霊能力者の共感

                 『霊能力者の共感』


カズヤ:モグリの陰陽師。巫術を、得意とする。


ソフィア:インド人とハーフの、エスパー。


アサヒ:モグリの霊能力者。血属性の、霊気を、使用する。


セイジ:モグリの、魔法使い。チヒロ以外の者には、冷たく接する。


チヒロ:魔法少女。カズヤとセイジに、仲良くして欲しいのだが、うまく行かない。


ミユキ:炎属性の、気功術の使い手で、『炎の剣ゲイボルグ』の所有者。


【シーン1】

 ここは、とある神社。ここで、カズヤ、セイジ、チヒロは、妖怪『九尾の狐』と戦っていた。カズヤの、陰陽術のよる、巫術で、結界を貼って、『九尾の狐』の、動きを、封じていて、セイジは、チヒロに、祈りにより、パワーを、与えていて、チヒロは、自らの、魔法による、大きなエネルギー砲で、『九尾の狐』に、攻撃していた・・・・。


チヒロ「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


九尾の狐「グオオオオォォォォ~ン!!!!」


 九尾の狐は、しばらく、耐えている・・・・。


チヒロ「はああぁぁ~っ!!!!」


 この後、チヒロは、セイジの、祈りのパワーを、含めた、渾身の力で、魔法のエネルギー砲を、九尾の狐を、跡形もなく、消滅させた・・・・。


セイジ「よぉ~し!!♪」


チヒロ「消滅したね♪♪」


セイジ「うん♪♪」


 この後、セイジとチヒロは、ルンルンで、キャッキャッしていた・・・・。この後、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・もういい?・・・・」


 この後、セイジは、冷たい目で、カズヤを見る・・・・。


セイジ「・・・・ああっいいよ・・・・」


カズヤ「・・・・じゃっ・・・・」


 この後、カズヤは、この場を、跡にした・・・・。


チヒロ「・・・・相変わらず、仲悪いのね・・・カズヤ君と・・・・」


セイジ「・・・・仲悪いって言うか・・・怖いもん・・・・」


チヒロ「・・・・まあ、・・・無愛想よね?・・・・」


セイジ「・・・・うん・・・・」


 この後、セイジとチヒロは、深く、ため息をつき、しばらく、呆然としていた・・・・。


【シーン2】~数日後、・・・・~

 ここは、とあるファミレス。ここで、セイジとチヒロは、それぞれ、注文した料理を、食べながら、会話していた・・・・。


セイジ「・・・・う~ん・・・僕の方は、カズヤと、仲良くしたいんだけど・・・・」


 これを聞いて、チヒロは、深く、ため息をついた・・・・。


チヒロ「・・・・そっかぁ~・・・向こうの問題かぁ~・・・・」


セイジ「・・・・そうだよ・・・向こうだよ・・・・」


 この後、チヒロは、しばらく、深く、考え込む・・・・。


チヒロ「・・・・どうすれば、いいっちゃろ・・・・?」


セイジ「ねえぇ~♪?」


 この後、セイジとチヒロは、深く、考え込んでいた・・・・。


【シーン3】

 ここは、とある廃ビル。ここの、地下を、アジトにしている、カズヤは、ハンバーガーを、食べながら、DVDで、映画を見ていた・・・・。


カズヤ「・・・・セイジの奴・・・あいつ、パワーを、与えるしか、できねえからな・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・あいつ、・・・俺や、チヒロが、居なかったら、どうせ、逃げ回ってるだけ・・・本来、組む必要なんて、無いんだ・・・・」


