なぜ、女性とのデートは男が全額おごるべきなのか?
男女間論争の永遠のテーマといっても過言ではない「奢る、奢らない」問題。
最近みつけた下田美咲さんの「cakes」の連載に、「奢ってくれないと困る。あなたのことを性的な目で見たいから」という記事がありまして。
これまで見てきた女性目線の「デート代は男に奢ってほしい論」の中で、もっとも共感できて、かつ男性に救いを与えてくれる視点だったのでここで紹介します。
奢ってくれないと甘えられなくなる
下田さんの考えは、「性的対象に見えなくなるから奢ってほしい」というものです。
これは「お金持ちの人じゃないと性的対象に見えない」ということではなく、会計時に(どちらがいくら払うとか)気を使うことになると、真面目モードになって甘えられなくなるので、性的対象として見れなくなってしまうということです。
というのも、下田さんは尋常じゃないほどの甘えん坊だからです。
こうした極度の甘えん坊である下田さんからすると、お会計のシーンのたびに「あ、じゃ、これ私の分で」としっかりしなければならないと甘えモードになれないし、そんなにコロコロとキャラを切り替えることもできないから困るということなんですね。
そのため、好きになる可能性のある男性とのデートでは、断固として払ってもらいたいという思いで、財布を出すそぶりさえしないというのを26年間貫いているんだそうです。
それによって相手からの評価が下がるとしても、心から甘えられない相手ならいずれにせよ恋愛対象(性的対象)として見られなくなってしまうから、仕方ないと割り切っているようです。
心から甘えられない人に
ベッドの上でだけ男らしくされても...
また、奢ってくれない(=下田さんを甘えさせてくれる器がない)のに、その後のベッドの中だけで男らしくされることにも違和感があるようです。
たしかに、甘えてくる彼女に対して自分も好意をもって受け止めていたのに、会計のときだけ急に冷静になって「じゃあ2,000円だけ頂戴」とか「ここワリカンでいい?」というのは、男から見ても男らしくないというか、なんかいたたまれない空気になるのがわかる気がします。
それでいくらか女の子にお金を出してもらったあとに、ベッドでは自分の性欲をしっかり満たすという、、、うん、想像しただけで抱かれたくないですね(笑)
ちなみに、下田さんが言っているのは奢ってくれないと「性的対象として」見られなくなるということなので、友達なら全然ワリカンでいいし、ワリカン男子自体をダメだと思っているわけではありません。
奢ったけど抱けぬまま
終わった男に救いを与えてくれる
下田さんの考えに共感できるのは、女性側の持論でよく見る「女はメイクやオシャレにお金かけてるんだから男が払うべき!」とか「男性の方が稼ぎが上(であるべき)なんだから払ってほしい!」といった、女性都合だけの理不尽な主張になっていないからです。
男性にとっても、女性に奢るのは「性的対象として見られる男であるため」と考えられれば、数千円を回収することよりも、むしろ会計を気にさせず、財布を出させる気遣いすらさせないように振る舞う方が、ずっと重要なことだと思えるはずです。
なぜなら「全額奢る自分は女性から性的対象として見られる男らしい男」と思い込むことができれば、それは「男としての自信」となって雰囲気や所作に現れ、モテにつながっていくからです。
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