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ヘソノオノミコト(臍之緒命)

爽やかな骸骨のフリー写真

こんにちは、この度20歳になりました。
最も死に近い画像から始まりましたが、20歳とは成人、フレッシュで明るい人生のハイライトになる年です。

成人したということで今一度、自分が生まれた時まで振り返ってみることにしました。
そんな時、産まれてからの私物の中で最も古く、最も自分に馴染み深いものを思い出しました。

そう、へその緒です。

今回はへその緒を使った記事を書こうと思います。
しかしへその緒は実家、急遽関西から東京まで郵送してもらうことに、、、

親とのメッセージ


数日後、肉などの食料品と一緒にクールで届きました。

オムツみたいな質感の布に包まれています。

かわいいクマのケースです。
この中に今日のメインディッシュが入っています。
中身を見てみましょう。

これが僕のへその緒です。
思ったより小さいですね。
約一センチ、こんなに小さいとは、、、

しかし記事に使うとはいえ、勝手に使って良いのでしょうか?
送ってきた時点でオッケーだと信じたいですが、、


へその緒の所有権が母親と僕のどちらにあるのかわからないので、今回は半分を使用します。

残りの半分は親に返します、揉めたくないので。(後日いらないと言われたので自分で保存することにしました。)


と、いうことで切っていこうと思います。

並べてみました。


絵面が物騒すぎますね


中身を取り出してみます

悪魔の教育番組?


命の繋がりと刃物、相性が悪すぎる

へその緒がメス以降で刃物と並んだのはこれが初ではないでしょうか

おかきみたいですね



まずは二つに切っていきます

めっっっっっちゃ硬い!!!

母のホーリープロテクト(聖なる護り)がついていました
上位悪魔の僕に効果抜群です

二十年間カピカピに乾燥させただけあってめちゃくちゃに硬いです
どれだけ硬いかは下の動画で見てください

硬い動画(クリック)


見たらわかる通り、マジで硬すぎたのでお湯を使います。
20年の蓄積とはいえ1日お湯に浸ければ流石にふやけるでしょう

熱湯をかけていきます

トッ
トプトプッ
トットットット
ホワァ......


お湯につけました。これで一晩おきます

このお椀、今後使いたくないですね。


_________次の日_________


うわっ!気持ちわる!

約10時間半水につけました
膨らみましたね。貝みたいです
まだほんの少し硬いのでもう少し浸けてみます。

19時間経過

見た目の変化はほとんどありませんでした。
少し柔らかくなった気がしますが、これ以上大きくならなさそうなので切ってみます。

へその緒の面影もありませんね。
見た目は完全に貝、匂いもほぼ無臭で強いて言えば「米」のような匂いがします。
流石に20年もすれば匂いは完全に無くなるんですね。

それでは入刀

スッ

今度は簡単に切れました。
二十年の歴史も大したことないですね。

断面には管のようなものが通っていました。
管は完全に塞がれていて、鉱石のような見た目になっていました。
綺麗です。

切り終えましたが、これをそのまま食べるというのは流石に怖すぎるので、



今回はヘタみたいなのがついてない方を食べます。ヘタついてるやつ不味そうなので、、

肉もしっかりついている方がいいですもんね

今回料理に使うのはこれです

《材料》
•へその緒
•小麦粉
•サラダ油

料理番組の最終回みたいなメニューですね。

なんとなく小麦粉使いましたが、素材の味を邪魔しない程度にしたいですね。
なんせ人生で一度しか食べれない食材ですから。
小麦粉を慎重につけていきます

ポフッ
フワッ

さあ、揚げていきましょう 

揚げている動画

ジュワァーー
カンセーイ

超ミニ唐揚げができました。
こんな高級食材食べたことないので緊張がすごいですね。

焼かなかった方は保存します。大切なので


お皿に盛り付けました。
では、食べてみたいと思いま、、、
いや、なんか足りないですね。

こんな高級料理に対して味気なさすぎるな

そうだ!


皿周りの変なソースみたいなのが足りないのですね。
フランス料理の盛り付けを参考にしましょう。

とはいえ貧乏学生の僕がそんなソースなんて持っているはずがありません。

ここで僕のスキルを使います。
僕は人より少し絵が描けるのでそれをフル活用します。

今回使うのは絵の具です。
なんとなくフランス料理のソースは茶色のイメージなので混色でイメージに近い色を作ります。

プチュ
マゼ......
マゼマゼ......

色ができました。
若干暗いですが、白絵の具を用意するのが面倒なのでこれでいきます。

ここからが僕の技量の見せ所です

筆に心を込めて......

スッ......
アッ......

ま、まぁここまでは、、
ギリなんとかなります。
ここで大事なのは焦らないことです。

心を落ち着けましょう............

ウワーーーーーーー!!!!!


完全にやらかしました。

まあ大事なのはこれじゃないですから

食材がメインです。こんならくがきどうでもいいのです
というかなんかアートっぽく見えないですか?

これは無視して食べていきましょう。




その前に一つ、消費期限が気がかりですね。

困ったことにネットで調べてもへその緒の消費期限は見当たりません。

かなり不安ですが、しっかり火を通したのでおそらく大丈夫でしょう。
仮に当たったとしてもこの量なら死には至らないはずです。

※一応おばあちゃんに聞いたら死なないとのことでした。(おばあちゃんの知恵は信頼できます)

では食べてみます。

できる限り素材の味を楽しみたいので、味付けは無しで行きたいと思います。

アーン、、パクッ

モグモグ......ウーン......
ピーン!
これはッ......!


普通ですね


先入観の気持ち悪さを除けば癖とかはないと思います。
食感は鶏の軟骨のようです。

案外地味な結果になりましたね。

ただ、これが料理の中に入っていたら若干違和感があるくらいには不快です。
無味でしたが、評価をつけるならば

マズイ寄りの普通(ヘソ3ツ)

です。(◎◎◎◎◎◉◉◉)

味や匂いに危険な感じはしませんでしたが、なんせ二十年前の内蔵なので明日僕のお腹がどうなるかわかりません。

お腹の一部でお腹を壊すなんて皮肉すぎますね。

とはいえくれぐれもマネはしないでください。
したとしても責任は一切とらないので

一応これが僕の誕生日ケーキでした。

おしまい

______数日後______

え、なにこれ......

ズルズルズルっ

ええーー!!!


へその緒が生えてきたー!!!!




最後に、今回の記事をまとめた動画を置いておきます。


まとめた動画


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