根性論より楽しさを

                 『根性論より楽しさを』


カズヤ:演劇界の、俳優であり、戯曲家。どちらかと言うと、俳優より。勉強は、できるが、それは、父、シュンイチによる、英才教育の賜物。


ソフィア:インド人とハーフの女性。舞台女優を、している。根性はあるが、それは、高校の、体育の先生である、ダンゾウの、厳しい体育の、授業賜物。そのため、根性論は、嫌いである。


シュンイチ:カズヤの父親で、建設コンサルタント会社社長。カズヤに、英才教育を、施したが、カズヤが、演劇人生を送り、ガッカリしている。


ダンゾウ:ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの、高校時代の、体育の先生。根性論を、振り翳し、根性を出さないという、名目の元、女子生徒に、体罰として、肉体関係を、強要する。


ミユキ:不真面目で、根性論の嫌いな女性。成績は、良かったが、不真面目なため、よくダンゾウに、肉体関係の、標的にされた。そのため、現在は、平気で、AV女優をしている。


カナエ:真面目で、根性もあるが、根性論自体は、嫌いな女性。だが、その根性は、演劇と、ダンゾウと、肉体関係を、平気ですることに、使用していた。現在は、舞台女優。


アサヒ:アニオタで、舞台女優を、している女性。根性はあるが、それは、演劇と、ダンゾウと、肉体関係を、嫌々することに、使用していた。


ミリ:真面目で、根性もあり、根性論も、嫌いではないが、その根性は、演劇に注がれ、体育の授業で、発揮されなかった。そのため、ダンゾウの、肉体関係の、標的にされた。


【シーン1】~過去のシーン~

 ここは、高校生当時の、カズヤの自宅の、カズヤの部屋。ここで、カズヤは、父、シュンイチに、見張られてる状態で、勉強していた・・・・。


シュンイチ「・・・・そうだ、そこは、微分。よくできたな・・・・」


カズヤ「・・・・はい・・・・」


 こうして、カズヤの、勉強の時間は、続いていった・・・・。


【シーン2】~現在のシーン~

 ここは、現在の、カズヤの自宅。ここのカズヤの部屋で、カズヤは、ノートパソコンと向き合い、戯曲を、書いていた・・・・。しばらくして、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・ちょっと、休憩・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、伸びをする・・・・。この後も、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・この文章力だけは、父の、英才教育、賜物だな・・・・」


 この後、しばらく、休憩する・・・・。


カズヤ「・・・・よしっ!・・・書くか!♪・・・・」


 この後、カズヤは、ノートパソコンで、再び、戯曲を、執筆し始めた・・・・。


【シーン3】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、体育教師の、ダンゾウに、生徒の、ソフィアが、指導されていた・・・・。


ソフィア「何でですか!?納得いきません!!」


ダンゾウ「何を言う!!寒さに!負けない根性を出せ!!」


ソフィア「こんな寒い中!!ジャージを着ないのは!風邪ひきます!!」


ダンゾウ「風邪を!ひくのは!弛んどるからだ!!」


ソフィア「根性で!!何とかなる!問題ですか!!」


ダンゾウ「そうだ!!」


ソフィア「おかしいです!!!」


ダンゾウ「何をぉ~!!」


 こうして、ソフィアとダンゾウの、口論は、続いていった・・・・。


【シーン4】~現在のシーン~

 ここは、とある劇団の、稽古場。ここで、ソフィアは、歌の先生と、マンツーマンで、歌の発声練習を、していた・・・・。


【シーン5】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、ミユキは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


ミユキ「・・・・ちゃんと、走っていたでしょ・・・・?」


ダンゾウ「い~や!!お前は!まだ!速く走れるね!」


ミユキ「・・・・そんなこと、無いでしょ・・・・?」


ダンゾウ「い~や!!お前は!熟してるだけだね!」


ミユキ「・・・・何が悪いの・・・・?」


ダンゾウ「授業には!全力で!取り組め!!」


ミユキ「・・・・何の意味があるの?やってることは、一緒なのに・・・・」


ダンゾウ「真面目に!やらないからだ!!」


ミユキ「・・・・だから、何の意味が、あるのって・・・・」


ダンゾウ「口答えするなぁ~!!!!」


 これを聞いて、ミユキは、一息つく・・・・。


ミユキ「・・・・はい・・・・」


 ミユキは、太々しく、こう答えるが、ダンゾウは、とても、不機嫌だった・・・・。


【シーン6】~現在のシーン~

 ここは、とあるAVの、撮影スタジオ。ここで、ミユキは、大勢の、スタッフと、とあるAVの、撮影に、臨んでいた・・・・。


AV監督「・・・・次、・・・正常位ね・・・・」


ミユキ「・・・・はい・・・・」


 この後、撮影クルーは、正常位のシーンの、撮影準備に入る・・・・。


AV監督「・・・・よぉ~い・・・スタート!!・・・・」


 こうして、ミユキと、AV男優の、正常位の、シーンの撮影が、始まった・・・・。


【シーン7】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、カナエは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


カナエ「はあ~!??何ですか!!?それぇ~!?」


ダンゾウ「体育には!!ちゃんと取り組め!」


カナエ「それだけで!!指導されるとぉ~!?」


ダンゾウ「当たり前だ!!」


カナエ「どこが!!当たり前とぉ~!?」


ダンゾウ「根性が足らん!!」


カナエ「はあ~!??私!好きな演劇なら!!根性出すけど!他は!嫌やし!!」


ダンゾウ「口答えするなぁ~!!」


カナエ「はあ~!??おかしくなぁ~い!??」


ダンゾウ「いい加減にしろ!!」


 こうして、ダンゾウの、指導は、続いた・・・・。


【シーン8】~現在のシーン~

 ここは、とある劇団の、稽古場。ここで、カナエは、大勢の、劇団員と共に、発声練習を、していた・・・・。


【シーン9】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、アサヒは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


