女性らしさ?

                  『女性らしさ?』


カズヤ:映画が趣味の、高校生。映画館には、見に行かないが、サブスクで、狂ったように、映画を、見ている。


ミヤビ:バスケ部に、所属している、女子高生。背が高く、ダンクシュートを、得意としている。無邪気な所がある。


スズ:バスケ部に、所属している、女子高生。背は低いが、ドリブルと、スリーポイントシュートが、得意である。


フウカ:天才子役と、呼ばれていた、女子高生。当然、演技力抜群。映画が好きで、サブスクで、映画を、狂ったように、見ている。


ユウヘイ:映画が趣味の、高校生。映画館には、見に行かないが、サブスクで、狂ったように、映画を、見ている。


トモミ:小説が好きな、優等生。文芸部に、所属している。才色兼備で、将来は、小説家を、目指している。


コウタ:成績は、いいが、授業には、不真面目な、不良学生。現在では、半グレとなり、女を売って、生活している。


【シーン1】

 ここは、とあるソープ店の、一部屋。ここで、ミヤビは、コウタとセックスしていた・・・・。


コウタ「いいねぇ~♪♪お前いいよぉ~♪」


 この後も、ミヤビは、気持ち良さそうに、声を出していた・・・・。


【シーン2】

 ここは、ソープ店内の、控え室。ここで、ミヤビよスズは、店長から、給料を、受け取っていた・・・・。


店長「・・・・はい・・・今日の上がりだよ・・・・」


ミヤビ「ありがとうございます♪♪」


店長「・・・・じゃあ♪・・・また、明日ね♪♪・・・・」


ミヤビとスズ「・・・・はぁ~い・・・・」


ミヤビ「行こっか♪」


スズ「うん♪♪」


 この後、ミヤビとスズは、この控え室を、跡にした・・・・。


【シーン3】

 ここは、とある都会の、街中の大通り。大勢の人が、行き交う中、ミヤビとスズは、手を繋いで、歩いていた・・・・。


ミヤビ「・・・・何か、嫌だなぁ~・・・・」


スズ「?・・・・何が・・・・??」


ミヤビ「・・・・仕事・・・・」


スズ「・・・・それは、仕方ないよ・・・不景気なんだから・・・・」


ミヤビ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


ミヤビ「・・・・あ~あっ・・・昔が、懐かしいなぁ~・・・・」


スズ「?・・・・昔・・・・??」


ミヤビ「・・・・うん・・・・」


スズ「?・・・・昔って・・・・??」


ミヤビ「・・・・バスケに、夢中だった頃・・・・」


 これを聞いて、スズは、納得する・・・・。


スズ「・・・・ああっ・・・まあ・・・それはね♪・・・・」


ミヤビ「・・・・うん・・・・」


 この後、スズとミヤビは、高校生の頃を、思い出していた・・・・。


【シーン4】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、体育館の中。ここでは、当時、高校生だった、ミヤビとスズが、他校とのバスケの、練習試合に、スタメンで、出場していた。ミヤビは、次々に、ダンクを決め、スズは、スリーポイントを、連発していた。それでも、試合は、一進一退の、攻防だった・・・・。やがて、試合が終わり、ミヤビ、スズの方の、バスケ部は、わずか、一点差で、敗北した・・・・。


ミヤビ「・・・・負けた・・・・」


スズ「・・・・一点差・・・・」


 ミヤビとスズは、ゼイゼイと、息を切らしながら、コートの外に出て、タオルで、汗を、拭いていた・・・・。


バスケ部の顧問の先生「・・・・みんな・・・よくやった・・・・」


バスケ部員(ミヤビとスズを含む)「・・・・はい!!・・・・」


 こうして、この日の練習試合を、終えた・・・・。


【シーン5】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、通学路。ここを、ミヤビとスズは、横に並んで、歩いていた・・・・。


