ドリ鍋

ボルネオ島のマレーシア側のサラワク州に住みだして、20数年が立ちます。 その長年の生活…

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ボルネオ島のマレーシア側のサラワク州に住みだして、20数年が立ちます。 その長年の生活の日々で起こった事などを、書き綴っています。 また、ボルネオの熱帯雨林の大自然や、先住民族の文化などの現在も共有します。

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はじめまして

はじめまして、「ドリ鍋」です。 ボルネオ島サラワク州(マレーシア)20年数年の滞在中に得た、色んな話を少しずつご紹介したいと思います。 真面目な文化や歴史や自然の…

ドリ鍋
1か月前

サラワク屋台事情 05/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

バクテー(肉骨茶/RM 8.00)ですが、いわゆる、豚モツ肉漢方煮込みです。バクテーは、どちらかと言うと西マレーシアが主流ですが、こちらでも、人気があります。その日の…

ドリ鍋
2時間前

サラワク屋台事情 04/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

この次は、ラクサ(RM 6.00)です。ラクサと言うと、マレーシアやシンガポールに来た事ある人であれば誰しも、目にするか、口にしたかの人がほとんどだと思いますが、サラ…

ドリ鍋
2時間前

サラワク屋台事情 03/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

トンプソンズ・コーナーでは、コロ・ミー(スープ無しラーメン)、サラワク・ラクサ、チキン・ライス、BBQライス、肉まん(シュウマイ、粽、ポピア(春巻き)等含む)、肉…

ドリ鍋
2時間前
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サラワク屋台事情 02/05ラクサ/コロミー/経済飯 

ここで、トンプソンズ・コーナーをご紹介します。トンプソンズ・コーナーは、クチンでは、老舗のコーヒー・ショップの一つで、我々の事務所より比較的近く(車で5分ほど)…

ドリ鍋
2時間前

サラワク屋台事情 01/05ラクサ/コロミー/経済飯 

洒落たカフェで昼食は取れません。間違っても、屋台です。 その日は、少し雲がかかった青空の日でした。そろそろ午前中の仕事も片付いたかなと言う時間帯に、突然A君の気ま…

ドリ鍋
2時間前

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 05/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊) 彼は、一息ついて、続けました。 少しばかり、目が中空をさまよってました。 「そうこうすると、大…

ドリ鍋
2週間前

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 04/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊) その彼が、何と、100km先のバリオと言う高地で見つかったとの報告がありました。 でも、この方向は…

ドリ鍋
2週間前

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 03/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊) 翌日、村人の中で、崖が登る事が得意な青年が、その場所まで、フリークライミングで登っていきました…

ドリ鍋
2週間前

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 02/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊) プナン族という民族は、元来(今でも多少いますが)、森の中で移動をしながら、生活をしていた移動狩…

ドリ鍋
2週間前

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 01/05 

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊) 2000年、ボルネオ島マレーシアのお隣のサバ州の東南アジア最高峰のキナバル山と共に、ここサラワク…

ドリ鍋
2週間前
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「トンカタリ」 03/03 マレーシア・バイアグラ 

トンカタリの話を現地の人とすると、「バイアグラ」的な意味で取っている人も多いので、その話だけで、「下種な話し」と言う風に思われがちですが、実際は、即効性等はほと…

ドリ鍋
3週間前
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「トンカタリ」 02/03 マレーシア・バイアグラ

私は、「トンカタリ」の存在はここへ来た頃から知ってはいましたが、大げさに言っているのだろう、としか思っていませんでした。 しかし、ある日、森の中で数日暮らす機会…

ドリ鍋
3週間前

「トンカタリ」 01/03 マレーシア・バイアグラ 

その日は、非常に疲れていました。 夜9時には熟睡状態の私を、携帯電話の呼び出し音が何の容赦も無く響き渡り、私の夢の世界を破壊しました。 寝起きのゆっくりした動きで…

ドリ鍋
3週間前

謎の病気(?)「ラタ」 03/03

次は、ハードコア「ラタ」ですが、先のパイナップル事件もその部類になるのですが、目の前に起こった事と同じことをする。嫌でもしてしまう。その気が無くてもしてしまうの…

ドリ鍋
1か月前

謎の病気(?)「ラタ」 02/03

J君が、「パイナップルを14個くれ」と言った瞬間に、そのおばさんは、その言葉を繰り返した上で、奇声と意味不明の言葉を発したのでした。 これは、「ラタ」のパターンの…