 この後、カズヤは、ため息をついた・・・・。


【シーン4】

 ここは、とある工事現場。ここは、本来、森林の、生い茂る、森であったが、ゴルフ場、建設のため、森林の伐採が、行われていた・・・・。


工事現場の男①「・・・・政府も、考え無しだよなぁ~・・・・」


工事現場の男②「・・・・これも、意味なく、公共工事による、ばら撒きだろう?誰が、来るんだよ?こんなゴルフ場・・・・」


工事現場の男①「・・・・それなぁ~・・・まあ、おかげで、仕事には、ありつけてるけどなぁ~・・・・」


工事現場の男②「・・・・まあなぁ~・・・・」


 この後、少し、間があく・・・・。


工事現場の男①「・・・・なあ?・・・・」


工事現場の男②「?・・・・んっ・・・・??」


工事現場の男①「・・・・終わったら♪また、ヤりに行くか♪?・・・・」


工事現場の男②「!おっ♪いいねぇ~♪・・・・」


工事現場の男①「おしっ!決まり!♪」


 こうして、この2人の、工事現場の男は、満面の笑みを、浮かべていた。すると、・・・・。


工事現場の男①「!んんっ!?」


工事現場の男②「!?何だぁ~!!?」


 突然、地面が、グラグラ揺れる・・・・。


工事現場の男①「一体!!どうなってんだ!!?」


工事現場の男②「俺に聞くなよぉ~!!」


 この後、しばらくして、揺れが収まる・・・・。


工事現場の男①「・・・・地震か?・・・・」


工事現場の男②「・・・・かも・・・・」


 この後、この2人の、工事現場の男は、周囲を見渡す。すると、・・・・。


工事現場の男②「!?何だ!!?あれは!?」


工事現場の男①「?えっ??」


 この後、この2人の、工事現場の男は、突如できた、岩山と、その岩山にある、洞窟が、目に入る・・・・。この後、この工事現場の男達は、互いの顔を、見合わせる・・・・。


工事現場の男①「・・・・行って・・・見るか・・・・?」


工事現場の男②「・・・・だな・・・・」


 この後、この2人の、工事現場の男は、意を決し、忍足で、この洞窟に、近付いて行く・・・・。やがて、この洞窟の中に入る・・・・。


工事現場の男②「・・・・何だか、不気味だなぁ~・・・・」


工事現場の男①「・・・・分かる・・・・」


 こうして、恐る恐る、洞窟の中を、進んで行くと、・・・・。


工事現場の男②「!?何だ!!?あれ!?」


 ふと、正面を、見ると、そこには、『炎の剣ゲイボルグ』が、地面に、刺さっていた・・・・。


工事現場の男①「・・・・剣・・・かな?・・・・」


工事現場の男②「・・・・剣・・・だよな?・・・・」


 この後、この2人の、工事現場の男は、『炎の剣ゲイボルグ』を、しばらく、眺めていた・・・・。


工事現場の男②「・・・・抜いて・・・みる・・・・?」


工事現場の男①「・・・・えっ?・・・でも、あれって、・・・神聖な物・・・っぽくね?・・・・」


工事現場の男②「・・・・そう・・・だな・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


工事現場の男①「・・・・抜いたら・・・祟られそうじゃない・・・・?」


工事現場の男②「・・・・だな・・・・」


 この後も、しばらく、間があく・・・・。


工事現場の男②「・・・・でも・・・あれ・・・売ったら、高そうじゃね・・・・?」


工事現場の男①「・・・・うん・・・高そうだな・・・・」


工事現場の男②「だろ?・・・・だったら、俺らで、抜いて、どっかに、売り飛ばさね?・・・・」


工事現場の男①「・・・・確かに・・・歴史的遺物・・・って感じだな・・・・」


 この後も、しばらく、間があく・・・・。


工事現場の男①「・・・・抜いて・・・見るか・・・・♪」


工事現場の男②「・・・・だな・・・・♪」


 この後、この2人の、工事現場の男は、この剣、『炎の剣ゲイボルグ』に、近付いて行き、2人で、この剣を、抜こうと試みる。だが、・・・・。


工事現場の男①「・・・・何だ!?この剣!・・・抜けねぇ~ぞ!!・・・・」


工事現場の男②「・・・・これだけ!力入れて!引っ張んてんのに!ビクともしねぇ~!!・・・・」


 この後も、この2人の、工事現場の男は、力を合わせて、抜こうと、試みるが、やはり、抜けない・・・・。しばらく、そうしているが、・・・・。


工事現場の男①「・・・・ダメだ・・・抜けねぇ~・・・・」


工事現場の男②「・・・・だな・・・どうする?・・・・」


工事現場の男①「・・・・どうするって・・・ここまで、やっても、抜けねぇ~んだ・・・諦めるしかねぇ~だろ?・・・・」


工事現場の男②「・・・・だな・・・・」


工事現場の男①「・・・・うん・・・・」


 この後、この2人の、工事現場の男は、この『炎の剣ゲイボルグ』から、離れていく・・・・。


工事現場の男①「・・・・ダメだダメだ!!・・・俺達じゃ、抜けねぇ~・・・・」


工事現場の男②「・・・・だな・・・・」


工事現場の男①「・・・・うん・・・・」


 こうして、この2人の、工事現場の男は、そのまま、この場を、跡にした・・・・。


【シーン5】~次の日、・・・・~

 ここは、とあるラーメン屋。ここで、カズヤは、当然、ラーメンを、食べているが、料理は、定食。餃子とチャーハン付きだ・・・・。このラーメン店に、次のニュースが、テレビで、流れていた・・・・。


ニュースキャスター「・・・・次のニュースです。ゴルフ場、開発予定の、工事中の森で、奇妙な、岩山が、現れました。詳細は、不明ですが、どうやら、この岩山は、遺跡のようで、洞窟もあり、中には、古代の剣と、思われる道具が、発見されました。・・・どうやら、その剣は、地面に刺さっているらしく、とある研究チームが、洞窟の中に、入って行き、その剣を、引き抜こうと、試みたのですが、どうやら、抜くことができず、地面に刺さったまま、現地の調査を、開始しているようです・・・・」


カズヤ「・・・・剣・・・・?」


 こう言いながら、カズヤは、怪訝な顔をしている・・・・。


カズヤ「・・・・一体・・・何の剣だ・・・・?」


 こう言いながら、カズヤは、深く、考え込んでいた・・・・。


【シーン6】

 ここは、とある街中。この街中の、巨大スクリーンに、例のニュースが、流れていて、それを、ミユキは、眺めていた・・・・。


【シーン7】~とある日の夜、・・・・~

 ここは、工事の中断された森。ここを、ミユキは、1人で、歩いていた・・・・。ミユキは、例の岩山の、洞窟に、向かっている・・・・。その洞窟付近には、とある研究チームの者が、数人いた・・・・。