アサヒ「・・・・私・・・ちゃんと・・・頑張ってます・・・・」


ダンゾウ「・・・・何を、頑張っとるんだ・・・・?」


アサヒ「・・・・体育・・・・」


ダンゾウ「嘘つけ!!」


アサヒ「・・・・頑張ってるもん・・・・」


ダンゾウ「いやっ!!根性が足らん!!!」


アサヒ「・・・・そんなこと、言われても・・・・」


ダンゾウ「根性が!足らんもんは足らん!!」


アサヒ「・・・・頑張ってるもん・・・・」


ダンゾウ「まだ言うか!!!!」


アサヒ「・・・・だって・・・・」


 こうして、ダンゾウの、アサヒへの、説教は、続いていった・・・・。


【シーン10】~現在のシーン~

 ここは、現在の、アサヒの自宅。ここで、アサヒは、コスプレしていて、スマホで、自撮りをしていた・・・・。しばらくして、アサヒは、その自撮り画像を、確認する・・・・。


アサヒ「・・・・よし・・・あとは、加工して・・・・」


 こうして、アサヒは、スマホの自撮りを、加工し始めた・・・・。


【シーン11】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、ミリは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


ミリ「いいじゃないですか!!走ってる途中で!セリフ覚えくらい!」


ダンゾウ「良くない!!」


ミリ「どうしてですか!!?」


ダンゾウ「体育は!体育に!集中しろ!!」


ミリ「意味分かりません!!!!」


ダンゾウ「根性が!足らん!!」


ミリ「はあ~!!?」


ダンゾウ「集中せな!鍛えられん!!」


ミリ「腹式を!!鍛えてます!」


ダンゾウ「屁理屈言うなぁ~!!!」


ミリ「はあ~!!?」


ダンゾウ「とにかく!!体育に!集中しろ!!」


ミリ「意味分かりませんよ!!」


ダンゾウ「黙れぇ~!!!!」


 こうして、ダンゾウの、指導は、続いた・・・・。


【シーン12】~現在のシーン~

 ここは、とある劇団の、稽古場。ここで、ミリは、大勢の、劇団員と共に、発声練習を、していた・・・・。


【シーン13】

 ここは、とある劇場での、とある劇団の、公演。ここで、カズヤは、この劇団の公演で、脇役だが、舞台に上がっていた・・・・。客には、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリがいた・・・・。


【シーン14】

 ここは、とあるファミレス。ここで、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、目の前の、料理を食べながら、会話していた・・・・。


ソフィア「ホント!!ダンゾウ先生!酷かったよね!?」


ミリ「酷かった酷かった!♪」


ミユキ「・・・・私・・・文句も言わずに、みんなに合わせて、走ってたし・・・・」


カナエ「根性は!!何も!体育だけで!出すもんじゃないし!!」


アサヒ「・・・・頑張ったフリも、できん・・・・」


カナエ「体育が!できたから!何って言うとかいな!?」


ミリ「こっちは!舞台で!!食っていきたいって!言いようのに!」


ソフィア「スポーツで!頑張るなら!運動部入っとうし!」


ミリ「ねぇ~♪!」


ミユキ「・・・・面倒臭い・・・・」


アサヒ「・・・・あの人、ウザい・・・・」


ミリ「ねぇ~♪!」


カナエ「あれが!体罰とか!頭おかしいし!!」


ソフィア「!分かる!!」


ミユキ「・・・・何で、ヤらせないかんとかいな・・・・?」


カナエ「・・・・それ!・・・・」


ソフィア「・・・・キモいよねぇ~・・・・?」


ミリ「キモいキモぉ~い!!」


アサヒ「・・・・なんか・・・理由、作ってただけな気がする・・・あの人・・・・」


ソフィア「よねぇ~!!?」


ミユキ「・・・・キモいもんは、キモいし・・・・」


ソフィア「ねぇっ♪」


 この後、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、ゲラゲラと、笑い合っていた・・・・。


【シーン15】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、体育教師の、ダンゾウに、生徒の、ソフィアが、指導されていた・・・・。


ソフィア「何でですか!?納得いきません!!」


ダンゾウ「何を言う!!寒さに負けない!根性を出せ!!」


ソフィア「こんな寒い中!!ジャージを着ないのは!風邪ひきます!!」


ダンゾウ「風邪を!ひくのは!弛んどるからだ!!」


ソフィア「根性で!!何とかなる!問題ですか!!」


ダンゾウ「そうだ!!」


ソフィア「おかしいです!!!」


ダンゾウ「何をぉ~!!」


 こうして、ソフィアとダンゾウの、口論は、続いていった・・・・。


【シーン16】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、ミユキは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