ミヤビ「マジ悔しい!!一点差とか!」


スズ「ねえ!!」


ミヤビ「うん!・・・・いやぁ~!次は!勝ちたい!」


スズ「勝ちたいね!!」


ミヤビ「うん!!」


 こう言いながら、ミヤビとスズは、互いに、無邪気な笑みを、見せていた・・・・。


スズ「・・・・よぉ~し♪・・・もっとうまくなるぞぉ~♪・・・・」


ミヤビ「私もぉ~♪♪」


 この後、ミヤビとスズは、無邪気に、ケラケラと、笑い合っていた・・・・。


【シーン6】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、別の、通学路。ここを、カズヤとユウヘイは、横に並んで、歩いていた・・・・。


ユウヘイ「・・・・だからさ・・・俺・・・ミヤビちゃんが、好きで・・・・」


カズヤ「・・・・ああっ・・・分からなくはないな・・・・」


ユウヘイ「だろっ!!?いやぁ~!♪何か!いいんだよなぁ~♪あの子の笑顔♪」


カズヤ「・・・・スズちゃんも、いいと思うけど・・・・」


ユウヘイ「いやっ!!俺は!断然!!ミヤビちゃん!」


カズヤ「まあなぁ~♪♪」


 この後、道は、分かれ道に、差し掛かる・・・・。


ユウヘイ「・・・・じゃっ!・・・・」


カズヤ「じゃっ♪」


 こうして、カズヤとユウヘイは、別々の道を、歩いて行った・・・・。この2人の様子を、少し離れた所から、フウカが、見ていた・・・・。


【シーン7】~過去のシーン~

 ここは、カズヤの自宅。ここで、カズヤは、ノートパソコンを使って、サブスクで、映画を見ていた・・・・。


【シーン8】~過去のシーン~

 ここは、ユウヘイの自宅。ここで、ユウヘイは、ノートパソコンを使って、サブスクで、映画を見ていた・・・・。


【シーン9】~過去のシーン~

 ここは、フウカの自宅。ここで、フウカは、ノートパソコンを使って、サブスクで、映画を見ていた・・・・。


【シーン10】~過去のシーン~

 次の日。ここは、体育の授業中の、体育館の中。ここでは、体育の授業として、バレーボールが、行われていた・・・・。和気藹々と、楽しく、授業が行われていた・・・・。やがて、休憩に入る・・・・。


ユウヘイ「・・・・カズヤ・・・よく・・・動けるよな・・・・?」


カズヤ「・・・・まあ・・・人並み程度にはね・・・・」


ユウヘイ「・・・・いいなぁ~・・・・」


 この後、カズヤとユウヘイは、端の方に座り、水分補給を、始めた・・・・。こんな2人に、フウカが、近付いていく・・・・。


カズヤ「!あれっ!?君は・・・・」


フウカ「どうもぉ~♪♪」


ユウヘイ「・・・・確か・・・天才子役の、フウカちゃんだよね?・・・・」


フウカ「当たりぃ~♪♪」


カズヤ「・・・・あっ!確かに!映画でも、よく見るわ♪・・・・」


フウカ「まあねぇ~♪」


 この後、カズヤとユウヘイは、すっかり、緊張してしまう・・・・。


ユウヘイ「・・・・あっあの・・・・」


フウカ「!んっ??」


ユウヘイ「・・・・あっ、いやっ、えっと・・・・」


 こう言いながら、ユウヘイは、何だか、モジモジしている・・・・。


フウカ「?んっ??」


ユウヘイ「!あっ!いやっ!・・・・」


 こう言われ、ユウヘイは、更に、モジモジしてしまう・・・・。


フウカ「どうしたのかなぁ~♪?」


ユウヘイ「・・・・あっ・・・いやっ・・・えっと・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


ユウヘイ「・・・・あっ・・・握手・・・いいですか・・・・??」


 これを聞いて、フウカは、小悪魔的な笑みを、浮かべる・・・・。


フウカ「いいよ♪♪」


 これを聞いて、ユウヘイは、ガッツポーズをする・・・・。


ユウヘイ「よっしゃ~!!♪・・・・じゃっ!!じゃあ!・・・・」


 この後、ユウヘイとフウカは、固く握手をする・・・・。


カズヤ「・・・・あっ・・・じゃあ・・・僕も、いいですか・・・・?」


フウカ「!もちろん!♪」


 こう言いながら、フウカは、カズヤにも、小悪魔的な、笑みを、浮かべた・・・・。この後、カズヤとフウカも、固く握手した・・・・。この様子を、ミヤビが、少し離れた所から、見ていた・・・・。


