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ベイスターズ2020年選手名鑑 阪口皓亮 背番号12 「将来のローテーション候補。1軍定着に必要な2つの課題とは?」

こんばんは、なべマガジンです。

今日も選手名鑑シリーズいきたいと思います^^

背番号11→12ときまして、阪口皓亮選手を紹介します!

まずは、昨年披露してくれた最高の投球(阪口選手自身にとって)からご覧頂きましょう。ご覧になってから、読んで頂くとより分かりやすいと思います。

1.経歴

大阪府出身 大正東中(大正ボーイズ所属)-北海高校(南北海道地区)2017年ドラフト3位で横浜DeNAベイスターズに入団。2019年シーズンオフには、オーストラリアのウインターリーグへ参加。成長著しい若手投手の1人です。中学時代は、1つ上の先輩に捕手の山本祐大がいる。北海高校では、3年間エースナンバーはつけていない。甲子園出場した2年時は、15。3年時は、10。しかしながら、3年時は、左腕の多間投手と二枚看板であったため、エースの素質は十分にあった。確実に他校であれば1をつけていただろう。筆者がみても、ポテンシャルの高さは十分発揮してくれていたし、球筋の良いストレートとカーブが印象的な投手で、線は細いが、身体が仕上れば、155キロ近く投げられるのではないかと思っていた。

2.ベイスターズの指名理由

理由は、簡単。本格派右投手不足解消のためである。DeNAになってからの、ドラフトで本格派右投手を指名したのは、三嶋投手(2012年D2位 法政大学 先発から中継ぎへ転向)・熊原投手(2015年D2位 仙台大学-現楽天)の2人のみ。加えてどちらも大卒指名になる。よって、全体的に投手陣を見ても、技巧派タイプは多いが、ストレートで勝負できる本格派右投手がいないのである。そこで、高卒でポテンシャルの高い、阪口投手に白羽の矢が、立ったと考えるのが自然だろう。

3位で指名された理由は、それだけ他球団のスカウトも評価していたことが、耳に入っていたに違いない。当時の高田GMの考えも浸透しており、中長期的に強いチーム作りには、必要な選手だったのだろう。筆者も長年待ち望んでいた、本格派右投手の指名だった。今でこそ、国吉選手が育成指名から這い上がり、三嶋投手とともに、中継ぎで奮闘しているが、数年前までは、先発でずっとくすぶっていた。196cmの長身を生かしたストレートは目を見張るものがあり、入団以来覚醒を毎年楽しみにいていた頃が、懐かしい。中継ぎは充実してきたもの、先発投手で本格派右投手は貴重な存在。だからこそ、阪口選手の覚醒にかけてみたかったといえるだろう。

3.投球の特徴

★長身から投げ下ろすストレート、カットボールやカーブ、ツーシームを操る器用さ★

前出の動画は、観てもらえれば分かるように、低めに切れの良い150キロ前後のストレートを投げ込み、時には、カーブで緩急をつけ、カットボールやツーシームでバットの芯を外す器用な投球内容です。筆者は、特にストレートとカットボールが魅力的に感じております。現在の、国吉投手のような投球が出来れば、理想でしょう。国吉投手もカットボールの制球が、安定したことが、1軍定着に繋がっています。国吉投手、ポテンシャルの高さは、誰もが分かります。逆に課題も明白。それは、スタミナとコントロール。阪口選手が、1軍ローテーションに加わるために、必要不可欠な2つの要素です。

7回100球以上投げきれるスタミナ。そして変化球の制球力です。どうしても5回前後で球速が落ちる部分、急にコントロールで乱す部分が重なり、2軍でも安定した結果を残すことができておりません。まずは、この課題を克服し、結果を残すことが1軍への道のりでしょう。

4.現在の立ち位置

2軍のローテーション投手として、登板しています。そして、1軍のローテーションに穴が空いた時に、候補の2.3番手という立ち位置と思われます。ライバルは、京山選手、中川選手、飯塚選手が挙げられます。全員ベイスターズが高卒で指名した右投手ばかりです。1軍ローテーションを考えると、1軍争いは、非常に熾烈であることが良くわかります。特にライバルの中で、成長著しいのは、中川投手。阪口投手よりもストレートで推す投球が魅力的です。しかしながら、阪口投手も負けていません。切れの良いカットボールは必ず武器になります。左打者の膝元へカットボールを、そして右打者の膝元へツーシームを投げ込むこと。そして150キロを超えるストレートで押し込める投球もできます。コントロールさえ向上すれば、ライバルを押しのけて1軍昇格の可能性もあります。

5.起用方法(球団・ファン目線)

球団としては、25歳までに覚醒を期待しているでしょう。そのため、1軍昇格はあくまでも経験とみて、2軍で安定した成績を求めることを優先的に考えていることでしょう。1軍ローテーションに怪我人がいない限り、谷間以外は、チャンスが無い可能性が高いことが現状です。ファンとしては、1日でもはやく1軍ローテーションでみたいでしょう。去年の阪神戦での投球は、ファンに希望を与えてくれる投球でした。2020年シーズン今年こそ。という思いは、本人もあると思います。谷間で先発登板し、好投すればそのまま定着できる可能性もあるので、そのワンチャンス、ツーチャンスを掴んで欲しいという期待を持って応援したいですね。

6.まとめ

スタミナ強化と、変化球の制球力向上が1軍ローテーションへの鍵

高校時代から現在まで、順調に成長している阪口投手。身体も随分大きくなりました!本格派でありながら、色んな変化球を器用さも持つ阪口投手の2020年シーズンが楽しみですね^^

今回は、阪口皓亮選手を取り上げさせて頂きました。

次回は、ベイスターズの左エース 石田健大選手を取り上げます!!!

皆さん、次回もお楽しみに~~~

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^