ドリ鍋
1か月前
はじめまして

はじめまして

はじめまして、「ドリ鍋」です。
ボルネオ島サラワク州(マレーシア)20年数年の滞在中に得た、色んな話を少しずつご紹介したいと思います。

真面目な文化や歴史や自然の話、面白い話、謎めいた話、不思議な話等を取り揃えて、ご紹介します。ボルネオ島の風土や文化、そして異文化を感じ取って頂ければ幸いです。

しかしながら、私は、文化人類学や自然科学の専門家ではありませんので、誤った表現や情報があるかもしれま

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サラワク屋台事情 05/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

サラワク屋台事情 05/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

バクテー(肉骨茶/RM 8.00)ですが、いわゆる、豚モツ肉漢方煮込みです。バクテーは、どちらかと言うと西マレーシアが主流ですが、こちらでも、人気があります。その日の活力をつける為、朝から食べる人が多いです。豚肉、スペアリブ、モツ各種、白菜、大蒜(皮つき)、がバクテーのスープの中に入っております。スペシャルというのがありますが、肉の量が多くなるだけです。何かがスペシャルになると言う訳ではありません

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サラワク屋台事情 04/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

サラワク屋台事情 04/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

この次は、ラクサ(RM 6.00)です。ラクサと言うと、マレーシアやシンガポールに来た事ある人であれば誰しも、目にするか、口にしたかの人がほとんどだと思いますが、サラワク・ラクサは、中でも、抜群に美味しいと言われております。クアラルンプール等の西マレーシアから来たマレーシア人の人々の殆どが、サラワクに来て、サラワク・ラクサを食べ無いで帰る人は、いないに等しいと言うほどです。ラクサとは、何かと言うと

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サラワク屋台事情 03/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

サラワク屋台事情 03/05 ラクサ/コロミー/経済飯 

トンプソンズ・コーナーでは、コロ・ミー(スープ無しラーメン)、サラワク・ラクサ、チキン・ライス、BBQライス、肉まん(シュウマイ、粽、ポピア(春巻き)等含む)、肉骨茶(バクテー)及び土鍋飯、経済飯屋、素麺(ミー・スア)屋、サンドイッチ屋(NEW)、各種麺及び各種一品料理屋、ロティ・チャナイ屋と、マレーシアやサラワクに来て、食べなければならないものは、殆ど揃っています。これが、我々の昼時の台所となっ

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サラワク屋台事情 02/05ラクサ/コロミー/経済飯 

サラワク屋台事情 02/05ラクサ/コロミー/経済飯 

ここで、トンプソンズ・コーナーをご紹介します。トンプソンズ・コーナーは、クチンでは、老舗のコーヒー・ショップの一つで、我々の事務所より比較的近く(車で5分ほど)、食べ物の種類も豊富に揃っていますので、我々は良く出没します。こういう屋台は、通常、2~3階建てのビルの1階の「角」にあります。ですので、こういうコーヒー・ショップの名前は、大抵、「OOOOO・コーナー」という名前です。トンプソンズ・コーナ

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サラワク屋台事情 01/05ラクサ/コロミー/経済飯 

サラワク屋台事情 01/05ラクサ/コロミー/経済飯 

洒落たカフェで昼食は取れません。間違っても、屋台です。
その日は、少し雲がかかった青空の日でした。そろそろ午前中の仕事も片付いたかなと言う時間帯に、突然A君の気まぐれで、今日は、皆でベジタリアンのレストランへ行こうという事になり、その時居合せた私とJ君とA君の3人で、A君のメルセデス(気分だけ)でレストランへ行きました。そのお店は、冷房が効いたカフェ風のレストランで、ベジタリアンのレストランのくせ

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世界遺産のグヌン・ムル国立公園 05/05

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 05/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊)

彼は、一息ついて、続けました。
少しばかり、目が中空をさまよってました。

「そうこうすると、大きな川が出てきて、少し休みました。川は、非常に澄んでいて、中を泳ぐ魚が、よく見えました。

大きな魚、小さな魚、いろいろいました。彼女が、大きな魚を手づかみで取ると、火をおこして、焼いて、食べました。

今までに食べた事の無い、身の引

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世界遺産のグヌン・ムル国立公園 04/05

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 04/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊)

その彼が、何と、100km先のバリオと言う高地で見つかったとの報告がありました。

でも、この方向は、行方不明になった地点からは、ムル山を超えてさらに、数々の急な丘陵地を越えていかなければいけません。村人達でも、このルートは、よっぽどの事があっても、行く事は困難と言われている道のりです。

その関係者の代表のP氏が、急遽、バリオま

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世界遺産のグヌン・ムル国立公園 03/05

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 03/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊)