研究員①「・・・・失礼。ここは、一般人は、立ち入り禁止ですよ・・・・」


 ミユキは、この研究員に、こう止められるが、やがて、ニヤーっと、不気味に笑う。それに、この研究員は、恐怖を覚える・・・・。


研究員①「!へっ!?」


 この後、ミユキは、この研究員の、手を掴み、そのまま、自らの、炎属性の、気功術により、この研究員を、炎で覆った・・・・。


研究員①「いやぁ~!!!!助けてくれぇ~!!!」


 この研究員が、炎で、包まれるのを見て、他の研究員達も、恐怖を覚える・・・・。


研究員②「うわぁ~!!!何だ!!?あの女はぁ~!!」


研究員③「急に!!燃え出したぞぉ~!」


研究員④「化け物だぁ~!!!逃げろぉ~!!」


 こんな、絶叫を、吐きながら、この場にいた、研究員達は、一心不乱に、逃げ去って行った・・・・。この後、ミユキは、不敵な笑みを、浮かべながら、歩いて、この洞窟の方に、歩いて、近付いて行く・・・・。そして、ミユキは、この洞窟に入り、洞窟の、奥の方にある、『炎の剣ゲイボルグ』の前で、足を止める・・・・。


ミユキ「・・・・『炎の剣ゲイボルグ』・・・・」


 この後、ミユキは、この『炎の剣ゲイボルグ』の、束を掴み、誰も、引き抜けなかった、この『炎の剣ゲイボルグ』を、あっさり、引き抜いてみせた・・・・。


ミユキ「・・・・さて・・・暴れるよ・・・・」


 こう言いながら、ミユキは、恐ろしく、不敵な笑みを、浮かべていた・・・・。


【シーン8】

 ここは、とあるラーメン屋。ここで、カズヤは、当然、ラーメンを、食べているが、料理は、定食。餃子とチャーハン付きだ・・・・。このラーメン店に、次のニュースが、テレビで、流れていた・・・・。


ニュースキャスター「・・・・次のニュースです。ゴルフ場への、工事現場に、突如現れた、岩山ですが、その岩山の、洞窟の中に、納められた剣ですが、引き抜かれ、盗まれたことが、判明しました。この現場には、古代文明の、研究チームも居たのですが、その研究チームの、メンバーの1人が、焼死体として、発見されました。警察では、関連を、調べています・・・・」


 このニュースが流れ、カズヤは、箸を止める・・・・。


カズヤ「・・・・何っ!?・・・・」


 この後、カズヤは、深く、考え込む・・・・。


カズヤ「・・・・これは、・・・・」


 この後、カズヤは、深く、考え込んだ後、深く、ため息をついた・・・・。この後、カズヤのスマホに、着信が入る・・・・。


カズヤ「・・・・もしもし・・・・」


チヒロ「・・・・カズヤ?・・・・」


カズヤ「・・・・ああっ、俺だ・・・・」


チヒロ「・・・・ニュース、見た?・・・・」


カズヤ「・・・・剣が、盗まれたニュースか?・・・・」


チヒロ「・・・・それ・・・・」


 この後も、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・ああっ見たよ・・・・」


チヒロ「・・・・どう思う?・・・・」


カズヤ「・・・・遺跡から、盗まれた物・・・霊的に、何か、あるかもしれん・・・・」


チヒロ「・・・・そうよね?・・・・」


カズヤ「・・・・たぶん・・・・」


チヒロ「・・・・とりあえず、調べてみない?・・・・」


カズヤ「・・・・だな・・・・」


チヒロ「・・・・うん・・・・」


 この後、カズヤは、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・とりあえず、あの岩山へ、合流しよう・・・・」


チヒロ「・・・・分かった・・・それじゃ、後で・・・・」


カズヤ「・・・・ああっ・・・・」


 この後、スマホの通話が、切れた・・・・。この後、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・誰だよ、全く・・・・」


 この後も、カズヤは、ラーメンを、食べ進めていた・・・・。


【シーン9】~現場合流後、・・・・~

 ここは、例の、とある岩山。ここの、洞窟の入り口に、カズヤ、セイジ、チヒロの3人は、集まっていた・・・・。


セイジ「・・・・その剣は、この奥に、あったんだよね?・・・・」


チヒロ「・・・・みたいね・・・・」


カズヤ「・・・・とにかく、何か、分かるかも・・・入ってみよ・・・・」


セイジ「・・・・だね・・・・」


チヒロ「・・・・うん・・・・」


 この後、カズヤ、セイジ、チヒロの3人は、この洞窟の中に、入って行った・・・・。


【シーン10】

 ここは、例の洞窟の、一番奥。『炎の剣ゲイボルグ』が、刺さっていた場所。この周囲を、カズヤ、セイジ、チヒロの3人は、慎重に、見渡していた・・・・。


カズヤ「・・・・暗くて、よく見えんな・・・・」


セイジ「・・・・うん・・・・」


チヒロ「・・・・そうね・・・・」


 この後、カズヤは、懐から、一枚の、お札を、上に投げる。そのお札は、燃え出し、その火は、その場で、燃え続け、松明がわりに、この洞窟を、照らした。すると、この洞窟に、壁面の、壁画が、描かれてることに、気付く・・・・。


