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思い込みによって起きた 私の失敗

今日は、電気工事での失敗を
書いて行きます。

私は、電気工事・空調換気工事を中心に
営業しています。

今回の事件は、電気工事の
引き渡し後に起きた出来事です。

電気を使いすぎると?

みなさんは、ドライヤーや電子レンジ
などを使っていて、電気が
「パチン」と落ちて真っ暗になった事は
ありませんか?

あれは一時的に使用できる電気容量を
超えてしまったために、
「ブレーカー」と呼ばれる開閉器が
トリップする現象です。

ブレーカーのハンドルを元に戻せば
電気は利用可能ですが、常時電気容量を
超えていたら、使う事が出来ません。

今日はそんな電気工事の失敗です。

普通のオフィスじゃなかった

今回、私が受注した電気工事は
ビルのオフィス移転工事です。

当初私は
「このテレワーク全盛期に
 事務所を新設するんだ」
くらいしか思っていませんでした。

工事完了し、引き渡し後に
追加工事の依頼があり、
現場のオフィスに入りました。

元請様と引き渡しを終えたオフィスに入ると
見た事もない位大きいディスプレイと
大きいディスクトップパソコン。

「何か、普通の事務所ではないな」
と思い、聞いてみると
なんとゲームの開発会社。

何だか嫌な予感。
取り急ぎパソコンやディスプレイを
調べてみると
1席あたり、650Wかかるではありませんか。

通常オフィスだと、1席あたり200W~300W
見ておけば十分と言われています。
でもここは、倍以上の
電気容量がかかるみたい。

「これはマズイ」
ここは40席あるので、
主幹ブレーカーが絶対に持たない。

私は元請様に事情を説明しました。
元請様も事情が飲み込めたようで
かなり慌てていました。

あいまいな事は最初に確認すべき

元々、元請様から
電源容量がこんなにかかるなんて
聞いていませんでした。

元請様やお施主様自身も
電気容量をこんなに使うとは
想像もしていなかったでしょう。

私自身も普通のオフィスと
思い込み、工事を行った事を
反省しています。

特に電気の知識がない元請様やお施主様は
コンセントが付いていれば大容量の機器でも
何でも差し込んでしまいます。

ここはプロである私がきちんと
ヒヤリングするべきでした。

この現場は、後日分電盤交換と
配線引き直しという
大きな工事になりました。

今回の件で学んだ事は
「あいまいな事は最初に決めておく」
という事です。

私自身、「普通オフィスだったら
この位でしょう」
と決めつけて掛かっていました。

それが良くない。
分かっている事でも確認する事が
仕事では大事な事。

みなさんも、コンセントはむやみやたらに
差し込むと大変な事になりますよ!



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