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落ちついたカラフル

落ち込んでた期間、毎日ネイルをしてた。出かける気はないし、人に見せる機会もないけど、ただ自分を励ますためだけに色を塗った。

その時期選んだ色は、たのしいを詰め込んだみたいな色合いやった。カラフルやけど派手ではない。隙間がいっぱいある感じ。

落ち込んでても、たのしい色合いを選ぶ自分が少し意外やった。昔はモノクロの世界で生きてたけど、今は心のうちにカラフルな世界があるんかもしれない。そう思うと、落ち込んで泣く日があっても、爪を見ることで少し安心した。

手がクリームパンみたいだな


どんな選択をする時にも「何が正しいのか」「これを選ぶことでどう見られるのか」を踏まえて、今までやりたいことを選んできたと思う。いつも「他人に見られる前提」やった。その前提はきっと、社会から私を守ってくれる鎧やったし、若い私には必要なものやったから、これまでの選択を後悔してるわけじゃない。

でも33歳になって、本当にギリギリまで追い込まれた時、私が選んだのは「他人の目を気にしない姿勢」やった。他人が介入しないパーソナルな部分で選ぶから、私の選択はとても素直なものだったし、その素直さに救われた。

結局、鎧は私の身を守ってはくれるけど、自由にはしてくれなかったんやろう。重いもんね、そらそうか。

これからは色んなとこで、自分の元気が出ることを選択していけたらいいな。國分さんの言う自由も、そのうちにわかるようになるかもしれない。


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生きる糧にします