待望されるジョルジョ・デ・キリコ展(東京都美術館・2024年4月27日~)

国内では10年ぶり。「デ・キリコ展」が東京都美術館で来春開催へ
https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/27639

Yudai Deguchi氏との先程の会話から。
「模写」についての話題で。

Yudai Deguchi@nas740·3時間
煎じつめると20世紀のファインアート/反アカデミックのイデオロギーとは、手本(理想型)が存在し、それに(忠実に)従順につきしたがうということを激しく否定するというものだろう。ちなみに経験的に予備校のカリキュラムでは油彩にせよデッサンにせよ模写というのは一切なかった。

Yudai Deguchi@nas740·2時間
返信先: @nas740さん
狩野派が嫌われたのも、その粉本主義=お手本主義による。狩野派は19世紀フランスのサロンアカデミー派と同様の扱いだった。

加藤 豪@_5925263769112·1時間
キリコは30代を過ぎてから(「形而上絵画」の後)ルネッサンス絵画の模写をしていたようですね。Wikipediaのキリコの年表で知りました。私が良いと思って最近注目しているキリコ作品は形而上絵画から脱した辺りから。この模写の体験が関係しているのかな?と考えていますが。

加藤 豪@_5925263769112·1時間
脱したと言っても、その後も定期的にそれはそれで繰り返していますが。

Yudai Deguchi@nas740·1時間
これまでキリコを詳しく検討したことはないのですが、ヨーロッパの伝統絵画の素養が深そうというのは感じていました。そういうことだったんですね。来年のキリコ展、楽しみです。
https://twitter.com/nas740/status/1699583524595188021

加藤 豪@_5925263769112·55分
何か、凄い作家の人生を歩んだ人だと思いますね。

Yudai Deguchi@nas740·41分
後期は後期で鬼気迫るものがありますね。デ・キリコは「モダンアート」の解明されていない部分というかんじがします。
https://twitter.com/_5925263769112/status/1699617917770543330

ちなみに私も美術予備校・大学を通じて模写のカリキュラム上での体験は一切ない。それが当たり前だとは思っていたが、キリコの制作姿勢を見ると、また変わってくる。

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