学び3.0へのアップデート

https://greenz.jp/2020/08/31/gakushu_community_11/?fbclid=IwAR1ZVFoAvveauyOmgp_dWMS5qBNICiyjpaEhRzzqRjoIon7Zz4rhT43_xxY を読んで。

学びのアップデートが必要だ。

与えられた問題の解法を学ぶことが学び1.0。
いわば社会から「想定できる」課題の解法を学ぶ。いわばお勉強。
誰かが考えた問題の答えを正しく出すことを競い合う。正解ならそれを身に付け、間違いなら正解を出せるようにまた学ぶ。画一的な指導法がある。ティーチング的アプローチ。

個人で問題を提起して、その解法を探すことが学び2.0。
個人個人で問題が違えば、答えへのアプローチも違う。自分自身で考えて、答えを出さないといけない。コーチング的アプローチ。他人と同じである必要はない。違うことが価値かもしれない。

学び3.0とは何か。本文にはこう記載がある。
「全体や個人にフォーカスするのではなく、それぞれの見たい未来が重なり合うとき、自分だけの学びから誰かと共創的に生きるための学びになっていく、それこそが一番面白い学びなのでは?]

入口がどちらかは難しい。
未来を重なり合わせることが始まりなのか、学びを自分だけのものではなく協創させることが始まりなのか。たぶん両方なのかもしれない。それらが偶発的に起こることがきっかけなのかも。

かつてさとのば大学の立ち上げを微力ながらお手伝いしたとき、確かにこの感覚があった。さとのば大学のコンセプト。
「正解は教えられるものではなく、自分で見つけるもの。従来の"インプット型の学び"ではなく、プロジェクトを通して"実践的に学ぶ"ことで、自分にとっての正解を探っていく。」 https://satonova.org/

集まったメンバは様々なバックグラウンドを持ち、それぞれの思いでこのコンセプトをとらえていた。自分は、企業人として企業に属するだけでなく、さらに自分自身で自身の企業をどう捉え、自分の足でどう立っていくか、そんなことを考える人を増やしていくにはどうすればいいか、という思いを持っていた。

同じように、地域に思いを馳せる人、教育に思いを馳せる人、色んな思いを馳せる人が集まり、思いを共有することで、さらに新たな未来が見えてきて、さらにその未来に向けて思いが高まっていく。個人も組織も進化し続ける、本文にある通り、まさにTEAL型なのかもしれない。

さとのば大学では、その再現性を上げるためのカリキュラム設計をしている。学び1.0の体験があることで、学び2.0の障壁が下がる。学び2.0を重ね合わせられるきっかけを設けることで、学び3.0のきっかけができる。心理的安全性を作り出し、行ったり来たりを繰り返し、新しい未来の創発を促し、その新しい未来を皆で好意的に受け入れて、またみんなで考える。

そんなようなことが、いろんなところで起きて、それを肌身で感じられる世の中になると素敵だなあと思います。

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