・・」


ユイ「・・・・こっちも・・・・」


フウカ「!そうとぉ~!?」


ユイ「相当ね!!」


フウカ「互いにかぁ~!!」


ユイ「・・・・みたいね・・・・」


フウカ「・・・・うわぁ~・・・・」


ユイ「・・・・因みに、どんな感じやったとぉ~・・・・?」


フウカ「・・・・何かさ・・・子役で、成功したことを、妬んでるっぽくてさ・・・プロンプも、入れてくれんし、クスクス笑ってんのね・・・・」


ユイ「酷!!」


フウカ「でしょ!!?」


ユイ「うん!!」


 この後、フウカは、深く、ため息をつく・・・・。


フウカ「・・・・そっちは・・・・?」


 この後、ユイも、深く、ため息をついた・・・・。


ユイ「・・・・何かさ・・・演出家が、居て、あまりに、酷い演出だったから、意見、言ったんだけど・・・・」


フウカ「?どう酷かったとぉ~??」


ユイ「だってさぁ~!!人が死ぬような!狂気的な場面を!あの演出家!お笑い番組の!コントネタっぽい!!ネタを!ぶっ込んでくるとよぉ~!おかしくなぁ~い!?」


フウカ「!?何それぇ~!!?」


ユイ「そうなんよぉ~!演技の!演出の付け方も!昔の!コントっぽいし!」


フウカ「・・・・うわ~・・・その公演、成功したと??・・・・」


ユイ「・・・・何か・・・みんな、拍手してくれたけど、めっちゃシラーッてしてたのが、伝わって、・・・どう見ても、失敗やぁ~ん・・・って感じ・・・・」


フウカ「・・・・やだぁ~・・・そんな公演・・・・」


ユイ「そのクセ!!演出家は!『ウケなかったのは、客のせいだ』って言い張って!公演に!満足してやがんの!!信じられるぅ~!!?」


フウカ「はああぁぁ~っ!!?」


 この後、ユイは、呆れたように、深く、ため息をつく・・・・。


ユイ「・・・・もう、次は、出らんわ・・・・」


フウカ「そりゃ!!そうやろう!公演の失敗を!客のせいにするとか!」


ユイ「・・・・うん・・・あの人の所で、もう演じない・・・・」


 この後、フウカは、深く、ため息をつく・・・・。


フウカ「・・・・当たり前・・・・」


ユイ「でしょ!!?」


フウカ「・・・・うん・・・・」


 この後、ユイの方も、深く、ため息をつく・・・・。


ユイ「・・・・表現者失格・・・・」


フウカ「・・・・だね・・・・」


ユイ「・・・・うん・・・・」


 この後、フウカとユイは、しばらく、呆然と、天井を、見上げている・・・・。


フウカ「・・・・あ~あ、もっと、ちゃんとした演出家の元で、演劇したいなぁ~・・・・」


ユイ「それっ!」


 この後も、フウカとユイは、しばらく、虚しそうに、呆然と、天井を、見上げていた・・・・。


【シーン14】

 ここは、ハルカの自宅。ここの、自分の部屋で、ハルカは、机の上の、ノートパソコンに、台本を、書いていた・・・・。


ハルカ「・・・・よしっ・・・ソフィアちゃんも、ああ言ってくれたことだし♪♪今回も、いい舞台にするぞぉ~♪・・・・」


 こう言いながら、ハルカは、張り切っていた・・・・。


【シーン15】~数週間後、・・・・~

 ここは、演劇ユニット『風』専用の、稽古場。ここに、今回の、演劇ユニット『風』の、公演の座組みの、メンバーがいた。メンバーは、ハルカ、ソフィアの、演劇ユニット『風』のメンバーは、もちろん。客演として、フウカとユイもいて、まだ、到着してないメンバーとして、カズヤとアサヒもいた・・・・。