ミユキ「・・・・ちゃんと、走っていたでしょ・・・・?」


ダンゾウ「い~や!!お前は!まだ!速く走れるね!」


ミユキ「・・・・そんなこと、無いでしょ・・・・?」


ダンゾウ「い~や!!お前は!熟してるだけだね!」


ミユキ「・・・・何が悪いの・・・・?」


ダンゾウ「授業には!全力で!取り組め!!」


ミユキ「・・・・何の意味があるの?やってることは、一緒なのに・・・・」


ダンゾウ「真面目に!やらないからだ!!」


ミユキ「・・・・だから、何の意味が、あるのって・・・・」


ダンゾウ「口答えするなぁ~!!!!」


 これを聞いて、ミユキは、一息つく・・・・。


ミユキ「・・・・はい・・・・」


 ミユキは、太々しく、こう答えるが、ダンゾウは、とても、不機嫌だった・・・・。


【シーン17】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、カナエは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


カナエ「はあ~!??何ですか!!?それぇ~!?」


ダンゾウ「体育には!!ちゃんと取り組め!」


カナエ「それだけで!!指導されるとぉ~!?」


ダンゾウ「当たり前だ!!」


カナエ「どこが!!当たり前とぉ~!?」


ダンゾウ「根性が足らん!!」


カナエ「はあ~!??私!好きな演劇なら!!根性出すけど!他は!嫌やし!!」


ダンゾウ「口答えするなぁ~!!」


カナエ「はあ~!??おかしくなぁ~い!??」


ダンゾウ「いい加減にしろ!!」


 こうして、ダンゾウの、指導は、続いた・・・・。


【シーン18】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、アサヒは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


アサヒ「・・・・私・・・ちゃんと・・・頑張ってます・・・・」


ダンゾウ「・・・・何を、頑張っとるんだ・・・・?」


アサヒ「・・・・体育・・・・」


ダンゾウ「嘘つけ!!」


アサヒ「・・・・頑張ってるもん・・・・」


ダンゾウ「いやっ!!根性が足らん!!!」


アサヒ「・・・・そんなこと、言われても・・・・」


ダンゾウ「根性が!足らんもんは足らん!!」


アサヒ「・・・・頑張ってるもん・・・・」


ダンゾウ「まだ言うか!!!!」


アサヒ「・・・・だって・・・・」


 こうして、ダンゾウの、アサヒへの、説教は、続いていった・・・・。


【シーン19】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、ミリは、ダンゾウに、指導されていた・・・・。


ミリ「いいじゃないですか!!走ってる途中で!セリフ覚えくらい!」


ダンゾウ「良くない!!」


ミリ「どうしてですか!!?」


ダンゾウ「体育は!体育に!集中しろ!!」


ミリ「意味分かりません!!!!」


ダンゾウ「根性が!足らん!!」


ミリ「はあ~!!?」


ダンゾウ「集中せな!鍛えられん!!」


ミリ「腹式を!!鍛えてます!」


ダンゾウ「屁理屈言うなぁ~!!!」


ミリ「はあ~!!?」


ダンゾウ「とにかく!!体育に!集中しろ!!」


ミリ「意味分かりませんよ!!」


ダンゾウ「黙れぇ~!!!!」


 こうして、ダンゾウの、指導は、続いた・・・・。


【シーン20】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、ソフィアは、ダンゾウに、体罰と称して、セックスさせられていた・・・・。


【シーン21】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、ミユキは、ダンゾウに、体罰と称して、セックスさせられていた・・・・。


【シーン22】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、カナエは、ダンゾウに、体罰と称して、セックスさせられていた・・・・。


【シーン23】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、アサヒは、ダンゾウに、体罰と称して、セックスさせられていた・・・・。


【シーン24】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、職員室の中。ここで、ミリは、ダンゾウに、体罰と称して、セックスさせられていた・・・・。


【シーン25】~現在のシーン~

 ここは、とあるファミレス。ここで、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、こんな昔のことを、思い出していた・・・・。


カナエ「ああ~っ!!今!思い出しても!ムカつくぅ~!!」


ソフィア「ホント!!それっ!」


ミユキ「頭おかしいよね?」


ミリ「おかしい!!」


アサヒ「うん」


ミリ「何で!!?体罰で!ヤらせないかんと!?」


カナエ「それっ!!」


ソフィア「ムカつくぅ~!!」


ミユキ「・・・・ホントね・・・・」


アサヒ「・・・・うん・・・・」


 この後、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、ほぼ同時に、深く、ため息を、ついた・・・・。


ソフィア「・・・・結局のところ、若い子と、ヤりたかったんだろね・・・・」


ミユキ「・・・・だろうね・・・・」


ミリ「・・・・そうよね・・・・」


カナエ「因縁つけとうだけやし!!」


アサヒ「・・・・ウザい・・・・」


 この後、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、ほぼ同時に、深く、ため息を、ついた後、しばらくして、これまた、ほぼ同時に、ニッ!と笑い、互いの顔を、見合わせる・・・・。


ソフィア「そこいくとさ♪」


カナエ「うんうん♪」


ソフィア「カズヤさんって♪素敵よね♪♪」


ミリ「思った!!♪」


アサヒ「うん♪♪」


ミユキ「・・・・確かに♪・・・・」


ソフィア「でしょう!♪?イケメンやしぃ~♪歌うまいしぃ~♪身長は、低いけど♪運動神経あってぇ~♪演技力も、抜群♪♪その上!戯曲も書ける♪♪」


カナエ「分かるわぁ~♪♪あの♪女性らしい肌!♪」


ミリ「カッコいいよねぇ~♪」


アサヒ「うん♪♪」


ミユキ「・・・・あの人と、ヤってみたい♪・・・・」


ソフィアとカナエとアサヒとミリ「ねえ~っ♪♪」


 こうして、この後、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、ケラケラと、無邪気に、笑っていた・・・・。


