見出し画像

【2月編】新潟でも上映される2024年新作映画・気になる作品と上映館まとめ

もう2月になってしまいました。新潟でも上映される新作映画は1月も豊作でしたが、2月はそれ以上です。


罪と悪

2月2日(金)より公開中です。

何者かに殺された14歳の少年、正樹。彼の遺体は町の中心のある橋の下で発見された。同級生の春・晃・朔は、正樹を殺した犯人と確信した男の家に押しかけ、もみあいになる。そして、男は1人の少年に殺される。彼は家に火を放ち、事件は幕を閉じたはずだったー。
時が過ぎ、刑事になった晃は父の死をきっかけに町に戻り、朔と再会する。ほどなく、ある少年の死体が橋の下で見つかる。20年前と同じようにー。晃は少年の殺害事件の捜査の中で、春と再会し、それぞれが心の奥にしまっていた過去の事件の扉が再び開き始める。

かつての事件の真相は、そして罪と向き合うということとはー。

公式サイトより

これまで助監督としてキャリアを積み上げてこられた井筒和幸さんのオリジナル脚本による初監督作品です。

ジェシー・アイゼンバーグの『僕らの世界が交わるまで』は残念ながら私用のごたごたで見過ごしてしまったのですが、こういう「初監督作品」はなるべく観に行きたいです。応援の気持ちで。

映画館で邦画をあまり観ないので、そういう意味でも楽しみです。

上映館

  • ユナイテッド・シネマ新潟

公開日は変わらず、ムビチケ鑑賞券を利用可能です。


一月の声に歓びを刻め

2月9日(金)公開です。

北海道・洞爺湖。お正月を迎え、一人暮らしのマキの家に家族が集まった。マキが丁寧に作った御節料理を囲んだ一家団欒のひとときに、そこはかとなく喪失の気が漂う。マキはかつて次女のれいこを亡くしていたのだった。それ以降女性として生きてきた“父”のマキを、長女の美砂子は完全には受け入れていない。家族が帰り静まり返ると、マキの忘れ難い過去の記憶が蘇りはじめる……。
東京・⼋丈島。⼤昔に罪⼈が流されたという島に暮らす⽜飼いの誠。妊娠した娘の海が、5年ぶりに帰省した。誠はかつて交通事故で妻を亡くしていた。海の結婚さえ知らずにいた誠は、何も話そうとしない海に⼼中穏やかでない。海のいない部屋に⼊った誠は、そこで⼿紙に同封された離婚届を発⾒してしまう。

⼤阪・堂島。れいこはほんの数⽇前まで電話で話していた元恋⼈の葬儀に駆け付けるため、故郷を訪れた。茫然⾃失のまま歩いていると、橋から⾶び降り⾃殺しようとする⼥性と出くわす。そのとき、「トト・モレッティ」というレンタル彼⽒をしている男がれいこに声をかけた。過去のトラウマから誰にも触れることができなかったれいこは、そんな⾃分を変えるため、その男と⼀晩過ごすことを決意する。やがてそれぞれの声なき声が呼応し交錯していく。

公式サイトより(最後の句点は筆者)

あらすじの時点でかなりの数のキャラクター名がある本作。ちょっとどういう映画なのか今からは想像がつきません。

インディーズ作品を多く撮られているという三島有紀子監督の作品。名前を聞いたのもこれが初めてですが、映像美で知られる監督ということで、個人的な好みにはまりそうな予感がしています。

上映館

  • イオンシネマ新潟西

まさかのイオンシネマ新潟西単館での上映。こんなことはラブライブ!(μ's)の劇場版を観に行ったとき以来です。10年ぶりに行くのか…

公開予定日は変わらず、ムビチケ前売券・鑑賞券を利用可能です。


カラーパープル

2月9日(金)公開です。

優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。
そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す──。