カズヤ「・・・・これは・・・・」


チヒロ「・・・・壁画ね・・・・」


 この後、カズヤ、セイジ、チヒロの3人は、この壁画を、眺める・・・・。


セイジ「・・・・何って、書いてあるの?チヒロちゃん・・・・」


チヒロ「・・・・うん、ちょっと待ってね・・・・」


 この後、チヒロは、マジマジと、この壁画を、眺める・・・・。


チヒロ「・・・・『炎の剣ゲイボルグ』・・・この剣に、選ばれし者。日本を、壊滅させようとするであろう・・・・」


セイジ「!・・・・それだけぇ~!!?・・・・」


チヒロ「・・・・みたい・・・・」


セイジ「ええ~!!?・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・『炎の剣・・・ゲイボルグ』・・・・」


 カズヤは、呟くように、こう言った・・・・。この後、カズヤは、この壁画から、目を離せなかった・・・・。


【シーン11】~数日後、・・・・~

 ここは、とある都会の街中。この街中の、高層ビルの一つの屋上に、ミユキは居た。腰には、『炎の剣ゲイボルグ』が、・・・・。


ミユキ「・・・・さてっ♪・・・ひと暴れするか♪♪・・・・」


 この後、ミユキは、この高層ビルから、ジャンプして、飛び降りる・・・・。ミユキの表情は、サイケデリックな笑みを、浮かべていた・・・・。


一般男性①「!何だ!?」


一般男性②「!?誰か!飛び降りてるぞ!!」


一般女性①「!えっ!?嘘!??」


一般女性②「自殺!!?」


 こうして、飛び降りてる途中で、ミユキは、地面に、掌を翳す・・・・。


ミユキ「はああぁぁ~っ!!!!」


 こう叫ぶと、ミユキは、この掌から、炎属性の、気功術による、巨大な火炎砲を放つ・・・・。


一般男性①「!えっ!?」


 この後、この火炎砲は、地面の道路に、到達すると、その火炎砲による炎は、この場にある、道路を、包み込む・・・・。


一般市民達「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こうして、あっちこっちから、一般市民達の、絶叫が、聞こえてくる・・・・。この後、ミユキは、炎に包まれた、この道路に、着地する・・・・。


一般男性①「うわああああぁぁぁぁ~!!!!」


一般男性②「熱いよおおぉぉ~!!!!」


一般男性③「助けてくれええええぇぇぇぇ~!!!!」


一般女性①「ああああああぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 この後、ミユキは、腰の『炎の剣ゲイボルグ』を抜く・・・・。


ミユキ「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こう叫びながら、ミユキは、周囲のビルに、炎属性の気功術による、大きな火球を放ち、それらのビルを、破壊していく・・・・。このことで、周囲の、一般市民の、悲鳴による、絶叫が、こだまする・・・・。ミユキは、不気味で、不敵な笑みを、浮かべていた・・・・。


【シーン12】

 ここは、とあるラーメン屋。ここで、カズヤは、当然、ラーメンを、食べているが、料理は、定食。餃子とチャーハン付きだ・・・・。このラーメン店に、次のニュースが、テレビで、流れていた・・・・。


ニュースキャスター「・・・・ええ~、次のニュース・・・ちょっと失礼・・・・」


 この後、このニュースキャスターは、別の原稿を、渡され、それを読む・・・・。


ニュースキャスター「・・・・ええ~、大変なニュースが、入って来ました・・・皆さん・・・これは、CGや、特撮じゃありません。現実の光景です。この映像を、ご覧ください・・・・」


カズヤ「?んっ??」


 この後、テレビでは、ミユキが、都会の街中で、暴れ回ってる映像が、流れてくる・・・・。これに、カズヤは、驚きを、隠せない・・・・。


カズヤ「・・・・これは・・・・」


ニュースキャスター「繰り返します!!皆さん!これは!CGや特撮じゃありません!現実も光景です!SFの世界が!リアルに!!展開されてます!・・・・・」


 カズヤは、このニュースの映像に、絶句していた・・・・。この後、カズヤの、スマホが鳴る・・・・。その着信に、カズヤは出る・・・・。


カズヤ「・・・・もしもし・・・・」


チヒロ「ねえ!!ニュース見た!!?」


カズヤ「・・・・ちょうどね・・・・」


チヒロ「とにかく!!行こ!」


カズヤ「・・・・もちろんだ・・・・」


チヒロ「じゃあ!!セイジ君と!向かうね!」


カズヤ「・・・・ああっ・・・・」


 この後、スマホの、通話が切れる・・・・。


カズヤ「・・・・大丈夫かな?・・・セイジが、来ても・・・・」


 カズヤは、セイジが、足手まといにならないか、不安であった・・・・。


【シーン13】

 ここは、とある都会の街中。この街中で、ミユキは、大暴れし、次々に、人を、焼き殺し、周囲の建物を、破壊していった・・・・。


ミユキ「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こう叫びながら、ミユキは、大きな火球を、連発し、周囲の、高層ビルを、破壊していく・・・・。