【シーン26】

 ここは、現在の、カズヤの自宅。ここのカズヤの部屋で、カズヤは、ノートパソコンと向き合い、戯曲を、書いていた・・・・。


カズヤ「・・・・ああっ・・・この続き、どうすっかなぁ~・・・・?」


 こう言いながら、カズヤは、続きに悩む・・・・。


カズヤ「ちょっと!休憩!!」


 こう言いながら、カズヤは、一息つき、休憩に入る・・・・。この後、カズヤは、しばらく、軽く、考え事をする・・・・。


カズヤ「・・・・父さんの会社・・・相変わらず、大儲けらしい・・・・」


 この後も、カズヤは、考え事を、続ける・・・・。


カズヤ「・・・・でも、俺は、後悔してないな♪・・・俺・・・小さい頃から、父の会社を継ぐために、英才教育、受けてきたけど・・・やっぱ、会社の社長とか、性に合わねぇ~し♪・・・うん♪・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・正直・・・英才教育には、感謝してないね・・・戯曲は、書けるけど・・・俺は、英才教育、無しでも、書けるように、努力しただろうしね・・・・」


 この後、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・よしっ!♪・・・書くか♪♪・・・・」


 この後、カズヤは、再び、ノートパソコンで、戯曲の続きを、書き始めた・・・・。


【シーン27】

 ここは、とあるファミレス。ここで、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、目の前の、料理を食べながら、会話していた・・・・。


ソフィア「ところで!ミユキちゃぁ~ん♪カズヤさんの新作♪どうだった♪?」


ミユキ「・・・・まあまあね・・・・」


ソフィア「まあまあかぁ~♪」


ミユキ「・・・・うん・・・まあまあ・・・相変わらず、エロく、切なく、大胆で、斬新・・・・」


ソフィア「ああね♪」


カナエ「あの人、ホントに!凄いよね!?」


ソフィア「あっ!カナエさんも、読んだ♪?」


カナエ「読んだ読んだ!♪あの人!男なのに!作風が!女性らしいんよね!!」


ソフィア「!分かる!♪」


カナエ「やろう♪?」


ソフィア「うんうん♪♪」


ミリ「始まりやら!♪場面の転換の仕方やら!♪斬新よねぇ~♪」


カナエ「分かるぅ~♪♪」


アサヒ「・・・・なんか♪・・・エッチぃ~のに♪嫌らしくない♪・・・・」


ソフィア「それぇ~♪♪」


ミユキ「・・・・でも、欠点は、あるかな・・・・」


ソフィア「!欠点!?」


ミユキ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


ソフィア「・・・・えっ!?・・・何??欠点って?・・・・」


ミユキ「・・・・うん・・・・」


 この後も、しばらく、間があく・・・・。


ミユキ「・・・・登場人物、男性キャラも、含めて、みんな、女性らしいから、どんなに、言葉遣いを、変えても、リアリティが無い・・・逆に、それが、いいって人も、いるけど・・・・」


ソフィア「・・・・ああっ・・・それは、あるかな?・・・・」


ミユキ「・・・・でしょ?・・・・」


ソフィア「・・・・うん・・・確かに・・・あれだけ、女性らしい人が、男女関係なく、あんなに多く、存在するわけないかも・・・・」


ミユキ「・・・・でしょ?・・・・」


ソフィア「うん」


ミリ「でも♪そこが♪♪また、いい♪」


カナエ「私もぉ~!♪」


アサヒ「・・・・私も・・・・」


ソフィア「それも!♪分かる♪」


カナエとアサヒとミリ「ねえ~♪」


 こうして、ミユキは、無表情で、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリは、無邪気に、満面の笑みを、浮かべていた・・・・。この後、ミユキは、深く、ため息をつく・・・・。


ミユキ「?・・・・もしかして・・・みんな・・・レズビアン・・・・??」


 これを聞いて、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの4人は、意表を、突かれたような表情で、固まる・・・・。


ソフィア「・・・・私はぁ~・・・そうだけど・・・・」


ミリ「!ええっ!?そうなのぉ~!??」


ソフィア「・・・・うん・・・・」


ミリ「・・・・私も・・・なんだけど・・・・」


ソフィア「!?嘘ぉ~!!?」


アサヒ「・・・・私もぉ~・・・・」


カナエ「・・・・私は・・・バイセクシャル・・・・」


 この後、ミユキは、一息つく・・・・。


ミユキ「・・・・一人、違ったか・・・・」


カナエ「だから!!女性も!普通に!いける!・・・男性の好みは、女性らしい男性だけど・・・・」


 この後も、ミユキは、一息つく・・・・。


ミユキ「・・・・実は、私も、バイセクシャル・・・・」


 これを聞いて、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの4人は、つい、固まってしまう・・・・。


ソフィアとカナエとアサヒとミリ「ええええええぇぇぇぇぇぇ~!!!??」


 これらのことに、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの4人は、驚きを、隠せなかった・・・・。