【シーン11】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、通学路。ここを、カズヤ、ユウヘイ、フウカの3人は、一緒に、帰っていた・・・・。


カズヤ「・・・・まあ・・・いつも、2人で、映画の話をしながら、こうして、帰ってる・・・・」


 これを聞いて、フウカは、無邪気で、小悪魔的に笑みを、浮かべる・・・・。


フウカ「・・・・知ってる・・・・♪」


 これを聞いて、カズヤとユウヘイは、目が点になり、互いに、顔を見合わせる・・・・。


カズヤとユウヘイ「?・・・・へっ・・・・??」


 この後も、フウカは、クスクスと笑っている・・・・。


フウカ「・・・・いつも、見てたから・・・・♪」


 これを聞いて、カズヤとユウヘイは、驚きを隠せない・・・・。


カズヤとユウヘイ「・・・・へっ!!?・・・・」


 この2人の様子を見て、フウカは、更に、クスクスと笑う・・・・。


フウカ「・・・・映画って♪いいよね♪?・・・・」


 この後、カズヤとユウヘイは、しばらく、呆然とする・・・・。


カズヤとユウヘイ「・・・・へっ・・・・?」


 この後も、フウカは、無邪気で、小悪魔的に、クスクスと笑っていた・・・・。この後も、カズヤとユウヘイは、呆然としている・・・・。


ユウヘイ「・・・・まっ、まあ・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・・」


 この後も、フウカは、クスクスと笑っていた・・・・。


フウカ「・・・・私・・・映画は・・・好きなんだよね・・・・」


 これを聞いて、カズヤとユウヘイは、怪訝な顔をする・・・・。


カズヤとユウヘイ「?・・・・えっ・・・・!?」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


フウカ「・・・・でもさ・・・芸能界って・・・思ったとこと、違うんだよね・・・・」


 これを聞いて、カズヤとユウヘイは、呆然としている・・・・。


ユウヘイ「そうなの!!?」


カズヤ「・・・・まあ・・・芸能界って・・・売り上げ優先だから・・・・」


ユウヘイ「!へっ!?」


カズヤ「・・・・うん・・・だから、作品性よりも、話題性を、優先する・・・でしょ?・・・・」


フウカ「・・・・当たり・・・・」


 これを聞いて、ユウヘイは、やはり、呆然としている・・・・。


ユウヘイ「・・・・そっか・・・そうだよね・・・商売だもんね・・・・」


フウカ「・・・・うん・・・・」


 この後、少し、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・嫌気が・・・刺してるんだ・・・・?」


フウカ「・・・・まあね・・・・」


 この後、しばらくして、フウカは、改めて、笑顔になる・・・・。


フウカ「・・・・ねえ♪?・・・・」


カズヤ「!んっ!?」


フウカ「私も!混ぜてよ!♪」


 これを聞いて、カズヤとユウヘイは、怪訝な顔をする・・・・。


カズヤとユウヘイ「・・・・へっ!!?・・・・」


フウカ「映画トークにさ♪」


 これを聞いて、カズヤとユウヘイは、意外そうな顔をする・・・・。


カズヤ「・・・・いいけど・・・・」


ユウヘイ「・・・・うん・・・・」


 これを聞いて、フウカは、嬉しそうに、満面の笑みを、浮かべた・・・・。


フウカ「良かった♪♪」


カズヤ「・・・・じゃっじゃあ・・・・」


ユウヘイ「・・・・うん・・・・」


 この後、カズヤ、ユウヘイ、フウカは、歩きながら、映画トークを、始めた・・・・。


【シーン12】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、別の、通学路。ここを、ミヤビとスズは、いつも通り、会話しながら、歩いていた・・・・。