一般女性①「いやああああぁぁぁぁ~!!!!」


一般女性②「助けてええええぇぇぇぇ~!!!!」


一般女性③「誰かああぁぁ~!!!!誰かああああぁぁぁぁ~!!!!」


 あっちこっちの、悲鳴の中、ミユキは、そこら中を、焼き尽くし、破壊し尽くしていきながら、サイケデリックな笑みを、浮かべて、歩いていた・・・・。


一般男性①「助けてくれええええぇぇぇぇ~!!!!」


一般女性④「助けてええぇぇ~!!!!助けてええぇぇ~!!!!」


 こうして、ミユキが、歩いていると、・・・・。


チヒロ「はああぁぁ~っ!!!!」


 こう叫びながら、チヒロは、とあるビルの、屋上から、大きな、水の大砲を、両手の掌から放つ・・・・。それを、ミユキは、後方に跳んで、紙一重で躱す・・・・。この後、ミユキは、サイコな眼で、チヒロを見る・・・・。


ミユキ「・・・・何、あんた?・・・・」


 この後、チヒロは、ビルの屋上から飛び降り、炎の包まれた、道路に、着地する。ここに、カズヤとセイジも、駆け付ける・・・・。


チヒロ「・・・・その剣・・・『炎の剣ゲイボルグ』ね・・・・」


 これを聞いて、ミユキは、サイケデリックな笑みを、浮かべる・・・・。


ミユキ「ええっ♪そうよ♪」


チヒロ「・・・・何のために、こんなことするの・・・・?」


 これを聞いて、ミユキは、サイケデリックに笑う・・・・。


ミユキ「思い知らせるためよ♪♪私を♪イジめてきた♪日本社会に♪」


 これを聞いて、チヒロは、怪訝な顔をする・・・・。


チヒロ「・・・・イジメ・・・・?」


 この後、ミユキは、トラウマ持ちの、笑みを浮かべる・・・・。


ミユキ「・・・・そうよ・・・私は、控えめに見ても、アイドルっぽくは、なかったよ・・・それは、認める・・・でもさぁ~・・・だからって、何で、ヤリマンヤリマン言われんの?何で、AVにでも、出ろとか言われんの?・・・・」


チヒロ「・・・・それは・・・・」


ミユキ「・・・・何で、強姦されそうだったから、殺してしまったことが、正当防衛じゃないの?何で、被害者の私に、誰も、同情してくれないの?・・・・」


 これを聞いて、チヒロは、何も言えない。カズヤとセイジも、同様・・・・。


ミユキ「要らないでしょ!!こんな国!だから!この国を!無くしてしまうの!♪」


 この後、カズヤ、チヒロ、セイジの3人は、神妙な面持ちになる・・・・。


チヒロ「・・・・気持ちは、分かった・・・でも、・・・私達は、この国を守る・・・・」


 これを聞いて、ミユキは、再び、サイケデリックな笑みを、浮かべた・・・・。


ミユキ「・・・・勝手にしたらぁ~?・・・でも、そうはいかない・・・なぜなら、今!ここで!死ぬんだからああぁぁ~!!」


 狂った様子で、こう言いながら、ミユキは、炎属性の、気功術による、巨大な火炎砲を、カズヤ、チヒロ、セイジに向かって放つ・・・・。


チヒロ「はああぁぁ~っ!!!!」


 こう言いながら、チヒロは、魔法で、水の大砲を放つが、あまりの、相手の、火炎法の威力に、その水は、あっさり、蒸発していき、威力が、弱まった気配すらない・・・・。


チヒロ「・・・・何って!!威力!」


 相手の、火炎砲は、効いた様子も無く、カズヤ、チヒロ、セイジに、襲い掛かる・・・・。これを見て、カズヤは、5枚の、お札を、火炎砲に、向かって投げる・・・・。


カズヤ「オンっ!!」


 この呪文により、カズヤの投げた、5枚のお札から、ドーマンセーマンの、紋章が現れ、ミユキの、火炎砲の、霊的シールドとなる・・・・。このシールドと、水の大砲で、何とか、火炎砲の進行を、抑えるが、その火炎砲は、徐々に徐々に、押していく・・・・。


カズヤ「・・・・くっ!・・・くっ!・・・くっ!・・・・」


チヒロ「・・・・なんて、パワーなの・・・・?」


セイジ「・・・・チヒロちゃん♪・・・いくよぉ~♪・・・『与える!!』」


 この呪文により、セイジから、チヒロに、セイジの、パワーが、与えられ、チヒロの、水の大砲の、威力が、パワーアップする・・・・。だが、ミユキの、巨大な火炎砲の、進行を、少し、遅くしただけで、やはり、徐々に徐々に、押されていった・・・・。これを見て、ミユキは、サイケデリックな、笑みを強める・・・・。