公式サイトより

「巨匠スピルバーグの転機となり、アカデミー賞®10部門にノミネートされた伝説の映画がミュージカルに生まれ変わった!」という本作。

実はまだスピルバーグのオリジナル版を観たことがありません。ウーピー・ゴールドバーグのデビュー作として知っているのみ。

これを機にオリジナル版・原作小説ともども押さえてみてもいいかもしれない、と思っています。

上映館

  • イオンシネマ新潟西

  • イオンシネマ新潟南

  • T・ジョイ長岡

  • ユナイテッド・シネマ新潟

  • JMAX THEATER 上越

公開予定日は変わらず、ムビチケ前売券・鑑賞券を利用可能です。


ボーはおそれている

2月16日(金)公開です。

日常のささいなことでも不安になる怖がりの男ボーはある日、さっきまで電話で話してた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。これは現実か?それとも妄想、悪夢なのか?次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしかボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく。

公式サイトより

『ミッド・サマー』のアリ・アスター監督最新作品というだけで十分です。楽しみすぎる。

TBSラジオ「アフター6ジャンクション2」で激推しされていることもあって、2月公開作品の中では一番期待値が高いです。

上映館

  • イオンシネマ新潟西

  • T・ジョイ長岡

  • ユナイテッド・シネマ新潟

  • JMAX THEATER 上越

公開予定日は変わらず、ムビチケ前売券・鑑賞券を利用可能です。


マダム・ウェブ

2月23日(祝・金)公開です。

ニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブは、一人でも多くの命を救うため日々奮闘していた。
ある時、救命活動中に生死を彷徨う大事故に巻き込まれてしまう。 それ以来、キャシーはデジャブのような奇妙な体験を重ねるのだった。 自分に何が起きているのか戸惑うキャシーだったが、偶然にも出会った3人の少女たちが、黒いマスクの男に殺される悪夢のようなビジョンを見てしまう。
それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けることを決意。未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる…。男の目的は一体?なぜ執拗に少女たちを追うのか?
やがて明らかになる、少女たちの“使命”とキャシーの能力の秘密。
少女たちを守る先に、彼女が救うことになる“未来”の正体とは――?

公式サイトより

今年はMCUの上映予定が『デッドプール3』一本のみであるのに対し、『ヴェノム』から始まるSSUは3作品の公開を控えています。

その初手となる『マダム・ウェブ』、MCUの『マーベルズ』と同じ3人の女性キャラクターが関わり合うヒーロー映画となっているよう。『マーベルズ』が正直なところ微妙だったのに対し、SSUはどう出るでしょうか。

上映館

  • イオンシネマ新潟西

  • イオンシネマ新潟南

  • イオンシネマ県央

  • T・ジョイ長岡

  • ユナイテッド・シネマ新潟

  • JMAX THEATER 上越

公開予定日は変わらず、イオンシネマ県央を除いた各館ではムビチケ前売券・鑑賞券を利用可能です。


コヴェナント 約束の救出

2月23日(祝・金)公開です。

2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍のジョン・キンリー曹長は、アフガン人通訳として非常に優秀だが簡単には人の指図を受けないアーメッドを雇う。通訳には報酬としてアメリカへの移住ビザが約束されていた。部隊は爆発物製工場を突き止めるが、タリバンの司令官に大量の兵を送り込まれ、キンリーとアーメッド以外は全員殺される。キンリーも腕と足に銃弾を受け瀕死の状態となるが、身を潜めていたアーメッドに救出される。アーメッドはキンリーを運びながら、ひたすら山の中を100キロ進み続け、遂に米軍の偵察隊に遭遇する。7週間後、回復したキンリーは妻子の待つアメリカへ帰るが、アーメッドと家族の渡米が叶わないばかりか、タリバンに狙われ行方不明だと知って愕然とする。アーメッドを助けると決意したキンリーは、自力でアフガニスタンへ戻る——。

公式サイトより

初めてのガイ・リッチー作品になりそうです。お名前は存じております。

MCU版スパイダーマンシリーズでミステリオを演じたジェイク・ギレンホールが主演というところが個人的に「おっ」というポイントであるほか、米軍のアフガニスタン介入にまつわる様々な映画が好きなことからも、とても興味を惹かれる作品です。