翌日、村人の中で、崖が登る事が得意な青年が、その場所まで、フリークライミングで登っていきました。数時間の苦労の末、辿り着いた後、立体的な赤いシャツは、どうも人では無い様で、持って降りるのは不可能な為、そのまま、下に落としました。

下で見守っていた人は、一同に、落ちたシャツの周りに集まりましたが、その赤いシャツが立体的に見えたのは

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世界遺産のグヌン・ムル国立公園 02/05

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 02/05

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊)

プナン族という民族は、元来(今でも多少いますが)、森の中で移動をしながら、生活をしていた移動狩猟民族でした。

そういったプナン族の人々でも、対照的な農耕民族のブラワン族の人々でも、その先祖たちは、絶対に、洞窟の中には入らなかったそうです。

何故かというと、彼らにとって、洞窟の中は、魔物(アントゥー)が住む場所と考えていたのです

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世界遺産のグヌン・ムル国立公園 01/05 

世界遺産のグヌン・ムル国立公園 01/05 

秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達、そして、アントゥー(精霊)

2000年、ボルネオ島マレーシアのお隣のサバ州の東南アジア最高峰のキナバル山と共に、ここサラワク州のムル国立公園が、マレーシア初の世界遺産として、一度に2箇所選ばれました。

ムル国立公園は、熱帯雨林の多様な生態系を有するだけでなく、石灰岩層の部分が非常に厚く、巨大洞窟や、非常に長い洞窟などで有名ですが、一方で、未だ全体の40%

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「トンカタリ」 03/03 マレーシア・バイアグラ 

「トンカタリ」 03/03 マレーシア・バイアグラ 

トンカタリの話を現地の人とすると、「バイアグラ」的な意味で取っている人も多いので、その話だけで、「下種な話し」と言う風に思われがちですが、実際は、即効性等はほとんど無く(バイアグラの検索でこのページに辿り着いた人には、ごめんなさい、「の様な物」ですのでご了承を)、どちらかと言うと、滋養強壮で、血行によく、特に、女性で、冷え性や浮腫みの多い方に良いそうです。

今では、「トンカタリ」も、市民権を得て

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「トンカタリ」 02/03 マレーシア・バイアグラ

「トンカタリ」 02/03 マレーシア・バイアグラ

私は、「トンカタリ」の存在はここへ来た頃から知ってはいましたが、大げさに言っているのだろう、としか思っていませんでした。

しかし、ある日、森の中で数日暮らす機会があり、そこでは、毎日歩かなければならず、毎朝、足が痛くだるい状態が続きました。

日に日に歩くペースが落ちる私を見かねたイバン族の青年が、夕食後、お茶を出してくれました。こ

れが、この世のものとは思えないほど苦く、一瞬脳裏をよぎったの

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「トンカタリ」 01/03 マレーシア・バイアグラ 

「トンカタリ」 01/03 マレーシア・バイアグラ 

その日は、非常に疲れていました。
夜9時には熟睡状態の私を、携帯電話の呼び出し音が何の容赦も無く響き渡り、私の夢の世界を破壊しました。
寝起きのゆっくりした動きで携帯電話の画面を見ると、とある人からで、なんと時間は深夜0時、こんな時間に電話とはただ事ではない、何か緊急事態発生とおぼろげながら思い電話に答えました。

するとすぐ、「きいたわよ」と言う声。

何を聞いたのかと、不思議に思って黙っている

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謎の病気(?)「ラタ」 03/03

謎の病気(?)「ラタ」 03/03

次は、ハードコア「ラタ」ですが、先のパイナップル事件もその部類になるのですが、目の前に起こった事と同じことをする。嫌でもしてしまう。その気が無くてもしてしまうのです。

例えば、その「ラタ」の人が、水の入ったグラスを持っているとします。
その正面にいる人が、グラスを持っていなくても、手を同じ様な形にした上で、手を揺らしてみて下さい。

普通の考えでは、そのグラスをどこかに置けば良いのですが、それも

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謎の病気(?)「ラタ」 02/03

謎の病気(?)「ラタ」 02/03

J君が、「パイナップルを14個くれ」と言った瞬間に、そのおばさんは、その言葉を繰り返した上で、奇声と意味不明の言葉を発したのでした。

これは、「ラタ」のパターンの一つ。

さらに、追い討ちを掛ける様に、J君がパイナップルを投げる真似をしてしまったのですが、おばさんが、パイナップルを丁度持っていたので、そのまま、J君の真似をして、投げたのでした。

普通の時に投げたら、あんなに上手く投げれない筈な

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