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ベイスターズ選手名鑑 大橋武尊 背番号105「夢はメジャーリーガー!育成から這い上がるシンデレラストーリー」

こんばんは、なべマガジンです。

もう1週間後にキャンプインです!!!2020年春まで毎年春季キャンプへ訪れておりましたが、2021年も2022年も行けそうにありません。今年については、航空券も手配済みでしたが、さすがにこの状況では・・・。現地の友人に連絡し、状況を確認しましたが、「日常生活を普通にすることしかできない」とコロナウイルスが蔓延している状況で、やはり来ない方が良いと言われました。そのため今年も私は家で大人しくキャンプ映像を楽しみます。

さて、本題です。本日は、育成ドラフト3位 背番号105 大橋武尊選手です!!!


1.経歴

東京都中央区出身。豊海小1年から月島ライオンズで野球を始め、運動能力抜群で、上級生になると4番でエースとして活躍した。銀座中では部活動で野球部が無かったため、元プロ野球選手などが行う、野球教室の方がうまくなれるのではと、そのような環境でプレーを続けていた。すると、銀座中を卒業した後はまさかの単身でアメリカに留学し、フロリダ州にあるIMGアカデミーで野球を継続していた。なぜそうなったか。普通に高校へ進学し、高校野球をするつもりだったが、中学3年時にMLBに憧れる大橋のために、IMGアカデミーでの短期体験留学に参加した。そこで、プロの並みの球場や練習施設を見て、頑張ればメジャーリーガーになれるかもしれないと、一気に心を奪われたのだ。入学すると、6チーム中、上から4番目のチームからスタート。そこで足を磨くことに専念し、野球ではなく陸上部門のコーチに相談し、走り方を改善した。結果的に50mが6秒4→5秒8まで速くなったという。そこから、頭角を現し、9チームに増えた学内チームから3番目のチームに昇格。実際は、トップチームクラスの能力はあったようだが、経験を積むために、下のクラスに在籍させてたという。その後、順調にトップチームに昇格し、ゴールドグラブアワード(守備力NO.1)に輝いた。その後、21年2月のトライアウトに合格して茨城APに入団。ラミレス前監督の後押しもあったようだ。24歳までにMLBかNPBの選手にならなければ野球をやめると誓っていたが、20歳で、2021年のドラフト育成3位で横浜DeNAベイスターズに入団した。

2.ベイスターズの指名理由

☆外野手層の厚みを出すため&若くて伸びしろの大きい選手の獲得☆

6位の梶原選手、育成1位の村川選手に続き2021年ドラフトでは3人目の外野手指名になった。前出の二人の際も記載したが、昨年は捕手が外野手を守る状況で、一軍の外野手定着、怪我人の発生により、外野手が揃わない事態だった。そこで、今ドラフトで確実に2名以上指名は必須な状況だった。粗削りの素材タイプの梶原選手、代走専門でもいけるのではないかと言うくらい俊足の村川選手、そしてこの大橋選手である。おそらく、ベイスターズは伸びしろを買ったのではないだろうか。今年21歳になるという若さにもかかわらず、米国で鍛えられたハングリー

精神と人間性。足はもちろんのこと、広い守備範囲と強い肩をもっており、バッティングが向上すれば、育成から巨人のレギュラーまで這い上がった松原選手のようになれるのではないかと想像してしまうほど、期待がもてる選手である。足が速いという部分では、村川選手と同じタイプだが、大橋選手の方が、総合力での伸びしろは大きいように思える。村川選手は、ソフトバンクの周東選手のイメージ、大橋選手は、前出の通り松原選手の様な、足を持ち味にしつつ、総合力の高いプレーヤーになるイメージを持っています。

3.選手のチェックポイント

★なんといっても伸びしろ。3年後にはレギュラー争いも★

178cm74kgとそれほど大きくないものの、身体の強さを感じさせる選手だ。俊足巧打タイプの選手だが、珍しく明らかなアッパースイングである。これが、高校野球を経験していない所以なのだろうか。この打撃スタイルでプロで通用するのか、非常に楽しみだ。独立リーグでも通算55試合で打率.217と打撃で成績を残せていないが、プロでは修正できると踏んでいるのであろう。打撃がツボに入ればもう1軍クラスなのは間違いない。ひょっとしたらひょっとすると、「覚醒」の可能性も秘めていると真剣に思う。広い守備範囲と肩の強さは現在でも十分持っている。盗塁も1試合4盗塁を含む28盗塁を記録しており、村川選手と同様にどんどん走らされるだろう。盗塁について村川選手よりスタートはうまいと思うが、トップスピードは劣るイメージだ。

4.現在の立ち位置と起用方法

2軍で外野手としての起用になるが、現段階では途中出場が濃厚だろう。梶原選手や投手から野手転向した勝又選手がおり、蝦名選手など期待の若手もいる。そこから一軍登録が漏れた選手もいる中で、即スタメンは厳しいと思われるので、代走からそのまま守備固めに入る形が現実的である。守備位置は独立リーグ時代と同じ、センターを想定している。もちろんレフト・ライトも守るだろうが、持ち味の守備を活かすためにメインはセンターで起用して欲しい。足という部分で村川選手とはライバル関係にあるし、レギュラー争いでも多くの期待される若手がいるので、非常にレベルの高い競争になりそうだ。

5.まとめ

打撃さえ覚醒すれば、レギュラー争いも夢じゃない。夢に向かって1年1年の成長を見守り続けたくなる選手だ。

本日は背番号105 大橋武尊選手を紹介しました。

次回は、ノンテンダーから移籍 背番号0 大田泰示選手を紹介します!!!

次回もお楽しみに。

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^