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上司の判断を仰ぐ時に意識していること

おはようございます。
最近、noteの更新が滞っていたのですが、先日のかおりんの記事を読んだことで、改めて執筆するきっかけをもらいました。

Colorbathで働き始めてから1年半ほどの期間で、自分は仕事の基礎に関してかなりたくさんフィードバックをもらってきました。
それらは、些細なテキストコミュニケーションのことから、外部の人とのやり取りの場面で意識することまで、シチュエーションに応じて様々です。

今まで、自分が教えてもらったことや学んだことは、メモには色々と残してきたのですが、noteなど、他の人が見れる場で共有することは少なかったように思います。

この前、かおりんに相談の仕方を伝えたことで、これまで教えてきてもらったことを、よりチームや他者に還元できるようにしていきたいなと感じ、この記事を書くに至っています。

いかにシンプルに、重要な情報を整理するか

仕事の中では、自分がリサーチをしたり、比較をしたりして、相手の判断を仰ぐ、という場面はままあるかと思います。

リサーチをしていく中で、ある程度「これが良さそうかな」というところまでは行くのですが、最終的な決裁は上司がするという場面においては、何をどこまで伝えて判断してもらうのがいいか、という塩梅が意外と難しかったりします。

例えば、何かのサービスを利用するときの事を考えてみると、判断軸は、

・サービス内容
・価格
・導入までのリードタイム

など、色々とあります。

総合的にみて、A社のものがよさそうかな、と思っても、ではなぜA社がいいと思ったのか、何を基準に選んだのか、上司はどこを一番重視するのか、など、絶対外せないサービス内容はなにか、などなど、判断軸は多様です。

その結果、多すぎるくらい情報を共有してしまったり、各社のリンクを貼り付けて、それを見てください、と言ってしまったりして、むしろ相手が判断するのを難しくしてしまう、ということを、私自身よく発生させてしまっていました。

一つは調べ始める前に、相手が何を重視しているか、という情報を集められると一番いいのですが、これからリサーチする内容について、相手も自分も詳しくは知らない、という状態から始めるときは、そもそも何を聞いたらいいかわからなかったり、相手も「よくわからないから、とりあえず調べてみて」と言わざるを得なかったり、ということもあるかと思います。

こういうとき、一発で正解を出すのはかなり難しいです。
というより、「正解」はないという方が適切で、リサーチした人の視点を基準に、判断プロセスが進んでいくのかなと思います。

こういう場面で自分が意識しているのは、

・まず前提として、相手が判断に困らないように、情報は大事なものだけに絞り、できるだけシンプルなものにする
・ただ、相手にとって重要な情報と自分が共有したものとが違う可能性もあるので、自分がどういう目的で、その情報が重要と仮定したのかは明確にする
・リンクやファイルよりも、重要部分のスクショを使い、相手がひと目で分かる状態で情報を提供する

といったことです。

思い切りと当事者意識と責任感と

情報を削ぎ落とす、というアクションは、伝える内容量は減るので一見楽なようにも思えますが、結構難しいのかなと思います。

さっきも書いた通り、

リサーチした人の視点を基準に、判断プロセスが進んでいく

ので。

「伝えなかった情報が、相手にとっては重要なポイントだったらどうしよう」
「それによって、何かトラブルが発生したらどうしよう」

そういう不安もついて回るのかなと思います。
それによって、できるだけ情報を詰め込んで判断を仰ぐという事象が発生するのかなと。

情報をすべて共有して起きたトラブルは、自分の責任ではなく、上司の責任だと言いやすいので。

でも、仕事は「誰のせい」を決めるものでもなければ、すべてをミスなくやるのが目的でもありません。

自分の責任で情報を削ぎ落とし、削ぎ落とした根拠や基準は明確に伝える。

これをするには、大げさな表現かもしれませんが、勇気と当事者意識を持って、仕事に臨むことが不可欠です。

それによって、ミスやトラブルが発生することもきっとあると思います。
「それ重要じゃないから」と指摘を受けることもあるでしょう。

人間完璧ではないし、そもそも上司の視点と自分の視点とが違うのは当然です。
でも、たとえ視点が間違っていたとしても、情報がシンプルで基準が明確であれば、上司は軌道修正のフィードバックを伝えやすくなります。

リサーチの方向性がズレていても、問題が発生しても、フィードバックを受けて、すぐに改善に向かえばいい。

等身大の自分の意見をきちんと提示するには、勇気とか、当事者意識とか、責任感とか、そういったものが必要になるのかなと思います。

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