こういう映画をきっかけに少しずつ世界情勢に関する知識が増えていくのも込みで楽しみ。

上映館

  • T・ジョイ長岡

  • ユナイテッド・シネマ新潟

  • JMAX THEATER 上越

公開予定日は変わらず、ムビチケ前売券・鑑賞券を利用可能です。


ソウルメイト

2月23日(祝・金)公開です。

公募展で大賞に選ばれた「作者・ハウン」という記載だけで応募された絵画。そこに描かれていたのは、高校生のミソだ。ギャラリーの担当者から、ハウンとコンタクトを取りたいと連絡を受けたミソだが、ハウンとは幼い頃に遊んだだけの仲だと語る。ハウンのブログにはミソとの深い関係が綴られているにも関わらず…。

ミソとハウンは小学生からの大親友。性格も価値観も育ってきた環境も正反対だが、唯一の共通点は絵を描くのが好きなことだった。ずっと一緒に生きていくと約束する2人だったが、17歳の夏、ハウンに恋人ジヌができたことで少しずつ気持ちがすれ違っていく。そんな中、ミソは済州島を離れてソウルで暮らすことを決意。しかし、ソウルでの暮らしは精神的にも肉体的にも過酷だった。生きていくだけで必死な日々を過ごしていたミソだが、ハウンには絵の勉強をしながら旅をしていると嘘の手紙を送っていた。それから5年が経ち、再会を果たした2人は、釜山旅行に出掛ける。久しぶりに2人で過ごす時間に気持ちが昂るも、価値観の違いによって大喧嘩に。それを機に、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンは忽然と姿を消した。2人だけの“秘密”を残して…。

公式サイトより

『緑の夜』に続いて、女性同士の深い関係を描く韓国映画が公開です。

子ども時代からの友情を軸にした青春ストーリーのようで、クライムムービーだった『緑の夜』とは対照的ですね。

韓国系のドラマ映画には期待しかありません。ぜひ観たいです。

上映館

  • ユナイテッド・シネマ新潟

公開日は変わらず、ムビチケ鑑賞券を利用可能です。


ネクスト・ゴール・ウィンズ

2月23日(祝・金)公開です。

2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが就任し、立て直しを図るが、果たして奇跡の1勝は挙げられるのか!? 実話をベースに『ジョジョ・ラビット』『ソー:ラブ&サンダー』のタイカ・ワイティティが、全ての“負けを知る”人々にエールを贈る、感動と興奮のスポーツ・コメディドラマ。

公式サイトより

タイカ・ワイティティ監督といえば…『アベンジャーズ エンドゲーム』『マイティー・ソー バトルロイヤル』『ソー:ラブ&サンダー』などのMCU作品でおなじみというのが個人的なイメージです。

特に『ソー』のシリーズをカラフルで軽妙な作風に立て直したセンスが好きで、そういう仕事をしてきた人が撮るなら、安心できるというもの。(ここまで真っ直ぐに「笑える映画ですよ」という空気を出されたら、むしろちょっと警戒しちゃいますから…)

完全に監督への信頼だけで期待してます。

上映館

  • T・ジョイ長岡

  • ユナイテッド・シネマ新潟

公開予定日は変わらず、ムビチケ前売券・鑑賞券を利用可能です。



以上、2024年2月公開予定の新作映画より、新潟でも観られる気になった作品をまとめました。

期待値の高い作品が多い。先月と比べるとなかなかの本数です。

先月ですら何本かは見過ごしてしまったのだから、ここまでともなると全てを観に行くのはさらに厳しいかもしれません。『カラーパープル』のスピルバーグ版やガイ・リッチーの過去作など、押さえておきたい旧作映画も付随して浮かび上がってきます。

今月も忙しくなりそうだな。とてもワクワクするというものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?