スズ「・・・・ふ~ん・・・そんなに、好きなんだ?・・・カズヤ君のことが・・・・」


ミヤビ「・・・・うん・・・・」


スズ「・・・・ふ~ん・・・でもさ、どこが、いいの?・・・カズヤ君の・・・・」


ミヤビ「・・・・分からない・・・・」


 これを聞いて、スズは、怪訝な顔をする・・・・。


スズ「?・・・・分からない??・・・・」


ミヤビ「・・・・うん・・・でも、なんか・・・気になっちゃうの・・・・」


スズ「・・・・う~ん・・・・」


 こう言いながら、スズは、しばらく、考え込む・・・・。


スズ「・・・・っで、・・・あのフウカちゃんに、ヤキモチ妬いてんだ?・・・・」


ミヤビ「・・・・そうなの・・・・」


 これを聞いて、スズは、深く、ため息をつく・・・・。


スズ「・・・・それなら、とりあえず、話してみて、友達から、始めたら・・・・?」


ミヤビ「・・・・だよね・・・・?」


スズ「・・・・うん・・・・」


 この後、ミヤビは、深く、ため息をついた・・・・。


【シーン13】~過去のシーン~

 ここは、昼休み中の、とある高校の中の廊下。ここで、カズヤとユウヘイが、話していて、少し離れた所から、ミヤビが、見ている・・・・。そのまま、しばらく、間があく・・・・。


ミヤビ「・・・・まずは、友達から・・・うん・・・友達から・・・・」


 この後、ミヤビは、意を決して、楽しそうに、会話している、カズヤとユウヘイの方に、向かって、近付いていく・・・・。だが、その途中で、カズヤとユウヘイに、フウカとトモミが、合流する・・・・。


ミヤビ「!えっ!?」


 こう言いながら、ミヤビは、足を止める・・・・。


ミヤビ「・・・・誰??あの子?・・・・」


 この後、ミヤビは、楽しそうに、話している、カズヤ、ユウヘイ、フウカ、トモミの様子を、ここから、眺めていた・・・・。


【シーン14】~過去のシーン~

 ここは、昼休み中の、とある高校の中の廊下。ここで、カズヤ、ユウヘイ、フウカ、トモミの4人は、会話していた・・・・。


フウカ「紹介するね♪♪こっちは♪トモミちゃん♪映画とは♪違うけど♪小説が♪♪好きなんだって♪」


トモミ「・・・・トモミです・・・初めまして・・・・」


カズヤ「・・・・あっ・・・こちらこそ、初めまして・・・カズヤです・・・・」


ユウヘイ「・・・・ユウヘイです・・・・」


 この後、トモミは、クスクスと笑っていた・・・・。


【シーン15】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、通学路。ここを、ミヤビとスズは、横に並んで、歩いていた・・・・。


スズ「・・・・トモミちゃんかぁ~・・・・」


ミヤビ「そうなんよぉ~、そうなんよぉ~」


スズ「・・・・う~ん・・・・」


 この後、スズは、しばらく、深く、考え込む・・・・。


スズ「・・・・まあ、でも、話しただけで、告ったってわけじゃ、ないんやろ?・・・・」


ミヤビ「・・・・まあ・・・・」


スズ「・・・・とにかく、話しかけてみないと、始まんないよぉ~♪・・・・」


ミヤビ「・・・・う~ん・・・・」


 こう言いながら、ミヤビは、深く、考え込む・・・・。


ミヤビ「・・・・うん!とにかく!話さないと!♪・・・・」


スズ「その意気、その意気♪」


 ミヤビとスズは、満面の笑みを、浮かべていた・・・・。


【シーン16】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、別の、通学路。ここで、カズヤ、ユウヘイ、フウカ、トモミの4人は、楽しそうに、話していた・・・・。