ミユキ「無駄よ♪あなた達は♪ここで、死ぬの♪死ぬのよぉ~♪♪」


 この後、ミユキは、更に、巨大な火炎砲の、威力を強め、火炎砲が、押す進行を、速める・・・・。


チヒロ「・・・・もうダメ!!・・・カズヤ!!!・・・・」


カズヤ「・・・・くっ!・・・分かった・・・・」


 この後、カズヤは、更に、5枚のお札を、自分の周囲に投げ、それが、ドーマンセーマンを描き、そのドーマンセーマンに入った、カズヤ達3人は、姿を消す。その瞬間、ミユキの火炎砲は、何の妨害もなく、進んでいく・・・・。だが、その頃には、カズヤ、チヒロ、セイジの3人は、姿を消していた。つまり、空振りである・・・・。


ミユキ「・・・・あらっ・・・そんなことも、できるのね・・・でもね!!♪」


 この後、ミユキは、後方に向かって、巨大な火炎砲を放つ。すると、その先には、瞬間移動後の、カズヤ、チヒロ、セイジが居た・・・・。


カズヤ「!!ヤバい!!!」


 カズヤは、再び、5枚のお札を投げ、瞬間移動した。火炎砲は、またもや、空振りである・・・・。


ミユキ「・・・・なるほどね・・・逃げるしかできないって訳ね・・・だったら・・・はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こう叫ぶと、ミユキは、自分の周囲を、広範囲に渡り、炎で包んだ・・・・。


カズヤ「!!そんな!!!」


 ミユキの、周囲の隅々まで、炎で、包まれたため、カズヤ達も、さすがに、避けられなかった・・・・。


カズヤとチヒロとセイジ「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 この攻撃を、まともに喰らい、カズヤ、チヒロ、セイジは、大火傷を負い、地面に、転がった・・・・。これを見て、ミユキは、サイケデリックな、笑みを浮かべ、一歩ずつ、大火傷を負った、カズヤ、チヒロ、セイジの方に、近付いていく・・・・。


カズヤ「・・・・何って・・・パワーだ・・・・」


チヒロ「・・・・同感・・・・」


セイジ「・・・・僕、怖いよぉ~・・・・」


 この後、しばらくして、地面に、転がってるカズヤ、チヒロ、セイジの側まで、ミユキが来て、手の『炎の剣ゲイボルグ』を、構える・・・・。


ミユキ「・・・・死になさい♪偽善者共・・・・」


 この後、カズヤ、チヒロ、セイジは、悔しそうな表情をしていた。そんな、3人の内の、1人。チヒロに、ミユキは、剣を、振り落とそうとする。その瞬間、カズヤは、お札を、5枚、ミユキの、目の前に投げ、その5枚が、ドーマンセーマンを、描き、霊的シールドとなり、ミユキの、その斬撃を防ぐ・・・・。


ミユキ「!なっ!?」


 この瞬間、カズヤは、自分達の周囲に、その5枚も、ドーマンセーマンを描き、そのドーマンセーマン内の、自分達を、瞬間移動させ、カズヤ、チヒロ、セイジの3人は、この場がら、逃げることに、成功した・・・・。


ミユキ「・・・・逃げたか・・・・」


 この後、ミユキは、手に持っている、『炎の剣ゲイボルグ』を、鞘に収める・・・・。


ミユキ「次は♪逃がさないよ♪♪」


 この後、ミユキは、サイケデリックな笑みを、浮かべながら、そのまま、この場から、歩き出した・・・・。


【シーン14】

 ここは、とある森の中。ここに、カズヤ、チヒロ、セイジは、瞬間移動で、逃げて来た・・・・。


カズヤ「・・・・何て、パワーだ・・・化け物だ・・・・」


チヒロ「・・・・同感・・・・」


セイジ「・・・・あんなのと・・・どうやって、戦えば・・・・」


チヒロ「・・・・ホント、それ・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・あの2人も、呼ぼう・・・・」


