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『SAYONARA』マリンバで弾いてみた

こんにちは、ナベタです_(:3 」∠)_

4月に募集したYouTubeチャンネルへのリクエスト…ようやく…ようやく、動画にすることが出来ました…!!

ご応募頂きましたお三方には大変お待たせしてしまい申し訳ありません…。
3曲同時に公開しています。是非3曲とも聴いていただけると嬉しいです( ;∀;)


ということで、もっさりといつも通り1曲ずつ感想を書いていきます。

まずは、SAKEROCKの『SAYONARA』です。

SAKEROCKは星野源さんがリーダーを務めるバンドで、2015年に解散しました。今回演奏させていただいた『SAYONARA』は最後にリリースされたアルバムの表題曲です。

曲自体はリリースされた当初から知っていましたが、今回演奏して初めて感じたのは「テンポはそこまで速くない!」でした。
裏打ちのビート感が強く、要所で攻めてる感じの曲というのが当初のイメージでしたが、いざ弾いてみると裏打ちをしっかり打ち込める時間がある程テンポに余裕があり、走り屋(テンポが前のめりになる人)である私的には練習に取り組み始めた最初の頃は「試されてるな…」と緊張感が増しました。

しかし、その後に拝見した星野さんのインタビューで「イントロはスタートメンバー2人(Key.とGt.&Mrmb.)で構成されている」ということを知ってから、聴けば聴くほど「この曲はSAKEROCKというバンドの歴史を表している」ということを強く感じるようになりました。
上記のテンポについては、その歴史の土台でありながら名残惜しさの表れでもあるのではないかと考えると、スッと体にテンポが入り込みました。

少し曲の流れを整理すると、イントロは物悲しさや哀愁漂うメロディで始まり、全員集合したテーマではトロンボーンの柔らかい音色のメロディとリズム隊のノリの良い裏打ちによって星野さんが得意とする「インストでも歌える」を最後でも見せつけていただいたと思った矢先、その後のあまりにもロックで攻撃的な間奏が一瞬入り(この場面のPVはバンドの皆様の表情が何とも闘争心(緊張感?)剥き出しで、そのギャップに度肝抜かれた記憶があります)、そしてこの曲がリリースされた時期(より少し前?)の星野さんのソロ曲にも多用されている8分の6拍子がAメロ/Bメロ/Cメロに挟まってくるという流感じです。

「SAKEROCK」と調べればよく「ジャンル不明」だとか「唯一無二のバンド」だとかのワードが出て来ます。民族感溢れる曲やとにかく「不思議」と思ってしまうような曲、と思えばキャッチ―でポップな曲もあり、その形に捉われないスタイルに魅了されたファンは大勢いると思います。勿論私もその内の一人です。そのある種自由な感じがこの『SAYONARA』1曲を通しても随所に散りばめられていて面白いなと感じながら演奏しました。

最後の最後にはみんなで大きな声で歌い、先述した一瞬挟まる超攻め攻めロックな間奏パートがメジャーコードで再登場し、盛り上がりに盛り上がって大団円。私的には「終わりたくないな、もう終わっちゃうな、でも楽しかったな」というような泣き笑いの表情が浮かんでくるこの場面がこの曲の中で一番好きです。全力で名残惜しさを表現するべきところだと思ったので絶対に走ってはいけない!!!と思っていたのですが…思っていたのですが…!!腕に溜まった乳酸のせいで腕が言うことを聞いてくれなく…気持ちの盛り上がりと共に思い切り走ってしまいました…。本当に悔しいです…。

色々と書いてしまいましたが、SAKEROCKは私に「マリンバでポップスを演奏する」という新しい世界を”現実的に”教えてくれた尊敬すべき大好きなバンドなので、いつかマリンバで演奏したいと思っていました。
リクエスト頂き、本当にありがとうございました!!!

最後に今回使用したマレットは、PLAY WOODから発売されている吉岡孝悦さんモデルのマレットです(低音M-1006R、真ん中2本M-1005R、高音M-1004R)。このマレットを使う度に言ってますが、ボロボロ加減が限界突破しています。演奏に支障を来すレベルです。本当に使いやすいマレットなので重宝してますが、糸が弱すぎる…!リニューアルして柄が長くなったらしいですが、毛糸もどうかリニューアルしていてください…!!

ということで、演奏後記でした。

他の曲も是非覗いてみてやっていただけるととても嬉しいです\(^o^)/


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