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サブ4を目指した2015年 其の2

本気でサブ4を目指してパーソナルコーチを探した2015年5月。
さて、イケメンコーチA氏は中年ヘタレランナーに何を教えたのか。

初めて会ったイケメンコーチA氏はまず最初に、今の悩み、目標等々、カウンセリングを始めました。
単純に「サブ4で走りたい」「後半足が痛くなって歩いてしまう」と単純かつ素直に目標と今の悩みを答えました。

続いて、走りを見てもらいました。
前から後ろから、横から、スマホで動画撮影しながら...
そしてコーチは言ったのです。

「とってもいい走りです。ただ一点だけ、後半痛くなる原因を治せば、サブ4なんてすぐです」

夢のような言葉でした。
10年間一度も破れなかった4時間の厚い壁。
すぐ??まじで?痛くなる原因?
なになに?何なの?おせーてーー🙏

体の真下に着地するべし!

イケメンコーチはスマホで撮影した走りを見せて言いました

「Nabeさんは体の前にカカトから着地してますよね。見た目はとてもカッコいいんですが、足を使う走り方で、これだと一歩ごとに足に負担をかけているんです。
前半は良くても着実に疲労が溜まっていって後半痛くなってしまうんです」

???
チンプンカンプンでした。
今でこそヒールストライクとかつま先着地とか聞きますが、その当時は、長距離走はカカトから着地してつま先から上がるものだと思ってたので。
つま先着地って要は短距離の走り方ですよね。

走り出しを「足で踏みだす」のではなく「自分の前傾姿勢につられて足が出る」イメージだとの事。
そしてちょこちょこ歩幅を小さく自分の真下に足を「置いていく」イメージだと。

試してみると、確かに自分の真下に着地するイメージで走ると
自然とかかとからは着地できない事がわかりました。
逆に自分の前方に着地するにはかかとからしか出来ない。
つま先着地を意識すれば真下に着地する、真下着地を意識すれば自然と土踏まずから先の方で着地することになるのです。

確かにちょっとの段差でも降りる時にかかとからって下りない。
ショックを吸収しようと思ったらつま先から降りる。
ちょっとの差だけど、42kmも走ったら大きな違いが出てくるわけか...

ビブラム5フィンガーズ買ってくるべし!

もう一つ言われたこと。
それは強制ではないけど、ビブラム5フィンガーズで練習するといい。

ビブラム?5フィンガーズ?指は5本だけど?
今では厚底がブームですが、反対にペラッペラでつま先がソックスみたいに
5本指に分かれてる世にも奇妙な靴です。

これで練習するんだそうです。
で、早くなんの?足痛くならないの?逆に痛くなりそう
これで限りなく裸足に近い感覚で走っていわゆるベアフットランニングを身につけるんだそうな。

「ベアフットランニング」
聞いたことある方も多いと思います。
文字通り裸足で走るやつ。
裸足で走るとつま先で走るようになるんだそうな。
昨今の厚底ブームとは真逆な気もしますが、実はこのベアフットランニングが「走れば金」みたいなアフリカ勢が強い秘密なんだとか。

後日

早速都内に買いに行きましたよ。
(靴はサイズが合わないとイヤなんで極力通販使わない小心者😅)
限られた店舗でしか扱ってないビブラム

あった!

...¥20,000-😳

店を出て隣の大手コーヒーチェーン店へ入る。
コーヒーすすりながら考える事30分
懐事情と相談

「こうなったらイケメンコーチと心中じゃ!」

こうしてビブラムを買って帰ったのでした。

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