カズヤ「・・・・いやぁ~、意外と多いな♪小説原作の映画♪・・・・」


トモミ「・・・・ですね♪・・・・」


ユウヘイ「・・・・漫画や、ゲーム原作も、多いけどね・・・・」


カズヤ「それも、分かる♪」


フウカ「・・・・何かぁ~、リンクしてるよね?映画、小説、漫画、ゲーム・・・それに、演劇まで・・・・」


カズヤ「・・・・まあねぇ~♪・・・・」


ユウヘイ「・・・・僕は、映画が、面白ければ、いいけど・・・・」


カズヤ「それはある!!♪」


フウカ「私もぉ~♪♪」


トモミ「・・・・私は♪小説派♪♪・・・・」


 この後、カズヤ、ユウヘイ、フウカ、トモミの4人は、ケラケラと、満面の笑みで、無邪気に、笑い合っていた・・・・。


【シーン17】~過去のシーン~

 ここは、フウカの自宅。ここの寝室の、ベッドの上で、フウカとトモミは、互いに、一矢纏わぬ姿で、レズプレイセックスを、していた・・・・。


【シーン18】~過去のシーン。セックス後、・・・・~

 ここは、フウカの自宅。ここの寝室の、ベッドの上で、フウカとトモミは、互いに、一矢纏わぬ姿で、並んで、横になっていた・・・・。


フウカ「・・・・トモミちゃん、どっち派・・・・?」


トモミ「・・・・カズヤ君・・・・」


フウカ「・・・・そっか・・・じゃあ、私、ユウヘイ君・・・・」


トモミ「・・・・そっか・・・・」


フウカ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


トモミ「・・・・フウカちゃん・・・・」


フウカ「!・・・・んっ!?・・・・」


トモミ「・・・・ホントに・・・いいの・・・・??」


フウカ「・・・・うん・・・ユウヘイ君も、いい人だし・・・・」


トモミ「・・・・なら、いいけど・・・・」


フウカ「・・・・うん・・・・」


 こうして、トモミとフウカは、しばらく、呆然と、天井を、見上げていた・・・・。


【シーン19】~過去のシーン~

 次の日。ここは、とある高校の、校舎内の廊下。ここで、カズヤとユウヘイは、話していて、この日も、ミヤビは、少し離れた所から、見ていた・・・・。


ミヤビ「・・・・よしっ・・・今日こそ・・・・」


 こうして、ミヤビは、カズヤとユウヘイの方に、近付いて行く。そして、・・・・。


ミヤビ「・・・・あっあの・・・・」


 こう言いながら、ミヤビは、カズヤに、話しかける・・・・。


カズヤ「!はっはい!?」


ミヤビ「・・・・カズヤさん・・・ですよね・・・・?」


カズヤ「・・・・そっそうですけど・・・・」


ユウヘイ「ああっ!!ミヤビちゃん!」


 ユウヘイに、こう言われて、ミヤビは、驚きを、隠せない・・・・。


ミヤビ「・・・・そっ・・・そうですけど・・・・」


ユウヘイ「初めまして!!僕!ユウヘイだよ!!」


 こう言われ、ミヤビは、苦笑いする・・・・。


ミヤビ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


ユウヘイ「いやぁ~!♪嬉しいよ♪君から!!話しかけてくれるなんて!♪」


ミヤビ「・・・・えっ・・・あっ、いやっ・・・・」


ユウヘイ「これから!仲良くしようね!♪」


ミヤビ「・・・・はあ・・・・」


 この後、ミヤビは、そそくさと、この場を、早歩きで、去って行った・・・・。


ユウヘイ「・・・・いやぁ~♪ミヤビちゃんから♪♪来てくれるなんてぇ~♪・・・・」


カズヤ「・・・・そうだね・・・・」


 カズヤは、苦笑混じりで、こう言った・・・・。


ユウヘイ「うん♪♪」


 これに対しても、カズヤは、苦笑していた・・・・。この2人に、フウカとトモミも、合流する・・・・。


フウカ「・・・・どうしたの?・・・・」


カズヤ「・・・・ユウヘイ君、憧れの、ミヤビちゃんが、話しかけてくれたんだ・・・・」


 これを聞いて、フウカは、ヤキモチを焼く・・・・。


フウカ「・・・・そっそう・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・・」


 この事で、カズヤとトモミは、複雑そうな、表情になった・・・・。


【シーン20】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、女子トイレ。あの後、ミヤビは、この女子トイレの中に、ズカズカと、入って来る・・・・。


