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ベイスターズ選手名鑑 藤田一也 背番号3「お帰りなさい!10年ぶりに復帰したハマの牛若丸」

おはようございます、なべマガジンです。

もうすぐ2月です。キャンプが待ち遠しいですが、まだまだ感染状況は落ち着いておらず、開幕までどのチームも調整が難しいと思います。条件は一緒ですので、どのチーム万全な状態で開幕を迎えて欲しいですね。

本日は、楽天から移籍した 背番号3 藤田一也選手を紹介します!!!

まず、言わせてください。「お帰りなさい!!!」

応援歌また歌えますね!!!!


Let's Go 藤田一也 勝利を目指して 進め 行けよ迷わず ハマの牛若丸

1.経歴

徳島県鳴門市出身 鳴門第一高校(現鳴門渦潮高校)から近畿大に進学、首位打者2回ベストナイン4回(ショート)を獲得した当時評価としては大学ナンバー1ショートだった。2004年ドラフト4位で横浜ベイスターズに入団した。同期ではドラフト6位に石川雄洋選手(横浜高)がいる。入団後は、ショートではなく、セカンドでのメイン起用となる。(ルーキーイヤーの2005年から2020年まで一軍連続出場)高い守備力とシュアなバッティングで、ファンからも愛されていた藤田選手だが、これほど不遇の選手はいるのだろうか。5年目にセカンドに定着しこれから毎年、今年こそレギュラー起用だ!と思う度に同じポジションに新たな選手が加入やコンバート(セカンド起用)してきたのだ。この事から、当時の球団はユーティリティープレイヤーとしてしか考えていなかったのではないかと考えられる。ではその内容をセカンドのレギュラー争いで年表でみていこう。

2005年(1年目)種田選手(カムバック)

2006年(2年目)内川選手(セカンドからファーストへ)

2007年(3年目)仁志選手(巨人からトレード移籍)

2008年(4年目)仁志選手

2009年(5年目)藤田選手←定着か?

2010年(6年目)ホセ・カスティーヨ選手(新外国人)

2011年(7年目)渡辺直人選手(金銭トレードで獲得)

2012年(8年目)石川選手(ショートからのコンバート)や渡辺選手 →結果的に藤田選手トレード

個人的にはショックな補強が続きました。そして、結果的にトレード。これは昨年の国吉選手同様に悲しかったです。でも、移籍した楽天で2013年すぐにセカンドのレギュラーとして日本一に貢献したことは横浜ファンとしてこれほど嬉しいことはありませんでした。13年14年にベストナイン受賞。13.14.16年と3度のゴールデングラブ賞と1億円プレーヤーになり、副キャプテンや選手会長を務め、前出の通り、楽天ファンから動画も作成されるくらい、楽天ファンにも愛される選手になってくれたことは、本当に嬉しかった。そして年齢も年齢。もうベイスターズに帰ってくることはないと思っていた。しかしながら、2021年石井GMの若手起用方針も藤田選手は一軍出場なく、事実上の戦力外とコーチ打診を受けた。2軍でバリバリ出場していた藤田選手は、まだやれると固辞したことで、古巣のベイスターズが獲得に動いた!!!ファンにとって歓喜のニュースだった。

2.ベイスターズの放出理由&再獲得理由

2012年シーズン中、ベイスターズに激震が走った。甲子園の宿舎でその知らせを聞いた藤田自身は号泣したという。球界随一の守備力を誇り、横浜という球団を愛していた藤田にとって、放出されることは頭に無かっただろう。それはファンも同じだ。ではなぜ放出されたのか。今でも通じるものがあるが不足していた俊足選手の獲得だ。交換相手は育成契約から支配下登録になった内村賢介選手で、まさかの同じセカンドの選手だった。2011年に楽天のレギュラーとして、キャリアハイの31盗塁を記録しており、どうしても足のある選手が欲しかったのだろう。結果的にトレード後、6月下旬~18盗塁をマークし、結果を残した。その後は、石川雄洋選手や山崎憲晴選手の起用により、出場機会が減少し、引退することになるが、内村選手なりに勝利に貢献してくれたと思います。藤田選手の話に戻します。そして、2021年オフシーズン、現役続行を宣言した藤田選手にベイスターズはすぐにオファーを実行。これは球団・ファンともに絶対獲得する理由しかないだろう!!!という補強でした。センターライン、特に二遊間の守備力は長年ベイスターズは固定できておらず、守備力も決して高いものではありませんでした。そしてこれから森がショート、牧がセカンドのレギュラーを目指す環境にある中で、守備力の強化は本人たちの大きな課題であるとともに、一軍控え野手としてのバックアップも必要な状況であった。柴田選手が藤田選手に近い選手だから、補強しなくても良いのでは?と思った人もいるかもしれない。確かにそうかもしれないが、藤田選手には衰えていない守備力とバッティングはもちろんのこと、日本一を経験していることや、多くの人が慕う人望がある(柴田選手が無いわけではありません)そして、将来的なコーチ手形も確実にあり、本人自身が常に気にしていたと横浜という球団を愛しているのである。そして、三浦監督もこう語っている。「選手としてまだまだできる、衰えておらず、バットコントロールと守備力は健在で、経験豊富で人望が厚く、人間性が良いので、選手に良い影響を与えてくれるのではないかと語っている」まさにその通りだ。

3.現在の立ち位置と起用方法

経験豊富なベテラン選手として一軍内野手のバックアップとしてベンチ入りが濃厚でしょう。起用方法として、代打、守備固めでの起用がメインになると思いますが、内野であればどこでも守れるタイプ、ライバルが多いのも事実。柴田、田中俊、倉本、知野、大和と争いも熾烈です。この中で誰を一軍に置いておくのか、これは2022年の実践がスタートし、三浦監督の起用方法に注目したいと思います。現段階で優越は無いと思います。もちろん実績からいけば大和・柴田選手でしょうが、シーズンが始まって無い以上、決まったわけではなく、他の選手にチャンスもありますので、この中で藤田選手がどう存在感を出していくのか注目していきます。

4.まとめ

打撃も守備もまだまだ衰えていない。日本一の経験や守備をベイスターズに伝えて、成績だけでは見えない部分での貢献も大いに期待したい。

本日は背番号3 藤田一也選手を紹介しました。

次回は、新外国人選手 ブルックス・クリスキー選手を紹介します!!!

次回もお楽しみに。

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^