ソフィア「・・・・あと二人か・・・・」


ハルカ「・・・・ああっ♪♪早く、来ないかなぁ~♪・・・・」


 こうして、しばらく、待っていると、この稽古場の、ドアが開く・・・・。


カズヤ「・・・・あっ・・・どうも・・・初めましてぇ~・・・・」


アサヒ「初めましてぇ~♪♪」


 このドアから、カズヤとアサヒも、入って来る・・・・。


ハルカとユイとフウカ「初めましてぇ~♪」


ソフィア「・・・・初めまして・・・・」


カズヤ「・・・・よろしくお願い・・・!!ああ~っ!!?・・・・」


アサヒ「・・・・まさか・・・・」


 こう言いながら、カズヤとアサヒは、この稽古場内の、ソフィアの存在に、気付く・・・・。


ソフィア「・・・・あの・・・私に、何か・・・・」


 カズヤとアサヒは、驚きを、隠せない・・・・。


カズヤ「・・・・もっ・・・もっ・・・もしかして、・・・ソフィアさん??・・・・」


ソフィア「?はい、・・・私・・・ソフィアですけど・・・どこかで、お会いしました??・・・・」


カズヤ「いやいやいや!!会ってるっていうより!一方的に!!知ってます!」


ソフィア「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


アサヒ「私達♪ソフィアさんの!♪ライブを!♪見に行ったことが!♪あってぇ~♪♪」


ソフィア「!!あっ!ライブの!お客さん!!?」


アサヒ「はい!!♪そうです!♪」


カズヤ「あなたの歌声に♪すっかり♪♪魅了されまして♪」


ソフィア「そうなんですね♪♪いやぁ~♪すっごい♪嬉しい♪」


アサヒ「歌声がキレイで、癒されました♪♪」


ソフィア「ありがとうございます♪♪」


ハルカ「ソフィアちゃんのファン♪♪?」


カズヤ「!!はい!!そうです!」


アサヒ「私も、ライブ見てから♪ずっと夢中で♪♪」


ハルカ「いやぁ~♪こんなことって♪あるんだねぇ~♪♪」


ソフィア「いやっホント!!ビックリ!」


カズヤ「こっちもですよぉ~♪」


アサヒ「はいぃ~♪」


 この後、ハルカ、ソフィア、カズヤ、アサヒの4人は、互いが互いに、ケラケラと無邪気に、笑い合っていた・・・・。


フウカ「・・・・ソフィアさん・・・歌姫なんだ・・・・」


ユイ「・・・・みたいね・・・・」


 フウカとユイは、のほほんと、こう言った・・・・。


【シーン16】

 このシーンでは、今回の、演劇ユニット『風』の、公演の稽古のシーンが、次々に、流れていく・・・・。


ナレーション(カズヤの声で)「こうして、稽古の日々が、流れていった。今回は、みんな、演技派で、稽古を重ねるごとに、ドンドン、良くなっていった・・・・」


【シーン17】~とある日の、稽古終わり、・・・・~

 ここは、夜の、とあるファミレス。ここの、とあるテーブルの席に、フウカとユイは、料理を、食べながら、会話していた・・・・。


フウカ「何か!♪今回の座組み♪いい感じやない♪?」


ユイ「思った!!♪」


フウカ「ねっ♪♪?」


ユイ「うん♪♪」


 この後、フウカとユイは、ケラケラと、無邪気に、笑い合った・・・・。


ユイ「演出家が、違うと、こうも違うんやね♪?」


フウカ「それっ!!♪」


ユイ「私♪ハルちゃん大好き♪♪」


フウカ「私もぉ~♪♪」


 この後、フウカもユイも、無邪気な笑みを、見せていた・・・・。


ユイ「・・・・何か、今回の座組み、家族みたぁ~い・・・・♪」


フウカ「ねっ♪♪」


ユイ「うん♪♪」


 この後も、フウカとユイは、ケラケラと、無邪気に、笑い合っていた・・・・。


フウカ「・・・・ホント、このまま、家族に、なれれば、いいのに・・・・」


ユイ「演劇もできるし!!♪」


フウカ「ねっ♪♪」


ユイ「うん♪♪」


 この後、フウカとユイは、互いに、無邪気に、微笑み合っていた・・・・。


【シーン18】

 ここは、演劇ユニット『風』の事務所。ここで、ハルカとソフィアは、一矢纏わぬ姿で、床に並んで、横になっていた・・・・。


ソフィア「・・・・何か・・・今回の座組み、いいね・・・・」


ハルカ「でしょ♪?メンバー、よく厳選したから♪」


ソフィア「分かる♪みんな♪情熱が違う♪」


ハルカ「うん♪♪選んだ私も♪驚いてる♪」