ミヤビ「・・・・もう!何!?せっかく!!カズヤ君に!話しかけれたのに!・・・・」


 ミヤビは、ヒステリー気味に、こう言った・・・・。この後、ミヤビは、深く、ため息をつく・・・・。


ミヤビ「・・・・カズヤ君と、もっと話したいな・・・・」


 この後も、ミヤビは、深く、ため息をついた・・・・。


【シーン21】~過去のシーン~

 ここは、フウカの自宅。ここの寝室の、ベッドの上で、フウカとトモミは、互いに、一矢纏わぬ姿で、並んで、横になっていた・・・・。


フウカ「・・・・ミヤビちゃんか・・・・」


トモミ「・・・・たぶん、ユウヘイ君じゃないよ・・・・」


フウカ「・・・・それは、トモミの方が、嫌でしょ?・・・・」


トモミ「・・・・ううん、カズヤ君が、幸せなら、私は、身を引く・・・・」


フウカ「!でもさぁ~!!」


トモミ「・・・・いいの・・・それに、まだ、カズヤ君を、取られたわけじゃ、ないでしょ?・・・・」


 これを聞いて、フウカは、意表を、突かれたような、顔をする・・・・。


フウカ「・・・・まあ・・・そうだけど・・・・」


 この後、トモミは、クスクスと笑う・・・・。


トモミ「・・・・ありがと♪・・・・」


フウカ「・・・・いいよ。私とトモミちゃんの、仲だし・・・・」


トモミ「・・・・うん♪・・・・」


 この後、フウカとトモミは、互いに、見つめ合い、無邪気な笑みを、浮かべていた・・・・。


【シーン22】~過去のシーン~

 次の日。ここは、とある高校の、校舎内の廊下。ここで、カズヤとユウヘイは、話している。そこに、フウカとトモミの2人と、ミヤビが、カズヤとユウヘイの方に、近付いて行く・・・・。