ミユキ「・・・・この場の、5人・・・みんな、女性も、恋愛対象ってわけね・・・・」


ミリ「・・・・みたいね・・・・」


ソフィア「・・・・うん・・・・」


カナエ「・・・・いやぁ~、ビックリぃ~・・・・」


アサヒ「・・・・うん・・・ホント・・・・」


 この後、ミユキは、深く、ため息をつく・・・・。


ミユキ「・・・・せっかくだから・・・シない・・・・??」


 これを聞いて、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリは、互いに、顔を、見合わせる・・・・。


ソフィア「・・・・どう・・・する・・・・?」


ミリ「・・・・どうって・・・・」


カナエ「・・・・あたし・・・ずっと・・・シたいと思ってた・・・・」


ソフィア「!そうなの!?・・・・正直・・・あたしも・・・・」


ミリ「・・・・あたしも・・・かな・・・・」


アサヒ「・・・・あたしも・・・・」


 この後、ミユキは、一息つく・・・・。


ミユキ「・・・・あたしも、レズプレイに、興味あったんだ♪・・・・」


 この後、ミユキは、エロそうな笑みを、浮かべていた・・・・。この雰囲気に、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリは、ドキドキしていた・・・・。


【シーン28】~同じ日、・・・・~

 ここは、現在の、ミユキの自宅の、ミユキの部屋。この部屋の、ベッドの上で、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、全員、一矢纏わぬ姿で、乱交レズプレイセックスを、していた・・・・。


【シーン29】~セックス後、・・・・~

 ここは、現在の、ミユキの自宅の、ミユキの部屋。この部屋の、ベッドの上で、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、全員、一矢纏わぬ姿で、バラバラに、横になっていた・・・・。


ミリ「・・・・やっぱり、女性とのエッチって、いいものだね♪・・・・」


ソフィア「・・・・うん♪・・・・」


カナエ「女性らしければ!♪男性もいいけど♪」


ミユキ「私♪女の子♪大好き♪♪」


アサヒ「うん♪♪」


 この後、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、しばらく、呆然と、天井を、見上げていた・・・・。


ミリ「それにしても♪まさか♪♪みんな♪女性と♪エッチしたかったなんて♪」


ソフィア「びっくりよねぇ~♪♪」


アサヒ「うん♪♪」


カナエ「正直ね♪♪」


ミユキ「・・・・なんか・・・カミングアウトできて、良かったわ・・・・」


ソフィア「ねえ~♪♪」


 この後、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリ、の5人は、互いに、顔を見合わせ、ケラケラと笑い合った・・・・。


ミリ「・・・・なんかさ♪・・・・」


ソフィア「!うん!♪」


ミリ「結局♪♪カズヤさんの魅力って♪女性らしさよね♪?」


ソフィア「だね♪♪」


アサヒ「うん♪♪」


カナエ「分かる♪♪」


ミユキ「・・・・そうだね・・・・」


 この後も、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリ、の5人は、互いに、顔を見合わせ、ケラケラと笑い合った・・・・。この後、ミリは、無邪気な笑みを見せる・・・・。


ミリ「・・・・なんかさ♪・・・カズヤさんと♪同じ舞台に♪立ちたいよね♪?・・・・」


カナエ「!もちろぉ~ん!♪」


ソフィア「うんうん♪」


アサヒ「立ちたぁ~い♪」


ミユキ「・・・・あたしは、AV女優だからね・・・・」


ミリ「!あっ!そうか!」


ミユキ「・・・・うん・・・・」


ミリ「ごめん!!そんなつもりで!言ったんじゃないから!」


ミユキ「・・・・大丈夫よ・・・気にしてない・・・・」


ミリ「いやっ!ホント!!ごめん!」


ミユキ「・・・・気にしてないよ。ホント・・・・」


ミリ「・・・・なら、いいけど・・・・」


ミユキ「・・・・うん・・・大丈夫・・・・」


 ミユキに、特に、気にした様子は、無かった・・・・。このことに、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリは、ホッとした・・・・。


【シーン30】

 ここは、現在の、カズヤの自宅。ここのカズヤの部屋で、カズヤは、ノートパソコンと向き合い、戯曲を、書いていた・・・・。


カズヤ「・・・・よしっ!・・・ちょっと!!休憩!・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、伸びをする・・・・。この後、カズヤは、徐に、スマホで、Xを見る・・・・。すると、そのXのDMに、メッセージが、届いてた・・・・。


カズヤ「!DM!?」


 内容を、見ると、相手は、ミリで、『突然のDM、失礼します。私は、舞台女優をしている、ミリと申します。実は、お願いが、ありまして、・・・今度、私の演出で、舞台をしたいのですが、そこで、あなたの戯曲を、使用したく、お願いに、あがりました。どうか、許可できないでしょうか?あと、これも、勝手な、お願いなのですが、この舞台に、出演も、お願いしたいです。もちろん、ギャラは、払います。返事を、待ってます』という物だった・・・・。


カズヤ「・・・・戯曲と出演・・・なるほど・・・・」


 この後、カズヤは、少し、考え込む・・・・。


カズヤ「・・・・ミリさんって・・・確か、憑依型の役者の・・・まあ、お近付きに、なりたい所だし♪引き受けるか♪♪・・・・」


 この後、カズヤは、このDMのメッセージに、『お引き受けします。絶対、いい舞台にしましょう』っと返事した・・・・。


【シーン31】~一ヶ月後、・・・・~

 ここは、演劇の、とある稽古場。ここに、カズヤ、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの5人が居た。演出担当の、ミリは、前方に立っていて、向かい合うように、残りの4人が、並んで、立っている・・・・。


ミリ「・・・・では、今回の舞台で、戯曲の使用許可、並びに、主演俳優として、出演して頂く、カズヤさんです♪」


 こう言われ、カズヤは、ソフィア、カナエ、アサヒの、温かい拍手と共に、前に出る・・・・。


カズヤ「・・・・どうも・・・初めまして・・・カズヤと申します・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、ペコペコと、頭を下げる。この後、カズヤは、咳払いをする・・・・。