 これを聞いて、チヒロとセイジは、ハッ!とした後、しばらく、考え込む・・・・。


チヒロ「・・・・確かに・・・・」


セイジ「・・・・うん・・・・」


カズヤ「・・・・だろ?・・・・」


セイジ「・・・・だね♪・・・・」


チヒロ「・・・・うん・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・決まりだな・・・・」


 この後、カズヤは、スマホを、取り出すが、そのスマホは、壊れていた・・・・。


カズヤ「・・・・こっちは、ダメか・・・・」


セイジ「あっ!・・・・」


 この後、チヒロとセイジは、慌てて、スマホを、取り出すが、やはり、壊れていた・・・・。


チヒロ「・・・・こっちも、ダメ・・・・」


セイジ「・・・・こっちも・・・・」


カズヤ「・・・・そうか・・・・」


 この後、カズヤは、深く、ため息をついた後、一枚の札を、取り出し、それを、右手の、中指と、人差し指で挟み、自らの、前方に掲げる・・・・。


カズヤ「オンッ!!!!」


 この呪文により、カズヤは、霊的に、エスパーのソフィアと、モグリの霊能者のアサヒと、通信した・・・・。


アサヒ「・・・・もしもし?カズヤよね?・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・・」


ソフィア「・・・・こっちで、連絡なんて、緊急事態??・・・・」


カズヤ「・・・・ああ・・・緊急の緊急・・・ニュースで、炎を使う少女のやつ、無かったか??・・・・」


ソフィア「・・・・あれか・・・・」


アサヒ「・・・・あった・・・・」


カズヤ「・・・・あの子を・・・討伐したい・・・・」


ソフィア「・・・・手に負えないってことか・・・・」


カズヤ「・・・・簡単に言えば・・・・」


アサヒ「・・・・なるほど・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・お願い・・・できないか?・・・・」


 この後、ソフィアは、一息つく・・・・。


ソフィア「・・・・断る理由なんか、無いね・・・・」


アサヒ「・・・・あたしも♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、安心したように、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・ありがとう・・・助かるよ・・・・」


ソフィア「・・・・いいよ・・・カズヤが、助けを、求めるなんて、よっぽどだし・・・・」


アサヒ「それっ!♪」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・じゃあ、ニュースの、あの現場に、集合ってことで・・・・」


アサヒ「了解!!♪」


ソフィア「・・・・了解・・・・」


 こうして、カズヤは、通信を切った・・・・。


カズヤ「・・・・セイジ・・・・」


セイジ「!何っ!?」


カズヤ「・・・・回復を、頼む・・・・」


セイジ「・・・・えっ?・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・早くしろ・・・・」


セイジ「!はっ!はい!!」


 この後、セイジは、癒しのパワーを、カズヤとチヒロに、送り、カズヤとチヒロの、パワーを、回復させていった・・・・。


【シーン15】

 ここは、とある都会の街中。ここで、ミユキは、歩いて、前進しながら、自らの、炎の気功術のパワーで、街を破壊し、大勢の命を、奪っていっていた・・・・。


ミユキ「・・・・壊してやる・・・こんな国!・・・壊してやる!!・・・・」


 こう言いながら、ミユキの破壊活動は、続いていった・・・・。この様子を、遠くから、カズヤ、チヒロ、セイジ、ソフィア、アサヒの5人は、見ていた・・・・。


ソフィア「・・・・思った以上ね・・・・」


アサヒ「・・・・うん・・・・」


チヒロ「・・・・気持ちは、分かるけど・・・・」


セイジ「・・・・でも、このままじゃ、大勢の犠牲者が・・・・」


カズヤ「・・・・だな・・・・」


セイジ「・・・・うん・・・・」


チヒロ「・・・・とにかく、止めないと・・・・」


ソフィア「・・・・うん・・・・」


アサヒ「・・・・そうだね・・・・」


カズヤ「・・・・よし・・・いくぞ・・・・」


 この後、チヒロ、セイジ、ソフィア、アサヒの4人は、コクンッ!と頷いた・・・・。そして、ミユキの方に、向かう・・・・。


ミユキ「・・・・!んっ!?・・・・」


 カズヤ、チヒロ、セイジ、ソフィア、アサヒの気配に、ミユキは、気付く・・・・。


ミユキ「・・・・あらっ・・・また来たのね?・・・・」


カズヤ「・・・・ああっ・・・・」


チヒロ「・・・・気持ちは、分かるつもり・・・でも、大勢の犠牲者が、出ることは、見過ごせない・・・・」


ソフィア「・・・・その通りよ・・・・」


アサヒ「・・・・うん・・・・」


セイジ「・・・・もう・・・暴れるのを、やめて欲しい・・・・」


 これを聞いて、ミユキは、狂ったように、高々と、大笑いする・・・・。


ミユキ「・・・・関係ない・・・全て壊すの!!・・・全てね!・・・・」


アサヒ「・・・・そう言うことは、分かっている・・・・」


ソフィア「・・・・分かってるけど、このまま、暴れるなら、死んでもらう・・・・」


 これを聞いて、ミユキは、サイケデリックな笑みを、浮かべる・・・・。


ミユキ「やってみなさいよおおおおぉぉぉぉ~!!!!」


 この後、ミユキは、かなり大規模で、巨大な、火炎砲を、カズヤ、チヒロ、セイジ、ソフィア、アサヒの方に、向かって放つ・・・・。これに対して、カズヤは、自分達5人、それぞれに、5枚ずつ、計25枚の、お札を投げ、それぞれが、ドーマンセーマンの、紋章を描き、火炎砲が、当たる前に、瞬間移動させる・・・・。


