DVDピックアップに関する最近の文献
ピックアップを利用している、先人達の情報を集めています。順次追加していきます。見出し画像はMicro and nanoscale 3D printing using optical pickup unit from a gaming consoleより。
この界隈では、ピックアップをOPU ( = Optical Pickup Unit)というようで、Google Scholarで検索すると色々出てきます。
2020~2024
Design and Implementation of OPU-based Laser Direct Writing Lithography System (2024)
低コストな直接レーザーリソグラフィ。PS3のKEM410を使っている。
A low-cost and portable fluorometer based on an optical pick-up unit for chlorophyll-a detection(2023)
水質モニタリング用のクロロフィル-a蛍光計
PHR-803Tが使われている。
「先人の知恵により、ブラックボックスの中身が明らかになってきた」 的な記述があり、これを使う人たちの枕詞になってる。
Open-source force analyzer with broad sensing range based on an optical pickup unit(2022)
AFM(原子間力顕微鏡)のカンチレバーという部品の変位を検出するために、OPUを使っている例。Top1300sが使われている。このコントローラーがDIY AFMで取り扱われているようだ。
Micro and nanoscale 3D printing using optical pickup unit from a gaming console(2021)
PHR-803Tを使って、光造形3Dプリンタを作っている。50*50*25mmサイズ。
Hacking blu-ray drives for high-throughput 3D printing(2021)
ラスタースキャンではなく、まさにDVDディスクのように回転させながら3Dプリントするという荒技。オープンアクセスではないので詳細は不明。
Fabricating a Raman spectrometer using an optical pickup unit and pulsed power (2021)
KSS-213Cを分解、520nmのLDなどの部品を取り付けて、ラマン分光計を作った例。その後にA study on signal enhancement of a Raman probe using an optical pickup unitで改良している。
Implementation of a cantilever deflection measurement for a do-it-yourself atomic force microscope (2022)
SF-HD65を利用した、AFMの制作。カンチレバーが市販されているのを初めて知る。
Integrated self-referencing single shot digital holographic microscope and optical tweezer (2022)
ホログラフィック顕微鏡で、試料を固定するための光ピンセットにOPUが利用されている。微粒子の観察にはこういうデバイスがあるんだね。OPUの種類は記述がなく、よくわからない。
Low-cost, open-source XYZ nanopositioner for high-precision analytical applications(2022)
OPU自体は関係ないが、試料やカンチレバーを精密に動かすためのステージ。これを使ってAFMとかをやるといいみたい。BOMも公開されているから、作ろうと思えば作れる(なお費用は結構かかる)。
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