カズヤ「・・・・ええ~・・・今回・・・僕の戯曲を、選んで頂き、大変、光栄です・・・そして、主演俳優としても、選んで頂き、ありがとうございます・・・精一杯、稽古に励み、演じ切りますので、よろしく、お願いします・・・僕と共に!最高の舞台に!しましょう!!」


 この後、他のソフィア、カナエ、アサヒ、ミリは、温かく拍手を、送った・・・・。


【シーン32】

 このシーンでは、カズヤ、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリ達の、舞台の、稽古中のシーンが、次々に、流れていく・・・・。


ナレーション(カズヤの声で)「そうして、稽古の日々が、始まった。最初は、普通の、舞台だと、思っていたが、だんだん、周りの色目に、気付く。だが、僕は、それを、気にとめることなく、稽古を熟し、演出を、担当している、ミリさんに、アドバイスも、送っていた・・・・」


【シーン33】~とある日、・・・・~

 ここは、演劇の、とある稽古場。ここに、カズヤ、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの5人が居た・・・・。


ミリ「・・・・では!♪今日の稽古は♪これで、終わります!♪」


カズヤとソフィアとカナエとアサヒ「お疲れ様でした♪ありがとうございました♪」


 こうして、終わりの挨拶を、終えた・・・・。この日の稽古を終えた、この座組みの者は、この稽古場を、跡にしようとする・・・・。


ソフィア「・・・・あの!・・・・」


 ソフィアは、カズヤに、こう声をかける・・・・。


カズヤ「!はい!?」


ソフィア「・・・・あの・・・えっと・・・この後!!時間あります!?」


カズヤ「・・・・えっ?・・・あっ・・・はい・・・まあ・・・・」


ソフィア「!だったら!!この後!どこかで!お茶しません!?」


カズヤ「・・・・えっ?・・・あっ・・・はい・・・まあ・・・構いませんが・・・・」


ソフィア「!ホントですか!?良かった!」


カズヤ「・・・・はあ、まあ・・・じゃあ・・・どこにします?・・・・」


ソフィア「あっ!任せて下さい!!」


カズヤ「・・・・あっ、じゃあ、はい、まあ・・・任せます!・・・・」


ソフィア「はい!!」


 こうして、カズヤとソフィアは、この稽古場を、跡にした・・・・。この様子を見て、カナエ、アサヒ、ミリは、小さくガッツポーズをした・・・・。


【シーン34】

 ここは、とあるバー。ある程度、賑わってる、このバーに、カズヤとソフィアが、入って来る・・・・。


カズヤ「・・・・これは、まあ・・・なかなか、オシャレなバーですねぇ~♪・・・・」


ソフィア「でしょ♪?その上、お酒も、おいしいんですよ♪」


カズヤ「・・・・それはそれは・・・・♪」


 この後、カズヤとソフィアは、バーカウンターに座る・・・・。


カズヤ「オススメは、何です?」


ソフィア「赤ワインかな?赤ワインを2つ」


バーテンダー「・・・・はい、ただいま・・・・」


 この後、このバーテンダーは、ワイングラスを、2つ用意し、それに、赤ワインを注ぎ、カズヤとソフィアに、提供する・・・・。


バーテンダー「・・・・どうぞ・・・・」


ソフィア「どうも♪♪」


 この後、カズヤとソフィアは、それぞれ、赤ワインの注がれた、ワイングラスを、手に取る・・・・。


ソフィア「・・・・では、・・・乾杯♪・・・・」


カズヤ「・・・・乾杯・・・・」


 この後、カズヤとソフィアは、それぞれの、このワイングラスで、乾杯した後、この赤ワインを、それぞれ、口にする・・・・。


カズヤ「!ホントに!!おいしい!」


ソフィア「でしょでしょ!♪」


カズヤ「はい♪♪」


ソフィア「この赤ワインが、飲みたくて!いつも、通ってるんです♪」


カズヤ「これなら!それも、分かりますね♪」


ソフィア「でしょでしょ!♪」


カズヤ「はい♪♪」


 この後、カズヤとソフィアは、無邪気に、ケラケラと、笑い合った・・・・。


ソフィア「それにしても、カズヤさんって、凄いですね♪?」


カズヤ「?何がです??」


ソフィア「だって、俳優と戯曲家の、両方、熟してますし、どちらも、一流なんて♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、困ったような顔をする・・・・。


ソフィア「?・・・・カズヤ・・・さん??・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・まあ・・・何って言うか・・・そんな立派なものじゃないって言うかぁ~・・・僕はぁ~・・・・」


 この後、カズヤは、しばらく、深く、考え込む・・・・。


カズヤ「・・・・僕は・・・親から、自由になりたかった・・・それだけですよ・・・・」


 これを聞いて、ソフィアは、少しの間、呆然とする・・・・。


ソフィア「・・・・へっ・・・・??」


 この後も、カズヤは、軽く、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・僕の父親・・・大企業の社長でしてね・・・・」