ミユキ「またそれえええぇぇぇ~!!!??」


 狂ったように、こう言いながら、ミユキは、自分の周囲に、広範囲に渡り、炎で包んだ・・・・。


カズヤ「そう来ると!思ってた!!」


 カズヤ達を見ると、カズヤ達は、とある一箇所に、縦一列に、並んでいた・・・・。


ソフィア「・・・・広範囲の攻撃は、逃げ場は、無いけど、一点集中に弱い・・・・」


 この後、カズヤは、5枚の、お札を、自分達の、前方に投げ、それが、ドーマンセーマンの、紋章を描き、霊的シールドとなる・・・・。


チヒロ「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こう叫びながら、チヒロは、魔法による、水属性の、水の大砲を、前方に放つ・・・・。


ソフィア「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こう叫びながら、ソフィアは、サイコキネシスで、前方に、自らの、精神エネルギー波を放った・・・・。


アサヒ「がああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こう叫びながら、アサヒは、口から、大量の血を、前方に吐き出し、それを操り、血属性の、血液砲を放った・・・・。


セイジ「そして!!僕の出番!ホントは、チヒロちゃんにだけしたいけど・・・いい!!日本のため!・・・みんなに!・・・『与える!!』」


 この呪文により、カズヤ、チヒロ、ソフィア、アサヒの、パワーが上がった・・・・。こうして、カズヤ達、5人は、相手の火炎の中、すごい勢いで、前方に、進んで行く・・・・。それを見て、ミユキは、サイケデリックに、大笑いする・・・・。


ミユキ「だから!!どうしたぁ~!!?」


 こう叫ぶと、ミユキは、火炎を、カズヤ達の方に、一点集中に、切り替えた。この瞬間、カズヤは、不敵な笑みを浮かべ、再び、5枚の、お札を、自分達の方に、投げる・・・・。


カズヤ「オンッ!!」


 この呪文により、カズヤの投げた札は、ドーマンセーマンを描き、そのドーマンセーマンを、通って、カズヤ達は、カズヤ達が、放った攻撃ごと、ミユキの目の前に、瞬間移動した・・・・。


ミユキ「!!?しまった!!!??」


 この瞬間、カズヤは、再び5枚の、お札を投げ、それが、ドーマンセーマンを描き、そのドーマンセーマンから、陰陽術による、強力な、エネルギー砲を放った・・・・。


カズヤ「はああぁぁ~っ!!!!」


チヒロ「はああぁぁ~っ!!!!」


ソフィア「はああぁぁ~っ!!!!」


アサヒ「がああぁぁ~っ!!!!」


セイジ「与え続ける!!!!」


 こうして、5人の力を、合わせた、強力に攻撃が、ミユキを襲う・・・・。


ミユキ「ぐわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 この断末魔の、叫びと共に、ミユキは、カズヤ達の、合体技により、消滅した・・・・。跡には、『炎の剣ゲイボルグ』のみである・・・・。


カズヤ「・・・・終わった・・・・」


チヒロ「・・・・終わったね・・・・」


ソフィア「・・・・終わった・・・・」


アサヒ「終わった!♪」


セイジ「・・・・うん、終わった・・・・」


 こうして、カズヤ、チヒロ、セイジ、ソフィア、アサヒの5人は、虚しそうに、この場に、立ち尽くしていた・・・・。


【シーン16】

 ここは、例の洞窟の、一番奥。『炎の剣ゲイボルグ』が、刺さっていた場所。ここに、『炎の剣ゲイボルグ』は、再び、地面に刺され、収められた・・・・。


チヒロ「・・・・これで、よし♪・・・・」


カズヤ「・・・・行くか・・・・」


セイジ「・・・・うん・・・・」


ソフィア「・・・・行きましょ・・・・」


アサヒ「・・・・だね・・・・」


 この後、カズヤ、チヒロ、セイジ、ソフィア、アサヒの5人は、この場を跡にし、この洞窟を出た・・・・。


【シーン17】

 ここは、例の、とある岩山。ここの、洞窟の入り口に、カズヤ、セイジ、チヒロ、ソフィア、アサヒの5人は、集まっていた・・・・。


チヒロ「・・・・今回は、守ったけど、果たして、日本人に、守る価値はあるのか、疑問ではある・・・・」


アサヒ「・・・・言いたいこと、分かる・・・・」


ソフィア「・・・・正直、あの子の気持ちも、分かる・・・・」


セイジ「・・・・うん・・・・」


 この後、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・大勢の、犠牲者は出たけど、俺も、日本人は、反省しなきゃいけないと思う・・・・」


チヒロ「それっ!!」


ソフィア「・・・・うん・・・・」


アサヒ「・・・・かわいそう・・・・」


 この後、カズヤは、一息つく・・・・。


カズヤ「・・・・日本は、アイドル文化や、AV文化が、発達した・・・だから、あの子が、生まれた・・・日本人が、このままなら、第二、第3の、あの娘が、現れるだろうな・・・・」


ソフィア「・・・・そうね・・・・」


アサヒ「・・・・私も、そう思う・・・・」


チヒロ「・・・・私も・・・・」


セイジ「・・・・男尊女卑は、無くすべき・・・分かる・・・・」


カズヤ「・・・・そうだな・・・・」


チヒロ「・・・・うん・・・・」


 こうして、カズヤ、セイジ、チヒロ、ソフィア、アサヒの5人は、虚しく感じる、一方であった・・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?