フウカとトモミとミヤビ「!あっ!!」


 この後、フウカ、トモミ組とミヤビが、何となく、険悪なムードになる・・・・。


フウカ「・・・・あなたは・・・・?」


ミヤビ「・・・・ミヤビです・・・・」


 これを聞いて、フウカとトモミは、少し、イラッ!とする・・・・。


フウカ「・・・・あなたが、ミヤビさんね・・・・」


ミヤビ「・・・・はい♪・・・・」


フウカ「・・・・何か、御用ですか・・・・?」


 これを聞いて、ミヤビは、顔を赤くする・・・・。


ミヤビ「・・・・じっ実はぁ~♪・・・・」


 この様子を見て、フウカとトモミは、何となく、察する・・・・。


ミヤビ「・・・・私♪カズヤ君が♪好きです♪♪・・・・」


 これを聞いて、ユウヘイは、一瞬、固まり、ショックを受ける・・・・。


ユウヘイ「ええ~っ!!?」


 ユウヘイは、驚きのあまり、こう絶叫した・・・・。この後、しばらくして、フウカは、咳払いをする・・・・。


フウカ「・・・・そっ!・・・思い切ったね♪・・・・」


ミヤビ「・・・・いっ・・・いやぁ~♪・・・・」


フウカ「・・・・でも、カズヤ君のことが、好きな人は、もう1人、居るよ・・・・」


ミヤビとカズヤ「!えっ!?」


ユウヘイ「!誰!?」


トモミ「・・・・私です・・・・」


 これを聞いて、カズヤとユウヘイは、驚きのあまり、固まる・・・・。


カズヤとユウヘイ「ええ~っ!!?」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


ユウヘイ「・・・・とっトモミちゃんも・・・・?」


トモミ「・・・・はい・・・・」


 この後も、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・そっそうだったのかぁ~・・・・」


トモミ「・・・・因みに、フウカちゃんは、ユウヘイさんが、好きです・・・・」


カズヤとユウヘイ「!?へっ!!?」


フウカ「ちょっとぉ~!言わないでよぉ~、自分で、言うつもりだったのにぃ~・・・・」


トモミ「でも、フウカちゃんだって、先に、私の気持ちを・・・・」


フウカ「!それは!!この子が!告ってきたからぁ~!」


トモミ「・・・・そうだけど・・・・」


ミヤビ「・・・・あのぉ~・・・・」


 この後、カズヤ、ユウヘイ、トモミ、フウカの視線が、ミヤビに集まる・・・・。


ミヤビ「カズヤ君は、私とトモミちゃん、どっちが好きですか♪?」


 これを聞いて、カズヤは、ミヤビとトモミを、しばらく見比べる・・・・。その後、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・いやっ、2人共、かわいいけど・・・正直・・・・・」


 この後、カズヤは、しばらく、口籠る・・・・。


ミヤビ「・・・・正直♪?・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・トモミちゃん・・・かな・・・・?」


 これを聞いて、トモミは、喜び、ミヤビは、ガッカリする・・・・。


カズヤ「・・・・正直、トモミちゃんのことは、よく知ってるし、ミヤビちゃんのことは、よく知らないから、気持ちは、よく知ってる、トモミちゃんの方だね・・・・」


 これを聞いて、ミヤビは、ショックだったが、諦めがつき、一息つく・・・・。


ミヤビ「・・・・そっか・・・そう・・・だよね?・・・あんま・・・話したこと・・・無いもんね?・・・・」


カズヤ「・・・・ゴメン・・・でも、トモミちゃん、居なかったら、・・・正直、・・・付き合ってた・・・・」


 これを聞いて、ミヤビは、複雑そうな、表情になる・・・・。


ミヤビ「・・・・そっか♪・・・それ聞けただけでも、・・・嬉しいかな♪?・・・・」


カズヤ「・・・・ミヤビちゃん・・・・」


 この後、ミヤビは、一息つく・・・・。


ミヤビ「・・・・じゃあね♪カズヤ君♪♪・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・・」


ミヤビ「さよなら!!」


 こう言いながら、ミヤビは、この場から、走り去って行った。その目には、涙が、・・・・。


カズヤ「・・・・ミヤビちゃん・・・・」


 こう言いながら、カズヤは、切なそうな表情に、なっていた・・・・。


【シーン23】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、通学路。ここを、ミヤビとスズは、横に並んで、歩いていた・・・・。ミヤビの目には、涙が、・・・・。


ミヤビ「スズちゃぁ~ん!振られちゃったよぉ~!!」


スズ「大丈夫大丈夫♪ミヤビちゃんは♪かわいいよ♪ミヤビちゃんには♪私が、居るからね♪♪」


ミヤビ「・・・・うん!!・・・・」


 この後、ミヤビとスズは、濃厚な、口付けを、交わした・・・・。


【シーン24】~現在のシーン~

 ここは、とあるソープ店の、一部屋。ここで、ミヤビは、自分を、指名した客を、待っていた・・・・。しばらく、待っていると、そこに、カズヤが、入って来る・・・・。


ミヤビ「・・・・いらっしゃいませ・・・・」


 こう言いながら、ミヤビは、土下座をしていた・・・・。このシーンの間、次のナレーションが、流れる・・・・。


ナレーション(ミヤビの声で)「・・・・私の、今の楽しみは、これだ・・・昔、振られた相手との、エッチ♪・・・相手の方は、もう、覚えてないみたい・・・・」

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