 これを聞いて、ソフィアは、驚きを隠せない・・・・。


ソフィア「・・・・へっ・・・・?」


 この後、カズヤは、苦笑する・・・・。


カズヤ「・・・・大企業の、社長の息子だった僕は、会社の後継者になるため、英才教育を、施されてましてね・・・自由が、無かったんですよ・・・・」


【シーン35】~過去のシーン~

 ここは、高校生当時の、カズヤの自宅の、カズヤの部屋。ここで、カズヤは、父、シュンイチに、見張られてる状態で、勉強していた・・・・。


シュンイチ「・・・・そうだ、そこは、微分。よくできたな・・・・」


カズヤ「・・・・はい・・・・」


 こうして、カズヤの、勉強の時間は、続いていった・・・・。


【シーン36】~過去のシーン~

 ここは、高校生当時の、カズヤの自宅の、父、シュンイチの部屋。ここで、カズヤは、正座をさせられ、シュンイチは、胡座をかいて、仏頂面で、向き合っていた・・・・。


シュンイチ「・・・・いいか、カズヤ・・・お前は、会社を継がな、ならんとぞ・・・・」


カズヤ「・・・・はい・・・・」


シュンイチ「・・・・そのためには、しっかり勉強せなな・・・・」


カズヤ「・・・・はい・・・・」


シュンイチ「・・・・うん・・・しっかり、勉強せい・・・・」


カズヤ「・・・・はい・・・・」


シュンイチ「・・・・うん・・・もう、行っていいぞ・・・・」


カズヤ「・・・・はい・・・・」


 この後、カズヤは、立ち上がり、この部屋を出た・・・・。


【シーン37】~現在のシーン~

 ここは、とあるバー。ここの、バーカウンターに、カズヤとソフィアは、座っていた・・・・。


ソフィア「・・・・そんな、家庭環境だったんですね・・・・」


カズヤ「・・・・ええっ・・・・」


ソフィア「・・・・それじゃあ・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・勉強は、・・・してたんですよ・・・親の言う通りに・・・でもね・・・やっぱり、会社を継ぐしかない、敷かれたレールが、嫌でね・・・・」


【シーン38】~過去のシーン~

 ここは、とある会社の社内。ここの社長室に、社長の、父、シュンイチと、当時、会社員だった、カズヤがいた。シュンイチの前には、退職届が、・・・・。


シュンイチ「・・・・じゃあ・・・どうしても、辞めるんだな・・・・?」


カズヤ「・・・・はい・・・・」


 この後、シュンイチは、仏頂面になる・・・・。


シュンイチ「・・・・そうか・・・分かった・・・・」


カズヤ「・・・・失礼しました・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、頭を下げると、この部屋を、跡にした。シュンイチは、不機嫌な、様子を見せた・・・・。


【シーン39】~過去のシーン~

 ここは、現在の、カズヤの自宅。ここのカズヤの部屋で、カズヤは、ノートパソコンと向き合い、戯曲を、書いていた・・・・。


【シーン40】~現在のシーン~

 ここは、とあるバー。ここの、バーカウンターに、カズヤとソフィアは、座っていた・・・・。


カズヤ「・・・・こうして、僕は、戯曲を書くようになり、演劇の世界に、身を置くようになったんだ・・・・」


 このあまりの事実に、ソフィアは、驚愕の表情を見せた・・・・。


ソフィア「・・・・カズヤさんも・・・苦労されてきたんですねぇ~・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、苦笑する・・・・。


カズヤ「・・・・ただ、自由になりたかっただけですよ・・・敷かれたレールから・・・・」


ソフィア「・・・・まあ・・・そうなんでしょうけど・・・・」


 この後、カズヤは、軽く、笑顔になる・・・・。


カズヤ「・・・・まあ・・・良くも悪くも、あの頃の生活が、僕の原動力ですよ・・・・」


ソフィア「・・・・はあ・・・・」


 この後、カズヤとソフィアは、しばらく、見つめ合っていた・・・・。


【シーン41】

 ここは、先程の、とあるバーの、すぐ外。このバーの、出入り口から、カズヤとソフィアが、出て来る・・・・。


ソフィア「いやぁ~♪カズヤさんと話せて、ホントに!♪楽しかったです♪」


カズヤ「・・・・ああっ・・・それは、何より・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、ギコちなく笑う・・・・。


ソフィア「・・・・今度も・・・また・・・飲みましょ♪・・・・」


カズヤ「!はい♪喜んで♪・・・・」


ソフィア「・・・・それでは♪・・・・」


カズヤ「・・・・はい♪・・・・」


 こうして、カズヤとソフィアは、それぞれ、別々の方向に、歩いて行った・・・・。


【シーン42】~数日後、・・・・~

 ここは、現在の、ミユキの自宅の、ミユキの部屋。この部屋の、ベッドの上で、ソフィア、ミユキ、カナエ、アサヒ、ミリの5人は、全員、一矢纏わぬ姿で、バラバラに、横になっていた・・・・。