 この後、ハルカとソフィアは、ケラケラと、無邪気に、笑い合っていた・・・・。


ソフィア「・・・・もう♪・・・ここまで来ると、家族だね♪・・・・」


ハルカ「思ったぁ~♪♪」


ソフィア「でしょう♪?」


ハルカ「うん♪♪」


 この後も、ハルカとソフィアは、ケラケラと、無邪気に、笑い合う・・・・。


ソフィア「・・・・ホントに、家族に、なれたら、いいのに・・・・」


ハルカ「ねっ♪」


ソフィア「・・・・うん・・・・♪」


 この後も、ハルカとソフィアは、呆然と、天井を、見つめていた・・・・。


【シーン19】

 ここは、アサヒの自宅。ここの、自分の部屋で、アサヒは、ベッドの上で、横になっていた・・・・。


アサヒ「・・・・今回の座組み、ホントに、いいなぁ~♪・・・・」


 この後、アサヒは、しばらく、呆然と、天井を、見つめた後、ふいに、近くの、自分のスマホを、手に取り、カズヤに、LINE通話で、電話をかけた・・・・。


【シーン20】

 ここは、カズヤの自宅。ここの、自分の部屋の、ベッドの上で、カズヤは、横になって、呆然と、天井を、見上げていた・・・・。


カズヤ「・・・・いい座組みだなぁ~♪・・・・」


 こうして、しばらく、呆然としていると、カズヤのスマホに、着信が入る・・・・。


カズヤ「!誰だろ!?」


 この後、カズヤは、スマホを手にし、相手を、確認する。すると、相手は、アサヒだった・・・・。


カズヤ「!アサヒちゃん!?」


 この後、カズヤは、電話に出る・・・・。


カズヤ「もしもし♪?アサヒちゃん♪♪?」


アサヒ「うん♪♪あたし♪」


カズヤ「どうした♪?こんな夜中に♪」


アサヒ「・・・・うん♪ちょっと、話したくて・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・そっか♪・・・俺も♪ちょうど♪♪話したい気分♪♪・・・・」


アサヒ「そっか♪♪それは!♪良かった♪」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・っで、何話す?・・・・」


アサヒ「・・・・うん♪♪・・・・」


 この後、アサヒも、一息つく・・・・。


アサヒ「・・・・とりあえず♪・・・今回の、座組みについて!♪話したい♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、 ニンマリと笑う・・・・。


カズヤ「俺も♪その話したい♪♪」


アサヒ「でしょ♪?」


カズヤ「うん♪♪」


 この後、カズヤとアサヒは、ケラケラと、無邪気に、笑い合っていた・・・・。


アサヒ「・・・・今回の座組み、どう思いよるぅ~♪?・・・・」


カズヤ「!えっ!?俺は、家族みたいで♪いいなと思いよる♪」


 これを聞いて、アサヒは、ニコやかになる・・・・。


アサヒ「あたしもぉ~♪♪」


カズヤ「でしょう~♪?」


アサヒ「うん♪♪」


 この後、しばらく、和やかな雰囲気が、漂う・・・・。


アサヒ「・・・・何かぁ~・・・みんなで、家族のように、過ごしたいなぁ~♪・・・・」


カズヤ「ねえ~♪♪」


アサヒ「うん♪♪」


 この後も、カズヤとアサヒは、ケラケラと、無邪気に、笑い合っていた・・・・。


【シーン21】~公演当日、・・・・~

 ここは、とある劇場。ここの、楽屋に、今公演の、座組みのメンバーである、カズヤ、アサヒ、ハルカ、ソフィア、フウカ、ユイの6人が、円陣を組んでいた・・・・。


ハルカ「・・・・はい!!やって参りました!本番です!・・・今公演のため!!稽古を積んできましたが!・・・本番では!!ミスを恐れることなく!楽しみましょう!!・・・では!!1、2、3、・・・・」


全員「おおぉぉ~っ!!!!よろしくお願いしまぁ~す!!!」


 こうして、本番を、迎えた・・・・。


【シーン22】~舞台本番、・・・・~

 このシーンでは、本番中のシーンが、次々に、流れていく・・・・。


ナレーション(カズヤの声で)「こうして、迎えた本番。家族のような、繋がりと、一体感のある座組み、レベルの高い演出と役者のスキル、ハイクオリティな台本により、濃厚な舞台を、客に、見せることができた。この舞台の内容を、思った通りに、客に伝えられたかは、分からない。ただ、言えることは、一つ。『楽しい舞台だった!!』それだけ」