ミユキ「・・・・そっか・・・英才教育・・・・」


ソフィア「そうなんだよねぇ~。したくない勉強、強要されていたみたい・・・・」


ミリ「・・・・ヤダなぁ~、それ・・・・」


ソフィア「・・・・うん・・・・」


カナエ「・・・・確かに、やりたいこと、できないのは、ヤダなぁ~・・・・」


ミリ「ねぇ~!!」


アサヒ「・・・・酷い・・・・」


ミリ「酷いよねぇ~!!」


ミユキ「・・・・ふ~ん・・・・」


 この後、ミユキは、天井を見ながら、しばらく、考え込んでいた・・・・。


ミユキ「・・・・あのさ・・・・」


ソフィア「!んっ!?何っ??」


カナエ「!どした!?」


アサヒ「?どうしたのぉ~??」


ミリ「!どうしました??」


ミユキ「・・・・ヤってもいい・・・・??」


 これを聞いて、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの4人は、キョトンとする・・・・。


ソフィア「・・・・へっ・・・・??」


ミリ「・・・・ヤってもって・・・・??」


ミユキ「・・・・カズヤ君と・・・・」


 この後、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの4人は、顔を見合わせる・・・・。


ソフィア「・・・・いいけど・・・・」


アサヒ「・・・・うん・・・・」


ミリ「・・・・まあ・・・ね・・・・♪」


カナエ「ねえ♪ヤったら♪回して♪♪」


ミユキ「・・・・もちろんよ♪・・・・」


カナエ「よしっ!!何か、カズヤ見てて、ムラムラしてたんだよねぇ~♪」


ミユキ「・・・・そっか・・・・」


カナエ「まあねぇ~♪♪」


ソフィア「ねえ♪私達も!♪回してもらお♪」


アサヒ「賛成♪♪」


ミリ「そうよね♪♪」


ミユキ「・・・・はいはい♪・・・・」


 この後、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリ、ミユキの4人は、顔を見合わせた後、ケラケラと、無邪気に、笑い合っていた・・・・。


【シーン43】~数日後、・・・・~

 ここは、とある商店街の道。大勢の人が、行き交うこの道を、カズヤは、一人で、歩いていた。その後ろを、ミユキが、歩いている・・・・。しばらくして、ミユキが、カズヤに、声を掛ける・・・・。


ミユキ「・・・・あの・・・・」


カズヤ「!はい!?」


 この後、ミユキは、カズヤに、妖艶な笑みを、浮かべる・・・・。


ミユキ「ヤりません??」


 こう言われ、カズヤは、自分の耳を、疑う・・・・。


カズヤ「・・・・えっ!!?・・・・」


 この後、ミユキは、カズヤに、誘うような、視線を送る・・・・。


ミユキ「・・・・私♪・・・人肌恋しくて♪♪・・・・」


 こう言われ、カズヤは、唾をゴクリと飲む・・・・。


ミユキ「・・・・どうです♪?・・・わ・た・し♪・・・・」


 こう言われ、カズヤは、何だか、ムラムラする・・・・。


カズヤ「・・・・いい・・・ですよ・・・・」


 この後、ミユキは、カズヤに、無邪気な笑みを、浮かべる・・・・。


ミユキ「ホント♪♪?」


カズヤ「・・・・はい・・・まあ・・・僕も・・・寂しい方なんで・・・・」


ミユキ「ヤッター♪♪」


 こう言っている、ミユキの様子も、何だか、無邪気であった・・・・。


カズヤ「・・・・じゃあ・・・どこ行きましょうか・・・・?」


ミユキ「任せて♪♪」


 この後、ミユキは、カズヤの手を取り、この商店街を、進んで行った・・・・。


【シーン44】

 ここは、とあるビジネスホテル。ここの前に、カズヤとミユキがいた・・・・。


カズヤ「・・・・ここ・・・ですか・・・・?」


ミユキ「はい♪♪」


 この後、カズヤは、苦笑する・・・・。


カズヤ「いやぁ~♪♪ここぉ~♪僕も、よく利用するんですよねぇ~♪」


ミユキ「そうなんですねぇ~♪♪」


カズヤ「はい♪♪」


ミユキ「じゃあ♪行きましょうか♪?」


カズヤ「はい♪♪」


 こうして、カズヤとミユキは、このビジネスホテルの、入口の方に、向かって、歩いて行った・・・・。


【シーン45】

 ここは、ビジネスホテルの中。ここの受付が、ミユキに、挨拶する・・・・。


受付「お帰りなさいませ♪」


ミユキ「はい♪♪」


カズヤ「!あれっ!?部屋取ってたんですか??」


ミユキ「はい♪♪誰か誘うと思って♪」


カズヤ「・・・・あっ!なるほど♪・・・・」


 これに対して、カズヤは、苦笑していたが、気にせず、連れられて行き、そのまま、エレベーターに乗った・・・・。


【シーン46】

 ここは、このビジネスホテル内の、とある部屋。ここに、カズヤとミユキは、繰り返し、キスを交わしながら、互いが互いにの、服を脱がせながら、中に入り、そのまま、ベッドの方にまで、向かって行った・・・・。そうして、カズヤとミユキは、互いに、一矢纏わぬ姿になり、激しく、騎乗位セックスを、展開していった・・・・。


カズヤ「・・・・ハオッ!♪君♪最高!!♪・・・・」


ミユキ「・・・・あなたも♪♪・・・・」


 こうして、激しいセックスが、展開され、そのまま、互いに、絶頂までイった・・・・。


カズヤ「・・・・ワオッ♪・・・君・・・最高♪・・・・」


ミユキ「・・・・しばらく、休んでね♪・・・そのまま、もっと、興奮するよ♪きっと♪・・・・」


カズヤ「・・・・それは♪楽しみ♪・・・・」


 この後、カズヤが、休んでいると、ベッドの周囲に、既に、全裸の、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの4人がいる。だが、そのことに、カズヤは、気付いていない。そして、・・・・。


ソフィア「・・・・カズヤさん♪・・・・」


カズヤ「!えっ!?」


 この後、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリの4人は、ベッドに、雪崩れ込み、そのまま、ミユキも交えた、6P乱交セックスを、始めた・・・・。


カズヤ「嘘っ♪?こんなに!♪美女が♪ってか♪座組みの!♪みんなじゃん♪」


 こうして、カズヤは、ソフィア、カナエ、アサヒ、ミリ、ミユキとの、乱交セックスの、快楽に、溺れた・・・・。

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