【シーン23】

 ここは、とある劇場の楽屋。千秋楽を終え、片付けも終えた、この楽屋で、この座組みの、代表者の、ハルカは、今公演の、感想を、述べていた・・・・。


ハルカ「とにかく、この公演が、無事に終わり!!ハルカは!満足です!!」


 この後、この座組みのメンバーから、ハルカに、温かい拍手が、送られた・・・・。


ハルカ「以上です!!♪それじゃ!♪打ち上げ行く人ぉ~♪♪」


ハルカ以外「はぁ~い♪♪」


 こう言いながら、みんな、手を上げた・・・・。


ハルカ「よしっ!♪行きましょう!!♪」


ハルカ以外「おお~っ!!」


 こうして、今公演の、この座組みは、全員、打ち上げに、行くことになった・・・・。こうして、このメンバーは、この楽屋を、跡にした・・・・。


【シーン24】~打ち上げ会場、・・・・~

 ここは、とある居酒屋。ここに、今座組みのメンバーである、カズヤ、アサヒ、ハルカ、ソフィア、フウカ、ユイの6名が、入って来た・・・・。


店員「いらっしゃいませ♪♪何名様ですか♪?」


ハルカ「6名です♪」


店員「はい♪では♪ご案内します♪」


 こうして、ハルカ達6名は、店内の、とあるテーブル席に、案内された・・・・。


店員「注文が、決まりましたら、お呼び下さい」


ハルカ達「はぁ~い♪♪」


 こうして、この店員は、下がった・・・・。


【シーン25】~打ち上げ中、・・・・~

 ここは、とある居酒屋の、とあるテーブル席。ここには、既に、料理が、届いていて、みんな、お酒飲んだり、料理を食べたり、会話したり、していた・・・・。


カズヤ「いやぁ~♪ホント!♪いい座組みだよぉ~♪♪」


ユイ「だよねぇ~♪♪」


ハルカ「やっぱ♪この一体感が無いと♪座組みじゃ無いよぉ~♪♪」


アサヒ「だねぇ~♪♪」


フウカ「うん♪」


ソフィア「今回♪ホント!♪楽しかった♪」


 こうして、和気藹々と、打ち上げは、続いていった・・・・。


【シーン26】~一次会後、・・・・~

 ここは、とある居酒屋の、すぐ外。この居酒屋から、すっかり、酔っ払った、ハルカ達、6名が、出て来る・・・・。


カズヤ「・・・・うわぁ~!・・・マジ・・・名残惜しいよぉ~・・・この座組みが、終わるなんて・・・・」


アサヒ「・・・・ホントにぃ~・・・・」


ユイ「・・・・うん・・・・」


ソフィア「もう!!3人共!飲み過ぎぃ~!!」


フウカ「・・・・ユイの悪い癖だ・・・・」


 この様子を、ハルカは、楽しそうに、ケラケラと、笑って見ていた・・・・。


ハルカ「カラオケ行く人ぉ~♪♪」


ハルカ以外「・・・・はぁ~い・・・・」


 こう言いながら、この場の者は、全員、手を上げた・・・・。


ハルカ「よしっ♪決まり♪出発♪♪」


 こうして、この座組みの者は、カラオケに向かって、出発した・・・・。


カズヤ「・・・・マジ、名残惜しいよぉ~、この座組み・・・・」


アサヒ「・・・・うん・・・・」


ハルカ「・・・・じゃあ・・・次も、同じメンバーでいくぅ~?・・・・」


カズヤ「!!ホントかぁ~!!?」


ハルカ「だって、私も、このメンバー楽しいもん♪」


カズヤ「よっしゃぁ~!!♪次も!♪やるぞぉ~♪♪」


ハルカ「よぉ~し♪その粋だ♪」


 この様子を、フウカとソフィアは、冷静に、見ていた・・・・。


ソフィア「・・・・良かった♪・・・・」


 こう言いながら、ソフィアは、一息つく・・・・。


フウカ「・・・・ホント♪・・・・」


 こう言いながら、フウカも、一息ついた・・・・。


ソフィア「いやぁ~♪♪次も♪同じメンバーで♪やれるんだねぇ~♪♪」


フウカ「だねぇ~♪」


ソフィア「・・・・ここまで来ると、最早、家族だね♪・・・・」


フウカ「・・・・ねっ♪・・・・」


 この後、ソフィアとフウカは、互いに、見つめ合う・・・・。


フウカ「次も♪よろしくね♪♪」


ソフィア「こちらこそ♪♪」


 この後、ソフィアとフウカは、固く握手した・・・・。


ハルカ「ソフィアちゃん!!♪フウカちゃん!!♪ほら行くよ!♪♪」


 こう言われ、ソフィアとフウカは、前方の、ハルカ、ユイ、カズヤ、アサヒの方を見る・・・・。


ソフィア「・・・・うん♪♪・・・・」


フウカ「待ってぇ~♪♪」


 この後、ソフィアとフウカは、駆け足で、ハルカ達、4人に向かい、追いついた・・・・。


ハルカ「・・・・次も、楽しみだね♪・・・・」


ソフィア「・・・・うん♪♪・・・・」


 こうして、打ち上げ時間も、楽しい雰囲気で、進んで行った・・・・。

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